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No.127
空飛ぶ馬
北村薫
”日常の謎”というジャンルそのものがあまり好きでないと言ってしまえばそれまでなのですが
No.126
ローマ帽子の謎
エラリー・クイーン
クイーン作品はデビュー作から「らしさ」全開
No.125
四季 春
森博嗣
天才・真賀田四季の幼少期の物語
No.124
致死量未満の殺人
三沢陽一
アガサ・クリスティー賞にふさわしい作品
No.123
シャイニング
スティーヴン・キング
「家族」というクローズドサークルと「父親」という恐怖の存在
No.122
ユダの窓
カーター・ディクスン
単に「古典的トリック」だけで終わらせてはいけない?
No.121
乱れからくり
泡坂妻夫
評価されているほどとは……
No.120
ナポレオン狂
阿刀田高
ホラー、SF、ブラックユーモア……幅広いジャンルの短編集
No.119
雲をつかむ死
アガサ・クリスティ
機上での殺人という題材を真っ先に発表しているのはさすがクリスティと感じるけれど……
No.118
眩暈
島田荘司
長所と短所が相殺し合ってこの点数
No.117
博士の愛した数式
小川洋子
博士と少年の相思相愛っぷりに癒されました
No.116
十字屋敷のピエロ
東野圭吾
ちょっと期待値を高くしすぎたかもしれません
No.115
生首に聞いてみろ
法月綸太郎
いろいろ読者の期待を裏切ってしまった作品ですかね
No.114
深泥丘奇談
綾辻行人
ホラー作家としての綾辻行人はやはり私とは相性がよくない模様
No.113
九マイルは遠すぎる
ハリー・ケメルマン
理屈にイマイチ納得できなかったせいか自分には合いませんでした
No.112
悪霊島
横溝正史
横溝正史最晩年に書かれた、金田一耕助シリーズの集大成的作品
No.111
白い家の殺人
歌野晶午
「雪の山荘」「館もの」の魅力が一切感じられない……
No.110
「北斗の星」殺人事件(雪と魔術と殺人と)
吉村達也
寝台車パートの存在意義がよくわかりません
No.109
琥珀の城の殺人
篠田真由美
18世紀のヨーロッパが舞台という状況設定は面白いけどそれだけ
No.108
パノラマ島奇談
江戸川乱歩
読者一人一人の想像力が問われる物語?
女子大生の私小説的な形式で話が進み、ミステリというよりも純文学のような雰囲気が漂います。
また直接物語の本筋とは絡まない、落語や文学の薀蓄や衒学的記述が目立つ作品です。
いろんな理由で人を選ぶ作品だと思いますが、私は合わなかった人間です。
まさに上で挙げたようなこの作品の特徴であり、好きな人はそこが好きであろう魅力の部分が私にとっては好みではなかったからです。
女子大生の他愛ない日常も、落語や文学の薀蓄も正直興味が沸きません。
その点でまず、私のような読む本がミステリに偏りすぎているような人間には、面白くないミステリでした。
また、当時は「殺人事件だけがミステリではない、それどころか犯罪ですらない他愛ない日常に潜んだ謎の解決もミステリになる」という、日本のミステリにおける所謂”日常の謎”ジャンルの先駆けでもあることが名作と評価されている一因だと思いますが、それだけに逆に言えば今読んでそこまで特別の斬新さ、出来の良さは感じませんでした。
さらに身も蓋もないことを言ってしまえば、私はこの作品に限らずそもそも”日常の謎”というミステリジャンル自体があまり好きではありません。
やはりミステリは人がぶっ殺されて、いろんな人間のまさに”人生”がかかった物語だからこそ、登場人物も読者も真剣になれて面白いと感じ、”日常の謎”作品に出てくるような他愛ない謎はどうしても「どうでもいい」と感じてしまいます。
”日常の謎”というジャンルはまさにその、誰かの人生がかかっているわけでもない「どうでもいい」謎に純粋な知的好奇心で挑むことが魅力なのだろうと思うので、魅力そのものを否定してしまう私のような人間とはそもそもの感性が合わないのでしょう。