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風の中のマリア
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風の中のマリアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全267件 201~220 11/14ページ
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オオスズメバチの戦士”マリア”の生涯を描いた作品ですが、 命がたった三十日という儚い宿命の中でマリアが一日も無駄にせず 女王蜂と幼い妹達のために一生懸命に毎日を生き抜いた姿に とても感動しました。 自分自身も毎日のほほんとせず、マリアのように燃え尽きる ように生きたいと思いました。 ★10個でも足りないくらいの名作ですよ。 中高生から~疲れ果てた大人まで、あらゆる層に感動を与えるでしょう。 一読を強くお勧めします。 | ||||
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読書が苦手である自分は、薄い方から手に取るので、百田先生の作品はここから入りました。表面的にしかものを捕らえられない輩には酷評をされていたようですが。以前ここを見た時は悪い評価が多かった。例えば「ハチにゲノムなんてわかるかよ!?」などですが、私には「わからないと決め付けることがなぜあなたにできるのか?」と思えました。作品中にも出てきた動作、「触覚でコン!と触った」だけで意志の疎通をさせるようなことができるかもしれない。人間のヘタな説明では何時間もかかるようなところ0.1秒で伝えてしまうこともできるかもしれない。それくらいな想像力も働かない人間なら読書なんてやめちまえ!と、そこまで言いたくなったものです。でも今はこの作品の良さがわかる人が増えてきたようなので、とても嬉しいです。 この作品は読後に「なんともいえない清涼感」と「『燃焼しきる人生の美しさ』への敬服の気持ち」が沸き起こる大変素晴らしい作品だと思った。 たった30日しか生きない蜂が、人間で言ったら毎日マラソンやエベレスト登山をし続けるほど働いて、「妹たちを育てるために」闘って闘って死んでいく。これほど『燃焼』できる人間はいるだろうか。燃焼できずにくすぶったままろくな働きもできず長寿の人生を生きる人間がほとんどだ、と思えてしまうほどこの物語のマリアの生き方は美しいと思う。 闘う働き蜂だから一生のうちに『恋』もできないはずが、虫と人間のどちらにもなりすぎないうまい擬人化で、闘いにあけくれるマリアがたった一度、初めて異性に”会って話しをしただけ”の『淡い恋』を、自信の使命を全うしながら”大きな意味”で成就させるストーリー構成の絶妙さは本当に涙が出る。いまどきのケータイ小説などですぐに交尾してしまう虫以下な人間と比べると、よけいにスズメバチのマリアの生き方が美しく見えるのだ。 | ||||
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ハンサムメス働き蜂のハードボイルド小説。新ジャンルだ。すばらしいスピード感で、どんどん読めた。本能、宿命、種の保存、殺戮、自己犠牲。マリアは涙を流さない。情け無用の戦闘蜂は短い命を燃やしつくす。生きる目的がこれほど明確だと、人間としてはちょっとうらやましくもある。昆虫の話でこの読後感、余韻を引きずるとは思わなかったなー。今なぜか”ハチのムサシは死んだのさ”が頭の中で45回転してます。 | ||||
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みなしごハッチみたいな人間化せず、大スズメバチの生態をそのままにしたリアルな擬人化はみごとです。生物が特別好きでない私でもぐいぐいとその世界に引き込まれていきました。読後は、山里でジョギング中に出会ったスズメバチにも、何か親しみを感じて、思わず「ガンバレ」と言ってしまいました。 | ||||
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この本は短い物語りですが、とても内容が濃いです。 初めから面白く最後まで一気に読めました。 オオスズメバチは、戦闘機と同じく戦うために造られたという所にビックリさせられた。 勉強になった。 | ||||
