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終戦のローレライ
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【この小説が収録されている参考書籍】
終戦のローレライの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 1~20 1/9ページ
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| ついに、終わってしまった…。 最終巻は、終わるのが惜しくて少しずつ読み進めていったのですが、読み終えてしまった…。 物語のなかにいることの幸せに浸る時間になり、戦後80年を期に手に取って、いまこの作品に出会えたことを感謝したい。 ずっと、こんな本が読みたかったんだということにも気づかされました。 ほんとに、すごい小説。 福井さんの文章に畏敬の念を覚えます。 途中、文字だけなのに涙が溢れそうになったり、思わず吹き出してしまったり、絹見艦長の戦略にニヤリとさせられたり、どうするんだろうとハラハラさせてくれたりと、満足な日々をもらいました。 そして、あの時代が今に繋がっているんだということも。 「ほんとに読んでよかった」の一語につきます。大傑作。 | ||||
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| 原爆投下の描写が生々しくて、つらい。 この作家さんの表現が安心して身を委ねられるほどに優れているからこそ、胸に迫りました。 それと対照的な伊507の牧歌的光景。 なにか『不思議の海のナディア』を思い出し、途中で、観返しちゃったもんだから、途中から絹見艦長の声が大塚ボイスに脳内変換されてしまいましたが、所期の目的地ウェーク島に到着した伊507。ようやく修理してもらえてひと息ついたかと思いきや。 ここでも大変なことが起こります。 なんてこと…と呟きながらページをめくる手が止まらず、どんどん読み進めてしまって、ああ、もうあと一巻しかないのかと寂しくなるのでした。 この話をこの作家さんに書かせた樋口監督の慧眼に恐れ入るとともに、これだけ素晴らしい原作がなんで、あの映画になったのかと… 世の中、映画のノベライズとかありますけど、あんな薄っぺらい映像を文字にしただけのものと違って、骨太な作品です。 登場人物の背景を追うことで、南方戦線の凄惨さも体感できて、差別問題も取り上げてあったり、現代に続くパレスチナの問題などもあって、十分過ぎるくらいに時代を感じさせられました。 この作家さんには、太平洋戦争ものをもっと書いてもらいたいです。なんて名作をこれまで読まずにいたのかと、後悔しきり。 もう一度誰か映像化してくれないものかと。 伊507とナーバル、パウラのフィギュアがついた映画公開記念BOXもメルカリで注文するくらいハマってます。 伊507の模型を眺めながら読む至福。 ロマン溢れます。 | ||||
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| ナーバル回収作戦とフリッツとパウラの過去。そして宿敵との戦い。 満身創痍の伊507。 ああ…どうなるんだろうと毎回手に汗握る展開。 潜水艦同士の戦闘から目が離せない。 いよいよエノラゲイも出てきて、どうなる日本。 ハラハラドキドキの連続。 著者が非常に綿密に資料にあたっているからか、その場にいるような時代描写にも至福を覚える。 文章がうますぎるので、ルツカとコルビオ艦長が辛かった…。 ナーバルが必要だった理由も納得できて、ますます面白い! ナーバルの艦内に入った感想が征人と絹見とで、違うところもよかった。 福井さん、すごい筆力だと思いました。 | ||||
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| 戦後80年でもあるし、なにか太平洋戦争ものが読みたいなと思い、unlimitedに入っていたのを幸い読み始めました。 世界でたった一隻のみしか建造されなかったフランスの潜水艦シュルクーフが、ナチス・ドイツに拿捕されて実験艦として大規模改修ののち、ドイツ降伏後に日本に提供され伊507として活躍するまでが第一巻。 呉で補修作業中に米軍の攻撃を受け、その最中に出航するところは、胸熱でした。もう、ガンダムSEEDとオーバーラップするわ、ローレライシステムも脳内でエルメスとララァに変換されて読んでしまうくらい、ガンダムファンにはたまらん展開です。 このあたりまで読んで、全巻買いを決意。 第一巻は分量も少ないですし、とっつきやすかったです。 文章もうまくて、展開も息をつかせないので、安心して身を任せて読むことができます。 二巻以降も楽しみです。 | ||||
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| 記載されていたより、状態が悪かった。 | ||||
