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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数349

全349件 301~320 16/18ページ

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No.49: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

龍神の雨の感想

雨が狂わす二組の兄弟のあやまちとは?ぐいぐい世界観にひっぱる力は見事ですが、傑作「ラットマン」に比べるとミステリ的な意味では真新しい驚きがなかったのが少し残念。しかし、二組の兄弟の再生の人間ドラマには胸打たれるものがありました!
龍神の雨 (新潮文庫)
道尾秀介龍神の雨 についてのレビュー
No.48:
(7pt)

密室に向かって撃て!の感想

烏賊川市シリーズ第2弾!名探偵鵜飼、一番弟子流平、二番弟子?朱美、そして刑事二人など個性的なキャラが繰り広げるドタバタ劇と殺人事件の謎ときが絶妙に絡み合う傑作!銃弾のトリックも丁寧に伏線が張られていて良かった。
密室に向かって撃て! (光文社文庫)
東川篤哉密室に向かって撃て! についてのレビュー
No.47: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

キングを探せの感想

「生首に聞いてみろ」以来8年ぶりの法月モノ長編!夢の島、イクル君、うさぴょん、カネゴンと呼ばれる互いに見も知らぬ4人の男たちは4枚のトランプに従って、「四重交換殺人」を企むのだが・・・。派手なトリックこそないものの、相変わらず法月さんは緻密なロジックを展開してくれます!「キングを探せ」というタイトルも最後まで読めば、正にこれ以外あり得ないなと最後の一行まで読むと納得します!
キングを探せ (講談社文庫)
法月綸太郎キングを探せ についてのレビュー
No.46: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

虚構推理 鋼人七瀬の感想

リボンに真っ黒な顔でおまけに巨乳のアイドル七瀬かりんの亡霊―人呼んで「鋼人七瀬」が鉄骨を振り回し、道行く市民たちに襲いかかる!そんな都市伝説がまことしやかに流される都市にやってきた一眼一足の美少女岩永琴子と異能を持つ青年桜川九郎の凸凹コンビがついに現実の怪異となった「鋼人七瀬」打倒に挑む!最初から事件には謎などなく、岩永は虚構を積み重ねることで嘘を本当のようにして怪物を倒していくというゲーム世代、ネット世代ならではのミステリでこれはこれで楽しめたんですが、これをミステリと評価していいのかは悩みますね(笑)
まあ、でもこれで同票とはいえ昨年度の本格ミステリ大賞を一定の識者たちの評価を得て受賞したわけですから、推理を多重に組み立てて一つの結論に達するという筋立て運びは見事でしたし、嘘とはいえ嘘も本当のように語れば本格ミステリとなるということでこれも本格の一つの形かなと思ったりもしますが(笑)
最後にこの書き方だと次作以降も想定していそうなので大賞をとったからには2作目をぜひ書いて欲しいと思います!案外この設定で嵐の山荘とかクローズドサークルをやったら面白いかも?(笑)
虚構推理 (講談社タイガ)
城平京虚構推理 鋼人七瀬 についてのレビュー
No.45:
(7pt)

ささらさやの感想

事故で死んだ夫が残された妻を守るため、いろんな人に乗り移って様々な事件を解く心温まる話。子育てとかしたことない自分でも見守る夫や奮闘する妻に素直に感情移入できた傑作!個性的な3老婆の存在も良かったなあ(笑)
ささらさや (幻冬舎文庫)
加納朋子ささらさや についてのレビュー
No.44: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

星降り山荘の殺人の感想

高校の頃の初読時に「アンフェアだ!」と思って長らく封印していましたが、大人になって今回再読した時には素直に「フェア」だと思い直しました(笑)そういう意味で、自分の中では「十角館」と同じぐらい思い入れが深い作品です(笑)
新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)
倉知淳星降り山荘の殺人 についてのレビュー
No.43: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ミステリアス学園の感想

密室、アリバイ、ダイイング・メッセージ講義などミステリ初心者にも分かりやすく、しかも従来の評論ではなく小説として愉しみながら学べるミステリの新教科書!意外な犯人には、いい意味で驚かされた(笑)今度からミステリを知らない人にはこれをまず薦めようっと(笑)
ミステリアス学園 (カッパ・ノベルス)
鯨統一郎ミステリアス学園 についてのレビュー
No.42:
(7pt)

五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩しの感想

やっぱりこのシリーズいいですね!コンパクトで読みやすいし、キャラも立ってるしトリックも今回は「アリバイ崩し」とミステリファンの裏をかいたどんでん返しが最高でした。なにより、この短さでうまく話をまとめてるのがすごい!
五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
No.41:
(7pt)

