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すじぼり
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すじぼりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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北九州市の所謂Fラン私立大学に通う、亮。大学の同級生の和也と翔平も4年生になっても就職活動すらせず、将来が見通せないまま3人でダラダラと毎日を過ごしている。そんなある日、ひょんなことからヤクザと関わりを持ち、亮は堅気のまま関係を深めていく。 あらすじとしてはこんな感じですが、とにかく主人公の亮に魅力を感じませんでした。全体的に優柔不断で考えなし。やめろと言われても好奇心という曖昧な理由でヤクザとの関係を断たず、元々真面目でなかったのに大学にもほとんど行かなくなっていきます。父のロレックスを勝手に質屋に入れたりして親不孝者だし、彼女のはずの菜奈への扱いも酷いです。ラストは呆気なく、消化不良でした。覚悟もないのに、亮が何をしたくてヤクザと関係を続けたのか、しかも背中に刺青まで入れたのか最後まで共感できませんでした。 亮は翔平に疎遠にされたと怒っていましたが、そりゃ普通の大学生ならヤクザと付き合いのある人とは友達でいたくないよなぁと思いました。 こういうジャンルの小説は初めて読みましたが、抗争や拷問のシーンなどは迫力があり、文章力も高いので読み進められました。 | ||||
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タイトルに嘘偽りはありません。が、これが大藪春彦賞かと思うと、相当にモヤモヤ。 いや、本当に「すじぼり」とのタイトル通りなんです。これはこれで楽しめました。 が、大薮氏の真骨頂は、もっと冷めた描写にあるんじゃないかと。それゆえのモヤモヤです。 | ||||
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自分たちが平凡に暮らしてるそばに、パラレルワールドのようにこんな世界がある。その世界との接点は意外とたくさんある。そんな気がしました。 | ||||
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すじぼりというタイトルから、単なる任侠系の話かと思ってたが、大学生が主人公で、意外な展開で面白く一気に読み進めることができた。 | ||||
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落ちこぼれ気味の大学生が、ひょんな事からヤクザの世界に。事務所の若い者にパソコンを教えてくれと。アルバイト気分ではじめるが、お金の取り立てに付いて行ったりと、だんだんとその世界に踏み入れて行く。 色々と大変な目に遭うが、結局はやったりやられたりで、虚しい。 もうダメかと追い込まれても、悪運が強いのか助かるが、この後この子はどう生きて行くのかと気になりました。 | ||||
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東京難民に続き拝読した二作目は、前作の主人公とキャラが被る感じはありましたが、目が離せない展開で一気に読みきってしまいました。 | ||||
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やくざ世界の人情沙汰を大学生の視線から表現した場合、こういう感じになるんだろうなあ。リンチのシーンはけっこうリアルで、鳥肌も立つぐらい。やくざの恐ろしさ、しつこさはよく描けている。あっけない幕切れな点で星2つに下げている。 | ||||
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リアル感の少ない小説です。 「なか見!検索」で、出だしが見られますが、その程度の描写力でやくざ絡んだ大学生の日常が描かれています。 なんというか、リアル感がなく、ライトです。 ラノベが好きな方にはお勧めです。 そういった意味では、よく出来た出だしですよ。 | ||||
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北九州市を舞台にした青春アウトロー小説。 第10回大藪春彦賞受賞作。 先に読んだ同じ系統の『真夜中の金魚』の方が面白かった。 しかし、本作も決してつまらない作品ではなく、一定水準に到着した面白い作品だった。 ある事件をキッカケにヤクザの事務所に出入りすることになった大学生の亮は、次第にアウトローの世界にのめり込んでいく… | ||||
