身の上話

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評判

身の上話の評価:

4.06/5点 レビュー 105件。 B ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全162件 101〜120 6/9ページ
No.62
(4pt)

秘密はいつまでも守れるものではない

秘密というものは、いつまでも守れるものではない。
 本人は、「完璧」と思うくらいに固めたつもりでもほんの少しの隙間から洩れてしまう。
 それが本作を読んで一番思ったことだ。

 物にもよるが、誰よりもつらいのは自分自身だ。
 そして時が経てば経つほど、白状しにくくなる。
 だからそれが軽いうちに告白することだ。
 本作の古川ミチルも、そうしていればこんなにも苦労することはなかっただろう。
 告白、相談する人間が近くにいなかったこともあるだろう。
 
 誰にでも秘密はある。
 それは仕方のないことだけど、早いうち、小さいうちに告白することだ。
 そうしないと、とんでもないことになる場合もある。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.61
(5pt)

予想外

事細かい描写に臨場感さえ感じました。
購入してとても良かったです。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.60
(4pt)

秘密はいつまでも守れるものではない

秘密というものは、いつまでも守れるものではない。
 本人は、「完璧」と思うくらいに固めたつもりでもほんの少しの隙間から洩れてしまう。
 それが本作を読んで一番思ったことだ。

 物にもよるが、誰よりもつらいのは自分自身だ。
 そして時が経てば経つほど、白状しにくくなる。
 だからそれが軽いうちに告白することだ。
 本作の古川ミチルも、そうしていればこんなにも苦労することはなかっただろう。
 告白、相談する人間が近くにいなかったこともあるだろう。
 
 誰にでも秘密はある。
 それは仕方のないことだけど、早いうち、小さいうちに告白することだ。
 そうしないと、とんでもないことになる場合もある。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.59
(5pt)

予想外

事細かい描写に臨場感さえ感じました。
購入してとても良かったです。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.58
(4pt)

一気に読んだけど

地方の書店に勤める23歳の平凡な女性・ミチルが主人公。流されやすいというか、ぼーっとした感じのミチルが、妻帯者のセールスマンとなりゆき任せの関係をもち、これまたなりゆきでそのセールスマンを追って東京に出る。その際に買った宝くじが一等の2億円に当選していたことからさまざまな波乱に遭遇していく。

 一気に読める。読み始めたらとまらず、最後まで読み通してしまった。主人公のミチルの人物造形がうまいと思う。地方在住で、特段の才能も特技もなく、別に道徳にうるさいわけでもない女性だとだいたいこんな感じではないか。そういう平凡な女性が、ちょっとの気まぐれから駆け落ちもどきのことをしてみたら、それまでの日常とはまったく違う事態に陥っていく。ひょっとしたら自分にも、ちょっとした歯車のズレからそういう人生が待っているかもしれない、という奇妙な気分にさせる小説である。

 本書の著者紹介にわざわざ「神経が隅々にまで行き渡る文章」で書かれているとあるが、たしかに文章はうまい。美文というわけではないが非常にこなれた文章だから、文章にひっかかることなく、すなおに作品世界に没入できる。最近の小説としては、改行や会話文が比較的少なく、文章が詰まっている印象を与えるページが多いのだが、読みにくいと感じることはまったくなかった。

 出てくる登場人物は、少々精神的に病んでいるのかなと思われる二人を除いて、みな良くも悪くも平凡。平均かそれ以下の倫理観の持ち主。それだからか、全体的な読後感は、かわいた、乾燥した感じをもたらす。

 病んでいそうな二人が突拍子もない行動をとるから、物語は動く。ほかのいくつかのレビューが触れているように、そこに不自然さを感じなくもない。だが、作者の文章の力なのか、私の場合は、不自然さよりも、普通だと思っていたけど実は歪んだ性格の持ち主だったという恐怖をうまく描き出していると感じだ。

 人生を不確実さ、不安定さを描いた佳作だと思う。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.57
(4pt)