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コレは面白い。 ストーリーとしても非常に面白いが、 オオスズメバチの習性について忠実に描かれているようで ハチ達の熾烈な生存競争の一端を垣間見れる。 ハチをいわゆる擬人化しているということになるのだが、 ハチも実際にそんなことを考えているのかもなぁと思えるほどに描き方が上手い。 特にハチ同士の熾烈な空中戦はまさに戦闘機のドックファイトさながらの緊迫した描写でした。 | ||||
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スズメバチの世界をスズメバチの戦士の目から描き出しています。 戦士として務めを果たしながら、帝国そのものの命をつないでいくその生き方は 凛としたものを感じさせます。とても良い読後感のある物語です。 ゲノムの理論がはたして、この物語としても世界観に必要だったのかはちょっと疑問ですが、 その理論を使うことで、スズメバチの不思議な行動、生態について意味づけを 与えています。 | ||||
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虫は嫌いだけど、女戦士のマリアがかっこ良かったので最後まで読み切ることができた。それぞれの昆虫に対する細かな性質を把握しつつ、それに合った性格が描かれ言葉を発することで、話が展開していた。 オオスズメバチの帝国が生き抜くためには恐ろしいほど多くの犠牲を払う。そして、他の昆虫においても遥か昔から種を残して来ただけの特化した能力を持ち合わせていてオオスズメバチへの驚異となる。「風の中のマリア」にはこれらの知識がふんだんに盛り込まれている。 主人公のオオスズメバチであるマリアの感情は多く伝えられているので無意識のうちに人間のつもりで読みすすめてしまうこともたびたびだ。生存競争で多くの殺戮を行う部分はリアルであるが、昆虫ということを思い出させる表現が要所に挟まっているので残酷さは多少軽減され、読みやすさに繋がっていると思う。 私は、虫が苦手なので怖いことには変わりないのだけど。 マリアが長い間種を守り続けてきたオオスズメバチの本能で果敢に使命を果たし、未来へと希望を繋ぐ様が見所でありとても感想させられた。 最近よくテレビで蜂の巣の撤去を芸人が行う番組を目にするが、この本を読んだ後は見れなくなってしまった。 | ||||
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この本を読んで感じた印象は「熱」(ねつ)。命を燃やすことで発せられる「熱」。 主人公の生きる目的はとてもシンプル。シンプルだからこそ、その目的のために全てを注ぐことができ、濃密な一生を送ることができる。 この本を読んで、「私し手に負えないくらいたくさんのことを欲して散漫な日々を欲している。日々を過ごす目的はもっとシンプルな方がいいんだな。」と思いました。 | ||||
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素晴らしい!!昆虫や生物遺伝子に全く興味のない私が『今すぐオオスズメバチのワーカになって戦いたい!』と思った感慨深い作品でした。種類が違うハチの生態や同類ハチの働き方の違いも凄く分かりやすくて面白かったです♪ | ||||
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蜂を主人公にした小説とあって、虫が好きではない私は敬遠していました。 ところが、この作者の他の作品があまりに素晴らしいため、どうしても読みたくなりました。 そして、主人公マリアのことがとても好きになりました!やられました。感動しました…。 虫たちが生きている在り方がたいへんリアルに思われ、驚きました。一見残酷に思われる狩りの描写も、自然界の中では当たり前で、みんな生きるために殺すのだから残酷ではないのだ、とすんなり飲み込めます。 | ||||
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簡単に読めるし 面白いし ためになるずっと忘れない物語 雨粒が、きっとあめ玉サイズの映像になるはずのアングルのストーリー | ||||
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スズメバチの話だが擬人化してなく読むうちに気づいたらもう虜になっていた スズメバチの生体もうまく物語の中に組み込まれていたので 昆虫図鑑よりも勉強になったし ズズメバチは怖いってイメージ(今も変わらないのだけど) この本を読んだ後はスズメバチってカッコイイ!と素直に感じた (過去に刺されて痛い思いした人ゴメンナサイ) 虫が苦手だったけどこの本は意外と苦痛ではない とにかく今までにはない感じの本なのでぜひ読んでほしい | ||||
