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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1513件 541~560 28/76ページ
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本書の説明はほんとんど不要であろう。2006年に刊行された単行本 を2009年に文庫化した本書であるが、版を重ね続け、すでに250万部 以上を売り上げた今でも売れ続けている本である。2013年12月には 岡田准一を主演に映画化もされた作品である。 本書の構成は至ってシンプルである。太平洋戦争の零戦の操縦士で、 最後は特攻隊として生涯を終えた宮部久蔵の孫が、祖父について調 べることになり、宮部と戦争中に接点のあった人たちにインタビュー をしながら、宮部の生き方、考え方、当時の軍人社会の様子、戦争 や特攻の様子などを浮かび上がらせていく、というものだ。 小説ではあるが、戦場の様子が非常に緻密にえがかれたノンフィク ションのような作品であり、戦争についての知識があまりない私の ような読者にとっては時に難しく感じることさえある読み応えがある 本である。 一部のレビューで指摘されているように、本書で書かれている内容 の全てが史実に忠実だったかについては専門家でない私には分からない。 しかし、少なくとも「戦争について書く」という重みを十分に認識して 書かれたことは確かであり、読めば、宮部久蔵という人物の生き方や、 特攻について、軍人社会について、日米の作戦や人材への違いについて、 戦争を報じたマスコミの責任について等、考えるべき余韻をたくさん 残してくれることが、小説としてこの本の価値を保証している。 本当に素晴らしい小説とは、言葉では表現しきれない。読了後に得ら れる余韻で心がしばらく打ち抜かれるような感覚になるからである。 戦争を、特攻を、宮部久蔵という生き方を、一人の日本人として、 これからも考え続けていきたい。 | ||||
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この本はフェイクションであり、戦記ではない。 ですから、若干、話が横道にそれても構わない と思っています。 シンプルな「ヒューマンドラマ」だとして読めば、 大変な作品です。 冒頭の「悪魔のようなゼロだった」という、くだり から、特攻で亡くなった祖父が、どのような人物 だったのか?を孫の姉弟が感想を語りながら取材して ゆくストーリーは、面白いというより他ない。 最終的に感じるのは、この物語は「愛」を語る シンプルな「ラブストーリー」だと感じました。 単なる戦記ではないので、勘違いして読むと違った 感想になりそうですね。 「黄金のバンタムを破った男」も読みましたが、 個人的に、こちらのほうが面白かったです。 | ||||
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読み終えて、著者はこの本に二つのことを込めたのではないかと想像しました。 一つは、戦争を知らない現代の若者に、神風特攻隊の真実をを伝え残してゆくこと。 そして、もう一つは、戦後のメディア規制への挑戦。 一昔前は、『ゼロ戦はやと』『ゼロ戦行進曲』『紫電改のタカ』といった作品がコミックでも描かれていました。 こういった作品を通じて、子供の頃から大東亜戦争に接する機会は当時はありました。 この小説を読んでおりますと、なんとなくその頃のコミックが重なってくるような思いが致しました。 本書で一番感じますのは、軍隊という組織が徹底的な官僚主義の公務員世界だということです。 自己保身に偏った司令官が、次々と信じがたい作戦を考え出し若者を殺していきます。 その状況の中でさえ、特攻隊の人たちがみせる崇高な姿に心が動きます。 カミカゼ特攻隊をはじめ日本軍が行った特攻作戦や玉砕戦など日本人自身が総括しなくてはならない問題です。 戦争体験者が高齢になってきておられますから歴史を継いでゆくことがとても大事になってきています。 安倍首相の戦後レジームからの脱却という崇高なテーマも判る人にしか判らない、では困りますからね。 多くの人に、日本にとっての大東亜戦争をもう一度学びとって欲しいという思いがあったのではないでしょうか。 そして、戦後、日本社会は旧日本軍の兵士たちに無用の罪をかぶせてきました。 シルベスター・スタローンさんが演じた『ランボー』のベトナム帰還兵が同じ立場でしょう。 国が始めた戦争に駆りだされ、命令に従って闘い、その結果戦争犯罪者に仕立てられてしまうという悲劇を生み出しました。 それを推し進めたのがマスメディアであり、左翼系市民団体です。 日本の大手新聞社は、かつては戦争を煽っていましたが、戦後は一転立場を変えてしまいます。 この本の中で著者は、大東亜戦争という表記を行い、太平洋戦争という名称を使っていません。 大東亜戦争は、日本がつけた呼び名です。大東亜とは中国からインド、オーストラリアといった東アジア一円を示しています。 これは著者の挑戦の表れだと思います。 | ||||
