境内ではお静かに 七夕祭りの事件帖
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女子高校生で美少女で巫女さんで。ヒロインの久遠雫にはこれだけでも十分に「萌える」だろうが、さらに頭脳明晰(神社に持ち込まれる難題を解決)で小柄(150㎝前後)で長い黒髪で、主人公の坂本壮馬に対してだけ冷淡な態度をとる。さらにさらに、前作で注目されるようになった恋愛スポットがまた登場し、壮馬の元カノが登場して雫が明らかに嫉妬するようなそぶりを見せ、季節は七夕祭り。どこまで盛り込むんだというくらいてんこ盛り。そういう方面のファンにはたまらないだろう。 ところで、前作でも感じたことだが、作者は神社の内実を実によく調べている。巻末に参考文献をいくつもあげていることからもそれはわかる。おかげで、今まではよくわからなかった、神社について少しだけ理解できたような気がする。次回作があるような終わり方なので、今度はどんな「神社あるある」を紹介してくれるのか楽しみである。 | ||||
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日本人はよく無宗教な国民だと揶揄されるが、ゆるやかだが神社仏閣に対する尊崇の念を抱いている。表立っては参拝しない人でも、困ったときは心の中で神様、仏様に嘆願する。逆に言えば、神様、仏様に見放されるような非道なことはできないという安全装置がDNAの中に組み込まれている。東日本大震災に見舞われたときに、世界が驚いた道徳観の高さも、その表れだろう。 小難しいことを書いたが、この本はそうした神社が舞台のミステリー。神事の謂れやその裏側がよくわかる。世界は新型コロナウイルスによるパンデミックで恐慌を来している。その中で、日本は規律を守ってよく持ちこたえている。これも几帳面なDNAのおかげだろうか。未知のウイルスによる不安やストレスを、このほんわかとした恋愛ミステリーが、しばし癒してくれたのは確かである。 | ||||
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