(短編集)

たまさか人形堂ものがたり



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初公開日(参考)2008年12月
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短編集

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たまさか人形堂物語 (文春文庫)

2011年08月04日 たまさか人形堂物語 (文春文庫)

祖母の形見の零細人形店を継ぐことになった澪は、押しかけ従業員で人形マニアの冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、なんとかお店を切り盛りしている。「諦めてしまっている人形も修理します」という広告をみて、今日も傷ついた人形を抱えたお客さんがやってくる。人形と大事な思い出を修理すべく澪たち3人の活躍が始まる。 (「BOOK」データベースより)




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たまさか人形堂ものがたりの総合評価:7.60/10点レビュー 10件。Cランク


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No.10:
(5pt)

比較的マイルドな作品ですが、津原氏独特の斬新さは健在です

数年前にロック・アラウンド・ザ・クロック・シリーズを読んでからしばらく忘れていたのですが、つい最近「蘆屋家の崩壊」でガツンとやられてから津原泰水氏の大ファンになりました。「たまさか人形堂物語」が3作目ということになりますが、津原氏の作品はどれもテーマや作風がまったく違うのが驚きです。「蘆屋家の崩壊」は特に斬新で、その途方もなさや奥に含まれた毒が印象的でしたが、それに比べてこの「たまさか」はかなりマイルドな雰囲気になっています。

津原氏の作品でいつも思うのは、登場人物の造形のうまさです。どのキャラも個性がしっかりしているので「あれ?この人誰だっけ??」と途中でわからなくなるということがありません。この小説でも、人形のことはまったく知らないのに諸々の事情で代々続いた人形店を継ぐことになった澪、彼女はおっとりして人がいい30代女性。天才肌の変人で物言いがストレートすぎるスタッフの富永君に、寡黙だがすぐれた技を持つ職人肌の師村さん。ラブドールのメーカー「キャプチャー」のオーナー兼製作の束前君もかなりの変人ですが、人形に対する愛情と熱意は半端ないです。脇役のいつも酒を持って訪ねてくる家主のご隠居もいい味を出しています。

現在は人形販売よりも、むしろ修理を主にしているたまさか人形堂。テーマになっている人形は、顔だけを徹底的に破壊された美しい大型創作人形、ラブドール=ダッチワイフ、旧家に伝わる雛人形、チェコの人形劇団を主催する鬼才、恋に狂った清姫の文楽人形、などなど。各短編も、猟奇的な心理劇から横溝正史的怪奇ミステリ、南米文学のようなマジック・リアリズム風など様々な雰囲気で、大変読み応えがあります。新潟県の旧村上藩で行われる雛祭りや、人形浄瑠璃と文楽はどう違うのかなど、勉強にもなったこともたくさんありました。あとがきに書かれた日本人にとっての人形考も興味深かったです。

続編もあるそうなので、ぜひこのまま続けていっていただきたいです。何をとってもはずれのない津原作品でした。
たまさか人形堂物語Amazon書評・レビュー:たまさか人形堂物語より
4163277706
No.9:
(2pt)

続編が読みたくて

続編の「たまさか人形堂それから」が読みたくて、何年か前に手に取った本書を再読。
全く内容を覚えていなかった理由が分かった。。。ところどころ「おどろおどろしく」
感じ、そして人形に関する高説についていけなっかた模様。
しかし続編は読んでみたく、レビューをみると続編の方が良いという意見もあるので
続編に期待!
たまさか人形堂物語Amazon書評・レビュー:たまさか人形堂物語より
4163277706
No.8:
(5pt)

すぐに届きました。

続きは手に入れていたので、その前の話から読みたく購入。すぐに届いて助かりました。なかなか面白い雰囲気の話です。続きの続きが読みたいです。
たまさか人形堂物語Amazon書評・レビュー:たまさか人形堂物語より
4163277706
No.7:
(1pt)

人形好きにはお勧めしません

題材は人形でなくてもよかったんじゃないかと思います。

人形をどう扱っているか、ほんの少しでも描写して欲しかったです。ぞんざいな印象を受けます。
それと、人形好きには不愉快に感じる描写がとても多いです。
何より主人公が全く人形を好きでないというのが読んでいて辛いです。
人形への悪口も度々あります。悲しくなります。

優しそうな表紙やあらすじだけで購入してしまうと、がっかりするかと思います。
たまさか人形堂物語Amazon書評・レビュー:たまさか人形堂物語より
4163277706
No.6:
(3pt)

人形を修復する

2009年に出た単行本の文庫化。
 6本を収める短編集。
 もともと雑誌『Beth』に連載されたものだが、大幅に書き換えられているらしい。また、続編が予定されている。
 人形の修復工房を舞台とした、ミステリっぽい小説である。どちらかというと、青春小説に10年、歳を取らせた感じだろうか。ホラー小説ではない。
 もちろん、人形の蘊蓄も詰め込まれている。
 「毀す理由」と「最終公演」のトリックが素晴らしい。なるほどね、と納得させられると同時にぞっとする。
 あとは凡庸。

たまさか人形堂物語Amazon書評・レビュー:たまさか人形堂物語より
4163277706



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