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mustang さんのレビュー一覧
mustangさんのページへレビュー数8件
全8件 1~8 1/1ページ
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本のタイトルになった「灰色の北壁」他2編からなる短編集。
「黒部の羆」以外は普通だが、この一遍だけは最後の「ええっ?!」を含めてサプライズと感動ストーリーに3篇目を読み終えてから、もう一度、読み直したほどです。 2編目は評価:7(どんでん返しは良かった)、3篇目は評価:4(最後に解る登山の目的が興醒め) 「黒部の羆」は文句なしに評価:10でした。 これを100ページの短編ではなく、もう少しストーリーを膨らませ、せめて300ページぐらいの作品にして欲しかった。 最初の方に出てきた主人公の彼女からの電話、、、その後、出て来なかったが、その辺の話や、過去形で、〇〇で消息を絶ったとしか知らされない主人公のことをもう少し読みたかったなぁ(魅力的な人物だっただけに) まあでも、「黒部の羆」があったから、この短編集を買って良かったと思ってます。 |
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中学生の時、夢中で読み漁った星新一のショートショートと私が心酔した筒井康隆のドタバタ小説を思い出した。
まあ、本家の足元にも及ばないものの、久しぶりにこのようなブラックユーモアたっぷりの短編小説に触れた 東野以外の人間が書いたら、読後感が最悪になったり、バカ乗りし過ぎたり、辟易したに違いないが、さすが、東野だけあって、上手にまとめている これを読んで、本家本元・筒井康隆の1970年前後の超ドタバタ悲喜劇小説を読みまくりたくなって、片っ端から読み始めました! |
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本所深川ふしぎ草紙は、登場人物が継続して出てくる七不思議に模した短篇集で、とても面白かったが、こちらは、時代物の短中篇を4つ寄せ集めたもの
宮部も、あとがきで書いてるが後半二篇は作者が世に出る前に書き留めておいた物を改筆したものとか 俗に言う「超能力もの」であるが、私はミステリーファンなので、「龍は眠る」とかこの短篇集の後半二篇のように、その人にだけ解る、、、というような、ある意味、(こうなんだから仕方ない)みたいな乱暴な展開・結末は好まないのであまり好きではないが、前半の二作は、良く練り込まれていて面白かった。 特に表題の「かまいたち」はミステリーでありながら、とてもよく「人」が描かれていて、ぐいぐい引き込まれていく。 主人公を応援したくなるような気分で読んだ。 ただ、宮部の素晴らしい所は、4作とも、バッドエンド・残酷なまま何かモヤモヤさせるような終わり方をしない点、とても安心して読める。 残酷な事件が解明され、残酷な結末になったとしても、最後の1ページ、最後の1行でホッとする描写やひと言でウォームハートになる点は天才的とも言える。 まあ、読んで損はない一冊であろう。 最も魅力的な登場人物:およう(「かまいたち」の主人公・長屋に住む医者の娘) |
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他の方のレビューを見ると、あまり評価が高くないようだが、個人的には(時代背景が古いのは別として)
深く掘り下げた重厚感はないものの、どの話も短く上手にまとめられていて、作家の湧き上がる素晴らしいアイディアに舌を巻く 東京でカード地獄を題材にした短編が二編被ったのは、ちょっとガッカリ どれもミステリー・推理小説としてくくれない、読み物として(短いせいもあり)あっという間に読み終えてしまった。 「ドルシネアにようこそ」ストーリー構成とアッと驚く展開、最後の心温まる結末、素晴らしいと思った 6編の題名が、「✖〇殺人事件」とかではなく、なんとなくソフトな日常の言葉のような題名で統一されているのは作者のこだわりだろうか? 最も魅力的な登場人物:守山喜子(「ドルシネアにようこそ」の陰の主人公) ▼以下、ネタバレ感想 |
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短い中にも要点・テーマが上手にまとめられていると感じた
