幻影城市
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
幻影城市の評価:
4.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
幻影城市の総合評価:
7.00/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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対するのは「小憎らしい、辛辣で、口の悪い、愛想なしだが、映画センスは抜群のドイツ帰りの若き」女流映画監督の桐谷サカエ、満映と言えば無論その理事長の甘粕正彦、関東大震災の際に無政府主義者の大杉栄と妻と甥を殺害した人物。さらには関東軍防疫給水部第731部隊長石井四郎軍医少将、「生まれつきの騒動者」とか「根っからのペテン師」と地元千葉で囁かれていたらしいが。英一の回りには満映脚本養成所の中国人学生の陳文、その妹で美貌の陳桂花、満映スタッフの山野井啓太、フィルム倉庫の管理人の老人渡口大学。無政府主義者とか抗日組織とか阿片販売の秘密組織とかも背後に蠢く。
英一と陳文と桂花の三人で『怪人二十面相』を叩き台に探偵物の映画シナリオを作ろうとするのだが・・・
プロローグで童謡をモチーフにした映画の脚本らしきものを<入り子式>に組み合わせた凝った工夫を見せたところはいいが果たして成功しただろうか、が評価のポイント。終章で「満洲国には国籍法がない。満州国民という存在は幻。日本人はあくまでも日本人。中国人はあくまでも中国人」と知られざる歴史を明らかにしているのだからもう少し物語の展開があってもよかったのではないか。