八日目の蝉

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評判

八日目の蝉の評価:

4.06/5点 レビュー 425件。 A ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全556件 101〜120 6/28ページ
No.456
(4pt)

社会から、男から、追いやられた女性たちの物語

サスペンスというより人文小説ですね。
女性たちの連帯の背景にある社会構造が立ち上がって来るように描き出されていてすごいです。
うわっ…この構造わかるわー、女性ってほんと生まれながらにして排除されてるよねーっていうあるあるを読み取った女性読者が大半なんじゃないかなと思いました。こういうのを描きこんでいてくれるのは女流作家ならではですね。女性だけにわかるメッセージというかね。男性が書いた不倫ものって、どうしても男性読者へのサービスやら理想の女性像やら、そういうものがチラチラしてどうもねぇ、薄っぺらい気がしますね。まあ男流作家は村上春樹くらいしかちゃんと読んだことない読書体験の乏しさですいませんね、多々例外あるんでしょうし笑っていただいてけっこうです。
というわけでこの角田さんという方の作品をはじめて読みまして、おおむね好感を持ちましたが、ときどきチラチラ見える無責任な母性礼賛みたいなのは非常に気持ち悪いです。そこはわかってないんだなと残念。もうそういうのよくないですか?平成も終わるんだしそろそろいいよね。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.455
(4pt)

社会から、男から、追いやられた女性たちの物語

サスペンスというより人文小説ですね。
女性たちの連帯の背景にある社会構造が立ち上がって来るように描き出されていてすごいです。
うわっ…この構造わかるわー、女性ってほんと生まれながらにして排除されてるよねーっていうあるあるを読み取った女性読者が大半なんじゃないかなと思いました。こういうのを描きこんでいてくれるのは女流作家ならではですね。女性だけにわかるメッセージというかね。男性が書いた不倫ものって、どうしても男性読者へのサービスやら理想の女性像やら、そういうものがチラチラしてどうもねぇ、薄っぺらい気がしますね。まあ男流作家は村上春樹くらいしかちゃんと読んだことない読書体験の乏しさですいませんね、多々例外あるんでしょうし笑っていただいてけっこうです。
というわけでこの角田さんという方の作品をはじめて読みまして、おおむね好感を持ちましたが、ときどきチラチラ見える無責任な母性礼賛みたいなのは非常に気持ち悪いです。そこはわかってないんだなと残念。もうそういうのよくないですか?平成も終わるんだしそろそろいいよね。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.454
(4pt)

母性とは何か

何年も前に映画で見て以来、久しぶりに小説を読了。残酷で悲しいけど、暖かい親子の物語。

「憎みたくなんか、なかったんだ。私は今はじめてそう思う。本当に、私は、何をも憎みたくなんかなかったんだ。あの女も、父も母も、自分自身の過去も。憎むことは私を楽にはしたが、狭く窮屈な場所に閉じこめた。憎めば憎むほど、その場所はどんどん私を圧迫した。」
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.453
(4pt)

母性とは何か

何年も前に映画で見て以来、久しぶりに小説を読了。残酷で悲しいけど、暖かい親子の物語。

「憎みたくなんか、なかったんだ。私は今はじめてそう思う。本当に、私は、何をも憎みたくなんかなかったんだ。あの女も、父も母も、自分自身の過去も。憎むことは私を楽にはしたが、狭く窮屈な場所に閉じこめた。憎めば憎むほど、その場所はどんどん私を圧迫した。」
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.452
(5pt)

映画版よりも希和子に肩入れしたくなる

映画版を見て大泣きした情けない父親です。
原作を手にしたのは、映画を観てから8年後なので落ち着いて読むことができました。
映画版では明らかになっていなかったと思うのですが、秋山夫妻がともに不倫をしていた(とりわけ奥さんが大学生と不倫していた)と原作では設定されているので、原作を読んでより希和子に肩入れしたくなりました。
映画ではそれなりに奥さんにも同情しましたが、お互いさまというか、因果応報じゃないかと…
章の分け方で希和子と薫をそれぞれ主人公に仕立てる章立ては秀逸だと思いました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.451
(5pt)

映画版よりも希和子に肩入れしたくなる

映画版を見て大泣きした情けない父親です。
原作を手にしたのは、映画を観てから8年後なので落ち着いて読むことができました。
映画版では明らかになっていなかったと思うのですが、秋山夫妻がともに不倫をしていた(とりわけ奥さんが大学生と不倫していた)と原作では設定されているので、原作を読んでより希和子に肩入れしたくなりました。
映画ではそれなりに奥さんにも同情しましたが、お互いさまというか、因果応報じゃないかと…
章の分け方で希和子と薫をそれぞれ主人公に仕立てる章立ては秀逸だと思いました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.450
(5pt)

映画から見ました

映画とはまた違った良さがあり、本当に読んでよかったと思います。
小豆島いきたい
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.449
(4pt)

一気読み

犯罪者なのだが、野々宮希和子に一番共感
逃亡のために宗教団体に逃げ込む、、、とか。
確かに生きているのに、母子手帳がないと、小学校に入学できない、、、とか。
宗教団体施設の中しか知らずに育てられた「子供」の心情とか。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.448
(5pt)

