(短編集)

私が語りはじめた彼は

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評判

私が語りはじめた彼はの評価:

3.83/5点 レビュー 46件。 D ランク

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平均点3.83pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全67件 1〜20 1/4ページ
No.67
(4pt)

好き嫌いが別れる本

なぜかもてる、大学教授の村川融←ぶさいくな中年(笑

彼をとりまく、妻・略奪女・子供・教え子・教え子の彼氏・・・

そんな人たちが、村川について語ります。

村川は一回もでてきません。

最後、死にます(笑 

なんていうのだろう。。。

けっしてドラマティックではなく、まして純愛でもなく、

それぞれの立場の人間のエゴが、ごっつんごっつんぶつかり合い。

でも、淡々としている。

当たり前のことだけど、人間のすべてが、

自分が主人公なのだなぁと。

好き嫌いが別れる本かも知れないです。

盛り上がりとか、起承転結とか何もないです。

でも、妙に心に残る本でした。
私が語りはじめた彼は (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼は (新潮文庫)より
4101167559
No.66
(5pt)

直木賞作家

この男 つまり私が語りはじめた彼は 若年にして父を殺した その秋 母は美しく発狂した

上記の詩からインスピレーションを受けた著者が綴る連作短編小説。

村川教授によって微妙に人生を狂わされた人々。

妻、愛人の夫、教え子、息子……

彼らが自分の人生を、そして村上教授の人物をそっと語っていく。

まず文体。かなり繊細な雰囲気をかもし出しているのに芯はかなり強い。静かで強い表現力にびっくり。ここまで実力者だったとは…!!

三浦しをん恐るべし。

登場人物たちは皆どこか歪んでいる。

でも最後にはみんな自分なりの選択をし、先へ進んでいく。村川教授の影を振り切るように。影なんか最初からなかったかのように。

あるいは影を全部受け入れるかのように。

読んでいて、なんともいえない妙な連帯感を感じた。ああ、そうそう嫉妬ってそういう風にするんだよねとか、その歪みが魅力に感じたりするんだよね、とか。

明暗を併せ持った雰囲気のある小説でした。

長く続いた雲間から曙光が差す寸前のような。

純文学が好きな人は絶対はまります!!

建物が爆発したり猟奇殺人が起こったりはしないけど、心がゆっくり動くのが感じられる本でした。
私が語りはじめた彼は (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼は (新潮文庫)より
4101167559
No.65
(3pt)

浮気心理小説

身持ちが非常によくない古代中国史の教授にまつわる
人間関係の断片が連作されています。
前の話の一部を引き継ぎ次の人のことが語られてゆく趣向で,
ミステリのような楽しみ方もできます。
三浦しをんは,力が入りすぎると少し文章に装飾が多くなる傾向があるものの,
非常に優れた書き手であることをこの小説は示しています。
著者の愛に関する心の秘密を明かしたような本です。
私が語りはじめた彼は (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼は (新潮文庫)より
4101167559
No.64
(4pt)

三浦しをんには珍しいダークな感じ

この作家は基本的にさわやかな青春ものを書かせたらすごいと思っているが、これは男と女のドロドロした関係が軸になっている。「彼」を取り巻く色々な人間模様が、章ごとにそれぞれの視点で独立した物語として書かれている。読み終えたあと、「結局愛ってなんだろう」という疑問が延々と頭の中を駆け巡っている。こういうのもたまにはありだね。
私が語りはじめた彼は (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼は (新潮文庫)より
4101167559
No.63
(5pt)

男と女の間には深くて暗い川がある。

ほぼ日刊イトイ新聞の中で名作【かもめ食堂】の監督荻上直子さんが奨めて居たので
興味を持ち手に取った一冊。心底驚いた!!。こんな小説の書き方もあるんだなぁ、と。

古代中国史の研究者村川教授=【彼】。欲望の赴くままに生きた【彼】の事が
6つの短編(ミステリあり、心理小説あり)の中で語られて行く。
過去から現在に至るまで【彼】と関わりのあった登場人物の間の愛憎が複雑に絡みあう。

