憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI

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種別
長編
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あらすじ

2016年09月02日 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)

IWGP第2シーズン、満を持してスタート!ストリートの“今”を切り取り続けてきた本シリーズ。時を経て池袋は少しずつ変容しているが、あの男たちは変わらない。脱法ドラッグ、仮想通貨、ヘイトスピーチ。次々に火を噴くトラブルをめぐり、マコトやタカシ、そしてとびきりクールな仲間たちが躍動する。(「BOOK」データベースより)

評判

憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

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平均点7.00pt

憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIの総合評価:

6.89/10点 レビュー 46件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.45
(1pt)

疾走感も爽快感もなし

この「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの最初の二冊ほどは購入し、目を
通した記憶がある。そのスピード感と新しい「青春小説」の香りがあり、時代を
よく反映している小説と思った。今回は、何ともなしに手にとった、このシリーズ11の感想。

 シリーズ初めは、池袋という東京の中でもどちらかというとくすんだ、灰色っ
ぽい街(恐ろしく古いい時代に「池袋モンパルナス」はあったが)で生きる少年
少女たちの姿をよく描いていたと思う。現実の泥水を啜りながら、池袋で生きて
いく成長の様子が新鮮に思えた。

 だがこうしてシリーズ化してしまうと、さすがに物語の設定もストーリーも、
いつかどこかで読んだ小説の二番煎じ、という感がある。
 脱法ドラッグ(この言い方も古いが)、パチンコ、ヘイトスピーチ、作者はな
んとか「今」に物語を追いつかせようとしているが、必ずしもうまくいっていな
い。

 シリーズ物はどうしても陳腐さから逃れられない現れであろうか。
 3年半ぶりの4つの短編集とある。このシリーズが売れたこと、それだけで続
編を量産し、それが面白いかというと少々疑問。

「北口スモークタワー」はドラッグに関わる物語。ドラッグの売買シーンはリア
リティがあるが、それと筋立てとがバラバラ。何を描こうとしたのか。妙な「教
授」の語り、ドラッグを簡単に説明しているが、肝腎の本筋があまりに古くさい。
締まりのない結末で、余韻もない。

「ギャンブルではないギャンブル」=パチンコのこと。煙草のことが出てくるが、
そいうえばパチンコ店でもうもうと煙が上がっていたと思い出す。しかしパチン
コの蘊蓄は、それこそパチンコ雑誌の十分の一以下の面白さしかない。急に「セ
ルロイドのゴト師」のことが出てくるが、ゴト師のイカサマはそれと同じレベル。

 4編とも、頭の中だけでいじくった物語のようで、読みやすいのだが、その現
場の匂いがほとんどない。暴力シーンも同じで、格闘ゲームのよう。何とも空っ
ぽの文章が続いている。「凍り付くような冷たい声」をそのまま表現してもなん
の意味もないのだが。

 まあ軽く暇つぶしのために読む短編集であろうが、シリーズ最初から比較する
と、劣化は否めない。
 各短編の章かえの所で、ハーブの印、フィーバーの図柄、プラカードの印、そ
れらの小さなシルエットがある。
 これはお洒落と思ったが、褒められるのはそれくらい。

 一時間ほでで読み終え、最後には何も残らない。
 購入はおすすめできない。借りて寝転がって一時間ほどテレビをつけながら読
 んで下さい。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)より
4167906910
No.44
(1pt)

疾走感も爽快感もなし

この「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの最初の二冊ほどは購入し、目を
通した記憶がある。そのスピード感と新しい「青春小説」の香りがあり、時代を
よく反映している小説と思った。今回は、何ともなしに手にとった、このシリーズ11の感想。

 シリーズ初めは、池袋という東京の中でもどちらかというとくすんだ、灰色っ
ぽい街(恐ろしく古いい時代に「池袋モンパルナス」はあったが)で生きる少年
少女たちの姿をよく描いていたと思う。現実の泥水を啜りながら、池袋で生きて
いく成長の様子が新鮮に思えた。

 だがこうしてシリーズ化してしまうと、さすがに物語の設定もストーリーも、
いつかどこかで読んだ小説の二番煎じ、という感がある。
 脱法ドラッグ(この言い方も古いが)、パチンコ、ヘイトスピーチ、作者はな
んとか「今」に物語を追いつかせようとしているが、必ずしもうまくいっていな
い。

 シリーズ物はどうしても陳腐さから逃れられない現れであろうか。
 3年半ぶりの4つの短編集とある。このシリーズが売れたこと、それだけで続
編を量産し、それが面白いかというと少々疑問。

