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風の中のマリア
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風の中のマリアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全267件 121~140 7/14ページ
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スズメバチは、単なる怖い昆虫であるという認識でいましたが、生きていくには、とても大変な世界だなと感じました。マリアがスズメバチではなく、人間だったらさぞ、頼もしいキャリアウーマンでしょう。作品は、非常にわかりやすかったです。 | ||||
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帝国一の女戦士として成長していくマリアが、殺戮の限りを尽くす。自分が生きる意味について問いかけてくる。なかなか面白い作品だった。「永遠の0」とも通ずるテーマを感じる。 百田尚樹の特徴は「永遠の0」でも感じたことだが、膨大な取材を素材としていかし、陳腐な面は否めない点は感じるものの、読み手に最後まで読み切らせるエンターテインメント性にある。 そこに最大の弱点も感じる。例えば「永遠の0」に出てくるエピソードはさまざまな零戦の戦記を読めばいいかもしれない。「風の中のマリア」にしても、「利己的な遺伝子」などいくつかの自然科学の本を読めばいい。ところが、普通の人が、戦記や自然科学の本を読めるかどうかと言えば、多くの読者は興味を示さなさいだろう。「利己的な遺伝子」は名著だが600ページもある専門書だ。 でもマリアが主人公となった小説として読んでいると、面白く普通の読者でも、子どもでも、新しい境地へ導いていってくれる。そういう役割に意味を見出すなら、素晴らしい小説家なのだと思う。読者の中に「利己的な遺伝子」を手に取る人が出てくるかもしれない。 殺戮すればするほど、マリアを応援したくなり、愛おしく感じていくのは、読んでいて、自分でも不思議な感覚だった。帝国の夢の実現を応援したくなる。 「永遠の0」で命をかけた方々は、もしかしたら、僕の人生ですれ違っているかもしれない。マリアのような存在も、住んでいるすぐそこに、いつ存在してもおかしくない。そんな自分の生活とのつながりをリアル感じられる。ここがにくいところだ。 「永遠の0」は映像化に成功したようだ。果たして「風の中のマリア」を映像化することは可能なのだろうか?アニメか実写か特撮かCGか?どれも見てみたい気がする。 | ||||
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本の状態や配送スピードなど文句なしです 田舎のほうでは蜂が巣を作らないように庭に酢や砂糖や酒を調合したボトルをぶら下げたりしています 蜂が活発に動きだす季節やえさの好みなど自然にわかることもあるのですがこの本で蜂同士の争い、 女王蜂の交代や女王蜂も殺されるなど あらためてしることが多かったです ミステリーというより科学小説のようでした | ||||
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まずは何よりもオオスズメバチと、それを取り巻く環境と広がる世界がよく分かりました。 余談ですが、テレビアニメで、なぜ、”みなしごハッチ”だったのか、ハチの生態を理解したことにより、その理由が分かります。 擬人化していますが、くどいような抑揚ある感情を描いていません。 百田さんの小説によくあるラストスパートでどかーんと花火が打ちあがり、感涙するパターンではないです。 とはいっても、”マリア”というオオスズメバチの視点より見えている世界、その生涯の姿を感じ取って、じわっとくるものがあります。 生まれたときにその定めを受け、限られた、はかないともいえるいのちを精一杯に生きている情景を描いています。 その枝葉に違いはあれども、ひとの行動も、その一生もそれほど大差ないのかもしれません。 | ||||
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マリアはオオスズメバチ。小説中に人間は一人も出てきません。だが、これがリアルで面白い。オオスズメバチのワーカーの寿命は30日、その間に、餌を取りに行き、巣の管理を行い、幼虫を育てます。女王蜂は子作りだけしているのかと思いきや、最初は巣作りを一人で自分で行います。全ては子孫繁栄のため。映画化は無理かな。 | ||||
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蜂の生態の説明が長くて、途中でだれたところもありましたが、面白く読めました。 | ||||
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昆虫を人間に見立てるというアイデアが新鮮で面白かったです。そのことによりオオスズメバチの生態がとてもよくわかりました。百田さんの技ありだと思います。 我が家は山間にあるためスズメバチは極身近な生き物なので、興味深く読ませて頂きました。 生き物の生きる目的は種を残すことなんですね。その為なら他の生き物を殺しまくるという、なんとも単純で恐ろしい現実にあらためて驚き、自分は人間に生まれてつくづく良かったと胸を撫で下ろしているところです。 | ||||
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百田さんの作品なので購入しました。 生きることに一生懸命のかたに! | ||||
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なんとも言えないほどリアルなハチの生態が描かれているのに、 小説として楽しく読むことができました。 しかも、さらにハチの生態を、マリアたちのことをもっと詳しく知りたくなるほどです。 「生々しいけど文字だからある程度抵抗なく読めるけど、写真付きだったりしたら・・・ちょっとページを繰るのに勇気が要るかも」と思うのに、実際のハチやほかの昆虫を見てみたいと興味がそそられてしまいます。 単に小説として楽しめるだけでなく、ハチの知識を得ることもできるとっても勉強になる本でした。 | ||||
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オオスズメバチの昆虫生態が、女王とその帝国という形で描かれ、 帝国軍の戦闘記として、他の昆虫との戦いが綴られている。 非常に面白かった。この本に出会わなければ、知ることもないであろう! オオスズメバチやその他のハチの生態、自然史を知る事が出来たのが大きな 収穫でした。 何故、女王バチは、卵を産み続けるのか? 何故、働き蜂(ワーカー)は、卵の世話を懸命にするのか?....... などなど すべては、「ゲノムの支配による」という「利他的な遺伝子」の学説は、 残酷でもあるが、極めて合理的な生物[種]生存の理論と思える。 しかしながら、これだって、ほんとうか?誰も知りえるものではない! と個人的には、思ってしまう。 緻密なリサーチの上にある物語で、その構成の妙は、今一番、筆がのっつている 作家 百田尚樹氏の「未知なるテーマを読者に提供しよう」とする情熱を感じる。 | ||||