一気に読んだけど

地方の書店に勤める23歳の平凡な女性・ミチルが主人公。流されやすいというか、ぼーっとした感じのミチルが、妻帯者のセールスマンとなりゆき任せの関係をもち、これまたなりゆきでそのセールスマンを追って東京に出る。その際に買った宝くじが一等の2億円に当選していたことからさまざまな波乱に遭遇していく。

 一気に読める。読み始めたらとまらず、最後まで読み通してしまった。主人公のミチルの人物造形がうまいと思う。地方在住で、特段の才能も特技もなく、別に道徳にうるさいわけでもない女性だとだいたいこんな感じではないか。そういう平凡な女性が、ちょっとの気まぐれから駆け落ちもどきのことをしてみたら、それまでの日常とはまったく違う事態に陥っていく。ひょっとしたら自分にも、ちょっとした歯車のズレからそういう人生が待っているかもしれない、という奇妙な気分にさせる小説である。

 本書の著者紹介にわざわざ「神経が隅々にまで行き渡る文章」で書かれているとあるが、たしかに文章はうまい。美文というわけではないが非常にこなれた文章だから、文章にひっかかることなく、すなおに作品世界に没入できる。最近の小説としては、改行や会話文が比較的少なく、文章が詰まっている印象を与えるページが多いのだが、読みにくいと感じることはまったくなかった。

 出てくる登場人物は、少々精神的に病んでいるのかなと思われる二人を除いて、みな良くも悪くも平凡。平均かそれ以下の倫理観の持ち主。それだからか、全体的な読後感は、かわいた、乾燥した感じをもたらす。

 病んでいそうな二人が突拍子もない行動をとるから、物語は動く。ほかのいくつかのレビューが触れているように、そこに不自然さを感じなくもない。だが、作者の文章の力なのか、私の場合は、不自然さよりも、普通だと思っていたけど実は歪んだ性格の持ち主だったという恐怖をうまく描き出していると感じだ。

 人生を不確実さ、不安定さを描いた佳作だと思う。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.56
(5pt)

予想を裏切るサスペンス

ミチルという地方都市に住む書店員の身の上話を将来ミチルと結婚することになる男の「私」
が語るというスタイルの作品です。
久太郎という彼氏がいながら取引先の妻子持ちの豊増と不倫、故郷を離れて東京に出るところ
までは恋愛小説かな?と思いながら読んでると予想外の展開が待ってる。職場の人間に頼まれ
た宝くじを余計に一枚買ったことが災いの始まりとなり1等2億円の当選金が災いを引き寄せ
ミチルの身に不幸をもたらす。大金で人生を狂わせる女の話かと思いきや、サスペンスになり
途中からとにかく予想を裏切りとんでもない方向に行く物語です。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.55
(5pt)

予想を裏切るサスペンス

ミチルという地方都市に住む書店員の身の上話を将来ミチルと結婚することになる男の「私」
が語るというスタイルの作品です。
久太郎という彼氏がいながら取引先の妻子持ちの豊増と不倫、故郷を離れて東京に出るところ
までは恋愛小説かな?と思いながら読んでると予想外の展開が待ってる。職場の人間に頼まれ
た宝くじを余計に一枚買ったことが災いの始まりとなり1等2億円の当選金が災いを引き寄せ
ミチルの身に不幸をもたらす。大金で人生を狂わせる女の話かと思いきや、サスペンスになり
途中からとにかく予想を裏切りとんでもない方向に行く物語です。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.54
(3pt)

怖さは伝わるものの、疲れる作品。

「嘘」と「衝動」のために
人生を破滅させていく女と
その周辺人物の物語です。

恐ろしいのは、人生を破滅させていくのが
その主人公だけではなく
主人公に関わった、ほとんどの方々だから。
ある人に関しては主人公の恋人が現れたために
人生を狂わす行動をとらざるを得なくなりますし
ある人は、主人公の秘密に気づき、
人間ではなくなっていきます。

本当、この主人公、と言うものは
存在自体が迷惑そのものです。
そのくせ他人には秘密を守れと強要する。
身勝手なものです。

しかし、結局主人公は
その嘘によって手に入れた栄光のために
最後にはついに何もかもを失います。

そんな、無責任な女の話です。
ミステリー要素が絡みますが容易に想像できるので
それがらみとは言いがたく、中途半端です。

こういったいい加減な女がむかつく人は
絶対に読まないことです。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.53
(4pt)

「型のはまった日常」が現実なのか?