逃げて、逃げて、逃げのびれたら、私はあなたの母になれるだろうか……。

犯人の女性の行動と心情を中心に語られる前半と、誘拐された子供側から語られる後半に分かれます。前半で犯人にたっぷり感情移入させられてしまうので、つい誘拐を肯定してしまいそうになります。後半読み進めるにつれて『幼い日の美しい思い出』的な甘いものじゃないと思い知ります。
実の母親は悪い妻、悪い母のように描かれていますが、彼女にしてみれば慣れない東京に出て来たら夫は浮気、相手は妊娠。自分の不用心のせいで子供は連れ去られ、やっと再会できたと思えば当の子供は自分を他人の目で見、おびえ、とまどっておもらしまでしてしまう。これは相当キツイと思います。
この実母を中心に据えて書いても面白い物語ができるでしょう。そうしたら、たぶん私は彼女にもどっぷり感情移入してしまうでしょう。
母系の物語、とでもいうのか笑っちゃうくらい男性が情けないお話です。記号的でしかない。
ラストは瀬戸内の海の美しいイメージとも重なって、閉塞から抜け出した彼女(それも不倫の結果、というのも皮肉ではありますが)は周囲の美しさをきちんとあるがままに受け入れ、運命に流されずきちんと自分の足で歩いて生きていくだろう、と自然に思えてきます。
「八日目の蝉」というタイトルにもいろいろ考えさせられました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.447
(4pt)

八日目の蝉は果たして哀しいのか、感動作品。

昔、映画で見て衝撃を覚えた作品。たまたま本屋さんで帯を見つけ久しぶりに読み返してみたくなった。記憶では、第1章のストレートだけだったので、2章には驚きを覚えた。希和子が捕まる最後に残した言葉、いまだに忘れられない。本書を読んでのお楽しみ。やっぱり感動しました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.446
(5pt)

映画から見ました

映画とはまた違った良さがあり、本当に読んでよかったと思います。
小豆島いきたい
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.445
(4pt)

一気読み

犯罪者なのだが、野々宮希和子に一番共感
逃亡のために宗教団体に逃げ込む、、、とか。
確かに生きているのに、母子手帳がないと、小学校に入学できない、、、とか。
宗教団体施設の中しか知らずに育てられた「子供」の心情とか。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.444
(5pt)

逃げて、逃げて、逃げのびれたら、私はあなたの母になれるだろうか……。

犯人の女性の行動と心情を中心に語られる前半と、誘拐された子供側から語られる後半に分かれます。前半で犯人にたっぷり感情移入させられてしまうので、つい誘拐を肯定してしまいそうになります。後半読み進めるにつれて『幼い日の美しい思い出』的な甘いものじゃないと思い知ります。
実の母親は悪い妻、悪い母のように描かれていますが、彼女にしてみれば慣れない東京に出て来たら夫は浮気、相手は妊娠。自分の不用心のせいで子供は連れ去られ、やっと再会できたと思えば当の子供は自分を他人の目で見、おびえ、とまどっておもらしまでしてしまう。これは相当キツイと思います。
この実母を中心に据えて書いても面白い物語ができるでしょう。そうしたら、たぶん私は彼女にもどっぷり感情移入してしまうでしょう。
母系の物語、とでもいうのか笑っちゃうくらい男性が情けないお話です。記号的でしかない。
ラストは瀬戸内の海の美しいイメージとも重なって、閉塞から抜け出した彼女(それも不倫の結果、というのも皮肉ではありますが)は周囲の美しさをきちんとあるがままに受け入れ、運命に流されずきちんと自分の足で歩いて生きていくだろう、と自然に思えてきます。
「八日目の蝉」というタイトルにもいろいろ考えさせられました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.443
(4pt)

八日目の蝉は果たして哀しいのか、感動作品。

昔、映画で見て衝撃を覚えた作品。たまたま本屋さんで帯を見つけ久しぶりに読み返してみたくなった。記憶では、第1章のストレートだけだったので、2章には驚きを覚えた。希和子が捕まる最後に残した言葉、いまだに忘れられない。本書を読んでのお楽しみ。やっぱり感動しました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.442
(4pt)

自分と自分ではない誰かを受け入れること。

子どもを持った親でも、親以前に1人の人間であり、
様々な感情や背景、考え、喜びや悲しみを持って生きていることを深く考えさせられる作品でした。
そして、そんな親に育てられた子の苦しみと葛藤、過去を受け入れることへの抵抗などが複雑に絡み合う、読み応えのある作品でした。

本当に逮捕されるのかというドキドキと、21歳になった恵理菜の心の様子の描写が面白く一気に読んでしまいました。

ただ何より「なぜ自分が」という問いを自分にも投げかけさせられる、深い作品だと思いました。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257
No.441
(4pt)

