帝王
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
帝王の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
帝王の総合評価:
9.00/10点 レビュー 8件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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が、『時をこえる風』という作品だけがフォーサイスらしくない内容であり評者の好みにあわなかった記憶である。
その単行本の奥付を見たら2002年と記してあったからフォーサイスが60歳代に入ってからの作品だと想像できた。
気になっていたもうひとつの短編集『帝王』を、読むことにして入手して読むことにした。
本書の短編集8作のなかでは、「免責特権」に最高点をつけておきたい。
大新聞の無責任な記事のため名誉を棄損され、商売上の信用まで失ってしまった主人公が、大新聞社を相手にしても巨像に対する蟻のような自分の存在を思い知らされる。
大新聞社側には法律の壁が高く聳えているが、法に対しては法でと、あれこれ必死になって調べ、主人公が考え出した起死回生の一手が、「目には目を、歯には歯を」であつた。
たいていの読者は、この最終ページで溜飲を下げるはずであります。
本書のタイトルにもなっている「帝王」も傑作には違いないが、やはり「免責特権」に軍配を挙げたい。
ひねりの効いたエンディングで終える各作品は、フォーサイス40歳前後の油の乗り切ったころの作品ばかりだから傑作なんだと合点しながら本書『帝王』を楽しく読み終えたのです。