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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1513件 481~500 25/76ページ
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兄弟の会話から始まった 祖父の戦争 体験記 時には涙を流しながら読ませていただきました 大変に感動し 良かったです | ||||
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映画化され、やれ戦争を美化してるだの、右よりだのと批判する人が出てきているようだが、私は原作を読み、むしろその反対で戦争なんてくそくらえと。 戦争でがんじがらめ。軍国主義に反対できない。常に死と背中合わせ。そんな中で、何が何でも生きて家族のもとに帰りたい。 戦死した私の祖父も、そう思っていたのではないか。 零戦の戦闘能力の高さや美しさを唄った写真やビデオ、そのプラモデルなんかを目にするたびに、ものすごく違和感を感じていた自分。 その違和感を払拭してくれたのが、この本だ。 数多の犠牲、無念の死。それらの上に、今の自分が生きている。その事を、改めて痛感させられた。 少なくとも私はいつも、小説を読んで感動をしたいのである。フィクションであることを知って皆読んでるんだから、興醒めするような批判はやめて欲しいなあ。 史実は自分が興味を持ったらいくらでも勉強したくなるもの。本書の読後、更に祖父の事や自分のルーツを知りたくなった。 | ||||
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作品を読んで、映画も見ました。 戦争賛美とか肯定とか綺麗ごととか酷評を聞きますが、 そんな事ではなく、選択肢の無いあの時代に生きた人々の美しさ、それとは、逆に選択肢がありすぎる今の時代生きる自分たちの、欠けている何かを感じました。 でも、そういう事さえも感じ取れなくなって、持っている限りの知識を誇示して、批判する人もいる。感じ方はいろいろですね。 …みんな違って、みんな良い…かな | ||||
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何かと批評もある中で、引用先もはっきりしており、丁寧な内容で好感がもてました。 年代的にも共感が有り、若い方にも読んで頂きたい。 | ||||
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本を読み、映画も見ました。映画は何十年ぶりでした。本を読みながら、映画を見ながら涙が出てくるのを禁じえませんでした。映画を見た後、特攻を発案した大西中将に無性に腹が立ちました。私は、仕事柄いわば作戦を立てるような立場にいますが、どうして特攻という作戦が出てくるのか?不思議でなりません。負けるという作戦を立てているわけですから作戦になっていません。「敗戦真相記」「勝つ司令部、負ける司令部」を読むと、当時の軍のトップの戦いにかける真摯さ(ドラッカーの言う,INTEGRITY)を感じることができません。さらに言えば「零戦」を進化させる能力・・・これは組織能力ともいえますが・・・を徹底的に欠いていたと思います。事実を正面に見据えて作戦(戦略)を立てることのできない企業や国は衰退します。日本のマスコミはこの典型ではないかと思いながら、朝日新聞や、毎日新聞、NHKなどの衰退を見つめています。 | ||||
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たまたま、娘の塾の課題図書になり購入して読んだ作品です。 百田尚樹さんの作品は興味があったけど、一度も読んだことはなかったので嬉しい縁でした。 読み始めてあまり入り込むことがなかったのですが、だんだんと話が面白くなっていく頃には時間を忘れて読んでしまいました。 一人の人間に関わった人たちの、それぞれの感じ方の違いがとても興味深かったです。 また、愛の深さも感じた作品です。 今度は映画で見てみたいと思いました。 | ||||
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知り合いから勧められていましたが、読まないまま時間が過ぎ、映画化され、映画を先に観てから本を読みました。とても印象に残る作品です。今までまったく知らなかった、ラバウルやガダルカナルでの戦いについて調べてみると、登場人物の中には実際に零戦に乗っていた人がいたことを知りました。ほかにも動画や写真を見ているうちに、まるで、現実に起きていたことの中に主人公が入っていったかのように思えてきました。 | ||||
