或る豪邸主の死



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初公開日(参考)2008年02月
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長編小説

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或る豪邸主の死 (海外ミステリGem Collection)

2008年02月01日 或る豪邸主の死 (海外ミステリGem Collection)

豪邸主ハーバードが怪死を遂げた。村の治安判事サンダーステッド大佐にとって、悪評高き男の死は、過酷な犯人探しの始まりだった。クイーンに先駆ける「読者への挑戦状」が光るコニントン初のミステリ作品。 (「BOOK」データベースより)




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或る豪邸主の死の総合評価:7.33/10点レビュー 3件。-ランク


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No.3:
(3pt)

イマイチでした(-_-;)

冒頭に「読者への挑戦」が掲げられた本書だが、なぜそこまで自信満々なのか不審に思えるような出来栄えで、発表年代を考慮しても読者へのフェアプレイ感も薄いし、事件全体の謎解きも平凡であった。

また、登場人物の造形にも首をかしげる点があった。
田舎町の名士である治安判事が主人公なのだが、この御仁、治安判事であるにもかかわらず公平な視点が欠けているというか、他人に対しての好悪がはっきりし過ぎしていて、ものすごい偏見の持ち主に思えてしまう。

さらに、自分が近しく行為を持っている人物が不利になりそうな手がかりを見つけても、それを誰にも報告せずにいたり、あるいは、あろうことか手がかりを隠滅したりもする。
まったく好感の持てない主人公である。

アントニイ・バークリー描くところのロジャー・シェリンガムも同様に独善的なところのある人物だが、読者に不快感を抱かせるどころか逆に愉快で憎めないなあと思わせるような魅力があり、本書を機に、あらためてバークリーの偉大さに思い至ったような次第である。
或る豪邸主の死 (海外ミステリGem Collection)Amazon書評・レビュー:或る豪邸主の死 (海外ミステリGem Collection)より
4860952448
No.2:
(4pt)

暖かく純朴な田舎の人達の人情が味わえる田園ミステリーの佳作。

イギリスで大学教授を勤める傍ら余技として本格推理小説やSF小説を執筆したコニントンの記念すべきミステリ処女作です。日本での紹介は半世紀以上前に2冊抄訳があるのみでしたので、今回の全訳は著者の全貌を窺い知る良い機会といえましょう。本書で特筆すべきは、冒頭に‘読者への挑戦状’が掲げられている点です。この趣向はエラリー・クイーンの国名シリーズが有名ですが、本書はクイーンの処女作より3年先駆ける1926年に発表され、読者に対するフェアプレイを強調し最終章までに謎解きに必要な全ての手掛りを得られるだろうと断言しています。他に著者は科学を専攻としておられ、本書にもSF的な趣向の殺人光線発射装置という物を登場させています。さて、筋書きとしては平和な小村フェーンハースト・パーヴァ村の豪邸スウェイスリング邸の主ハバードの死体が屋敷で発見されて開幕します。最近村に越してきた男ハバードは女性につきまとったり、恐喝屋の疑いを持たれたりと評判が悪かった。死体の発見者で村の老治安判事サンダーステッド大佐は、手掛りが多過ぎる困難な捜査に乗り出して行く。
作者は随所に手掛りを用意します。珍しい蝶のコレクションの消失、毒死か刺殺なのか?、屋敷前に残る車の轍跡、透明人間の謎、怪しげな執事、大佐の男友達とその姉、大佐の甥、知能障害のある村の住人、警句を連発して話す牧師、と誠に多彩です。最後に明かされる真相ですが・・・・残念ながらお見事とは云い難く、使われるトリックも今日の水準では平凡な物です。ミステリーに要求されるレベルや翻訳される基準が厳しかった昔には見送られていた作品が昨今は紹介される事が増えて来ていると思います。本書はもし若い頃に読んだら低い評価を下しただろうなと思う作品ですが、今は推理が全てでは無いなと思えるようになって来まして、暖かく純朴な田舎の人達の人情が味わえる佳作として★4つを進呈したいと思います。
或る豪邸主の死 (海外ミステリGem Collection)Amazon書評・レビュー:或る豪邸主の死 (海外ミステリGem Collection)より
4860952448
No.1:
(4pt)

暖かく純朴な田舎の人達の人情が味わえる田園ミステリーの佳作。

イギリスで大学教授を勤める傍ら余技として本格推理小説やSF小説を執筆したコニントンの記念すべきミステリ処女作です。日本での紹介は半世紀以上前に2冊抄訳があるのみでしたので、今回の全訳は著者の全貌を窺い知る良い機会といえましょう。本書で特筆すべきは、冒頭に‘読者への挑戦状’が掲げられている点です。この趣向はエラリー・クイーンの国名シリーズが有名ですが、本書はクイーンの処女作より3年先駆ける1926年に発表され、読者に対するフェアプレイを強調し最終章までに謎解きに必要な全ての手掛りを得られるだろうと断言しています。他に著者は科学を専攻としておられ、本書にもSF的な趣向の殺人光線発射装置という物を登場させています。さて、筋書きとしては平和な小村フェーンハースト・パーヴァ村の豪邸スウェイスリング邸の主ハバードの死体が屋敷で発見されて開幕します。最近村に越してきた男ハバードは女性につきまとったり、恐喝屋の疑いを持たれたりと評判が悪かった。死体の発見者で村の老治安判事サンダーステッド大佐は、手掛りが多過ぎる困難な捜査に乗り出して行く。
作者は随所に手掛りを用意します。珍しい蝶のコレクションの消失、毒死か刺殺なのか?、屋敷前に残る車の轍跡、透明人間の謎、怪しげな執事、大佐の男友達とその姉、大佐の甥、知能障害のある村の住人、警句を連発して話す牧師、と誠に多彩です。最後に明かされる真相ですが・・・・残念ながらお見事とは云い難く、使われるトリックも今日の水準では平凡な物です。ミステリーに要求されるレベルや翻訳される基準が厳しかった昔には見送られていた作品が昨今は紹介される事が増えて来ていると思います。本書はもし若い頃に読んだら低い評価を下しただろうなと思う作品ですが、今は推理が全てでは無いなと思えるようになって来まして、暖かく純朴な田舎の人達の人情が味わえる佳作として★4つを進呈したいと思います。
或る豪邸主の死 (海外ミステリGem Collection)Amazon書評・レビュー:或る豪邸主の死 (海外ミステリGem Collection)より
4860952448



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