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タカタソン さんのレビュー一覧

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レビュー数11

全11件 1~11 1/1ページ

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No.11: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

本作を出版する意味はあるのか

完全にやらかした駄作中の駄作としかいいようのない。

どうしてもリアリティが低すぎる。
山荘で逃げられない状況だとしても、あと一回刺されたら死ぬという状況でも、数匹の蜂相手に、死に物狂いのサバイバルってありえないでしょ?あと、主人公の妄想も無駄に長く、怖さも何も煽らない。あまりの展開に失笑です。

文量も多くないので、1~2日で読めてしまうが、オチもまたヒドい。間違いなくホラ-ではないし、謎かけする推理小説のありえない解決編。

何これ?と失笑だけが残る今作でした。
(ファンだからこそ、期待が大きかったからこそ、きつく言います)
雀蜂 (角川ホラー文庫)
貴志祐介雀蜂 についてのレビュー
No.10:
(3pt)

このオチはどうか

サスペンス&ホラ-という事だが、その表現が合っているかは疑問。少なくても怖くないし・・?

スト-リ-は主人公の目的も無い旅で、聞いたことも無い駅で降りたその街が世の中から乖離していて、携帯が繋がらなかったり、過去に人体の発火事件が起きていたり、この街に伝わる伝説があったりして、やがて事件が起きていくという展開。

この土地というか街の描写は、暗くも怪しく、また住人もそんな感じで古い古都を思わせる感じでジメジメ感がいいが事件の展開やオチは全く受け付けなかった。

中高生が読むようなミステリ-ならアリかもしれないが・・・・。

逢魔ケ刻(とき) (ハルキ文庫 ひ 5-6)
樋口明雄逢魔ケ刻 についてのレビュー
No.9:
(3pt)

1975年の女子高生物語

物語は2部構成になっていて、1975年の16歳女子高生の話と1996年に1部で起きた時効になっている事件を調べる刑事の話。まず、これも好みも問題だが1975年代のロックに熱狂し危ない女子高生たちの青春模様がこれでもかってくらいに書かれている。その当時にどんな音楽で、どんな恋愛で、どんな危険か、青春小説が好きな方は面白く読めます。ただ、私ははっきり言って興味がない為、キツイかった。事件が起きるのも1部の最後の最後。そこまで長すぎる。後半は1975年に起きた事故?を刑事が調べていき、その真相が判明するのだが、ちょっと強引すぎるというか1部を読んで到底そのような登場人物関係間には思えなく、後付けでまとめた感がある。

ただ、初めは青春小説で書き出して途中でミステリに方向転換したのであれば、ギリギリだけど成立しているし、素晴らしい文芸だと思う。
少女達がいた街 (角川文庫)
柴田よしき少女達がいた街 についてのレビュー
No.8: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

OLがタイムスリップし紫式部の片腕に・・。

OLがタイムスリップし、平安時代の「小袖」という人物と入れ替わり紫式部の片腕として、「源氏物語」の執筆の手伝いをするというもの。著者ならではの源氏物語の解釈が繰り広げられているのだとは思います。
が、すみまんせん、源氏物語自体に全く無知で興味も無い為、読み進めるのが困難でした。

いくら好きな作家とはいえ、興味のない分野まで手を出すなという教訓を得ました。
小袖日記 (文春文庫)
柴田よしき小袖日記 についてのレビュー
No.7:
(3pt)

挑戦作とは思うが好みに合わず。

まず、「不思議の国のアリス」の登場人物が着ぐるみを着たり変装して、主人公の前に現れるのだが、「アリス」自体の話を知らない為、うさぎとかタキシ-ドだとかお茶会とか全然わかりません。
主人公OLが公園でみたのは、死体なのか、アリスの登場人物を見るのは幻覚なのか、隣に住む老婦人とともに調べていくのだが、この進行ぐあいが、全く受け付けず読むのがキツかった。

全ては、ある事を思い出させる為の事なのだが、その過程で起きた事件の真相はある意味、それってあり?だがそれこそが今作のオチであり挑戦であり、賛否を分けるところだと思う。

そのオチに対して否定はしないが、それ以前のスト-リ-展開についていけませんでした。

紫のアリス (文春文庫)
柴田よしき紫のアリス についてのレビュー
No.6:
(3pt)