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九州には特攻基地跡に記念館が多くありますので、見学した経験が何度もありますが、残された遺書の裏側に隠された人間としての心理状態がよく描かれていて涙しました。本を読んだ後、映画も見ましたが、細かい心理描写は本でないとわからないと思いました。 | ||||
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映画を見て感動し、本を読んで映画と同じ場面で泣きました。とても深い話ですね。 | ||||
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若くして散って行った特攻兵士。 エピローグを読んだ時には涙が止まりませんでした。 | ||||
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この作品に対する論評だけではなく、近年は近隣の諸国との外交上のやり取りにおいて、「右」「左」という立場がよく取沙汰されます。 いろいろいなものの考え方があるので、そのどちらが正しくてどちらが間違っていると一概に言うことはできないでしょう。本作品は戦争や特攻隊の描写について事実との整合性や思想・信条的な立場から賛否がある作品ですが、そういったことはまず置いておきましょう。 自分が生まれ育った家や家族に対する愛は誰もが持つ普遍的なものでしょう。 自分が生まれ育ったふるさとに対する愛もまた同様に普遍的なものではないでしょうか。 思想的なところや歴史的な正確さは私には分かりません。しかし本作品を通じて肌に感じたのは上で述べたような愛情を純化していった先にある結晶のようなもの。 その透明感とそのはかなさとそのやさしさを作者は読者に伝えたかったのではないでしょうか。 理不尽な死を若くして受け入れなければならない立場になったとき、その理由がほしい。 理由もなく、死ねと言われてそのまま受け入れられる人はいません。 自分なりに受け入れられる理由を、わずかな時間で、文字通り必死になって考えなければならなくなります。 そういう人が少なからず日本という国にはいたんです。 しかもそんな時代から100年も経っていない。 彼らが今の日本を見たらどう思うだろうか? 彼らが命をかけて報われたと感じるだろうか? 私たちは彼らに胸を張って今の日本を見せることができるだろうか? この小説を読んで、私は人目をはばからず号泣しました。自宅だったからよかったものの、外で読んでいたらえらいところでした。そしてすぐに家族を抱きしめたくなりました。 無念な思いを抱きながら若くして亡くなっていった方たちに胸を張って見せられる日本を作っていきたいと思いました。 設定や歴史的事実に関してとやかく言う必要はありません。これはノンフィクションではなくて小説なのですから。 家族への愛。 故郷への愛。 これを純粋に直接的にに胸につきさすような作品に久しぶりに出会いました。 | ||||
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本作品、素朴に読んでいければ小説としては優れた作品だと思えます。 文章は持って回った比喩、隠喩は一切なく、実直、素朴、 人物らの行動、情動の動きの表現は文章ごとに改行。 たたみかけたい情念の込められた文章は改行せずに凝縮。 ページの構成も視覚的に美しく優れています。 ただ読み進めていくうちに、何か違和感、 「これ、どっかで読んだことあるぞ」という既読感が何度もよぎってきます。 参考文献を上げていますが、何れも有名な作品ばかり。 戦記に疎い私でも以前読んだことがあります。 コピペというのはあんまりかもしれませんが、 もっと練って練って練りまくって工夫するべきではなかったでしょうか。 他の方々も御指摘のストーリー性のとってつけたような不自然さ、 これは小説ですからある程度は仕方がないと思います。 しかし主人公、宮部少尉のあまりに完全無欠、欠点のない完璧な人格、 今の世にもマイホーム的な「良い人」で通ってしまう浅薄さは、 読み進んでいくうちに「あ・・・残念」という感想でした。 しかし、数々の難点を有しながらも、それでもなお、 特攻攻撃、その隊員の胸をえぐられる苦悩、怒り、誰にもぶつけられない悔しさ、 或いは軍部の残酷さ、強いる非道、倫理の頽廃への戒め、 これらの精神性は担保されていると思います。 さらに軽々しく、軍神、靖国、英雄として持ち上げることは、 私自身も鈍感になっている昨今、厳しく自戒したいと思った次第です。 若い人たちには、批評の心を忘れず感情に流されないように読んで欲しいと思います。 | ||||
