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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数170

全170件 41~60 3/9ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.130:
(7pt)

はじめてのグレッグルッカ氏

及第点はつけられると思います。
でも、別の本を読んでみたいかと聞かれたら・・・答えに戸惑いそうです。

こういうアクション中心の小説が好みの方もいらっしゃるでしょう。
私はどちらかというと、行動よりも「人の闇」を読む方が好きなので、あまりなじめませんでした。
ただ、ヨガやバレエに関する情報は役立ちました。
やっぱりヨガって身体にいいんですね。

スパイものやアクションシーンがお好きな方にはお勧めです。

逸脱者(上) (講談社文庫)
グレッグ・ルッカ逸脱者 についてのレビュー
No.129:
(7pt)

期待した以上のものはなかった!

久しぶりにキャロルオコンネル氏の本を読んでみました。
私はマロニーの大ファンで出来れば?(無理だろうけど)(いや、全く無理!)マロニーみたくなりたいと常々思っているのです。
久々のマロニーに期待していたのですが、この本は読むのに大変難解でした。
ミステリーもどこか中途半端な気もします。
持ち場持ち場の役者が仕事をしっかりしていないのでは?
個性的なキャラクターぞろいのはずなのに、面白さがイマイチでした。

期待した以上のものはありませんが、マロニーファンとしては、やはり読んでおくべき一冊であることは間違いありません。

ゴーストライター (創元推理文庫)
キャロル・オコンネルゴーストライター についてのレビュー
No.128:
(7pt)

映画とは別物と考えて読むと理解がしやすいかも

DVDは何度も観ています。
繰り返し観るのは舞台であるフィレンツェが美しいのと、レクター博士が私の好みだということです。
主役のクラリスはやはりジョディフォースターが適役だと思いますし、「ハンニバル」のクラリスは演技もイマイチです。
特に走るシーンは酷いものです。
それでも何回も観たくなるのは、映画としてよくできていますし、レクター博士と対抗するメイスンヴァージャーが良い味だしているから。

本に戻りますと、書物ならどれだけでもサディスティックなものが書けますが、映画となると難しいのでしょう。
トマスハリスの原作はこうだったのか・・・と。
映画を先に観るか、本を先に読むか。これは常に考えることですが、「ハンニバル」に関しては別物と捉えた方がよさそうです。



ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)
トマス・ハリスハンニバル についてのレビュー
No.127:
(7pt)

大作ではあるのですが、小さくまとまりすぎているかも

長編です。
もっと話が広がるかと期待していたところには、がっかりですが、それでも最後まで読ませる筆者の力量には脱帽です。
ウォーカー氏の小説は初めてでしたが、引き続き読んでみたい作家さんなのは間違いないです。

話の始まりから終わりまで通して考えると、小説というよりはむしろ映画的?
アクションから突飛な展開、主人公を取り巻くわき役陣も異種多彩で映画にしたらさぞかし面白いだろうな〜というのが率直な感想です。
もちろん小説としてもジェットコースター的ストーリーなので未読の方には是非お勧めしたい一冊です。


処刑前夜 (講談社文庫)
メアリ・W・ウォーカー処刑前夜 についてのレビュー
No.126:
(7pt)

ちょっと物足りないかな~とは思うものの

安心して読めるのが、メアリヒギンズクラーク氏のミステリーかもしれません。
もちろん及第点ですし、主人公のマギーがモテモテなのが羨ましいくらいです。
こういう女性の視線を逃さずミステリー仕立てにするのが上手い!

タイトルと表紙の絵はイマイチですが、未読の方には是非お勧めしたい一冊です。

月夜に墓地でベルが鳴る (新潮文庫)
No.125:
(7pt)

クリスマスシーズンにはふさわしい一作

年は明けてしまいましたが、クリスマスシーズンにはピッタリの小説です。
サラサラと読めますし、難しいことは一切ないので休暇を過ごすお供としては最適です。
長編でないのも魅力的です。

タイトルと表紙はイマイチですが、未読の方には是非お勧めです。

小さな星の奇蹟 (新潮文庫)
No.124:
(7pt)

検視官ジェシカコランシリーズ

はじめてのジェシカコランシリーズでした。
印象としては、最初から飛ばしてるな〜と。
ジェットコースタームービーみたくスラスラとテンポよく読めます。
殺人自体はかなりグロいので、耐性のない方にはお勧めできませんが、強い方には是非お読みいただきたい一冊です。

こういう小説を読んでいつも思うのですが、ミステリーに恋愛ものが果たして必要なのかと。
この本については、恋愛ものは出さずに徹底的に殺人事件を描いて欲しかったです。
変にぼやけてしまうのが残念なのです。せっかくの「カギ爪」という題材ですから、もっと犯人側にたって詳細に知りたいところでした。



第六級暴力殺人―女検死官ジェシカ・コラン・シリーズ (扶桑社ミステリー)
ロバート・ウォーカー第六級暴力殺人 についてのレビュー
No.123:
(7pt)

ジェットコースター的ハードボイルド?

