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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数349

全349件 41~60 3/18ページ

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No.309:
(7pt)

スペードの女王の感想

久々の金田一耕助シリーズ!スペードのクイーンの刺青が彫られた二人の女!みつかった首なし死体は果たしてどちらか?横溝得意の「顔のない屍体」モノの傑作!等々力警部の金田一への熱い友情も読みどころの一つです(笑)
スペードの女王 (角川文庫 緑 304-31)
横溝正史スペードの女王 についてのレビュー
No.308: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

真夏の方程式の感想

夏休みに少年が泊まった親戚の宿でそこに宿泊していた客の一人が崖下で死体となって発見された!果たして、これは事故か?殺人か? 今回は子供嫌いのはずの湯川が少年恭平に勉強を教えたり実験したり、事件を一緒に追ったりします!さらに事件も複雑な構成で真実が明かされるたびに深い人間ドラマ現れる話で一人一人の背景が深く書き込まれていて読みごたえがありました!そして、最後に明かされるあの真実は「いくらなんでもそれは可哀想だろ」と思える残酷なものでしたが、彼が今後何を考え生きていくのか物語の未来が気になりました。
真夏の方程式 (文春文庫)
東野圭吾真夏の方程式 についてのレビュー
No.307: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

奇面館の殺人の感想

登場人物全員が仮面をかぶせられるという前代未聞の状況で起こる殺人事件!鹿谷門実が「奇面館」で起こったこの難事件に挑む館シリーズ待望の最新作! 正直最初に犯人の指名されたときあまり驚きというのはなくて、奇面館のあの仕掛けがメインだったのかな?と思いきや・・・まさかああいう仕掛けが隠されていようとは!またしてもまんまといい意味でしてやられましたね!でも、これまでと違ったのはあのトリックが明かされたとき思わず大爆笑してまったことかな(笑)わけが知りたい方はぜひ本書のご一読をお勧めします!
奇面館の殺人(上) (講談社文庫)
綾辻行人奇面館の殺人 についてのレビュー
No.306:
(7pt)

殺人鬼の感想

金田一耕助モノ短編傑作4編収録!「殺人鬼」、「黒蘭姫」、「香水心中」、「百日紅の下にて」と、4編ともに緻密な論理と独特の味が出ていて良かった!
殺人鬼 (角川文庫 緑 304-42)
横溝正史殺人鬼 についてのレビュー
No.305: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

人形式モナリザの感想

シリーズ第2弾!衝撃のラスト!綾辻さんの人形館をちょっと思い出した。
人形式モナリザ―Shape of Things Human (講談社文庫)
森博嗣人形式モナリザ についてのレビュー
No.304: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

聖女の救済の感想

資産家毒殺事件に浮かび上がる容疑者はその美貌の妻綾音だった!しかし、彼女には鉄壁のアリバイがあり・・・。果たして離れた場所にいた妻にこの犯行は可能だったのか?謎に包まれた毒物の混入経路は一体どこに?女の執念が作り上げたその完全犯罪トリックには背筋が凍りつく思いでしたが、それと同時に草薙刑事がその犯人に淡い恋心めいたものを抱き苦悩していく姿も切なかったですね!
ちなみに先程放送されたドラマ版では、湯川と綾音が中学の同級生という設定に変わっており、草薙刑事の出番は有りませんでした(笑)
聖女の救済 (文春文庫)
東野圭吾聖女の救済 についてのレビュー
No.303:
(7pt)

宵山万華鏡の感想

京都の祇園祭「宵山」を舞台にバレエ教室に通う小学生の姉妹から一風変わった友人に宵山を案内される男、娘を宵山で失くした男、若手画家らが宵山の不思議な世界に巻き込まれ行く様を描いた連作短編集!特にお気に入りは宵山法度違反を犯したために男たちに連行され宵山様にお灸を据えられる男の顛末を描いた「宵山金魚」できちんと伏線を張ったミステリ的な大仕掛けが良かった!また、ネタバレになるので言えないけどその舞台裏を描いた「宵山劇場」も(笑)これ読んだら宵山行ってみたくなるなあ。
宵山万華鏡 (集英社文庫)
森見登美彦宵山万華鏡 についてのレビュー
No.302: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

武士道エイティーンの感想

やっぱり、武士道シリーズ最高です!これまでの香織と早苗の相互視点に加え、緑子、桐谷先生、吉野先生、美緒のこれまで語られなかったそれぞれの物語も挿入されていて、シリーズとしての幅がぐんと広がり、それにより小説としての完成度が高くなったのでとても良かったです。そして、なんといっても早苗対香織、レナ対香織のライバル対決が最高に盛り上がりました。「ナインティーン」は出るのか出ないのか・・・でも待つのは香織同様、自由だと思います(笑)
武士道エイティーン (文春文庫)
誉田哲也武士道エイティーン についてのレビュー
No.301:
(7pt)

