境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖



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初公開日(参考)2020年02月
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長編小説

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境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖

2020年02月19日 境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖

坂本壮馬は、兄・栄達が宮司を務める源神社で働いている。「名探偵」の美少女巫女・久遠雫に想いをよせるが、いつもクールで感情の見えない雫の心はわからない。謎やお悩みを鮮やかに解決する雫と壮馬のコンビだが、二人の恋の行方は、神様にもわからない?(「BOOK」データベースより)




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No.3:
(4pt)

神社の奥深さに触れながら、甘酸っぱい恋とミステリーの両方を楽しめる一冊!

舞台は横浜の源神社。
縁結びのご利益で知られるこの神社で、見習い雑用係の壮馬は、自分の将来について迷いながらも仕事を続けている。
年下の巫女・雫に想いを寄せるものの、まだ気持ちを伝えられずにいた。

そんなある日、壮馬の元カノ・佳奈が学習塾の手伝いを頼んでくる。
そこで現れた謎の男・上水流。
彼の登場によって、壮馬と雫の周囲で新たな事件が巻き起こる。

七夕祭りの準備が進むなか、二人は事件の真相を解き明かし、そして自身の気持ちに向き合うことができるのか。

「神社の奥深さに触れながら、甘酸っぱい恋とミステリーの両方を楽しめる一冊!」

本作の魅力は、神社や七夕祭りの文化に関する知識が物語に巧みに組み込まれていること、でしょう。
七夕の催涙雨の解釈や、短冊の色の意味、人形供養の起源など、日本に住んでいても意外と知らない神道の知識が自然に学べるのが嬉しいです。

また、主人公・壮馬と巫女・雫の関係が、じれったくも微笑ましく感じます。
雫は一見クールだけれども、実は誰よりも人の気持ちに寄り添おうとする姿が印象的です。

「天気予報によると明日は快晴だし、今年は残念な七夕になりそうだ」
「晴れないと織姫と彦星が会えないから、残念じゃないでしょう」
なにを言ってるんだ、と思いながら指摘する俺に、兄貴は首を横に振った。
「催涙雨だよ。雫ちゃん、説明をお願い」
「催涙雨とは、七夕の夜に降る雨です。再会が叶わなかった織姫と彦星が流す悲しみの涙と言われていますが、再会が叶ったことで二柱が流すうれし涙とする考えもあります」

そもそも『催涙雨』なんて用語を初めて知りましたが、七夕の日に降る雨について『物は言いよう』と思いつつも、楽しく知識を得ることができました。

晴れた七夕が良いという固定観念を持っていましたが、雨でもポジティブな解釈をして、いつどんな時もハッピーになろう、という感じでしょうか。

・神社や日本文化に興味がある人。
・ミステリーとラブコメをバランスよく楽しみたい人。
・日本人なのに、日本の文化を意外と知らないと感じている人。

本作品はこんなあなたに読んでいただきたい。

神社という舞台を通じて、日本の伝統文化を楽しく学べるだけでなく、キャラクターたちの成長や恋模様も楽しめる一冊。

軽快なストーリー展開で読みやすく、ミステリー要素も絡んでいるため、最後まで飽きることなく読めます。

七夕の時期だけでなく、いつ読んでも楽しい作品です!
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No.2:
(4pt)

「萌える」要素が山盛り

女子高校生で美少女で巫女さんで。ヒロインの久遠雫にはこれだけでも十分に「萌える」だろうが、さらに頭脳明晰(神社に持ち込まれる難題を解決)で小柄(150㎝前後)で長い黒髪で、主人公の坂本壮馬に対してだけ冷淡な態度をとる。さらにさらに、前作で注目されるようになった恋愛スポットがまた登場し、壮馬の元カノが登場して雫が明らかに嫉妬するようなそぶりを見せ、季節は七夕祭り。どこまで盛り込むんだというくらいてんこ盛り。そういう方面のファンにはたまらないだろう。
 ところで、前作でも感じたことだが、作者は神社の内実を実によく調べている。巻末に参考文献をいくつもあげていることからもそれはわかる。おかげで、今まではよくわからなかった、神社について少しだけ理解できたような気がする。次回作があるような終わり方なので、今度はどんな「神社あるある」を紹介してくれるのか楽しみである。
境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖Amazon書評・レビュー:境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖より
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No.1:
(4pt)

日本人のDNA

日本人はよく無宗教な国民だと揶揄されるが、ゆるやかだが神社仏閣に対する尊崇の念を抱いている。表立っては参拝しない人でも、困ったときは心の中で神様、仏様に嘆願する。逆に言えば、神様、仏様に見放されるような非道なことはできないという安全装置がDNAの中に組み込まれている。東日本大震災に見舞われたときに、世界が驚いた道徳観の高さも、その表れだろう。
 小難しいことを書いたが、この本はそうした神社が舞台のミステリー。神事の謂れやその裏側がよくわかる。世界は新型コロナウイルスによるパンデミックで恐慌を来している。その中で、日本は規律を守ってよく持ちこたえている。これも几帳面なDNAのおかげだろうか。未知のウイルスによる不安やストレスを、このほんわかとした恋愛ミステリーが、しばし癒してくれたのは確かである。
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