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久々に、泣けた。通勤途中の電車内でしきりにハンカチで眼を覆ってしまいました。 | ||||
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こんなにも泣きながら、涙を出しながら読んだ作品は初めてです。泣きながらハンカチで涙を拭きながらページをめっくって読んでいたので、なかなか進みませんでしたが、頑張って最後まで読み終えました。とても辛い内容でもありましたが、最後は作品の素晴らしい感動と主人公の宮部の男らしさに感動しました。 戦争は、駄目です。 | ||||
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太平洋戦争という時代は、詳しく無いけど私にとっては何も魅力を感じない、暗く灰色の時代という感じしか抱いていませんでした。 この本を読むまでは・・・。 いやぁーまさかこの時代を採り上げてこんなに面白い物語が出来るとは! とにかく話の運び方が素晴らしく、読み出すと止まらないし、後になると涙も止まらなくなりました。 間違いなく名作だと思います。 (本作が著者の処女作というのが信じられません) 感心したのは、私のように戦争を知らないし戦争に暗いイメージしか持っていない人間でもどんどん物語に惹きこむよう随所に工夫されている点です。 まずゼロ戦のパイロットを主人公にしたこと。 これにより、太平洋戦争の始まりから重要な戦局、最後の特攻に到るまで、大まかなこの戦争の流れに違和感無く立ち会っている気にさせてくれます。 次に主人公を”家族のために何としても生き抜く”という人物にしたこと。 戦争ものではお決まりのように”御国のため”とか”死ぬ気で”といった単語が洪水のように溢れてきます。 それは事実としてもちろん分かるのだけれども、現代の人間からするとそうした単語が連呼されるほど登場人物に感情移入が出来なくなってしまうのも事実です・・・。 それに比べると”家族”の為と言っている主人公は私のような現代人から見ても分かり易く、とても感情移入がし易かったです。 筆者も戦後世代の人なので、戦争を知らない現代人が戦争に対して感じている事、理解している(と思っている)事を良く踏まえて丁寧に物語を作っていったのではないかと感じました。 特に戦争の時代について知識も知る気も無かった若い人に是非勧めたい作品です。 | ||||
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内容は三つの視点から語れます。 1つ目は日本の一時代を知る上でとても勉強になったということ。先人たちがこうして繋いでくれた時代に生きている自覚をもっともっと持たなければいけないです。そして一生懸命生きていくことで子供たちにより良い時代として繋いでいく責任がある、そう感じました。内容や描写、考え方に賛否あるようですが、それはそれです。こういう時代があったのだと思います。 2つ目は一人の人間に対すみ見方や評価は人それぞれであるということです。。物語は一人の特攻隊員について多くの人が語っていくことで進んでいきます。それぞれの立場や価値観、距離によってみごとにバラバラな評価が描かれています。自分に対する見方もみんな違って当たり前だし、そして周りの人に対しても自分の見方が全てではないということ。他人の良し悪しを簡単に評価してはいけない、だから簡単に悪口なんか言ったらいけないんだ、自分はその人のほんの一部しか見ていないという自覚を持とうと思いました。 3つ目は生きるということ死ぬということ…。言葉にすると安っぽくなってしまいます。だからこそこれだけの長文が必要だったのかもしれません。 これ以上はネタバレになるので語れないですが、途中で読むのが辛い部分もありながら何とか読み終えて良かったです。最後まで、全部読まなければわからない感動、感情の動きはあります。9割読んでも半分もわからないくらいすべて大事です。手に取った人はシッカリとこの一冊に向き合ってほしいですね。 面白いし、考えさせられるし、すごい作品ですよ。オススメです。 | ||||