盗まれた手紙の感想

デュパンもの最後の短編にして乱歩も絶賛する単純にして盲点をつくトリックが炸裂する短篇推理のお手本的佳作!
盗まれた手紙 (バベルの図書館 11)
エドガー・アラン・ポー盗まれた手紙 についてのレビュー
No.300:
(7pt)

「お前が犯人だ」の感想

今なお多くのミステリに使われ続ける「意外な犯人」を描いた記念碑的作品!
No.299: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

リカーシブルの感想

この町はどこかおかしい。血の繋がらない姉弟が「ママ」に連れられてその町に来たとき、弟はなぜか予知能力に開花し、不穏な出来事を次々当てていく。そして、その裏には町に昔から伝わるタマナヒメ伝説があるらしく・・・。ミステリ的には収束しきれない謎も残ったし(わざとでしょうが)、あの大がかりなネタ自体は良かったんですがやや肩透かしだったかな?でも、物語的には中1の主人公ハルカが何もかもに裏切られながらも最初は疎ましがっていた泣き虫の血の繋がらない弟サトルとある意味本物の姉弟以上の絆を深めていく様が心地よかった!
リカーシブル (新潮文庫)
米澤穂信リカーシブル についてのレビュー
No.298:
(7pt)

悪魔の降誕祭の感想

金田一耕助の不覚!留守中に依頼女性が殺される!表題作含む傑作短編集!
悪魔の降誕祭 (角川文庫)
横溝正史悪魔の降誕祭 についてのレビュー
No.297:
(7pt)

きつねのはなしの感想

京都に潜む怪しい闇を描いた怪奇幻想短編集!ミステリではないんですが、ミステリ好き、ホラー好きならこの全編をつつむ怪しい雰囲気の虜になること請け合い!4編それぞれに味が出ていたが、特に表題作の「きつねのはなし」、「魔」が自分的には好みの話だった。「魔」には剣道も出ていたし(笑)
きつねのはなし (新潮文庫)
森見登美彦きつねのはなし についてのレビュー
No.296: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

黒猫の三角の感想

シリーズ第1弾!瀬在丸紅子、保呂草潤平、小鳥遊練無と個性的な新キャラたちが登場。前シリーズとは違った魅力が愉しめた。
黒猫の三角―Delta in the Darkness (講談社文庫)
森博嗣黒猫の三角 についてのレビュー
No.295:
(7pt)

R.P.G.の感想

「ネット家族」が元で起こる連続殺人を二人の刑事が追う!物語の半分以上が取調室で展開していく戯曲形式でテンポよく一気に読める!騙しのテクニックも秀逸で、短いながらも推理小説として完成度が高かった。
R.P.G. (集英社文庫)
宮部みゆきR.P.G. についてのレビュー
No.294:
(7pt)

透明人間 UBIQUITYの感想

安藤シリーズ第7弾!一人の女の子視点で描かれる透明人間の話だが、ラストはやはり浦賀ならでは。
透明人間―UBIQUITY (講談社ノベルス)
浦賀和宏透明人間 UBIQUITY についてのレビュー
No.293:
(7pt)

白蟻の感想

小栗虫太郎の短編集。収録作では、「完全犯罪」が良かった。


白蟻 (現代教養文庫 887 小栗虫太郎傑作選 2)
小栗虫太郎白蟻 についてのレビュー
No.292: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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びっくり館の殺人の感想

子供のためのミステリーランドから出た館シリーズ第8作!前作ほどの衝撃はないものの、幻想的な雰囲気はやはり館シリーズそのもの!終わり方も余韻が残って、良かったです!
びっくり館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人びっくり館の殺人 についてのレビュー
No.291: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

暗黒館の殺人の感想

(一)構想、執筆に10余年を費やした館シリーズの集大成、ここに開幕!佳多山大地さんが解説で言っていた通り、RPGを小説で体験しているような面白さ。第1巻は、この怪しげな館の探索から。

(二)第2巻ではついに殺人事件発生!怪しげなシャム双生児の姉妹にも注目。

(三)第3巻ではついに謎に包まれた浦登家の秘密が明らかに!

(四)最終第4巻ではついに館を包むすべての謎が明らかに!シリーズ集大成的な内容に大満足の大長編!全編を包む騙しのスケールの大きさもシリーズ1!

暗黒館の殺人〈1〉 (講談社文庫)
綾辻行人暗黒館の殺人 についてのレビュー
No.290:
(7pt)

眼鏡の感想

私は劇場で偶然目にとまった美貌の未亡人に一目惚れした!しかも、なんと信じられないことに彼女も私に気がある素振りを見せているではないか!
これは、ポオの中でも騙しのテクニックが秀逸したユーモア溢れる名短編でした!そういうものだとは知らずに読んでて、見事に嵌められましたね(笑)
エドガー・アラン・ポー眼鏡 についてのレビュー