デミームーアで映画にもなったそうで、場面の展開が早くて結構楽しめました。
一気に読めるって、これはこれで良いですね。

読んでいくうちに準主役といっていいティーチャーに段々惹かれて、(ありえない話ですが)このまま二人が結ばれないかな?と。
敵同士だから、それはあり得ない話なのですが、そう思ってしまうぐらい二人の関係性が良かったです。

あと不満としては、登場する刑事に魅力を感じなかったことでしょうか。
もう少し踏み込んだ書き方でも良かったのではないでしょうか。

続けてデビュー作の「ケイブマン」を読もうと思っています。期待できますね!

陪審員 (ハヤカワ文庫NV)
ジョージ・ドーズ・グリーン陪審員 についてのレビュー
No.122:
(7pt)

ミステリーはやっぱり殺人が起こらないと、怠いです。

前半、ブラックウォーター湾の人々の話が続いて退屈で退屈で途中で読むのをやめようかと思いました。
ミステリーの醍醐味の一部として、どこでだれがどうやって殺されたか・・・あるいは殺したか。
ここが決まらないと人間模様の話ばかりでは飽きてしまいますね。
普段はこういうことを思わずに読んでいたのですが、やっぱりミステリーには殺人が必要!と。絶対条件ともいえます。

内容としてはもう少し艶やかさ?華があっても良かったのでは?と思えるほど簡素なミステリーでした。
好みではありませんが、描写としてはきちんと書かれているので7点かなと。
もっと波乱にとんだ内容だと、アガサクリスティーもビックリするほど出来が良かったのでは。


ブラックウォーター湾の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.121:
(7pt)

ミステリーとしては6点ですが、ダイアモンド氏の頑張りで7点!

シリーズものなのですね、「偽のデュー刑事」は前に読みましたが、内容を覚えていません・・・。
まあまあ面白かったのでは?!
ダイアモンド氏が警察を辞めてからの物語になっています。

あとがきにも書いてありましたが、ダイアモンド氏の行動・言動をみていると、ダルジール警視やフロスト警部を思い出します。
懐かしさからまだシリーズものを読みたくなりました、結果がわかっていてもフロスト警部やダルジール警視ものは面白いですものね。
真っ向勝負のミステリーもたまには良いものです。

単独捜査 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ピーター・ラヴゼイ単独捜査 についてのレビュー
No.120:
(7pt)

軽い感じでスラスラ読めるので、気分転換には最適かも!?

難しいミステリーではないので、気軽に読みだせます。
前に読んだ「私の初めての事件」が軽い感じで面白かったので、二作目に挑戦してみました(でも、日本では?二冊しか出版していないようです)

主人公は、どこにでも?いるような新米記者で、ちょっとだけおっちょこちょいな感じが同類を見ているようで安心感があります。
事件自体はさほど面白みのないものですが、彼女を取り巻く個性的な人たちが飽きさせません。
もう少し家庭の中の様子が欲しかったかな~という思いもありますが、スラスラ読めて読後感も良かったので、7点です。

私のちいさな賭け (ハヤカワ・ミステリ文庫)
アネット・ルーム私のちいさな賭け についてのレビュー
No.119:
(7pt)

お勧めしますが、かなり長い!

こういう感じの表紙って、大体が好みではないのですが、目先を変えてたまには読んでみようと思って。
つまらなかったら、途中でやめてもいいし。

長編の割には読みやすく面白かったです、でも、原題の「TUNNEL VISION」がどうして「バースデイブルー」になるのか・・・。
もう少し主人公の特徴をくんで格好いいタイトルにして欲しかったです。イラストもちょっと安っぽい感じじゃないですか。

メグガーディナー氏のエヴァンとキャラがよくかぶっていて、どっちの小説を読んでいるの?と思うくらいでした。
動きとしては、こちらのウォーショースキーの方が二倍ぐらい?激しかったかも。
それは当然ですよね、エヴァンの方には相棒のジェシーがいるのだもの。
こちらは全くの一匹狼で奮闘するしかないもの。
サラパレツキー氏の本をもう一冊読むかどうか、躊躇するところではありますが、機会があればまた読みたいと思っています。

バースデイ・ブルー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
サラ・パレツキーバースデイ・ブルー についてのレビュー
No.118:
(7pt)

エヴァンとジェシーのやりとりにも段々慣れてきた!

二人の会話が独特なので、「裏切りの峡谷」を読んだ時は少々戸惑いましたが
段々慣れてくると、その面白さがわかるようになりました。
車いすの弁護士という設定も珍しく、バリアフリーの世の中って、なかなか難しいのだな〜と。
「裏切りの峡谷」よりも数段ジェットコースター的小説なので、どんどん先に進みます。
話の内容と読む勢いがバランスがとれていないと、アタフタするばかりになりそうです。
じっくりゆっくり読みたい人にはちょっと不向きかもしれません。
私の場合、どちらも好みなので、ドンドコドンドコ読み進められるのが快感でした。

最後に「エヴァン!事件は終わったから、少しゆっくり休んで!」
暗闇の岬 (集英社文庫)
メグ・ガーディナー暗闇の岬 についてのレビュー
No.117:
(7pt)

淡々と流れゆく

感情も入れながら淡々と川の流れのように進んでゆく。
これと似たような(あらすじは全く違いますが、醸し出す雰囲気が似ているという点で)小説を前に読んだことを思い出しました。
カーリンイェルハルドセン氏の「パパ、ママ、わたし」です。
この小説も淡々と進んでいって、読んだあとボーっとなったことを覚えています。

リサオドネル氏はこの小説の次を書いていないのでしょうか。
出版していても、日本で翻訳されていないのかもしれませんが、是非とも次の作品を読んでみたいものです。
一冊で終わるなんて、もったいない!もっともっと独特の個性的なミステリーを読みたいです!