が、結局の所。最後まで【彼】の輪郭はハッキリと語られ尽くす事はないまま。
読んでいて口に広がるのも苦味だったり、切なさを含んだ酸味だったりで、
決して口当たりが優しい訳ではない。にも関わらず実に病み付きになる文章だ。

読了直後感じたのは。敢えて読者が各自【彼】をイメージしやすいような
ヒントや隙を残したまま書き終えているのではないか、という事。
だとすれば、恐るべし三浦しをん!!。そう感じる程に一つ、一つの話が
素晴らしい完成度を持っている。

個人的には突然父親を喪失し混乱していた息子が、【彼】の新しい家庭を訪問した後、
父親と訣別し、再生していく様子が描かれている【予言】が強く印象に残った。
人が愛について思う時の気持ちの奥底を見詰め、的確な文章で書き記す事の出来る
三浦さんの眼力。実に凄まじい小説です。
私が語りはじめた彼は (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼は (新潮文庫)より
4101167559
No.62
(4pt)

好き嫌いが別れる本

なぜかもてる、大学教授の村川融←ぶさいくな中年(笑

彼をとりまく、妻・略奪女・子供・教え子・教え子の彼氏・・・

そんな人たちが、村川について語ります。

村川は一回もでてきません。

最後、死にます(笑 

なんていうのだろう。。。

けっしてドラマティックではなく、まして純愛でもなく、

それぞれの立場の人間のエゴが、ごっつんごっつんぶつかり合い。

でも、淡々としている。

当たり前のことだけど、人間のすべてが、

自分が主人公なのだなぁと。

好き嫌いが別れる本かも知れないです。

盛り上がりとか、起承転結とか何もないです。

でも、妙に心に残る本でした。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.61
(5pt)

直木賞作家

この男 つまり私が語りはじめた彼は 若年にして父を殺した その秋 母は美しく発狂した

上記の詩からインスピレーションを受けた著者が綴る連作短編小説。

村川教授によって微妙に人生を狂わされた人々。

妻、愛人の夫、教え子、息子……

彼らが自分の人生を、そして村上教授の人物をそっと語っていく。

まず文体。かなり繊細な雰囲気をかもし出しているのに芯はかなり強い。静かで強い表現力にびっくり。ここまで実力者だったとは…!!

三浦しをん恐るべし。

登場人物たちは皆どこか歪んでいる。

でも最後にはみんな自分なりの選択をし、先へ進んでいく。村川教授の影を振り切るように。影なんか最初からなかったかのように。

あるいは影を全部受け入れるかのように。

読んでいて、なんともいえない妙な連帯感を感じた。ああ、そうそう嫉妬ってそういう風にするんだよねとか、その歪みが魅力に感じたりするんだよね、とか。

明暗を併せ持った雰囲気のある小説でした。

長く続いた雲間から曙光が差す寸前のような。

純文学が好きな人は絶対はまります!!

建物が爆発したり猟奇殺人が起こったりはしないけど、心がゆっくり動くのが感じられる本でした。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.60
(3pt)

浮気心理小説

身持ちが非常によくない古代中国史の教授にまつわる
人間関係の断片が連作されています。
前の話の一部を引き継ぎ次の人のことが語られてゆく趣向で,
ミステリのような楽しみ方もできます。
三浦しをんは,力が入りすぎると少し文章に装飾が多くなる傾向があるものの,
非常に優れた書き手であることをこの小説は示しています。
著者の愛に関する心の秘密を明かしたような本です。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.59
(4pt)

三浦しをんには珍しいダークな感じ

この作家は基本的にさわやかな青春ものを書かせたらすごいと思っているが、これは男と女のドロドロした関係が軸になっている。「彼」を取り巻く色々な人間模様が、章ごとにそれぞれの視点で独立した物語として書かれている。読み終えたあと、「結局愛ってなんだろう」という疑問が延々と頭の中を駆け巡っている。こういうのもたまにはありだね。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.58
(5pt)

