八本目の槍
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
八本目の槍の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク
八本目の槍の総合評価:
9.07/10点 レビュー 71件。
感想一覧
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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七本槍とは、加藤清正(虎之助)、糟屋武則(助右衛門)、脇坂安治(甚内)、片桐且元(助作)、加藤嘉明(孫六)、平野長泰(権平)、福島正則(市松)のことである。
第1章の話は、すでに秀吉が天下統一をほぼ果たしているところから始まる。虎之助は唐攻めの大将を命じられる。その最中、秀吉が死亡し、唐攻めは中止になる。三成は武勇こそないが、優秀な官僚であることが虎之助の視点から分かる。
と思えば、第2章では助右衛門を主人公として、織田信長の時代に三成が見せる知恵を描く。助右衛門は「腰抜け」と言われていたが、それには同情すべき理由があった。
第3章では、甚内が三成と初めて出会った場面が書かれる。この章で三成は、女も男のように働く世でなければならないと言う。まるで現代人のような感覚を持っている。
第4章では助作が出てくる。そして助作は、三成ほど怜悧な頭脳を持った者を見たことがないと考える。100年先まで見通しているのではないかと感じていたらしい。
第5章では孫六が主人公。市松が与えられた検地の課題(算術が必要になる)を、三成はすぐに解いてしまった。七本槍の7人とは頭の出来が違うようだ。
第6章になると、黒田官兵衛が考えた備中高松城の水攻めを、三成もこの戦の1か月前に思いついていたことが明かされる。三成が同じ小姓仲間だった権平と話し合う。冷たい印象の三成にも人情があることが分かる。また、三成は戦に勝つ理(ことわり)を発見していて、それを分かりやすく説明する。
最後の章では、三成が戸籍を作り、選挙で政を行う政治家を決める案を持っていたことまで分かる。
三成が自分の死後も利くようにかけた策は、後々まで家康を困らせた。
石田三成という武将の非凡さ、その驚くべき先見性が明らかになる本だった。