その中でも「踊り子」はミステリアスなストーリーと純粋な男子の憧れが残酷な結果を呼ぶ内容で、この短さでも十分、感動をもらった秀作 「エンドレス・ナイト」は、途中からなんとなく気付いてきたが、よく練られた内容で面白かった(関西の刑事のキャラ作りも絶品) 1番目は、ちょっと、これはありえないなぁという偶然が重なり個人的にはダメ 2番目は、義母への憧れから・・・最初に説明した人格から結末はキャラが変わっていて、これは反則だな 3番目は上述の「踊り子」これは読んだ後の切ない哀しみに胸をえぐられ◎満点! 4番目も上述の「エンドレス・ナイト」主人公の内面からストーリーが始まる、、、これもある意味反則だとは思うが、非常に面白かったので〇 登場人物は、ほとんど、主人公(東京の女性)と大阪の刑事の二人だけなのだが、会話や行動、ストーリー、トリックなどもよく練られていて感心した 5番目は、この動機で殺人?あり得ないねー まあ、読んでいて途中でやめるほどの駄作ではないが(東野は読み込ませるのが上手い!)読後感は「ふ~~ん」って感じ 6番目は、ヴィジュアルが想像できるような、テレビ向けの話で、またまた出たアーチェリー部だが、こういうのは作者に「こうなんだよ」と言われてしまえば読む側はそう受け取るしかないもんな 7番目は、殺人を犯した側(集団)の中の会話や行動でずっと進んでいく、途中から出てくる社長に恨みを持つ女性、入れ替わっていたとか、俺がルールだ!的な独りよがりなのは東野作品に多いが、短編だと「な~んだ」って感じ 最も魅力的な登場人物:水曜日の踊り子(作中に名前が出てこない) |
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東野作品は、適当に気になった作品を気のむくまま買って10数冊読んできたが、白夜行の圧倒的な感動と脱力感を思い出して、この作者の全作品を最初から読んでみようと思い立った6冊目が本作
これまでの5冊は多少の強引さや偶然性などは多々感じていたが、トリックよりも登場人物たちが織り成す小説的な部分に惹かれ、概ね、楽しく読んできた 悲惨な殺人の中でも彼ら彼女らの会話に「フッ」と笑いを誘われるような、そんな場面が上手に散りばめられていて、ワクワクして読んできた。 が、この作品の読んだ後の後味の悪さは特筆物だった クールで真っすぐで賢い高校生の主人公(実際にいたら絶対嫌いだが)に、作品を読んでいくにつれて、どんどん共感を覚え、感情移入していたところで、突然の主人公の死 もちろん驚いたが、それ以上にガッカリした そして、謎が解き進められていくうちに明らかになっていく、主人公の犯罪行為や隠された行動が解って行くたびに、主人公に対して持っていた良い印象はなくなっていく そして、ひねり過ぎともいえる結末、さらに死とともになされた猟奇的な行為 最後まで読むのが辛く(つまらなく)感じたのは、東野作品の中では初めてだった 一般的な評価が比較的高いのが個人的には理解できなかった。 デビュー作から順に読んだ、これまでの6冊の中で6番目の評価 これまで読んだ東野作品の中で唯一「読まなければ良かった」と思った貴重な作品 最も魅力的な登場人物:高間(刑事) |
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なんとなくだが、この人が犯人なんじゃないか?と感じたのは、なぜでしょう。
東野作品にしては、ちょっと軽妙な気がしたのは、カッパノベルズだったからなんですね。 なるほど、キオスクに並んでるので、そういう趣旨で書かれたのでしょうね。 主人公が謎を解くために都合の良いように、先々で便宜を図ったり、ヒント的な事を言ったり、、、 この人が犯人という気がしてからは、探偵役の女流推理作家の主人公より、犯人の方に気になるばかり。 後半に行くに従って、その思いが強くなって、結果、「やっぱり、そうだったのかぁ」という推理小説は正直、今まであまりなかったので、ちょっと満足度もあったりで、皆さんほど低い評価は付けれませんでした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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