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必ず生きて帰ると言っていたのに、主人公がなぜ特攻に行ったのか知りたくて、それが知りたいがために読みました。 私はもともと戦闘機などに興味があり、戦記物をよく読んでいます。 作品で登場する零式艦上戦闘機も大好きで、その歴史を調べたり模型を作ったりしています。 本書の読者にもそのような方が多くおられると思いますが、おそらく私と同様な人がいくつかの書評で触れられているように 作品で語られる戦場のエピソードは、すでに他で紹介されているものが多いです。 戦記物として読んでしまうとそこは陳腐に思えてしまうかもしれません。 私にとっても、それは以前にあれで読んだな、と思う部分が多々ありますが、戦記を題材にしたヒューマンドラマ としてみれば、問題はないと思います。 むしろ、いろいろな題材をうまくまとめ、普段、戦争の歴史に興味のない人に、史実に触れさせるという効果が あるのではないかと思いました。 特攻はテロリストと同じ、という部分も、一見センセーショナルで煽るように見えましたが、そうではないと 思います。 実際のところ、主人公がなぜ特攻に行ったのか、特攻はテロなのか、については最後まで掘り下げずに読者に考えてもらう という部分があったように思います。それはそれで、戦記物ではないのですから良いのではないかと感じます。 たしかに戦後69年を経るにいたり、戦争体験者、特攻体験者の生の声を聴ける機会は遠からずなくなります。 作者の意図がそこにあったのかどうかはわかりませんが、本作品が読まれることで、より多くの人が、戦争とは、特攻とは、 ということを考えるきっかけになってほしいなと思いました。 文章は読みやすく、テンポの良いものです。なにかしら興味を持ったら、まずは手にとって読んでみることをお勧めする 作品です。 | ||||
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日本の戦争に関する評論、創作は数多くあり、それぞれの立つ場所は異なっていて、戦争そのもの、そしてそれに係わった人のあり方についての観方が異なるのは当然であるが、肯定的なもの、批判的ものに分けるとすれば、かなり極端な立場に立つものが多かった様に思われる。その点。本作品はその時代に生きた日本人として奇跡的に過不足なく好ましい考えを持ち、行動をとった人物が描かれていて読者に冷静な感動を呼ぶ作品となっている。 | ||||
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感動とか涙が止まらないとかいった、個人的にはそういった感情は抱かなかった。 何も特攻で死んだ主人公だけが特別ではない。 他の死んでいった戦友同様、主人公も特攻の命令に従い死んでいっただけの話なのだ。 ただ、ストーリの終盤展開にはあっと言わせてもらったのでその点については良かった。 もう一点は、空戦の戦術に詳しくないので、説明的で臨場感のある描写は非常に興味深かった。 評価できるのはこれだけである。 この作品を高評価したくないのは、主人公宮部久蔵の当初の描かれ方がひどすぎるからだ。 自分さえ生き残れば他人の命やら戦果などどうでもいいと言わんばかりの行動の数々である。 出撃からずっと生き延びることだけを考え、常に周囲をキョロキョロと索敵してる様子は失笑。 まぁこれは臆病者で済まされてもいい。 しかし、陸攻を守るためなら敵機に体当たりしてでも守れという戦陣訓を無視し、 そのような行動は一切取らないどころか、乱戦になれば戦闘終了まで安全な戦闘区域外に逃げるなど言語道断のカス。 後、作品中でわざわざ特攻隊員はテロリストであるといった批判的論調を書くこと自体、読んでいて腹立たしく胸糞が悪い。 映画ではこのような糞シーンはカットされて秀作に昇華しているといいのだが。 | ||||
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映画が上映されるというので前もって小説のほうを読んでみました。 じつに長い本でした。 元兵士の老人達に会って話を聞き、それを積み重ねて宮部少尉の姿を 浮かび上がらせるストーリーはとても読みごたえがありました。 老人の話に当時の現実の出来事を織り交ぜて、語りかける部分はあまりの情報量に驚きました。 私は大東亜戦争の話など全くなにも知らなかったのです。 撃墜王坂井三郎氏など実在する人物だと知らなかったのです。 長々と続く老人の話が当時の本当の話なんだというのに気づくまで1章分読んでしまいました。 最初の老人のところです。 それからは老人のインタビューむさぼるように読み込み、自国の負の歴史に対し自分の無知さに呆然としました。 その意味でも、こういったエンタメの形を取りつつ歴史について認識できる小説は貴重なものではないかと思います。 個人的には小説だから良かったのだと思います。 ドキュメンタリーやルポものなど既出に傑作があるでしょう。 問題はどんなに傑作であっても、この手の読み物を手にする人は限られているということ。 自発的に学ぶ気がなければ手に取らないんです。 エンタメという衣をコーティングしたからこそ私のようなものでも読む機会を得られたのです。 これが大切なんだと思います。 一方、歴史に詳しい人が辛い点を付けられるのもおおいに頷けます。 危険だという意見も尤もだと思います。 賛否両論が渦巻く、その現実がじつに幸運だということにも同時に気づかされました。 なんでも思ったことを発言出来るって素晴らしいことなんだと。 色々気づかされる本だなあ。 | ||||
