現代詩人探偵
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
現代詩人探偵の評価:
5.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
現代詩人探偵の総合評価:
6.20/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この物語を書いている間中つらくて苦しいと思い続けました。
なんで書いているんだろう、こんな小説は誰も幸せにしない、書いてる私がこんなに辛いのに、と。
いづきさんの辛労い気持ちに同調してしまうとヤバいなあと感じながら何とか巻き込まれずに読了。無事だとホッとする反面、もうちょっとヒリヒリする崖っぷちまで行くべきだったかな、と少々残念な複雑な気持ち。
今回はSFでもファンタジーでもないミステリ仕立ての文壇風心象遍路です。
とあるSNSのオフ会「現代詩人の会」に集まった9人の男女。
参加資格は詩を書いて生きていく志のあること。主人公はその会で当時最年少の中学生だった。詩の題名は「探偵」。
そして十年後の同日に再会の約束を交わし、詩を捨てきれずされど詩で世に出ることもできない彼が躊躇しながら出席したその会では参加者の半分が自殺や事故で不慮の死を遂げていた。詩と死。何故詩人は死なねばならなかったのか「探偵」は死の理由を求めて故人の痕跡を辿ります。
詩で詩人ですよ。純文学の又吉よりもずっとマイナーな世界です。本読みグループの達人達も詩にはちょっとハードル高いんじゃないかな。
物語はミステリだが素材は詩。そして死の理由探し。
自分も思春期に一瞬このような悩みの中に居たことを思い返させてくれます。
中也や賢治や智恵子に耽溺した昔の記憶の埃を払い、傍らにそっと忍ばせながら読み、あの面倒くさい時分の自分に僕も再会するような懐かしさと気不味さに浸りました。
そんな意味で評価は★★★★マイナス★★です。
詩人の呪縛から逃れて無事オトナの世界に逃げおおせた自分と僕の友人の皆さん。良かったですねえ。
そんな辛労い物語を身を削って書いてくれたいづきさんに
ささやかな感謝を捧げます。