終戦のローレライ

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評判

終戦のローレライの評価:

4.45/5点 レビュー 177件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全233件 141〜160 8/12ページ
No.93
(5pt)

力技による圧巻のラスト!

ドイツより譲渡された秘密兵器“ローレライ”を回収した伊507号は太平洋の孤島ウェーク島で新たな命を受ける。そこに日本降伏に向けた謀略があることに気づいた乗組員は命令に背き、自分たちの運命を自らで選択する。目標は米海軍の大機動部隊が守る一大航空基地テニアン島。更なる悲劇を避けるため伊507号は出撃する、時に1945年8月、終戦まであと数日・・・。圧巻、ただただ圧倒される。それまで以上に饒舌な文章。敵味方問わず登場人物が語る語る・・・。国家と戦争、国家と国民、国民と戦争、誇り、生き方、日本人、祖国・・・それぞれの立場でそれぞれの考えが奔流のように語られていく。死に瀕しても止むことなく語り続ける・・・。伊507号によるメインストーリーの裏ですすむ、陰謀の理論背景である国家切腹論、「日本が迎えるべき終戦」論はなんとも空虚な観念論だが、こうしたストーリー上の弱点も、饒舌な文章の力技で押し通した。アメリカの大機動部隊を相手にした孤独な戦いの果てにすがすがしいものを感じさせる伊507号と乗組員たちが迎える感動のラスト。著者はさらに終戦後から現代までの長いエピローグを用意する。全4巻、大部な大作であるが、勢いで最後まで読ませる。見事。
終戦のローレライ(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(4) (講談社文庫)より
4062750031
No.92
(5pt)

久々に大感動!!

全4巻一気に読んでしまった。その長さを全く感じず、久々に感動させられた作品でした。敗戦間際の窮状の中、母国日本の援助もなく、40隻もの大艦隊を相手にして、圧倒的に不利な状況の中で戦い続ける潜水艦<イ507>とその乗員たち。多くの裏切りの中で、一癖も二癖もある、はみ出し者の乗員たちが最後の最後でやっと見いだした、己の目的と、戦後日本のあるべき姿・・・3発目の原爆の投下を防ぐべく、決死の覚悟で敵に挑んだ戦いのシーンはまさに圧巻。感動の1語につきます。涙なしには読めません。フィクションとはいえ、太平洋戦争とな何だったのか、日本人として国を守ろうとして戦いに散った祖父・曾祖父の世代の日本のことを考え、現在の日本を省みることができる作品です。
終戦のローレライ(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(4) (講談社文庫)より
4062750031
No.91
(5pt)

今だからこそ読むべき

 これなしでは福井晴敏は語れない。映画公開を間近に控えた中、終戦から60年を迎えようとする中、今だからこそ読むべき小説だろう。 一つの決意を固めた絹見と、以下《伊507》の乗組員達。やすやすと終わらせない戦い、自分たちの未来は自分たちで切り開くという意思と、身勝手に始めてしまった戦争の終結のために。それを覚悟した中、絶望的な展開と言うまでもない中で、最後の戦いへ。 圧倒的不利とか、ローレライの限界とか、ここまで来ればもはや関係ない。何が何でもあるべき日本の未来のために、浅倉の思惑通りには絶対にさせまいと言う強い意思。フィクションである中で、未来のために戦ったという意思はフィクションではないのだろう。福井の戦争観かもしれないがそう思わせる。決して無駄ではなかった戦争。だからか、日本は同じ過ちを繰り返してはいない。 随所に引用されているが、ラストは島崎藤村の「椰子の実」が妙にしっくりくる。ここは涙までがでてきそうになった。しかし誰もが最後までその役目を果たしたことの充実感を得ている。何よりも感じがいい。  それに後日談として終章が加わり、小説の終焉とともに更に爽快な読後感も得られる。日本が経験した最後の戦争であり、これを風化させてはならないんだという思い残った者の思い。受け止めて、これからも受け継がなくてはいけない思い。受け止め方は人それぞれだと思うが終章にはストーリーに爽快感を持たせるのと、メッセージという意味では大きな意味があると思うので、最後まで読み通して欲しい。 正直ここまでの小説は読んだことがなかった。ただスケールが大きいだけでなく、壮絶な感動を誘ってくれる。戦争をモチーフにした小説にしてはいい意味でできすぎている。全4巻じっくり味わって欲しい。
終戦のローレライ(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(4) (講談社文庫)より
4062750031
No.90
(5pt)

