闇の聖杯、光の剣
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「北斗学園七不思議」シリーズ第2弾。第1巻は一学期だったのかな?第2巻はその後の夏休み明けの二学期から始まります。登場人物も同じですが、お話としては随分怖い展開に・・・。 第1巻と同様、冒頭で学園ドラマとは全く異質の「過去」の情景が描かれます。その過去の「亡霊」のような「存在」が学園を舞台に彷徨い、3人組を恐怖のどん底にたたき込む。 今回の3人組は、単純に右往左往しているだけではなくて、頭も使い体を張って行動しますし、表紙に描かれている「猫」も重要な使命があったりして最後まで飽きさせません。第2弾だけに全体的な描写もかなり緻密に・・・結末はあっと愕く展開です!!恐怖の対象でしかなかった「存在」が実は・・・・過去から繋がる「思い」が浄化されていくような結末も良く、絵画や星座、美術史や聖書の話題までも盛り込んだ描写や「謎解き」は見事です! 基本的には学園ドラマなんだけど、ナチスの亡霊やオカルトといった怖いエピソードと、芸術絡みの格調い高いエピソードが絡まり合って読み応えがあります。 「猫」が絡んだユーモアも秀逸!(笑)ごった煮風とも言えるYA向け小説ですが大人でも楽しめます。出来たら第一巻を読んでからの方が良いでしょう。 | ||||
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北斗学園七不思議を追求する中等部2年生3人組の活動は続く.荒っぽい言葉,知的な雰囲気は健在である.但しこの巻では北斗学園の本来の秘密が明るみに出始める.そのために話が立込んできて,この短いスペースに入りきれない様相を呈して来た.結果として,話の筋書に充分な肉付けのできないままの粗い記述が出てくる一方で,中学生に理解可能とは到底思えない超絶的データと論理が全体を支配し始め,私にもよくわからない有様となる.更に,最初の巻とこの巻とでは装丁が全く異なり,外見上シリーズ物とは思えないのもマイナスである.作者も出版社もしっかりして貰いたい. | ||||
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話はサクサクと進み、どんどん展開してラストまで進む。キャラの個性もはっきりしてきて(1巻は、実のところハルとタモツのどっちがどっちかよくわからなかったのだけど、今回はよくわかった)、Jが1巻の印象よりずっととっつきやすくって生身の人間っぽい(で、もしかしたらアキに本質はよく似ているのかもしれない)のが垣間見えてよかった。某建築探偵みたいなキャラなのかなあなどと思っていたので(自分は、あのキャラはあまり得意じゃないんだよね・・・。なんか生身を感じないというか、感情移入できないというか。作者がそのようにか書いているのだろうけど)。 で、最初に書いたとおりスピーディーに話が進むので、物語の中に回りくどくたらたら書かれた文章があるのは嫌だという人間にもお奨めできる(じっくり本に取り組むのが苦手な人とか?)。1巻で既出のキャラとか設定については、「前巻を読め!」的な言い回しでさっくり解決するし(未読の人間の出鼻をくじくかもしれないけど、そういうのをそこで説明されたりすると話のテンポが落ちるんだよね)。まあ、この辺は好みかもしれない。 ミステリーYA!の中で、一番好きなシリーズなので、よろしければ読んでみてください。 | ||||
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北斗学園中等部2年のアキ、ハル、タモツの3人が今回出くわす事件は、 第2次世界大戦中のドイツに関係する謎。 ドイツ第三帝国の崩壊、暗号、魔女、オカルト…。 歴史の闇に秘められていた恐ろしい企みが動きだす。 相変わらず中学生に思えない3人が 学園の謎に真っ向から向かって行くのは 好感が持てる。 3人のキャラクターの違いが前作よりも 際立っていて、前作よりしっかりしてきたかな、って感じ。 謎も前作より凝ってるし、 最後はほろっとさせる展開もあったりして、 なかなかでした。 しかし、途中途中に 前作を読め、的な独り言が多くて そこはちょっと興冷め。 そう言わせなくても、前作を読みたくなるような 書き方はできなかったのか、と。 そこが作者の腕の見せ所なのになぁ〜。 その点、残念でした。 | ||||
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