男と女の間には深くて暗い川がある。

ほぼ日刊イトイ新聞の中で名作【かもめ食堂】の監督荻上直子さんが奨めて居たので
興味を持ち手に取った一冊。心底驚いた!!。こんな小説の書き方もあるんだなぁ、と。

古代中国史の研究者村川教授=【彼】。欲望の赴くままに生きた【彼】の事が
6つの短編(ミステリあり、心理小説あり)の中で語られて行く。
過去から現在に至るまで【彼】と関わりのあった登場人物の間の愛憎が複雑に絡みあう。

が、結局の所。最後まで【彼】の輪郭はハッキリと語られ尽くす事はないまま。
読んでいて口に広がるのも苦味だったり、切なさを含んだ酸味だったりで、
決して口当たりが優しい訳ではない。にも関わらず実に病み付きになる文章だ。

読了直後感じたのは。敢えて読者が各自【彼】をイメージしやすいような
ヒントや隙を残したまま書き終えているのではないか、という事。
だとすれば、恐るべし三浦しをん!!。そう感じる程に一つ、一つの話が
素晴らしい完成度を持っている。

個人的には突然父親を喪失し混乱していた息子が、【彼】の新しい家庭を訪問した後、
父親と訣別し、再生していく様子が描かれている【予言】が強く印象に残った。
人が愛について思う時の気持ちの奥底を見詰め、的確な文章で書き記す事の出来る
三浦さんの眼力。実に凄まじい小説です。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.57
(2pt)

正直、内容がよく分からなかった

三浦しをんさんの作品が好きでいろいろ読んできましたが、正直、今回は話についていけませんでした。毎日、通勤時に少しずつ読んでたので、前の方の話を忘れてしまっているのかも知れませんが、よくわからないままに終わってしまった印象です。
私が語りはじめた彼は (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼は (新潮文庫)より
4101167559
No.56
(2pt)

正直、内容がよく分からなかった

三浦しをんさんの作品が好きでいろいろ読んできましたが、正直、今回は話についていけませんでした。毎日、通勤時に少しずつ読んでたので、前の方の話を忘れてしまっているのかも知れませんが、よくわからないままに終わってしまった印象です。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.55
(4pt)

分からなさ

この最後まで宙ぶらりんな、分からなさ。登場人物それぞれの動機も、その動機(というものがあったとして)に対してとる行動も、意味がくみ取れない。人間は結局分かり合えない、というテーマなのでしょうか? 分からないなら、いちいち翻弄されるなよ、と言いたくなります。
私が語りはじめた彼は (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼は (新潮文庫)より
4101167559
No.54
(4pt)

分からなさ

この最後まで宙ぶらりんな、分からなさ。登場人物それぞれの動機も、その動機(というものがあったとして)に対してとる行動も、意味がくみ取れない。人間は結局分かり合えない、というテーマなのでしょうか? 分からないなら、いちいち翻弄されるなよ、と言いたくなります。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.53
(3pt)

楽しく読んだ

楽しく面白く、先を急いで読んだが、さて、何が楽しかったかと自問すると、…分からない
考えてみると、全部身も蓋もなく「相互理解は不可能」ってお話なんだよねー
でも暗さを感じない。新品じゃなくて「中古廃品の山からお手頃なパーツを探しましょう」に、分別と分相応という弁えを感じ、そこに好感を抱いてしまったからだろうか?
単純に「どうしてか分からないけど、なんか、好き」

ちなみに、「大人になっても『パパ』『ママ』呼び」は自分も尻が座らない。身内に『ちゃん』付けも同様
冬と灼熱の一瞬なら、迷う事なく灼熱がいい
残酷描写はエロ本代わり、に同意

巻末の解説に膝を打った
言われてみれば、三浦氏には「悪戦苦闘して書いてる」イメージが、ない
ひねくり回して何とか絞り出した、のイメージもない
「おっと、あらぬ方に行っちまったぜ。いかんいかん」位しか浮かばない

大変楽しく読みました
私が語りはじめた彼は (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼は (新潮文庫)より
4101167559
No.52
(3pt)

楽しく読んだ

楽しく面白く、先を急いで読んだが、さて、何が楽しかったかと自問すると、…分からない
考えてみると、全部身も蓋もなく「相互理解は不可能」ってお話なんだよねー
でも暗さを感じない。新品じゃなくて「中古廃品の山からお手頃なパーツを探しましょう」に、分別と分相応という弁えを感じ、そこに好感を抱いてしまったからだろうか?
単純に「どうしてか分からないけど、なんか、好き」