普段私たちは知らず知らず枠に嵌って生きている。そうした方が居心地が良いから。
でも、ちょっとした事でその枠から外れて生きていくと世界は全く違ったものに見えてくる。
何が現実で真実なのか?
型に嵌って生きていくと、そんなことも考えなくなって一生を終えてしまうのかもしれないけれど、
何だか世界が狭いような気がする。
この本の主人公のように、考え無しに行動したことで、その「型」からどんどん外れていってしまう。
だけれど、それが不幸せなんだろうか? 井の中の蛙のように生きていくことが幸せといえるんだろうか?
そんなことを考えさせてくれる小説だと思います。何も自分が殺人まで犯さなくっても、小説の中で疑似体験できるんだから、そこをうまく利用すれば、自分の世界を見る目を変えることができる。
まぁ、自分も「柳に風」みたいなところがあって、はたから見れば「あぶなっかしい」ところがあるんだな、と思ったわけですけれど。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.52
(3pt)

なんだろう。モノローグの果ては、行き場のない焦燥感。

おもしろい。
おもしろいし、スピードもあり、企画性を感じる。

だからだろうか。
リアルなのにあまりにリアルではない殺人。

人の数だけ表現があり、観察力があるから、行き場を失う。

「おいおい、だからってどうしたらいいんだよ」

この本に出てくる登場人物同様、もしかするとそれ以上に「置き去りにされた」感が
最後の最後に手を振る。

あ、それが狙いだったのかもしれない。
ならば、まんまと導かれたんだ。この人の話を聞くばっかりだったから。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.51
(4pt)

ブラックユーモア

私たちは何気なく地味に暮らしているようで、これだけの危険をはらんだ日常のど真ん中にいるのですよ、という警告もありの、今、読むのに大変面白い小説である。文体がまた手練手管に満ちていて、読み手が軽く翻弄されていく快感も得がたい
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.50
(4pt)

話題の本なので読んでみました。

思いつきのような失踪、宝くじ、そして.....
ありえないよねこんな話、と思いながらもぐいぐい読まされてしまいました。
最後はちょっと拍子抜けな感じもしましたが、
おもしろいことは、まちがいなしです!
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.49
(2pt)

あまりに適当な

評判がいいのでビックリしてます。
悪い意味での適当な展開にガッカリしました。物語に説得力がなさすぎでは?
一気呵成に読めますが、それが唯一の救いです。
こんな身の上話、聞いても仕方がないし、人にも話せません。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.48
(5pt)

あー、楽しかった

「そろそろ少し読むか」と取り出したこの本、夜の12時に読み始めて3時まで一気に読んでしまいました。久しぶりに「本を読んだ!」という充実感を味わえました。
 ふとしたきっかけで地元を出てきてしまった女の子、この本には語り部がいるのですが、それも最後にキレイにまとめられます。
 読み始めたら止められないという感覚は久しぶりで、読後「あー、楽しかった」と素直に思いました。どこかで読みましたが、佐藤正午さんは「読みやすい文章で面白い話を書くことだけを心がけてる」とありました。すばらしい考え方だと思います。私も目指したい心。
 あまりに面白かったので、横山秀夫さんを好きなNに貸してきました。
 横山秀夫さんは、警察小説だけどむしろ人間をテーマにした本が多いので、横山秀夫さん好きに佐藤正午さんは薦められる気がします。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.47
(3pt)

「身の上話」というより「作り話」かな

んー。某局の書評番組で非常に高い評価だったので期待して読んだのですが、期待が大きかっただけに
話がぶっ飛んでる感が否めなかった。具体的にはなかなか表現できないが、通常ありえない出来事が次
々遠慮なく起きるので、読み進めるうちに何が起きても新鮮な驚きがなくなっていく感じがした。おま
けに最後にあんな展開とはなぁ…。
宝くじのところまではこの後何が起きるのか期待感が大きかったので、その後の展開をまったく違うパ
ターンでもっと面白くできたのではないかと残念な感じがした。
文体はすごく読みやすく、時間つぶしにはいいかな。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.46
(4pt)

竹井輝夫とは?

