アヒルと鴨のコインロッカー
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初版刊行(参考)
種別
長編
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501回
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あらすじ
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評判
アヒルと鴨のコインロッカーの評価:
6.85/10点 レビュー 26件。 B ランク
アヒルと鴨のコインロッカーの総合評価:
7.66/10点 レビュー 409件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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前評判も知らず事前情報も無しに、作者名と文庫本の厚みの手頃さから手にして読んだ1冊。
読み終わった第一感想は、ちょぴり哀しい青春小説という印象。
時間軸のズレで二つの物語が進行するが、登場人物は少ないので非常に分かり易い。
そして、時間軸のズレは最後に収斂するスタイルと思われるので、当然そこには何らかの仕掛けがあることも予想される。
しかしながらその仕掛けは本冊のテーマでは無いだろう。著者のおまけ的なお遊びという程度で捉えていいのではないか。
だから、この小説をミステリー本という位置づけで評価する必要は無い。この部分は遊びの付録なんです。
さてでは、この小説のテーマであるが、若さと純粋さと正義と葛藤と死であると思う。
まさに青春その物。しかもそれは儚く哀しく切ない。
そういえば、同じ仙台を舞台にした「砂漠」という著者の作品があったが、似たようなテイストだったと思う。
あちらは後味が良かったが、こちらは少々重い。
また、琴美と椎名のちょっとした行動にイラつく。※「もう少し何とかしてよ!」と思ってしまう。
さらに、動物虐待、外国人差別、HIV偏見という社会性のあるテーマにも触れてはいるが、それぞれの深堀は無く、総花的になってしまい却ってぼやける。
そういうこともあり、「砂漠」でつけたポイントより1点下げて6点というところか。
最後に、残された二人はその後どうなるのか。
余韻は残った。