凶笑面の感想

美貌の民俗学者、蓮丈那智が挑む民俗学絡みの難事件たち!「鬼封絵」、「凶笑面」、「邪宗仏」の3作が特に良かった。民俗学が絡むミステリ、自分は結構好きかも。
凶笑面 蓮丈那智フィールドファイルI (角川文庫)
北森鴻凶笑面 についてのレビュー
No.40: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

封印再度の感想

ノベルス版で京極夏彦が絶賛したように、今までの森ミステリィにない文系のイメージ漂う野心作!壺と箱のトリックも衝撃的!
封印再度―WHO INSIDE (講談社文庫)
森博嗣封印再度 についてのレビュー
No.39:
(7pt)

眠りの牢獄の感想

浦賀は、特別な一夜を過ごした女性亜矢子とともに階段から転落してしまう。目覚めると自分だけ助かり、亜矢子は意識不明の昏睡状態に-。5年後、作家になった浦賀は亜矢子の兄の誘いで友人らとともに招かれた地下室に閉じ込められてしまったのだった!12年ぶりに文庫化ということで再読しましたが、忘れていたネタの伏線、そして浦賀読者ほど騙されるであろうあのネタ(初読時は騙されました)が残酷な形で明かされ、そして幻想的なラストを迎えるというと短いながらも浦賀小説の残酷さと本格ミステリの魅力が絶妙に合わさった傑作でした!
眠りの牢獄 (講談社文庫)
浦賀和宏眠りの牢獄 についてのレビュー
No.38: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

双頭の悪魔の感想

別々に見える二つの事件が一つに結び付く大技が綺麗に決まっているのがこの作品の一番の読みどころです!あと、「孤島パズル」で心に傷を負ったマリアの繊細な心理描写も丁寧に描かれており、マリアが理由は違うものの同じように心に傷を負った元人気アイドル由衣と交流していくうちにどう双方がどう変わっていくかという点も良かったです!この二人の再生の物語を抜粋すると「双頭の悪魔」ならぬ「双頭の天使」になるのかな?(笑)
双頭の悪魔 (創元推理文庫)
有栖川有栖双頭の悪魔 についてのレビュー
No.37: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

緋色の囁きの感想

名門女子高「聖真女学園寮」で次々と殺されていくクラスメートたち!過去に傷を負い夢遊病持ちの冴子は自分こそが犯人ではないかと疑い始め・・・。綾辻さんが初めて挑んだ本格ホラーミステリ!犯人は大体見当がついたのですが、その先の正体までは読めなかったので完敗といったところでしょうか(笑)やっぱり、綾辻さんの描くこういう怪しい闇の雰囲気は好きだなあ。
緋色の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
綾辻行人緋色の囁き についてのレビュー
No.36: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

姑獲鳥の夏の感想

京極夏彦の衝撃デビュー作!トリックにはさほど驚けなかったんですけど、小説世界への引き込まれ感は他の小説にはないものがありました!
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
京極夏彦姑獲鳥の夏 についてのレビュー
No.35:
(7pt)

ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館への感想

島田荘司推薦の新本格第3世代の嚆矢にして、第12回メフィスト賞受賞作!あかずの扉研究会の面々が個性的で良い。
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)
No.34: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

生首に聞いてみろの感想

誤解」の連鎖が生む「二つの首」を巡る悲劇!作者の法月さん以上に本書の魅力を分かっていた貴志祐介さんによる作者インタビューが本書がいかに傑作かということを伝えてくれました(笑)個人的に最後の最後に明かされる悲劇はちょっと切なかった。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)
法月綸太郎生首に聞いてみろ についてのレビュー
No.33: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

8の殺人の感想

ユーモアミステリの旗手、我孫子武丸の鮮烈なデビュー作!速水3兄弟のキャラが良いです。
8の殺人 (講談社文庫)
我孫子武丸8の殺人 についてのレビュー
No.32: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

密室の鍵貸しますの感想

あくまで推理小説のロジックを重視し、笑いとユーモアの中にも罠が張られているという油断ならない作品。ユーモア本格ミステリのエース、東川篤哉のデビュー作!
密室の鍵貸します (光文社文庫)
東川篤哉密室の鍵貸します についてのレビュー
No.31: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ななつのこの感想

日常の謎をテーマにした加納朋子のデビュー作!殺人事件もないし、ミステリ好きでなくともおすすめ。ほっと癒されるような優しい小説です!
ななつのこ (創元推理文庫)
加納朋子ななつのこ についてのレビュー
No.30: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

叫びと祈りの感想

「旅人」斉木とともに世界中を旅している気分にさせられる連作推理短編集!ミステリ的には「砂漠を走る船の道」、「白い巨人」のトリックの巧みさに驚かされたし、全体的にはその国それぞれの価値観によって打ちのめされる斉木やその仲間たち(=日本人)の姿が鮮烈に印象に残った!
叫びと祈り (創元推理文庫)
梓崎優叫びと祈り についてのレビュー