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一気に読んでしました。 最後の結末は圧巻でした。 掴み所のない主人公のように初めは思いましたが 読み終わってみると爽快感すら感じます。 保存版としたいくらいの価値ある小説でした。 | ||||
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読後、亡くなった祖父に戦争体験を聞いておけば良かったと後悔しました。 特攻や戦闘で死んだ前途ある若者たちが今の日本を見たらどう思うのだろうか。 推薦図書として中高生に読んでもらいたい。 日本に生きていることの誇りを持つことが出来ると思う。 | ||||
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評判は見聞きしていましたが、寸分も違わず一気に読み上げました。海賊とよばれた男も寝不足になりながらも読みました。女の私にも大変おもしろかった。戦争の経験はありませんが二度と戦争はしてはならないとも思いました。 | ||||
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こんな素晴らしい小説を書くようになるとは…と失礼ながら思ってしまいました。 私の中では「探偵ナイトスクープ」のひょうきんな百田さんのイメージしか無かったので…。 彼の作品は何冊も読みましたが、やっぱりこれが一番好きかなぁ。 近所に住むお爺さんが、まさにこの時代に航空隊に所属しておられた方でした。 後2年早く生まれていたら自分も特攻隊になってたかも…とおっしゃられていて、胸が締め付けられる思いでした。 この小説を読んでいたので余計、言葉に重みがありました。 永遠の0も読まれたそうですが、冗談ぽく「現実はこんな綺麗な話やないでぇ(笑)」と。 平和な時代に生まれた人間には考えられない、想像を絶するような体験をしてこられた世代の方々の気持ちを上手く描いた作品だと思います。 今の若い人達には特に読んでいただきたいです。 | ||||
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百田尚樹さんの作品は全部読みたいと思っています。日本人としてぜひ読むべき本だと思いました。 | ||||
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大東亜戦争という単語を大人になってから始めて知り、知りたい一心でいろんな本を読み漁っている時に出会った本の一つです。当時の戦争を経験した軍人によるリアルな戦争体験談からは多くのことを学ばせてもらいました。様々なキャラクターがどんな想いで戦っていたのかがよく分かり、まるで自分もそこにいるかのような疑似体験を感じるほどでした。最後は涙が止まらなくなり読み終えた後には心が晴れわたる気分でした。百田尚樹さんの世界観は惚れ惚れするほど素晴らしいなと思いました。子供が大きくなったら是非読ませてあげたいです。 | ||||
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「0」それまで、何のことだか分からなかったのですが、零式の戦闘機、つまり戦争のお話でした。 最後まで読みきった後、また最初のプロローグ部分を読むと、胸が痛くなりました。 実在した方ではないのに、まるで実在していた方のような、本当にその方の死を悼むような思いになりました。 ここまで、感情移入をした物語はありません。是非、多くの方に読んでいただきたい作品です。 | ||||
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ぞくぞくするほどその時代を身近に感じて 夢中になって読みました。 それで知り合いに上げるために2冊目の購入です。 | ||||
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この本を読み終わってまず感じたこと。愛する人のために生きねば。親でも、妻でも、子どもでも、兄弟でも、誰でもいい。自分が愛している人、自分を愛してくれている人がいる限りその人のために生きねば。 | ||||
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