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私は50歳近い中高年であり、小学校のころより授業での戦争教育が、うんざりするほど多かったのを覚えている。戦争の悲惨さ、人殺しを戦果として評価される残忍さなどをよく聞かされたと思う。戦争はいけないということは伝わったが、やらなきゃならない状況だったとは誰も説明しないし、やらないで降参するほうが正しいとはだれも言えないと思う。中にはおかしな教師もいて、「昔の日本人は悪いことをしてきた」と教える奴もいた。戦争はいけないが、先祖が戦ってきて今の自分たちがいるのに、その先祖を悪者呼ばわりすることに、昔からすごく抵抗感があった。残念ながらうちの嫁も誰に習ったのか、「戦争する人は悪い人、昔の日本人は悪かったんだね」などとぬかしやがる。頭の中で血が逆流するかと思った。 今まで、そんな人に何と説明していいかわからなかったが、この本で少しは理解してもらえるような気がしてる。小説なためストーリーもドラマ仕立てになっている部分もあるが、そしてすべてが事実通りとは限らないが、ほぼここにある状況は真実に近いであろうと信じている。 その国の国民が先祖を悪者呼ばわりして、愛国心など生まれるはずもない。自分たちの子供や子孫が今後暮らしていくこの国の将来を考えると、先の大戦の反省を自尊心を大切にしながら、この本を通じて考えていきたい。 | ||||
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月に1冊〜2冊くらいしか小説は読みませんが永遠の0はあっという間に読み切りました。 自分は戦後日本が安定しきった頃に産まれた、戦争にも興味はなかったし、今まで学ぼうとも思わなかったですが今回映画に行く事になりそうだったので事前に読んでみようと購入しました。 小説で泣いたのは久しぶりでした。 今自分が住んでいる国はこういう過去があって今成り立っていたのだと。 今の若い人は自分も含め愛国心なんてほとんどの人が持っていないでしょう。 ただ永遠の0を読んで国を愛する気持ちが少しだけですが湧きました。 ただ国を愛するという表現では語弊があると思いますが過去若くして亡くなった方達が必死に守ろうとしてくれたこの国を大切にしなければいけないと感じたのです。 この小説を読んで戦争や特攻を美化するのはおかしいという意見がありますがどこを読めばこの内容で美化と感じるのか理解出来ません。 戦争も特攻もとても悲しい現実で二度とあってはならないと思います。 こんなにも悲しく、酷い死に方はありません。 この本を読んで美化と感じるのは本当に上っ面でしか読めていないのだと思います。 しっかり考えながら読めば戦争や特攻が素晴らしいなんて思う訳が無い。 自分もまだ30代です。 戦争なんて経験は当然ですが、TVの中だけで起きている非現実的事項なのです。 そういった若い人が今自分達の住んでいる国がどういう経緯で今に至っているのかこの本から少しでも学んだり、気付いたり出来たらそれは素晴らしい事だと思います。 あくまで本筋のストーリーはフィクションです。 ただその背景にある描写は基本に限りなく近いものだと思います。 これが本当にあった戦争ではないとか、もっと酷かったとか、そんな事はどうでもよいでしょう。 だってこれはフィクションの小説です。 過去の日本を知るチャンスがあるのであればそれがどんな形でも良いと思います。 小説ではなく漫画だっていいし、映画でもいい。 一人でも多くの日本人が僅かでもその過去を知り、何か感じたり思う事が出来ればそれでいいと思います。 自分はこの作品に出会うまでは日本が参加していた戦争の事はほとんど知らず、また興味もありませんでした。 ただこの作品を読み、今ある当たり前の物にも感謝すべきなのだと感じましたし、自分にも何か出来ないのかとまで考えさせられました。 今の日本からは到底想像が出来ない日本がそこにあり、嫌悪感すら覚えるかもしれません。 ただそれは事実であり目を背けるものではないです。 そういった様々な過去があって今があるのですから。 自分の様な年の人間やもっと若い世代の人達に是非読んでもらいたいと思わせられる作品でした。 | ||||
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最後は、とても感動した。 なのに、あまりにも話が出来すぎていることに違和感を感じてしまった。 1、高齢の登場人物達が、まるでスピーカーのように流暢に詳細を語っている。 2、宮部久蔵は、健太郎の実祖父の命の恩人であった。 3、物語の終盤で、宮部久蔵の妻を救ったのは、あの人物に違いないと健太郎が回想する描写。 4、祖父の話を聞いた金髪の少年が、いきなり改心。 まあ小説なんだから、話がご都合主義なのは、当たり前なんだが…。 しかし、これだけ大ヒットになったのだ。 我々のような戦争を知らない世代に、今の日本では考えられない時代があったことを伝える役目という点では、この本の残した功績は大きいだろう。 | ||||
