(短編集)
法王庁の帽子
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流石は森村氏、言い回しや比喩、情景描写の妙は一流作家ならではだと感じる。例えば、本書内「殺人の天敵」で出てくる、「久闊を叙する挨拶」と言う言葉。また「黒い枯葉」では、白居易の詩がさらりと出てきており、森村氏の博識振りも如何なく発揮されている。 小説そのものは、やはり短編のせいか、ご都合主義的な面が6編全てで見受けられる。「余命殺人事件」はその最たるものだ。 文庫版では、初出誌が新しい順で収録されている。個人的には古い方が出来が良く感じた。 レビュー内容に対して評価が低いのは、偏に読後感の重さによる。過去に何作か森村氏の著書を読んできたが、いずれも読後感が良く無い。例えば本書の余命殺人事件でも、主人公が学生時代に受けたイジメで、便器を舐めさせられる描写が有る。この描写は過去の森村氏の作品にも出てきており(過去の作品ではホテルマン)、別の作品で出てくるホテルマンが素手で汚物を掃除させられる屈辱の描写も含め、いつも嫌な気分にされる。女房の「払い下げ」の話も、森村氏の企業小説ではよく出てくる話題だ。実際に自分の上司がそうだったので、「払い下げ」を否定する気にはならないが、読後感が悪くなるのは仕方が無い。 | ||||
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