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タカタソン さんのレビュー一覧
タカタソンさんのページへレビュー数26件
全26件 21~26 2/2ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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この本は読手にトリックを仕掛けていて、それを良しとするか見える展開を不快に思うかで評価が分かれる。
つまり読んでいると、現実世界の話なのか夢の世界なのかが分からなくなっていく。 それを可能にしているのは設定で、主人公の弟(自殺未遂で植物人間状態)と開発された医療器具で夢の世界で対話が出来るというもの。 姉の主人公(漫画家)が、対話を終え器具を外して現実世界だと思っていても弟が出てきたり、分からなくなってくる。 しかしながら、オチはある程度のところで読めてくるので、そこだけ見てしまうと低評価になるかもしれない。 まぁ、ページ数も少なく飽きずに読めるし主人公のトラウマを焦点とした文章表現は良いのではないでしょうか。 |
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柴田氏の最高傑作「聖なる黒夜」の主人公が活躍する短編集。
探偵物の短編としては普通に面白い部類に入るだろう。 ただ、なぜこのキャラクタ-を使ったのか?麻生の名前を使えば、読者は当然「聖なる黒夜」を読んでいる し、そのレベルを期待してしまう。 特に山内練との関係を期待してしまうと大きく裏切られる。 本当に各話でおまけ程度の会話のみ。 難しいのは、関係を知らない人が読んだら逆に何のことやらサッパリだと思う。 微妙な位置づけになってしまった。 |
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最後まで、一気読みさせる展開の早さと読み易さはさすがと言ったところ。
ただ、それは逆を言えば主人公に都合の良い展開が続くという事でそれが 随所に見えてしまうのは残念。 それと、同期という題名からキャリアとノンキャリアの立場の違いでの話かと 思いきや刑事と公安での同期で意外ではあったが分かりずらく感じた。 話自体も公安事件の話なので最終的なオチもどうだか・・・。 警察小説好きな方も文庫が出てから読まれても十分でしょう。 |
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映画原作との事。
シリ-ズもの2作目。1作目を読んでいるので、すんなり入り込めた。 が、あいかわらず主人公が好きになれない。 ただ、1作目より数段面白い。 死んだはずの女からの電話で話が展開していく。 古き良きハ-ドボイルドの典型の感。 電話の女の正体を知った時、純粋な悲しさがそこにはある。 |
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友人がヤクザに作った借金を返す為に偽札作りをするという始まりだが、1人の主人公を中心に
名前を変えながら各章で仲間と共に偽札を作る目的が違うのが面白い。 当然、追われながら、もしくは仕掛けながら偽札を作っていくのだが、その作る描写は 相当細かく、物語は軽いノリでどんどん進んでいく。(逆に軽すぎでマイナス) 気軽に読めるのでお勧めです。 ただ、最後のエピロ-グ(大オチ?)はどうでしょう? 私は、エピロ-グは無いほうが良かった。 (なんじゃそりゃと思わず言ってしまった。。。) |
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今、東京の大手書店では平積みにされて、見出しが帯に詠っている本作。
内容はと言うと、中国マフィア、暴力団の抗争と事件追う刑事のよくありそうな話。 ただ、展開は速く、没頭してスト-リ-を追い感情移入して一気読み出来れば、 確かにどんでん返しであり、涙することもあると思う。 しかし私は、どうしても主人公が好きになれず(坊主頭で落語好きな刑事)、時間を空けて 読んでいたため、感情移入も出来ず、さらに結末も途中で何となくわかってしまった。 (とは言っても結末はちょっと切なかった) 読み終えてみると、中国マフィアがふたつ、暴力団など一見複雑な結末に なりそうなところが、実はとてもシンプルな結末で終わり、良く出来た話だと思う。 ただ、やはり主人公、主人公のチ-ムメンバ-の魅力が薄く、名前も忘れているので 出てくる度に巻頭の登場人物一覧を見る始末。 主人公と対立する新人署長や秘書(キャリアでありヒロイン)は良かっただけに もったいない気がした。 主人公が気に入れば間違いなく良い作品。 話自体は面白かったので、読む本に迷ったら続編の「毒のある街」を読もうと思う。 |
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