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読みやすい文体、分かりやすい構成(分量以外。といってもサクサク読めて、長さは感じません)で「なるほど、これがベストセラーになる作品なんだな」と、感じさせられました。 人間味のない宮部久蔵から“実在しない感”が意識させられる点が惜しい気もしましたが、だからこそ単なる戦争物のリアルがファンタジーにくるみ直されエンタテインメントになり、大ヒットしたのでしょう。 シンプルな対立演出や、誰もが知っている不幸な結末に向かって読み進めさせられる構成から、なんだか映画『タイタニック』が思い起こされました。 テーマについて読者のさまざまな解釈に委ねる……というスタンスではなく、用意した答えにまとめてゆく仕立ては、レディメイドな作品が望まれる昨今、ひとつの時代のニーズのようにも感じました。 | ||||
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普段は推理ものを良く読みます。 戦争についての小説は初でしたが、とても考えさせられましたし、感動しました。 ページ数が多く、暇を見つけて読んでたので、読み終えるまでにかなりの日数がかかりましたが・・ 映画も是非見たいと思います。 | ||||
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この小説に弁護士が登場します。カルト宗教の被害者を救済しているマインド・コントロール (2時間でいまがわかる!)を書いた弁護士を思い出しました。 お金の為だけでなく困っている人を救うために行動する人がいます。 この小説を読んで自分の為だけの小我な愛でなく、みんなの為に行動する大我な愛を感じました。あの世に聞いた、この世の仕組みによると愛は与えるものです。 この小説が原作の映画を見ました。感動しました。この映画では戦前は戦争を煽り戦後は反日を煽った新聞社への批判がなく残念でした。 | ||||
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今大ヒット中の作品を案内いただいたので良いタイミングでした。 | ||||
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現政権の右傾化が顕著な中、零戦を題材とした本書が映画化されて話題となり、著者と現首相が懇意だという話もあって、ナショナリズムを煽るような内容なのではないかと危惧していたのだが、そういう内容ではなかったことに安心した。 むしろ、特攻隊員や生き残った人たちの本心と思えるものを伝えている点で貴重なものだと感じる。つまり、国のため天皇のためではなく、愛する家族を守るために自らの命を捨てざるを得なかったということだ。 特攻隊員をテロリストと同じと考える新聞記者に対して、元特攻要員だった元社長に「戦前新聞は大本営発表をそのまま流し、毎日、戦意高揚記事を書きまくった。戦後、日本をアメリカのGHQが支配すると、今度は日本がいかに愚かな国であったかを書きまくった。まるで国民全部が無知蒙昧だったという書き方だった。自分こそが正義と信じ、民衆を見下す態度は吐き気がする。」と言わせ、大新聞・マスゴミを痛烈に批判していることに好感を覚えた。 また、当時の海軍は海軍兵学校の席次によって人事が決まる。今の官僚と同じで大きなミスがなければ出世していく。作戦のミスで大損害が出たときも士官たちが相互にかばい合って責任を曖昧にし、下級将校たちが責任をとらされた。今のキャリア官僚そのものである。そもそも特攻作戦が始まったのも、下士官以下の兵を使い捨てと考えていたことに他ならない。というようなことまでを主人公健太郎の姉に言わせている。 物語の方だが、司法試験を4回落ちた佐伯健太郎の祖母松乃の元夫宮部久蔵が特攻隊で戦死していた。姉の誘いで祖父のことを詳しく調べることになり、祖父を知る人たちを訪ねて話を聞き始めた。最初の老人からは「臆病者で軍人の風上にも置けない奴」と言われて落ち込むが、他の人の話を聞くうちに祖母や娘のために必ず生きて帰るという強い信念を持った兵士だったことがわかってくる。しかも、操縦技術は人一倍優れた搭乗士だったこともわかってきた。しかし、そんな祖父がどうして特攻隊に志願して死んでいったのかが大きな謎だった。 最後に話を聞いたのは、祖母が戦後結婚した夫の大石(健太郎たちの祖父)で、やはり特攻兵士だったのだ。訓練中に不意に現れた敵機から宮部を守るために負傷したこともある。いよいよ特攻出撃となったとき、宮部から零戦を変わってくれと頼まれ変わったのだが、発動機不調で喜界島に不時着し死ぬのを免れたが、宮部は帰らぬ人となった。 | ||||
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