傑作です。

読了が近づくにつれて、涙が止まらなくなりました。この作品はよくありがちな、戦争を知らない我々の世代への啓蒙書となるものではありません。問われているのは「一人の人間の、一度切りの人生の、その一瞬一瞬の生き様」ともいうべきものです。是非、お勧めします。
終戦のローレライ 下 Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ 下より
4062115298
No.89
(5pt)

国家としての切腹とは

再読でも面白いローレライの3巻。一旦落ち着いたと思ったらまた始まり、休むところを知らない。長期決戦の中の終戦間近、誰もが慌てるのは仕方ないか。
 ローレライを死守した《伊507》はウェーク島で浅倉良橘と落ち合った。ローレライの入手そのものが目的ではない。そのローレライがもたらす「あるべき終戦の形」とは。国家としての切腹を成し遂げようとする浅倉の陰謀。狂気と言うまでの独走に走る浅倉。2つの原子爆弾を落とされもはや後のない日本政府。アメリカは何を思い描いているのか。そして《伊507》の下した結論は。
 それぞれの戦争観というものが浮き彫りに出てきたか。浅倉の戦争観や折笠の戦争観、田口の過去だったりそれぞれが抱くものはある。戦争だからと言って土谷の意志が許されるのか。今から言えば正論ではないのだが、戦争上正論になり得ない。浅倉の意志はそれとはかけ離れたところにあるのだが、だからといって最善とは言えるわけもない。今の世代からしてみれば折笠にひどく感情移入できるんだが世代によっては異なってくるかも知れない。現代への強いメッセージ性がエンターティンメントを超越している。
 展開は一旦スローになる。元々じっくり書くタイプの福井晴敏だし、田口や浅倉をより人としての存在感を示すための描写は素晴らしい。そして本題かも知れない折笠のサクセスストーリーとしても面白い。解説にもあるが一種の青春小説としても読める。
 スローとは言え浅倉の思惑通りの新展開もありスピード感に富んでいる。前にも書いたが土谷や田口など、脇役陣も濃く読ませるのは作者の技量には改めて敬意を表する。どこまでも熱い。それぞれが意志を持ち、生きようとする。生きるのは今のためでもあり、望む未来のために。
 最後まで目が離せない。 
終戦のローレライ(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(3) (講談社文庫)より
4062750023
No.88
(5pt)

ローレライの真価

 2巻ではようやくストーリーに入ったと言っていいだろう。1巻が序章と一章と区切れをつけるために意図的に薄くされていたが2巻以降は福井晴敏らしい分厚さとその中身が堪能できるはず。再読でも面白いものは面白い。とにかくページをめくる手が止まらない。  浅倉の思い描くあるべき終戦の形。それをもたらすローレライとは一体何なのか。折笠は何故駆り出され、絹見が艦長になったのか。元SS親衛隊の日系ドイツ 人フリッツの存在意義は。ローレライの回収にどれだけの意味があるのか。ローレライを狙う対戦国アメリカの潜水艦《トリガー》との息詰まる戦闘とローレライの真価。 戦闘シーンはなかなか白熱する。息詰まる攻防、《伊507》や《トリガー》の乗組員の心情のディティールも秀逸で、最後の最後まで手を休めない。敵にさえも共感させてしまうところも福井晴敏らしいところか。 その中でも《伊507》に執着せずアメリカの描写に当たっ ているところもリアリティが増す。現実的にいかほどのリアリティをもってローレライがあるのかは分からないが、ストーリーの軸自体は敵対する存在というも のの争いということで成り立っている。そこを内部からも外部からも細かく描写してくる。それ以外の乗組員、折笠が一緒に上等工作兵として乗り込んだ清永 や、田口、小松など。目立つキャラは多い。いかに多くある登場人物を書けているかと言う面では『亡国のイージス』よりは優ると思う。 恐怖を克服するには、自らが恐怖になるしかない。消せない過去がある中、これからどう恐怖を克服していくのか。《伊507》はどこへ向かうのか。浅倉の意図と任務の真意は。飽きさせない。
終戦のローレライ(2) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(2) (講談社文庫)より
4062749718
No.87
(5pt)