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文章というか、マリアの一生=ハチの一生をを丁寧に書いた作品です。 ストイックすぎて、感情移入がちょっと出来ませんでした。 話は店舗よく、スムースに進みます。 情けとか容赦とか、精神的な感情が入る余地があまりない感じなので、ラストもあっけない感じでした。 ザ・自然。と言った感じです。 | ||||
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又もや、百田さんに感動させられました。 私の人生観に影響大な作品でした。 | ||||
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スズメバチを擬人化して描かれた非常に独特な小説です。 主人公であるスズメバチ、マリアの生涯を通して、スズメバチが普段どんな生活をしているのか、実際に自分が虫になったような感覚で想像しながら勉強することができます。 例えばお尻の可動範囲を広げるために関節の動きを最優先に進化して、固形物を一切食べられない・・・とか スズメバチが他の虫を食べているように見えるが、実はあれはすべて幼虫のために持ち帰って自分は食べない・・・とか。 この本は本当に面白かったです。 | ||||
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最初は、オオスズメバチをはじめとした虫の世界の擬人化という手法に、戸惑った部分もあった。 だが、読み進めていくうちにだんだんなじんでいった。 感じたことはたくさんあったけど、一番は「人間の世界との対比」だ。 先に『永遠の0』を読んでいるので、太平洋戦争中の日本軍と比べてみたり、交尾することしかできないオスや、子供を産むことができないワーカーたちをみた時などに感じた。 それらをみて思ったことは、人間は何のために生まれ、何のために生きていくのかということ。 もちろん、同じように子孫を残していくことも大事だけど、人間はそれで死ぬことはない。 自分の所属する組織を発展させるために働く、ということもあるけれど、そのためだけにというわけでもない。 これは、正解がない問題の一つだと思うけど、たぶんそれを常に意識して生活している人はほとんどいないと思う。 そして、よほどのことがない限り考えるものでもない。 もしかしたら、それを考えずに一生を終えてしまう人もいるかもしれない。 だけど、誰しもが考えなくてはいけない問題の一つだ。 それを考えさせてくれた作者には感謝したい。 | ||||
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氏の他の作品とは毛色の変わった作品で有るが共通する作風と自分の知らなかった世界を見られて感激しています。 | ||||
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久しぶりに泣きました。 マリア になりました。 ああ、命って・・・・ 自分も精一杯 生きるぞ! って 思いましたね。 感動しました!! 追伸 百田さん このまえTVにでてましたが イメージとちがったなぁ・・・・・ | ||||
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一寸の虫にも魂が宿ることを信じられる物語だ。 すべて事実に基づいた「オオスズメバチ」の一生。 わずか、ひと月の寿命。百田氏の取材と構成力は見事だ。 恋もせず、子も持たず、ひたすら働くスズメバチの「マリア」は 残酷なまでに食料を勝ち取って行く。人も生きるために働くことは 分かってはいるが、日常では戦争や大きな争いはしない。 だが蜂の世界では、特にオオスズメバチは自分たちより 弱いハチに対して、組織的に争いをしかける。争いで全滅は しないのが自然界のおきて。弱い「ミツバチやニッポンミツバチ」も ただ負けてはいない。他のハチの「蜜どろぼう」も行う。 峰球熱も必死の抵抗だ。 生物の遺伝子存続世界は少し残酷で、目を反らせたい思いだったが 逆に、吸い込まれる感じで一息に読んでしまった。 これからの時代、老若男女はマリアのような強さが多少は 必要になるような気がしてならない。 | ||||
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これまで、スズメバチといえば、怖い、攻撃的、危険といったイメージをもっていましたが、その裏側には、自分たちの弟妹を育てるという愛情にあふれた行為が隠されているということを知らされました。共食いについても、単に食糧が足りないから、生き延びるためにしているという単純な認識だったものが、この小説の中では、種族全体のために行われているという内容になっていました。実際、その方が理にかなっていて、そのとおりだなということを思いました。年老いて産卵の機能が無くなってしまった女王蜂をマリアたちが殺して巣の外に放り出すという場面がありますが、それも種族全体を存続させるための行為であることが、描かれています。いろいろなレビューを見ても、オオスズメバチの生態がかなり正確に描かれているというこの小説。ラストのエピローグの新しい女王蜂の言葉に涙が出そうになりました。 | ||||
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自然界の生物はほぼ例外なく死に物狂いで生きている。 食物連鎖の中で、殺すか殺されるか。 子孫を残せるかどうか。 読んだばかりでうまくまとめられない。が、ただ言えることは、感動した。考えさせられた。『俺は全力で生きているのか?』 百田さん。俺の心を揺さぶるに。 ただ、セミの寿命は一週間、ではなく約一ヶ月らしいですよ。そこがどうにも気になってしまったので、星一つ減らしました。せっかく蜂のことは調べ上げているのに。おしい。 まあ、セミの寿命が一週間っていうのはあまりにも常識のようにいわれているから、しょうがないっちゃしょうがないですが。 | ||||
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昆虫にさほど興味が有る訳では無いので、正直最初は説明に着いていけない感じでした。 面倒な感じで。夫は、興味深く読んでいたようです。しかし、読み進めて行くうちに 入り込みました。蜂の世界と人間社会をオーバーラップして読んでいました。 心に残る本だと思います。 | ||||
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