ちなみに、「大人になっても『パパ』『ママ』呼び」は自分も尻が座らない。身内に『ちゃん』付けも同様
冬と灼熱の一瞬なら、迷う事なく灼熱がいい
残酷描写はエロ本代わり、に同意

巻末の解説に膝を打った
言われてみれば、三浦氏には「悪戦苦闘して書いてる」イメージが、ない
ひねくり回して何とか絞り出した、のイメージもない
「おっと、あらぬ方に行っちまったぜ。いかんいかん」位しか浮かばない

大変楽しく読みました
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.51
(4pt)

『闇が深い』そして、、三浦しをんさん!うますぎる!!ため息が出るほどに!!!

タイトルの通り、「彼」を取り巻く人々(=私)が彼について話すのです。様々な方向から。

短編集に見せかけて、実は繋がっていました!さすが!しをんさん!スキ!

読めば読むほど、凄まじいヤツだな、、敵のニオイ、、、と。
彼の人生において何に価値を見出して、何を得ることができたのか、
気になるところではあるけれど人それぞれ価値観も違うと思うので追及するのはやめておきます。
(それでよかったんだな?!と少し言いたい気持ちを抑えて、、、)

愛してほしいとは言わないが、理解してくれ。

これはイコールにはならないのでしょうか?
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.50
(5pt)

とてもおもしろい!

男女間のトラブルが主題で、全体的に暗くて理不尽で目を背けたくなる内容だが、
なぜかぐいぐい引き寄せられた。三浦先生の才能に改めて感服した。

「冷血」という章の主人公・市川律が個人的にお気に入りだ。
最初は全く好感が持てなかったのだが、じわじわくるものがあって…。
彼、なかなかおもしろいおにいちゃんなのだ。
化学教師の彼はとっても冷静沈着で、会話のキャッチボールもひくほど冷めているくせに
女に異常にのめりこんだり、
第三者の見ている前で女を抱けるという常人離れした図太さもある。
そして生徒から告白されるくらいだから、たぶんハンサムなのだろう。
だんだんこのおにいちゃんにはまっていって「ここを出て一緒に暮らそう」という台詞に、
不覚にもときめくという事態に。
三浦先生、おもしろいキャラをどうもありがとう。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.49
(5pt)

他者との関わりと対話

作品により雰囲気がまるで変わるのが著者のスゴいところ。
彼女は貴賤なく、"本"が本当に好きなんだなと感じるのです。

他にも有名な代表作があるなか少し珍しいかもしれませんが私は彼女の作品でこの 私が語りはじめた彼は がいっとう好き。
静けさのなかで淡々と、しかし、胸にぐっと来るものがあります。

他のレビューでもある通り、物語の中心となる村川という教授の魅力は語られませんし、多分、いやどう考えても、"良い男"じゃあない。
けれど作中の人々はみな、彼に執着し翻弄されている。その気味の悪さは確かにあるかもしれません。何故?と。
しかし、他人には理解出来なくて当然なのかもしれない、とも思います。他人ですから。

だから、出来うる限りもっと話して、聞いて、解り合いたいと思ったり、或いはそれを踏まえてもう解り合えないと思ったり。
三浦しをんは、そういうことを私達読者としたくてこの作品を書いたんじゃないかと思うんです。
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036
No.48
(2pt)

残念

ある種の女性にモテる村川教授はどんな人間なのか?
作者は「モテる大学教授」をどう書くのか、迷ったのではないか。
様々な人物の「村川教授は・・・」と話させる方法はおもしろいが、読み終えてどう好ましい人物なのか全くわからなかった。
私が「ある種の~」でない可能性はあるが。

もしかしてモデルがいる?
ただウワサ程度の知識で書かざるを得ずこうなったのか。(関係者の口が堅くて取材できなかった?)
私が語りはじめた彼は Amazon書評・レビュー: 私が語りはじめた彼はより
4104541036