罠に掛かった小鳥

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種別
長編
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あらすじ

1989年11月01日 罠に掛かった小鳥 (ハヤカワ ポケット ミステリ―ダン・マレット・シリーズ)

秋も深まってきた10月のある朝、ふだん静かなフラトロラム村が興奮につつまれた。パブ栗駒亭に泊っていたアメリカ人旅行者が刺殺体となって発見されたのだ!昼は村の便利屋、夜は密猟者という二つの顔を持つダン・マレットは、犯行のあった晩、新任司祭の就任式でこのアメリカ人を目撃していた。そして、新任司祭の若妻サンドラがこの男を見たときの苦渋の表情も、式のあとで彼女がこっそりパブへ忍んでいった姿も…。“殺人”だけでも珍しいのに“アメリカ人”というおまけまでついて、パブでの噂話はいやがうえにも盛り上がった。一方、怯えるサンドラの姿に同情したダンが、警察の目を彼女からそらせようと、容疑者になりそうな村人を片っ端から犯人に仕立ててはその推理をパブで流していったため、村は容疑者だらけに!自由と自然を愛するアウトドア探偵ダン・マレットの活躍を描く、英国流ユーモアただようシリーズ最新作。(「BOOK」データベースより)

評判

罠に掛かった小鳥の評価:

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No.1
(5pt)

もっと邦訳がほしい、魅力的な密猟者。

密猟者にしてアウトドア派探偵、ダン・マレットの活躍を描くシリーズの、本国では第7作。邦訳ではこれが一番新しい(現在、『優雅な密猟者』『蜜蜂の罠』『暗闇に落し穴』と合わせて4作のみ)。
一流銀行のエリートとして将来を嘱望されながら、窮屈さに耐え切れず田舎の生活に戻って便利屋に甘んじている変り種、ダン・マレット。
彼の密かな夜の生活は密猟。彼の味方は、息子の出世にかけた期待が破れ、呆れつつも、絶対に彼をかばい通す母親と、彼の「すばらしい青い目」に見詰められるとコロリと参ってしまう女性たち。
そう、小柄でこれといった美形でもない彼の最大の魅力はこのすばらしい青い目。彼の父親もそうだった、と、「あの目に騙された」とぼやく母も認める目。美形というよりキュートな彼は、何故か女性にモテモテ、窮地に陥るたびに必ず女性が助けてくれる、不思議な魅力の持ち主。もちろんその魅力には読者も参ってしまう。後ろ暗いところがありながら、かっこよくはないけれどキュートで、守ってあげたくなるタイプの主人公(身長以外はE・D・ホックの”怪盗ニック”に似たタイプ)。
もちろん、女性にモテる分、女性にもやさしい。容疑者にされた女性に同情してしまったダンが巻き起こす大騒動。しかしの落とし前もきっちりつけてくれるのでご安心を。
また、普段はつとめて田舎者の格好をし、必要以上に田舎じみた言葉づかいをしてすっかり回りを欺きながら、いざ捜査?のためとなれば見事な英語とスーツ姿もビシッと決まる、そのギャップも魅力だ。
今回も、滅多に旅人も訪れない狭いコミュニティでの事件。イギリスらしい田園ミステリ。もちろん謎解きの楽しさも十分だ。
罠に掛かった小鳥 (ハヤカワ ポケット ミステリ―ダン・マレット・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 罠に掛かった小鳥 (ハヤカワ ポケット ミステリ―ダン・マレット・シリーズ)より
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