「北口スモークタワー」はドラッグに関わる物語。ドラッグの売買シーンはリア
リティがあるが、それと筋立てとがバラバラ。何を描こうとしたのか。妙な「教
授」の語り、ドラッグを簡単に説明しているが、肝腎の本筋があまりに古くさい。
締まりのない結末で、余韻もない。

「ギャンブルではないギャンブル」=パチンコのこと。煙草のことが出てくるが、
そいうえばパチンコ店でもうもうと煙が上がっていたと思い出す。しかしパチン
コの蘊蓄は、それこそパチンコ雑誌の十分の一以下の面白さしかない。急に「セ
ルロイドのゴト師」のことが出てくるが、ゴト師のイカサマはそれと同じレベル。

 4編とも、頭の中だけでいじくった物語のようで、読みやすいのだが、その現
場の匂いがほとんどない。暴力シーンも同じで、格闘ゲームのよう。何とも空っ
ぽの文章が続いている。「凍り付くような冷たい声」をそのまま表現してもなん
の意味もないのだが。

 まあ軽く暇つぶしのために読む短編集であろうが、シリーズ最初から比較する
と、劣化は否めない。
 各短編の章かえの所で、ハーブの印、フィーバーの図柄、プラカードの印、そ
れらの小さなシルエットがある。
 これはお洒落と思ったが、褒められるのはそれくらい。

 一時間ほでで読み終え、最後には何も残らない。
 購入はおすすめできない。借りて寝転がって一時間ほどテレビをつけながら読
 んで下さい。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI Amazon書評・レビュー: 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIより
4163900896
No.43
(2pt)

久しぶりだときついのかもしれません

シリーズを1作目から読んできました。シリーズ10作目を読んでから、少し時間がたってから、この11作目を読みました。

ちょっと、きつかったです。
例えば、過去の作品の登場人物が多く出てくるんですが、過去のエピソードを覚えていません。
なので、面白さや思い入れが半減したんだと思います。
また、作者の主張に共感出来ない点も、楽しさを減らす原因だったと思います。

ちょっと、この先の作品を読むかどうかを迷うような読後感でした。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)より
4167906910
No.42
(2pt)

久しぶりだときついのかもしれません

シリーズを1作目から読んできました。シリーズ10作目を読んでから、少し時間がたってから、この11作目を読みました。

ちょっと、きつかったです。
例えば、過去の作品の登場人物が多く出てくるんですが、過去のエピソードを覚えていません。
なので、面白さや思い入れが半減したんだと思います。
また、作者の主張に共感出来ない点も、楽しさを減らす原因だったと思います。

ちょっと、この先の作品を読むかどうかを迷うような読後感でした。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI Amazon書評・レビュー: 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXIより
4163900896
No.41
(2pt)

あの頃のIWGPにはもう会えない

IWGPは、大好きなシリーズで、かつては外伝も含めて全部読んでいた。
第1シリーズが完結したときは早く続編が出ないかと待ち望んでした。
それからどれだけ時間がたったか。第2シーズンがはじまったことは知らず、たまたま本屋で見つけて、現時点の最新作である16巻まで全て読んだ。
以下は、第2シーズン全体の印象である。

第2シーズンには、かつての輝きはない。
IWGPは、新宿でも渋谷でも吉祥寺でも地方都市でもない、1990年代後半の池袋だからこそ成り立つ物語りだった。80年代のヤンキーでもない、90年代のカラーギャングを描いたところが新鮮だった。
しかしこいつら、いつまでガキのつもりなんだ。
カラーギャングはまだリアリティがあるのか?
作中ではまだ20代となっているようだが、本当だったら40才ぐらい、いくらごまかしても30ではないか。
いずれにしても、「若気の至り」では済まされない年齢だ。
キング・タカシは今も「上納金」で優雅な暮らしをして、運転手付きの高級車を乗り回し、手下のGボーイズに暴力を震わせる。自分もケンカが強い。手下(Gボーイズ)には鉄の掟がある。自分のシマを荒らされればシメる。それは若さという免罪符がなければ、単にヤ○ザではないか。マコトはさえない情報屋だ。
以降、他の巻を含めてネタバレをすれば、脱法ドラッグ、仮想通貨、ヘイトスピーチ、児童虐待、ブラックバイトと、流行り物を表面的になぞっているだけ。

あの頃のIWGPにはもう会えない。
リアリティがもうないのだから。
憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)より
4167906910

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