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とも さんのレビュー一覧
ともさんのページへレビュー数45件
全45件 41~45 3/3ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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子供は兎角守られがち。それが、特に犯罪に関わる場合はなおさら。この年代、大人が思うほど未成年は馬鹿ではない。ないのは、責任感であり、社会も擁護する傾向にある。昨今、選挙権引き下げが決まるなど 権利を与える風潮がある。それに反対はしないが、その代わり責任年齢も引き下げなければ片手落ちである。どちらかといえば、子供を悪人にすると否定される傾向が強い中、湊かなえの「告白」といい当書といい、問題提起となる非常に嬉しい作品である。
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この本をよくある陰謀小説と読むか、ノンフィクションと読むかは、読者の判断に委ねられるところ。仮に前者スタンスで読む場合、まぁよく出来ている。プロットはもちろんだが、ストーリー、人物描写、スピード感どれをとっても圧巻で、途中でやめられなくなる。後半はおおよそ答えも見えてきて、少々尻すぼみ感は拭えないが、最期の最後に書かれたハイチの予言は不気味であり、また東日本もどうだったんだろうと、ちょっと真剣に考えてみたりして。。。兎に角、迫力がある作品。
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3人の主人公の話が、交互に繰り返されながら重なり合う。昔からよくあるピカレスクというジャンルに入るのか、音(音楽)が無く設定地が仙台でないこと、ファンタジー性が見当たないことが 伊坂作品としては少々異例といったところだが、悪が明確で、構築されたプロットやスピード感は伊坂そのもので満足。
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書籍として、鯨統一郎の作品は主題に対して何かを掛け合わせる。当作は、落語と幕末の掛け合わせ。初めのうち、単なる落語のオチと幕末をこじつけただけのただの短編集かと思いきや、途中で連作になっていることに気づく。粗忽長屋の住人が幕末にどのような影響を与えたのか、これ以上はネタバレになるので終わりにするが、後半から面白さが増すことは鯨の必然か。
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書籍として、非常に感想の書きにくい作品。全体としてはよく出来ている。文学作品として読むのであれば秀作である。ただし、道尾作品として読んだ場合には期待から外れる。作品形態は連作短篇集。3篇とエピローグで構成され、各篇にはそれぞれの登場人物の現在と過去の物語とあとひとつずつ絵本の物語が入り混じりながら進んでいいくなかで、またそれぞれを繋がせ最期に収束させる複雑な形式を取り入れいているのだが、いつものシニカルさやパンチは全く鳴りを潜め、ん~いい人になりたいのか?普通の作家に落ちぶれか?と個人的にはガッカリである。
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