神様も知らないこと (ハーパーBOOKS)
リサ・オドネル神様も知らないこと についてのレビュー
No.116:
(7pt)

「偽のデュー警部」以来のピーターラヴゼイ氏小説

「偽のデュー警部」も面白かったのですが、この愛称・バーティー氏が主役のミステリーも負けてません。
まず設定の「殿下」のキャラクターがしっかりしていて、それだけでも?楽しめます。
あと、上流社会の様子や地方貴族の住いと暮らしぶりが緻密に書かれていて、これも興味深かったです。
この緻密さがあるから、小説自体も生き生きとしていて、昔の話だけれども、リアルさを感じられる。お見事です。

ラヴゼイ氏の小説って、こんなに読者を楽しませるんだって、また気づいたので引き続き読みたいですね。

殿下と七つの死体 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ピーター・ラヴゼイ殿下と七つの死体 についてのレビュー
No.115: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

15人のベストセラー作家による「マンハッタン物語」

小粋な文章ばかりでスラスラ読めます。長さもちょうどよい感じです。
初めて読む作家さんがほとんどで、中には大好きなトマスHクック氏も!
クック氏の本もまた読みたいな〜と懐かしさもありました。

やっぱりブロック氏は会話がひと際上手いですね。
彼が題材に選んだのは「クリントン地区」昔の「ヘルズキッチン」でした。

ミステリーではありますが、難しくないミステリーのものばかりなので、頭をちょっとだけ冷やしたい時にお勧めです。

マンハッタン物語 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロックマンハッタン物語 についてのレビュー
No.114: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ミステリーというよりも、人間ドラマ

結構長いので、「上」を読み終えるまでが辛かったです。
「下」に入ってからは、物語が進むので読みやすいしドンドン引き込まれてしまいました。
結論がどうなるというよりも、過程が面白い小説ですね。こういうの好きです。努力賞をあげたいくらいです。

主人公に共感する部分は少ないのですが、こういう親子関係、私はここまで深く親と話したことはなかったな〜と、別の思いも生まれました。
アメリカの親子関係って、もっとサッパリしていて個人の主張が強いのでは?と勝手に思っていた点は反省です。
問題によっては、この本のようにもっともっと話し合った方がいいのかもしれません(問題が解決するしないは別として話し合うことが大事)

スコットトゥロー氏の腕がキラリと光った良い小説だと思います。

立証責任〈上〉 (文春文庫)
スコット・トゥロー立証責任 についてのレビュー
No.113:
(7pt)

デニスルヘイン氏の第一作目!

あまり期待しないで読んでみたのですが、第一作目というのに既に完成されている・・・さすがデニスルヘイン氏!
彼の小説の好きなところは、底にずっと流れている「闇」。
それが主人公にあるのか、主人公の周りにあるのか。犯人側か捕まえる側か。
探偵ものとしては、カラッとしていて読みやすいし、テンポよく進むので読む側としても楽しめました。
続きもあるようなので、これも楽しみです。
ブッパが良い味だしてます、こういうキャラを作り上げると、主人公が生き生きしますね。

スコッチに涙を託して (角川文庫)
デニス・ルヘインスコッチに涙を託して についてのレビュー
No.112:
(7pt)

軽い感じでサクサク読めます

警察ものですが、あまり重くもなく、それでいて事件がテンポよく進むので、軽い小説としては大成功だと思います。
でも、読み返すことはないかも!?

ミステリーでも、犯人もオチも全て読んで知っているのに、また読みたい!と思う小説ってあります。
私にとっては、ローレンスブロックやエリザベスジョージ、ジョンハート。
ポーラゴズリング氏もなかなか読ませる作家ではあるのですが、イマイチ私の好みではないようです。



殺意のバックラッシュ (ハヤカワ文庫―ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.111: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

スカダーシリーズとしては、ちょっと物足りない感もありますが

年をとったスカダーも魅力的ではあります。
昔話を聞いているというよりも、若かりし頃のスカダーがすぐ目の前にいるような気がして(ここが作者の腕なんでしょうが)
話自体が生き生きとしていて、「今」の話を聞いているようでもありました。

スカダーの魅力は何といっても相手との会話です。
エレインの話題がほんのちょっとだけ出てきましたが、片方のジャンもなかなか妖艶でした。
私が読み落としたのか、どうかはまだハッキリと調べていませんが、若い男の子の話題がなかったような・・・。tjです。
もう一度駆け足で探してみようと思っています。

償いの報酬 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロック償いの報酬 についてのレビュー