ゼロの戦術師
登録されているタグ
※タグの編集はログイン後行えます
0.00pt
4.00pt
Amazon平均点
4.50pt
みんなの オススメpt 自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク[?]
-
↑現実的
0.00pt
0.00pt
←非ミステリ
0.00pt
ミステリ→
0.00pt
↓幻想的
初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
961回
お気に入りにされた回数
0回
読書済み登録回数
1回
- このページのURL
あらすじ
外部リンク
※特設サイト・著者サイトなど
評判
ゼロの戦術師の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
ゼロの戦術師の総合評価:
9.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
人々の能力が可視化できる《刻印(ルーン)》が存在する世界。
王立軍学校に通う少年エルヴィンと幼馴染みのアーデルハイトは若き中将セルベリアの命に
より国境近くの山岳地帯の村に住み、治癒の能力を持つのみならず、聖女エイルの力を
継承した特別な存在である可能性がある少女ネージュを王都まで連れてくることになるが、
秘匿され地上に住む多くの人がその存在を知らないどころか、二つの国を争わせて弱体化
させたところで陸を制覇しようと目論み、ネージュを手に入れんとする天空国家ヴァルハラ帝国に
より追われる羽目になり――というのが序盤のストーリー。
『大陸を分かつ二つの大国の対立』『周囲に能力者がゴロゴロいるのに自分だけが無能力者だが
その代わり……』という設定ではあるが、二世代にわたる話でもなければその幻想が
ぶち殺される話ではなく、軍学校(おそらく士官学校のようなものだろう)の作戦立案の
エキスパートを目指す隠れ優等生と彼の幼馴染みの少女が、将来的には軍人への道を歩むにせよ
学生のみでありながら命を受けて任務に就き、大国の思惑に翻弄されつつ、持ち前の
天才的頭脳と機転の良さで道を切り開いていくという、言ってしまえば王道的なストーリーで
あるが、主人公の設定をうまく生かした伏線の張り方とその消化のしかたが秀逸。
ヴァルハラ帝国の中尉という立場にありながら地上の人間を蛮族扱いする本国の考え方と、
偶然邂逅したエルヴィンやアーデルハイドの人間性との間で板挟みになるヘンリエッテの
姿や他者を凌駕する能力を持つセルベリアに裏があることを示唆する表現そしてエピローグに
登場した新たな登場人物の存在から、続刊を出す前提であることが推察できる。
また、作品世界においてはほとんどの人が持っている何かしらの種類の魔法のような能力を
持たない代わりに、天才的な頭脳による作戦の構築と遂行能力そして機転の良さを持つという
主人公の特長を描ききるということもあり、電撃小説大賞の最終選考での拾い上げでありながら、
入賞者とは本当に紙一重であったことが分かる。
惜しむらくは、あくまで自身の主観ではあるが、ハンバーグという現実世界の食べ物を出したり、
ヤード・ポンド法や独自の単位系ではなくメートル法を採用していたりすることによって
物語世界のリアリティを減衰させてしまっている感じを抱いたこと、『獣道』の誤用(馬車は
獣道を通ることができない)、文体に似合わぬ『ガチな山』という一義的ではない浮いた表現
そして『うっちゃる』という東京方言(著者のプロフィールを見たところやはり東京出身であり、
標準語と誤認したものと思われる)が使われていることがマイナスに作用しており、
残念ながら出版社の校閲がちゃんと仕事をしていないところだ。