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| こんな感想を持つ人がいるか定かではないが、 とある同名人物が亡国のイージスとこれの両方で出ていて、同じ死に方をするところで醒めた。 登場人物の死を全く同じ犬死に表現させて何が楽しかったのだろう? それ以外は面白かったと思う | ||||
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| 文庫版で全1,689頁。 長すぎるが故に論点が伝わりにくい、同じ事の繰り返し、 さらに読み進める内に感性と理念の齟齬を感じて来る。 500頁以内に纏めるたら奥深く充実した内容になるかも知れない。 | ||||
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| 展開が気になって読み続けてなんとか3巻に至りましたが、読み通すのが苦行でした。 ストーリーが面白くないわけではありませんが、くどいしつこい描写が続いて時間がかかるわりに進まない展開に飽きてきてしまって。 癖のある文章のせいもあり、少なくとも読み手を選ぶ作家だと思いました。 過去の戦争において思うところがあるかたは、自らの思いを重ねて、あるいは反発して読まれていることだと推測いたします。ですがわたしはあくまでフィクションとして距離を置かせて楽しませていただきました。 なにか「答え」を求めてこのような小説を読まれることはお勧めできません。自分とは考え方が違う、というだけで駄作と決めつけてしまうし、逆もそうです。面白いか面白くないか、それだけでいいのです。主義思想を排して面白さ☆3でした。 | ||||
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| なんとも評価しにくい小説。 本書の最大のマイナス点は、登場人物に内面を語らせすぎること。分量の多い大作ではあるが、登場人物たちの語りはもう少しコンパクトにするほうが良いのではなかろうか。 SF的なものが織り込まれているが、SF小説というよりは歴史伝奇小説の部類に入りそうだ。脳波の実物をみる機械もあり、脳についての勉強を少しはしている身としては、中核となる設定が「いくらなんでもあり得ないな……」というもので、いまひとつ入り込めなかった。 それから、終章はかなり余計で、蛇足とさえ言えた。全体的なストーリーはまずまず。潜水艦同士の戦闘は非常に面白かったので、これだけなら星4つか5つといったところ。 差し引きで、星3つ。 大作をようやく読み終えて、自分の感想が星3つのときには、ちょっと落胆してしまう。 | ||||
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| 依然読んだことがありましたが、昔でしたので本を売却…。 また思い出したくなり購入しました。 また機会がありましたら、宜しくお願いいたします。 | ||||
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| 依然読んでいたものの下。 これから読んでいこうと思います。 また機会がありましたら、宜しくお願いいたします。 | ||||
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| 福井氏の文章は熱い。 私もアツい人間を自負しているが、根負けしそうなくらい熱い。 そして、私の精神を支える考え方・感じ方のベクトルと同じ方向で、さらに熱いのだから、食い入るように読んでしまう。 この本の作中に出てくる浅倉大佐の心の動きを見ていると、いかに日本国が当時追い詰められ、 そこから未来を切り開いていったかがわかる。 今の我々がしなくてはいけないこと。 この書を読めば、明確になる。 最高の本と言ってよい。 私は、愛読書の筆頭にこの本を挙げる。 | ||||
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| 戦記ものによくあるような、何が起こって何が残ったか、というような時系列的な内容ではありません。 というのも、描かれている内容が、戦争ものにしては非常に短期間なためです。 では何を語ったかといえば、物語りの背景にある第二次大戦の基本的な流れを随所にはさみ、その中で翻弄され続けた人々が、ローレライを巡る策謀の中、戦争と自分との関係性を昇華させることとなりましょうか。 戦争は個人にとっては奪われ続けるものでしかない、というのが小説の骨子にあり、奪われた個人は胸に空虚を宿す。 ローレライの渦にかき回されるうちに、空虚を人間的なものに変えて、虚ろだった胸を心で満たす物語りです。 見る人が見れば実に小さなもので満足するものだと思えるかもしれませんが、本人にとってはそんなことはどうでもよいのでしょう。 この小説はそういった物語りを登場人物ひとりひとりに焦点をあてながら、書き続けたものであると感じました。 小説の書き味は以上ですが、技術的な面でも実に上手く書かれています。 まず、結構な難しい内容を書いているにも関わらず案外読みやすいです。 序章だけは意味のわからない難しさですが、10分経つ頃には止めるところを見失います。 