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りーり さんのレビュー一覧
りーりさんのページへレビュー数109件
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※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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本作は大学教授を探偵役に据えるシリーズ作品の第八作目。既翻訳本の「ミステリ講座の殺人」はそれの二作目にあたるとのこと。特にシリーズ通しての繋がりはないようなので安心です。
舞台は世界を航海しながらサーカス巡業を行う<サーカス・クイーン号>。その団長がゴリラの檻にて死んでいました。 誰しもが事故だと思っていました、事故以外の可能性を捨てていました。 しかし巡業先で曲芸師の一人が演劇中に大怪我を負い、船内に潜む悪意を感じ取った探偵役達は団長の死が利権狙いの殺人だったのではないかと動き始めます・・・。 汚点ばかりというわけではないのですが色々と淡々としています。 まず登場人物の台詞に難あり、普通の会話はともかく何かを説明するときの機械的な言動がひっかかる。 短い掛け合いはそれでそれで読みやすい時もあるんですけどね。 世界を廻りながらの事件なので事件と事件のスパンが長い。登場人物もかなり冷静で緊迫感のようなものはあまり感じられません。 本作は1940年刊行ということで普段読むミステリとは色々と違った趣を感じられました。 今世紀、世に出回ってるミステリがトリックの大胆さ精緻さ、技巧と装飾を競っているのなら本作は評価に値しないでしょう。 私がこれを読んで感じたのは本来の捜査や推理ってこういうのが普通だよなぁ と、はなから密室殺人や動機のない殺人(交換殺人等)を考慮して動くのは小説の中だけだよなぁ と、・・・これも小説ですが。 一方で事件に並行してある男女の悶着が起きますが、その男女の想いの揺れの描写は今も昔も変らないようなのがまた面白いのです。 海外文学はあまり嗜みませんが、これは手に取ってよかったです。★は6つ!! |
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今風の女子高生から隔世した読書家女子高生とジャンク映画マニアの男子高生が過去に置き去られた謎を解いてゆく短編四集。 舞台は現代なのですが登場人物の古風な趣味と放課後居坐るレトロな喫茶店、提示される謎は過去の出来事の推察ということでオールドな雰囲気も感じさせます。 トリックは物理的な物はほとんどなく過去の人物が何故この行動に至ったかを求める心理的なものが強いです。 魅力ある登場人物と一貫したテーマを持たせた謎解きで短編集としては大変良作でした。 |
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ふとしたきっかけで古典部なるものに入ることになった主人公、先客として気になる系少女と中学時代の旧友も加わり、かくして古典部シリーズのビターで爽やかな青春ミステリーは始まります。
本作は文集「氷菓」の真実に迫るストーリー。 ミステリーであると同時に高校生の機微な成長を描く青春物語としての一面も覗かせます、むしろそっちがメインかもしれないです。 |
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探偵助手コンビに一人の大家を加えて、コミカルに殺人事件を描きます。 三作目ということでキャラクターの魅力が円熟されさらに面白くなってきました、朱美ちゃんと鵜飼さん、竜平君の関係ににやにやしてしまいますね。 今作はアリバイトリックと物理的トリックのザ・ハウダニット。現実的かはさて置きユニークなトリックはこの作品に非常にマッチ、楽しいミステリーとして誰にでもおすすめです!! |
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ラスト数行に残酷などんでん返しが待つという謳い文句通りの短編集。明かしてほしくはないが明かさないと売りに出せないジレンマ。実際裏表紙を読んで購入を決めました。 と思っていたのですがここの感想を読んで表紙が「小市民シリーズ」と同じと知る、あれれなんかそっちに惹かれたような気がしてきた。 見出し通り結末は残酷で後味は悪いが終始鬱々しているわけではなく、序盤は日常的な謎をあるいはファンタジーな世界での異端を平坦に描き、ラストのどんでん返しとのコントラストを顕著に見せています。決して晴れ晴れしい気持ちにはなりませんが、唾を飲み込むような息苦しさを味わえ、そのような作品が好みな方にはおすすめな短編集になっています。 城シリーズのイメージからはかなり裏切られました。短編集では精緻精巧なトリックには限界があると思っているので、雰囲気と転結を重視しているのですが本作は十分合格点、★は6つです!! ▼以下、ネタバレ感想 |
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タイトルはあくまで表題作であり密室をテーマにした短編集ではないので注意。
東川作品らしいユーモラスなキャラクターとタイプの違うトリックの作品集なので手軽に楽しめます! |
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