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目的は「個体のゲノムを受け継ぐこと」。その為の最適解が集団で生き、個々の役割を全うすることである。本能に組み込まれた目的と手段によって生き方が明確に規定される。 選べなかった未来への空想は擬人化によって明らかになるが、行動を制限するに至らない。 細胞として生きる為には強烈な大義が必要なのですね。 | ||||
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永遠のゼロで感動して、次にこの作品を読みました。最初はスズメバチの生態が小説fで読みやすければと思い読み始めましたが、のっけからスズメバチに感情移入出来ました。この作品は小説としても大変面白くまたスズメバチの生態の勉強にもなります。 | ||||
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一気に読んでしまった。森の中で生きるハチの一生が冒険のように感じました。他の虫との闘いや隠れ家のような巣の中での姉妹たちとの社会生活にロビン・フッドの物語を思い出しました。 | ||||
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リアルである。オオスズメバチのリアルな生態と「人」として部分かな?と思われる部分がうまくからまっている。大感動というわけではないが、面白い。 | ||||
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なるほど、噂通りのなかなかすごい小説でした。 オオスズメバチの生態を相当細かく描きながら、 それを擬人化して、 人間の一生のような大きなドラマとして読ませる。 その筆致は凄い。 ともすれば、学術的で、説明的な部分も多いのだが、 そこから想像力を膨らませて、 人間の感情にあてこんでいくのは、 おもしろい。 そのため、登場人物たちに愛着がわいてくる。 ただし、ある程度ドライな描写でもあるので、 その辺の距離の取り方も秀逸。 オオスズメバチという、 昆虫の中でも特殊な生態系を持つ蜂。 女王蜂の身が交尾し、子どもを産む。 それ以外の蜂たちはいわゆる働き蜂。 交尾もせず、卵も産まない。 ただひたする、生まれてくる“妹”たちのために働く。 巣作りと、狩だ。 主人公は、この働き蜂=ワーカーであるマリア。 疾風のマリアと呼ばれる戦士である。 オオスズメバチは、一人の女王のもと、 強大な帝国を築き上げる。 その帝国を守るため、一生を闘いにささげる。 恋もせず、 生みの喜びも知らず、 自由の意味もわからずに、 ただ、ひたすら“妹”たちのために、 帝国のために闘い続ける。 養老猛司の解説にもあったが、 ともすれば、 帝国陸軍を思い出す、“洗脳”のようでもある。 しかし、読後感に漂うのは、 その生き方しかできないマリアへの、 虚しさや切なさだったりもする。 ある意味、美化されすぎてる気もするが、 それは読者の良識によるものだろう。 ただ、逆にいえば、 わざとそう言ったものへのリスペクトを感じてしまう。 この一冊だけでは判断できないので、 もう一冊くらい同じ作家の作品、読もうかな。 | ||||
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面白いです。百田さんは本当にハズさない作家です。ふつう昆虫物は単なる(お勉強小説)だけで終わってしまうケースが多いのですが・・勿論、勉強にもなりますが・・ラストはホロリとさせられます。落とし方が上手ですね。エピローグの魔術師かな?欲を言うと・・ここまで詳しく昆虫の生態を説明したのなら、チャイロスズメバチの珍しい生態にも触れて欲しかったです。この女王蜂は、営巣しているキイロスズメバチやモンスズメバチの女王蜂を刺し殺し、巣を乗っ取ります。そして殺した女王蜂の娘達を初期のワーカーにするという・・とんでもない悪役なんです。どうせならコレも擬人化して欲しかったですが・・欲を言えばキリがないので・・とにかく読んでみて下さい!ゲノムとか・・遺伝子が解らなくても普通に面白いです。 | ||||
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こんなに興味深いとは思いませんでした。また、薦められない限り自分からは手にとらなかっただろうから、新鮮でよかったです。 | ||||
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