また盛り上げどころというのを知っているようで、必要なところできちんと戦闘描写に入りますし、その戦闘描写が実に上手い。 潜水艦戦闘なぞほとんどの人が想像もできないようなことですが、それを簡単に想像できるような文章に仕立てています。 説明文の挿入の仕方が上手いのかもしれませんし、登場人物の配役が上手いのかもしれませんが、なかなか真似できることではありません。 ただ戦闘方法が特殊すぎて、本当にできるのか疑問という点ではドラマ的すぎた感はあります。 前述のように盛り上げ方が上手いのと併せて、中だるみしないよう作られているのがすぐに感じられると思います。 一定の文章量でひとつひとつ書かれていき、物語りの山場をいくつも超えていく様は確かな技術のあらわれでしょう。 多くの登場人物をそれぞれ適切に振り分けて描写しきるので、気分良く読み進められました。 最初に書いたとおり、戦記ではなく人文に寄っている内容なので、大切なことでしょう。 戦争ものとしての作風は基本的に批判的な立場です。 様々なことの背景を書いたうえで、果たしてこれでいいのだろうか? と問いかけ続けます。 無条件な批判というよりも中庸な範囲を超えない程度で、という形ではありますが、説教臭いと感じる人もいると思います。 ひとつの見解ではなく、これが絶対に正しいと無邪気に信じてしまうような無知な人に、教養として読ませるにはちょっと危ないかもしれませんね。 少々脱線しましたが、総合的に上手い小説です。 戦争ものに興味はあるが、戦記はちょっとという人におすすめです。 | ||||
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| ものを期待してはいけません。 前半はノンフィクションベースでものすごく良い感じなのですが、一気にサイエンスフィクションに。 エンターテイメント小説や一種のアニメと割りきって読むには問題ありません。大丈夫です。 心構えの問題です。 私は心構えを間違えてしまい、読む気が失せました。 いや、アニメでもありえない設定のような気もしますが。 | ||||
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| 16歳女子です。私は塾の先生に紹介され、学校の図書館においてある文庫版をてにとりました。最初はこんなに古くて奥に置いてある本なんてはたてして面白いのだろうかと半信半疑でした。そもそも私が愛読する本は有川浩さんなどの割と軽いタッチで書かれたのものが多かったので、こんなにお堅い本を読めるのか不安でした。それでも読み始めると、最初は堅い文章を読むのと次々と出てくる人物を追うのとが大変でしたが、だんだんとその世界へと引き込まれていきました。主人公とその周りの人々の人間味あふれる葛藤と陰謀が読みごたえがありました。戦争という極限場状態の悲惨さ、死と隣り合わせの恐怖、生きることへの執着などあらゆる場面で考えさせられました。ぜひ私と同じ高校生にも読んでいただきたい。一回読み始めると、どうしても止まらなくなり結局最後まで読んでしまいます。 | ||||
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| 文庫版(講談社文庫:原作)をkindleで購入しました。紙の本は持っていましたが、とても好きな作品なのでkindleに入れたいと思って探していました。 やっと見つけたと思ってレビューを見てみたら、みなさんマンガの方についてのコメント・・・ おまけにサンプルがなぜかダウンドードできず、バクチで購入しました。欲しい方のやつでよかった。 購入を検討されているみなさん、このレビューは文庫版・漫画版ともに同じものです。講談社文庫となっているのが原作の小説版、アフタヌーンKCとなっているのが漫画版です。それぞれ4巻までかぶっています。お買い間違えなさらぬよう・・・ ちなみに私は原作のファンです。漫画版は読んだことがありません。映画版はCGクオリティの低さに愕然として30分で観るのをやめました。 | ||||
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| 終戦のローレライ(3)のレビューに書いたとおりです。面白いです。 | ||||
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| 終戦のローレライ(3)のレビューに書いたとおりです。面白いです。 | ||||
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| 映画も見ました、亡国のイージスは原作が圧倒的にいいと思いました。ローレライはどちらもいいですね。 | ||||
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| とんでもなく重厚で、最高の充実感。 一か月くらい、普通の小説では満足できなくなってしまいました。 ぜひ、一読を! | ||||
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