廃墟を満たす禍:妖怪探偵・百目2
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
廃墟を満たす禍:妖怪探偵・百目2の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
廃墟を満たす禍:妖怪探偵・百目2の総合評価:
8.67/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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強い力を持った拝み屋・播磨遼太郎(はりま りょうたろう)の人物像の深まりだけにとどまらず、初めは脇役かと思われた警察署の忌島(きじま)、妖怪探偵・百目(ひゃくめ)の助手を務める相良邦雄(さがら くにお)の二人とも、それぞれの悩みや事情が明らかになるに連れ、親しみが増していくんですね。この辺りのキャラクターの描き方に、単なる妖怪、人間の戦争ものとはひと味違った話の面白味、旨味(うまみ)を感じます。
また、妖怪〈百目鬼(どうめき)〉である百目が、目玉のひとつを邦雄に貸し出して聴き取りさせたり、〈真朱の街〉の中心部にある妖怪楼閣(ろうかく)では空間が変にねじ曲がっているとか、そういう仕掛けが気が利いていて面白いです。
あと、妖怪〈うしおに〉がマスターをしている妖怪酒場の常連客について記された次のくだりに、思わずにんまりしてしまいました。
《そういう奴なら、とうの昔にうちの常連客になってるぞ。〈伯爵〉って呼ばれて皆から慕われている。ホラー小説のアンソロジーを編纂(へんさん)して、人間からも喜ばれているぐらいだ。》p.336
この〈伯爵〉なる人物って、【異形コレクション】シリーズの監修を務めていらっしゃる井上雅彦さんのことっすよね。上田早夕里(うえだ さゆり)さんのこの作品のそもそもの始まりとなった「真朱の街」(『魚舟・獣舟(うおぶね・けものぶね)』に収録)の初出が、【異形コレクション】シリーズ第40巻の『未来妖怪』だったことを考えると、この登場と紹介文には、「おっ! やるなあ。粋(いき)だなあ」と、拍手パチパチ