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キャラクター設定が、ベタではあるが好感が持てた。 映像化して欲しいと感じる、数少ない作品でした。 ラストの展開だけは、少々興奮に欠ける・・・ | ||||
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こういうのも書けるのか、という感じである。面白い実に面白い。 登場人物がいきいきしていて、一部ステレオタイプでいかにもな人もいるが、生臭さが最高である。 長さを全く感じさせない。 | ||||
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物語の展開にどんどん引き込まれて、あっという間に読んでしまった。 | ||||
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文庫を読んで感激して、その後にこの単行本を買うという、ちょっと信じられないことをしております。普通の人のやることと順序が逆でないかい。いや普通どっちか読んだらそれでお仕舞いですよね。両方もって読み比べてみたわけでして、その違うところがまたいいのよね~。作者が表現を変えた理由は何かなあ~なんて考えたりして。暇ですなあ~私も。 | ||||
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ちかくの,本やでは,なかなか,見つけることが出来なく,購入出来て大変 | ||||
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この人の本は、なんだかんだいって結構読んできた。でも、本書のようなホラー要素のない本は初めてでもあり、期待と不安の入り混じった複雑な心境で読み出したのだが、これが結構読ませるのである。でも筋書きは、まんまVシネだった。リアルに怖いゴクドーさんたちが登場して、地方のなんともいえない場末的な雰囲気の中で熱い熱いシノギを削っていくのである。 しかしこれが読ませる。ほんと、このチープな話がおもしろいのだ。 まず主人公である甘ちゃん大学生の亮がホント馬鹿。でもって自分からどんどん窮地に陥ってしまう。これがある種の快感だった。オビで北上次郎が書いているのはそのことだろう。どんどんエスカレートしていって、どんどんヤバイことになっていく。ほんの出来心でした大麻の盗みが、やがて組同士の抗争に発展していってどんどん人が死んでいくのである。う〜ん、いま気づいたが、さっきから『どんどん』ばかり使ってるぞ^^。エスカレートしていく様を強調したかったのだ。とにかく本書はそういう風にラストに向けて風向きが悪くなる一方なのだ。ラスト自体はちょっと肩透かしの感が無きにしも非ずなのだが、それは目を瞑ることにしよう。登場人物に目を向けると、ゴクドーのみなさんも任侠を重んじる方々と、ハイテクを駆使した事業展開でのさばっているインテリで冷酷な方々という風に非常にわかりやすい構図で色分けされており感情がブレることなく物語に没入できたし、こういう話にありがちな濡れ場が多いというワンパターンの戦法がなかったのも良かった。 というわけで、チープな話だったのにも関わらず結構楽しんだ。やっぱりこの人好きだなぁ。 | ||||
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■北九州市に住む滝川亮は地元の私立大学4年生で父親と二人暮らし。就職の当ても無く、卒業もきわどい有様だ。亮はかつて東京に居たが、父親が事業に失敗し中学のとき父の実家がある北九州市にきたのだった。父はタクシー運転手をし苦労して息子を大学にやったが、無目的に日々を過ごす亮との仲はよくない■ある日亮は、悪友の翔平と和也にそそのかされて、繁華街のクラブの金庫の大麻をくすねる。やくざに追われ逃げ込んだバーで、亮は速水という男に助けられる。速水は小さなやくざ組織速水総業の組長だった。ひょんな出会いから、亮は速水総業に出入りし、19歳の下っ端組員・松原にパソコンを教える羽目になる■速水総業には、ほかに武闘派の若頭・武石、風俗担当の若頭補佐・目黒、債権取立て専門の尾崎がいた。速水総業は任侠道を律儀に守ろうとする古い体質の集団だった■やがて友人の和也が自分を速水の配下だと虚勢を張って事件をおこし、それが発端で速水総業は、対立組織仁龍会との凄惨な抗争に突入してゆくことになる。世話になった速水を助けようと真剣に苦悩し、もがく亮――。物語は父と子の対立と和解を織り交ぜつつハイスピードで展開する■アウトローの世界を描きながら何故か哀感切々たるものが心の奥底から吹き上げてくる。見事な青春小説である。 | ||||
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