涙なくしては読めない。

ついに長き物語も最終巻。伊507は最後の場所へと向かいます。果たして第三の原爆投下を防ぐことができるのか?厳重警備の中、ローレライシステムを起動し突き進む――決して歴史には語られることのない、男たちの命を賭けた物語。戦争を知らない我々現代人が、ぜひ読むべき一冊です!最後はもう号泣でした。終章は賛否両論わかれますが、自分はあって良かったと思います。
終戦のローレライ(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(4) (講談社文庫)より
4062750031
No.86
(5pt)

ひとつひとつの謎と

言い方は良くないかもしれないけど、戦争モノ、潜水艦モノなのでとっつき難いかなぁ、と思ったんですが・・・とっても読みやすい!潜水艦の名前や何式、というのは全く解らないので正直辛いかなというところはあったんですが、これは戦争モノとかというより、人間のドラマでした。そしてとってもマンガ的。まだまだ謎な『ローレライ』やカリスマ性のある(?)浅倉大佐、絹見の葛藤を持ちながら凡庸なところや、清永でなく征人を中心とするところ、目的とするもの、目標とするものが何なのかも解らないのに[伊507]に乗り込み進んでいくところは、マンガ的というよりエンターテイメントだと思っていいかもしれません。プロローグにふさわしく、謎が散りばめられ、スタートラインを切った1巻です。
終戦のローレライ(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(1) (講談社文庫)より
4062749661
No.85
(5pt)

期待違わず

前作【亡国のイージス】を読んで以来、【終戦のローレライ】文庫化を心待ちにしていた。帰国時に発売されたばかりの第一、二巻をゲット。期待違わず、面白い!映画の映像を見た訳でもないのに、自分の中で次々と映像が紡ぎだされる。今すぐ、第三、四巻を読みたい!
終戦のローレライ(2) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(2) (講談社文庫)より
4062749718
No.84
(5pt)

第三巻

帯にこんな文章が書いてある。「それは未来に関する戦いだった。誰もが、そう理解していた。ただ、描く未来の姿だけが異なっていた」よくこの物語を表している言葉だと思う。この物語が面白いのは、勧善懲悪ではないということ。 「伊507」の乗員たちが選んだ道も、対立する立場の人が選んだ道も どちらも選択肢の一つにすぎない。 結果的に主人公と対極の未来を望んだものが、悪役という形になってしまうが それもまた、真にこの国を愛した結果だった。 「伊507」の進むべき道が確定する第三巻。圧巻です。
終戦のローレライ(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(3) (講談社文庫)より
4062750023
No.83
(5pt)

胸に響く、魂の叫び。

第三巻。ついに浅倉大佐の考える、『あるべき終戦の形』が明らかになります。『ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない』。馬鹿かもしれない。無謀かもしれない。死ぬかもしれない。それでも折笠たちは、最後の地を目指し続けます。確かに『あるべき終戦の形』は正しいかもしれない。それで日本は生まれ変わるかもしれない。『でも人は死ぬ』。折笠行人の、誰もが忘れかけていた正論は、浅倉大佐の胸に響くのか?最高の海洋冒険小説、ここに在り。
終戦のローレライ(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(3) (講談社文庫)より
4062750023
No.82
(5pt)