地方都市で平凡に暮らす主人公ミチルが、ふとしたきっかけから人生を大きく逸脱していく物語です

他のレヴューでも書かれているように、予測のつかない展開から、読み始めたら最後まで一気に読んでしまいました。
様々な登場人物がよく書き込まれていて、それぞれの打算や弱さがストーリーを左右するKEYとなっています。

その中で自分が一番気になるのは、ミチルの後輩竹井輝夫の存在です。
他の登場人物が大なり小なり人間味を見せる中、彼だけが本当に何を考えているのかわからない存在となっています。
主人公ミチルに対して心情を吐露する場面はあるものの、わかりやすさからは遥かに遠い存在です。(そして終盤でも・・・)
ある意味、人が生きている中で遭遇する絶対悪のような存在とも思えました。

個人的には米映画コーエン兄弟の作品のような風合いも感じます。
上手く映像化したら面白い作品になるのではないでしょうか。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.45
(3pt)

構造の深さがいまいち

ほとんどの他の方のレビューと同意するところは、文章力の高さです。
なんだか、連続ドラマの秀逸な次回予告に踊らされるように、どうなるんだろう! と血沸き肉踊る感じで読み進められます。
登場人物の思わせぶりのセリフに彩られて深まっていくように見える謎。
しかし、個人的には、期待感を満足させることはできませんでした。
思わせぶりのセリフの意味合いもほぼ主人公の推理通りに長くて数十ページ以内で伏線回収されてしまいます。
300ページを超える長編全体としては、いわゆる予告編見ればだいたい十分じゃんって感じの話です。

「身の上話」というタイトル通り、告白調に記述が進められます。
この手法から、私のような読者が期待するのは、語り部もしくはそれに相当する登場人物には「全体の一部しか見えていなかった」と思えるような全体構造が読後に陰に陽に浮き出てくることです。
それがミステリーで言えば「伏線の回収」ってやつだと思います。
本作の場合、最終盤になって突然新たな要素が加わり、それが語り部の位置づけを説明することになりますが、
それまでの身の上話の「中身」に関する伏線回収はほとんどありません。

冒頭で述べたように、
ほぼ各話エピソード完結の連続ドラマを見ている感覚で読めば娯楽として楽しめそうです。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.44
(3pt)

一気読み必至。

とても、文章がうまいです。なかなかオチも見えません。
とにかく、次はどうなる?という好奇心をたくみに引っ張られて
読み始めると、ページを繰る手を止めることができませんでした。

読み終われば、「なるほど」って終わり方なんですが
実に読ませてくれました。

内容的には感銘を受けるほどではなかったので、星は3個で。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.43
(5pt)

佐藤さんの小説では群を抜いて面白いです!

ほんの些細なことがきっかけで、人生はあっという間に違う方向へ行ってしまう。
ちょっとの怠惰感や欲やエゴが人生を大きく狂わせることもある。
何が起こるか想像が出来ないので、常に心地よい緊張感の中で読むことができました。

このお話、ミチルの現在の夫が語るスタイルになっているのだけど、その夫となる人物はなかなか登場しません。
物語の終盤でやっとその夫となる人物は登場しますが、
彼の語る身の上話はミチルのそれに負けず劣らない凄まじいものでサイドストーリーながらも強烈な役目を果たしています。
この、彼の身の上話の存在こそが作品を優れたものにしているんですよね。
そしてまさか、こういう結末がまっているとは・・・。

佐藤さんの小説の中では群を抜いて面白かったです。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200