この小説に何を思えばいいのか

この本は個人的には好みではなかった。
話にスピード感がないし、何より主人公(オリンピックを妨害する犯人)に全く同感できない。
主人公の様は読んでいてイラついて本を投げたくなるような場面が多い。

腹違いの兄が出稼先で死んで、東大生でありながら同じ出稼ぎ労働をし、言われるまま色々と体験し、
国を相手に強請るのだが、行き当たりばったりで運よく警察から逃れ挙句の果てに覚せい剤中毒になり・・・。

戦後の日本においてオリンピックという一大イベントにおいて、地方と東京の貧富の差やオリンピックを成功させるために人権を無視した労働をさせた事について、考えるきっかけになったのはプラスなのかもしれないけど。
発展途上国で行われるオリンピックは少なからず貧困者の出稼ぎによる犠牲の上になりたっている事なのか?

社会について色々考えるには読んで良いかもしれません。
オリンピックの身代金
奥田英朗オリンピックの身代金 についてのレビュー
No.5:
(2pt)

幽霊設定が好きになれるか?

この小説名からも分かる通り、幽霊が自殺の危険者を救うという話で、もともと自殺した
年代の違う4人が神様に100人を救えば天国に行けると言われ救助をしていく。

この小説はまずこの設定に乗れるかと、随所に出てくる登場人物年代のノリの軽い考えやギャグが
受け入れられるかがある。
また、小説の構成自体も結局は自殺危険者を救うエピソ-ドを集めた形になっている。

大きな話の流れもなく、設定やキャラに魅力を感じず読んでて辛かった。

ただエピソ-ド自体は良く出来ているとは思うので、とくに悩みやウツで苦しいでいる方にとってはとても良い本だと思う。読書歴の浅い人、学生にもお勧め。
幽霊人命救助隊 (文春文庫)
高野和明幽霊人命救助隊 についてのレビュー
No.4:
(3pt)

冒険ではなく、単なる謎解。

単なる謎解きの内容で期待外れ感があまりに大きい。
舞台は日本の難易度の低い山で起きた友人の死亡事故を追う話。
正直言って、山の壮観さや厳しさなどこれを読んでも感じない。
ほんとに殺人事件を山に移しただけといった内容。

謎解きミステリが好きな方は、変わった趣向という事で楽しめるかも。
聖域 (創元推理文庫)
大倉崇裕聖域 についてのレビュー
No.3:
(3pt)

これは完結されているのか?

この本がファンタジ-とは知らず購入。
ただ、ブレイブスト-リ-やICOも読んでいるので何事もなく読始。

スト-リ-は
主人公(小学生の女の子)の兄が同級生を殺害し行方不明。
兄は「英雄」の器になり、事件を起こしたと知る。
「英雄」の表と裏。
兄を救えるのか、英雄を再び封印できるか・・・。

一見面白そうに思えるが、そこまでに前置きが長すぎる。
細かい世界観の説明で、ここまで引っ張るかと思うぐらい。
いい加減投げ出したくなった。
実際に兄を探しにいくのは中盤以降。(これだけ分厚い本で)

で、驚きなのが最終的に主人公の役割が変わってしまうことだ。
当初英雄を封印の旅だったはずが、ある事でスパッと終焉を迎える。
これは元々の発想だったのか、それとも話が壮大になる過ぎるために
途中で切ってしまったのか。

不完全燃焼感がどうしても残る。
続きを匂わすような終わり方もどうだろうか。


英雄の書 (カッパ・ノベルス)
宮部みゆき英雄の書 についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

しょうがないか。

どうやら映画化になるとの事で(2作目のバ-にかかってきた電話)、1作目であり東氏の
デビュ-作でもある本書を読んでみた。

正直、読んでて暇だった。
主人公がどういう立場なのかがわかりづらい。
彼女がいなくなって探してほしいと言われ
大学の後輩という事で探しはじめるのだが、その探し始める動機も弱いし、
他の登場人物もどういう関係なのか、いちいち巻頭の登場人物一覧を見る始末。
ヤクザともタメ口をきいたり、よく分からん。

話はひねりもなくシンプルでストレ-トな感じで終わる。
デビュ-作だからしょうがないですかね?
2作目に期待です。
探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)
東直己探偵はバーにいる についてのレビュー
No.1:
(2pt)

中途半端な駄作

大沢在昌は、本当に好きな作家の一人でほぼ全作読んでいるがその中でもこの本は正直ワ-スト1かも。


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魔物(上)
大沢在昌魔物 についてのレビュー