(短編集)

終末のフール

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ

2009年06月26日 終末のフール (集英社文庫)

八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。(「BOOK」データベースより)

評判

終末のフールの評価:

7.25/10点 レビュー 12件。 B ランク

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平均点7.25pt

終末のフールの総合評価:

7.19/10点 レビュー 214件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(7pt)

終末のフールの感想

惑星が衝突して世界が滅ぶまであと3年。
もっとドタバタした話かと思いきや人情ものでした。
短編集なので1話終わるごとに間が空いちゃって、読み終わるのにちょっと時間がかかりました。

Hidezo
GX0TU62Y
No.2
(7pt)

地球滅亡まで3年、人はどう変わるのか?(非ミステリー)

2004〜5年に雑誌掲載された8本の連作短編集。8年後に小惑星が衝突し地球は滅亡すると予告されてから5年後、仙台市のとある団地に住む(逃げないで残った)人びとが織り成す、8つのドラマ。突拍子もない前提の世界だが、人間らしさとは何かをゆっくりと分からせてくれるヒューマン・ドラマである。
予告が発せられた当初は人びとは混乱し、パニックによる暴動や事件が頻発したのだが、5年も経つと多少は慣れてきて、世の中は不安をはらみながらの小康状態が続いていた。団地に住んでいるのは、それぞれの事情があって逃げなかった人たちで、常にあと3年の期限を意識しながら、それぞれの日々を過ごしている。8つの物語、それぞれの主人公は死と隣り合わせの世界で、家族について、生きる意味について、将来(!)について、地球滅亡の予告など無い世界の人びとと同じように悩み、考え、行動して行く。その、皮肉な見方をすれば無駄な努力が、とても尊いものに見えてくる。設定自体はSF的なのだが、物語はまさに現在の社会を反映したヒューマン・ドラマである。
死を目前にした終末の物語だが、内容はとても明るく、ユーモラスで、良質なエンターテイメント作品である。ミステリー・ファンに限らず、幅広い読書ファンにオススメしたい。

iisan
927253Y1
No.1
(7pt)

終末のフールの感想

伊坂に作品はお気に入りで、デビュー当時より読みついでいる。

この作品も期待にたがわず楽しめるが、他の作品と少々違うのは、バックグラウンドに音楽が流れていないのと、明確な悪役が存在しないこと。

彼の作品には、いつも何らかの音楽がながれているが この作品は無音である。

それは隕石(※)が近づいてくるヒューっていう音がある為なのか。。。

あと悪役にしても同じで、隕石があまりにもその悪が大きすぎて、ヒトレベルでの悪役は不要ということなのか。

というわけで、他の作品と少々異なるものの、伊坂ワールドは健在である。



当作品は、地球に隕石が到来し人類が滅亡するまであと3年という世界で生きる人々の生き様を表わす連作短篇集。

というわけで、大した内容はない。隕石というSFチックなストーリーベースになっているものの、それに対する言及も追求もあまりなく、あくまで 隕石が襲来し人類が滅亡するという一つの事実をバックボーンにあり 短編間を繋げるキーワードにあるだけで、メインストーリーではない。

8年後に隕石襲来して人類は滅亡すると発表された5年後の世界であるが、発表当時の混乱は収まったものの、今はある程度ひと息ついた状態にある。

この間 暴動などで殺されて死んだもの、絶望して自殺したものとある程度死ぬ運命のものは淘汰され、残るべくして残っている人たちの世の中で、彼らが残りの時間をどう生きるのかをリアルにとはいえ淡々を記されている。

状況としては、最悪。

とはいえ ほんのりと明るい未来が想定されているところに、伊坂的ハッピーエンドなのではないだろうか。



あと、この作品、珠玉の言葉満載です。  了

とも
4ND5R58B

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.202
(5pt)

チェ・ゲバラの名言を言うボクサー苗場さんが登場する

チェ・ゲバラの名言「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なのか」。

てっきりオリジナルのセリフと思ったらゲバラの言葉だった。

井坂さん自体も別の本のインタビューの中で引用だと答えています。
終末のフール (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 終末のフール (集英社文庫)より
4087464431
No.201
(5pt)

チェ・ゲバラの名言を言うボクサー苗場さんが登場する

チェ・ゲバラの名言「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なのか」。

てっきりオリジナルのセリフと思ったらゲバラの言葉だった。

井坂さん自体も別の本のインタビューの中で引用だと答えています。
終末のフール Amazon書評・レビュー: 終末のフールより
4087748030
No.200
(2pt)

ドラマの方が良かった

Netflixの同名ドラマが面白かったので、読んでみようと購入。著者の作品はいくつか読んでいて、まずまず良かった感想だったので、期待してましたが、ドラマが面白かったのは、原作が良かったのではなく、脚本又はプロデューサーの力量かと。原作読まなくても、ドラマはすごく面白いので観てください。
終末のフール (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 終末のフール (集英社文庫)より
4087464431
No.199
(2pt)

ドラマの方が良かった

Netflixの同名ドラマが面白かったので、読んでみようと購入。著者の作品はいくつか読んでいて、まずまず良かった感想だったので、期待してましたが、ドラマが面白かったのは、原作が良かったのではなく、脚本又はプロデューサーの力量かと。原作読まなくても、ドラマはすごく面白いので観てください。
終末のフール Amazon書評・レビュー: 終末のフールより
4087748030
No.198
(4pt)

八つの話のタイトルはちと無理くりやけど、登場人物たちの繋がり方とか、予想以上に楽しめた連作短編集です。

「あと三年で地球に小惑星が衝突して、この世界は終わっちゃうよ」て状況に直面した、同じマンションに住む人たちの八つのエピソードを収めた連作短編集。
「ああ、これはあの話に出てきた人だな」とか、「そうか。あの人の名字は●●ていうんだな」とか、読み進めていくなかで見えてくる登場人物たちの繋がり具合が面白かったです。

心に沁みる言葉がいくつかあったんだけど、なかでも、生まれながらの難病を抱えた息子を持つ父親が《「人生ってのはいろいろあるもんだよな」》集英社文庫 p.79 て言うところと、暴漢に襲われた父親が息子に《『頑張って、とにかく、生きろ』》p.359 て言うところは、胸にずんと来ましたね。しびれました。

収録された八つの話のなかでは、「太陽のシール」と「冬眠のガール」が良かったな。
殊に、「冬眠のガール」の主人公・田口美智(たぐち みち)のキャラは、同じ著者の名作『砂漠』に出てくる〈南(みなみ)〉と通じる雰囲気があって、いいなあ思いました。
終末のフール (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 終末のフール (集英社文庫)より
4087464431

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