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タカタソン さんのレビュー一覧
タカタソンさんのページへレビュー数3件
全3件 1~3 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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地べたに這いつくばって顔をつけて臭いを嗅ぐ感覚。
こんなに臭いを感じ、心をえぐられる小説には出会ったことは無い。 こんなにも山を登るのが過酷で絶望なのかが、恐ろしい位に感じてしまう。 -40℃の世界で壁に張り付いて、指の感覚が麻痺し、幻聴が聞こえる世界が恐ろしいほど眼に前にある。 著者の情熱というかそんな生易しい表現ではなく、感性の爆発、書く殴った狂気は読む者を圧倒する。 |
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この小説はとても些細な小説だ。「静」の小説。
物語に大きな事件があるわけでもなく、独特の世界の中で小さい主人公がからくり人形を操ってチェスを指し、チェスを通して人の優しさ、怖さ、喜び、悲しみ、恋を知っていく物語。 表現が難しいが手で包み込むようなやさしくて小さい話で、読み終わった後、主人公を想い涙を流した。 いろんなジャンルの本を読み漁って、心が乾いている方には響く小説だろう。 しかし、小説に動きを求める方にはつまらなく感じるかもしれない。 それと世界観が独特で、得に主人公の造形が、見えすぎると引いてしまうかもしれない。 ただ、それでもこの小説のオリジナリティは滅多に出会えるものではなく、自分にとっては唯一無二の小説と言い切れる。 |
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物語は冤罪(無実での誤認逮捕)という重いテ-マにある罪と罰。
ただ、物語は大物ヤクザが殺された事から始まり、その犯人探しのミステリ-との2重構造。 主人公はRIKOシリ-ズからの刑事の麻生とやくざの山内。 とんでもないペ-ジ数だが、次が気になる展開の上手さ、キャラクタ-の魅力は時間を忘れさせる。 圧倒的な登場人物の魅力と、ミステリ-・人間ドラマとしての重圧感はある意味極み。 男が女を、女が男を愛するだけでなく、人間に惚れ愛する事も重要なテ-マとしてある。 表現として同性愛描写があるが、必要な表現として受け入れるべき。 これを読まないのは勿体ない過ぎる。 間違いなく衝撃を受けるだろうし、その後の読書観を変え得る作品と言えよう。 |
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