自分と自分ではない誰かを受け入れること。

子どもを持った親でも、親以前に1人の人間であり、
様々な感情や背景、考え、喜びや悲しみを持って生きていることを深く考えさせられる作品でした。
そして、そんな親に育てられた子の苦しみと葛藤、過去を受け入れることへの抵抗などが複雑に絡み合う、読み応えのある作品でした。

本当に逮捕されるのかというドキドキと、21歳になった恵理菜の心の様子の描写が面白く一気に読んでしまいました。

ただ何より「なぜ自分が」という問いを自分にも投げかけさせられる、深い作品だと思いました。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.440
(5pt)

非常に切なくて、小説の中に入って行って逃がしてやりたかった

希和子がベッドから赤ん坊を初めて抱き上げた状況から始まるのですが、そこから一気に深く引き込まれた感じです。赤ん坊の描写が、かわいいのに切なくてリアリティがあって。
「赤ん坊は〜笑いかけていた。茶化すみたいに、なぐさめるみたいに、認めるみたいに、許すみたいに。」

1章の終わりの部分にもやられました。初めてこのお話を読んだのでストーリーは知りませんでしたが、なんとなくいつか悲劇になるんだろうなと思っていました。だけど、危なくなる度に希和子がスルリスルリと抜けることができて。

一瞬、読んでいて「このまま逃げ切ることができる?」と思ってしまいました。けれども次の瞬間、目の前が真っ白になるようで…。希和子を助けたくて、本の中にでも入っていきたい気持ちで…。

薫と希和子で幸せになって欲しかったです。一章が終わる直前の、薫が希和子に抱かれて笑うところの描写が泣けてしょうがないです。あのままどこかに行けたらどんなに良かったか、どんなに幸せだったろうか。逃げる心配がなくなって、落ち着いて暮らせる場所が確保できて、薫が小学校にも上がれて…。そんな未来を2人に与えて欲しかった。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.439
(5pt)

特別な作品です。

こちらのレビューを書くために再読をいたしました。
「8日目の蝉」は、十年前にまず最初読了しました。
それまでも先生の作品にはとても好きなものが多くありました。
しかし、当時の私のプライベートな問題が重なり、
「8日目の蝉」は特別な作品となりました。

当時はこの作品にある犯罪がどうしても納得できず、
その後の展開に苛立ちもしました。
どうして子供が大人の行動に巻き込まれるのか。
たとえそこに、小さな優しさや喜びがあっても、
私は怒りを持ってしか読むことができませんでした。
当時私は子供がいない人生に、まだ心の整理がついておらず、
希和子の行動があまりにも勝手で許せませんでした。
つまり私はこの作品がとても嫌いだったのです。

5年程たち、この小説が映画化されることを知り、
私は再び読むことを決めました。
兄が転勤により近くに越してきたことで、
十歳の姪と時々話すことが増えたからでしょうか。
第二章の薫の葛藤に引き込まれ、
事件にこだわることはありませんでした。
よって、非常に満足して読み終わることができました。
また、この不思議な明るさは、角田先生だからこそと思います。
映画ももちろん観に行きました。
永作さんという女優さんが素晴らしかったです。

今回再読して、私はやはり二度目の読後感を思い出しました。
しかしあのままの読後感ではなかったのが残念にも思いました。
一度嫌った作品を再読し好きになった故に、あの感動はあったのだと思います。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.438
(5pt)

ハードカバーで買いなおしました

だいぶ話題になってから文庫で読み、気に入ったのでハードカバーで買いなおした作品です。内容については読む人それぞれで感じ方もいろいろだと思います。映画では見てないけれど、文字の世界観だけでも十分考えさせられます。こちらはカバーの絵が素敵ですね。薄闇シルエット の時も素敵でした。同じ方なのでしょうか。
八日目の蝉 Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉より
4120038165
No.437
(5pt)

非常に切なくて、小説の中に入って行って逃がしてやりたかった

希和子がベッドから赤ん坊を初めて抱き上げた状況から始まるのですが、そこから一気に深く引き込まれた感じです。赤ん坊の描写が、かわいいのに切なくてリアリティがあって。
「赤ん坊は〜笑いかけていた。茶化すみたいに、なぐさめるみたいに、認めるみたいに、許すみたいに。」

1章の終わりの部分にもやられました。初めてこのお話を読んだのでストーリーは知りませんでしたが、なんとなくいつか悲劇になるんだろうなと思っていました。だけど、危なくなる度に希和子がスルリスルリと抜けることができて。

一瞬、読んでいて「このまま逃げ切ることができる?」と思ってしまいました。けれども次の瞬間、目の前が真っ白になるようで…。希和子を助けたくて、本の中にでも入っていきたい気持ちで…。

薫と希和子で幸せになって欲しかったです。一章が終わる直前の、薫が希和子に抱かれて笑うところの描写が泣けてしょうがないです。あのままどこかに行けたらどんなに良かったか、どんなに幸せだったろうか。逃げる心配がなくなって、落ち着いて暮らせる場所が確保できて、薫が小学校にも上がれて…。そんな未来を2人に与えて欲しかった。
八日目の蝉 (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 八日目の蝉 (中公文庫)より
4122054257