感動の最終巻

全四巻からなる「終戦のローレライ」文庫版の最終巻。最終章の一部は「蛇足では?」と感じてしまう部分が正直あったが、やはりラストは泣ける。「伊507」の最後、乗員達の思い、椰子の実の柔らかな旋律、そしてラストシーンは、感動ながらもやはり爽快。涙なくして読めません。是非ご一読あれ。
終戦のローレライ(4) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(4) (講談社文庫)より
4062750031
No.81
(4pt)

優秀なエンターテインメント作品

初めから映画化される前提で小説が作られたように、日本人顔のドイツ人や紅一点の美少女や特殊兵器など何か計算されたストーリーを感じるが、それでもあなたはこの原稿用紙2600枚にも及ぶ大作の中にいる人物に魅了されることは間違いないだろう。
終戦のローレライ(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(1) (講談社文庫)より
4062749661
No.80
(5pt)

泣ける言葉

1945年、夏。 小さく負けるか、大きく負けるかの二つしかない終戦で 日本は最悪の道を歩もうとしていた。 問題になったのは幕の引き方。 全てをリセットしゼロから全てを始めるか、今ある命を救って次の世代に繋げるか。 作中には、様々な登場人物が名言を残す。 人それぞれ印象に残る言葉は違うだろうが、私が全体を通してとても感動した言葉をご紹介。 「あんた達大人が始めたくだらない戦争で、これ以上人が死ぬのはまっぴらだ!」 「決まっている事なんか何一つない。なりたい自分になれ」 この小説を読んでもなにも感じなかった人は、普段から何も感じずに生きているのではないか? と思ってしまうほど、号泣した。
終戦のローレライ 下 Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ 下より
4062115298
No.79
(5pt)

読まないと後悔すると思います

散々話題になった本である「終戦のローレライ」を今頃になって、ようやく手に取りました。・・・話題になって当然の名作でした。読んでよかったと心底思いました。読んでいておもしろいと思う本はたくさんあります。でも、この本はそれだけではなく、読み終わったあともしばらくその世界観にどっぷりはまりこめ、余韻が心地よい作品です。しばらく、どっぷり浸っていたくなります。また、一人一人がちゃんと書き込まれているので、とても感情移入出来ます。本の中の人物であるのに、助けてあげたい!と、たまらなくなる事がしばしばでした。それだけ、すべての登場人物が「一人の人間」として認識出来るんです。人間くさいです。とにかく、読んでください。熱いです!読まないと人生の損です!!
終戦のローレライ 上 Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ 上より
406211528X
No.78
(5pt)

とうとう来ました!!

とうとう来ました。待ちに待った「終戦のローレライ③」!!実は終戦のローレライのスペシャルBOXを予約しちゃったので買おうかどうか迷っています・・・・。
終戦のローレライ(3) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(3) (講談社文庫)より
4062750023
No.77
(5pt)

熱い!!しかし上巻の最初の50ページは我慢しましょう。

男達の熱き心が伝わってきます。それぞれの男の信念!まじで熱いです、しびれます。熱さに弱い私にとってこの作品は最高傑作です。ただ少し固いし長いので読むのに疲れるし時間がだいぶかかります。しかし時間をかけて読む価値のある小説です。少しSFが入ってますが、現実にありうる感じがしますので全く違和感もありません。この本を書いた福井さんは本当にすごいと思います。私も小説家は諦めるべきかな、こんな大作見せられたらね・・・・。
終戦のローレライ 下 Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ 下より
4062115298
No.76
(5pt)

ローレライとは

 1巻ではまだ始まっていない。ここから始まる。その為の序章があり、第一章があり1巻は終わる。 1945年、7月。ドイツ軍が開発した秘密兵器は、あるべき終戦の形をもたらすという。それが沈んでしまったため回収の任務に当たることになる艦長の絹見や上等工作兵として派遣された人間魚雷回天の乗組員だった清永喜久雄や折笠征人。作戦遂行のために用意された戦利潜水艦《伊507》。秘密兵器とは一体何か。何故この作戦を命じられたのか。 1巻はまだ始まっていないプロローグ部分にも近いので、特にプロローグである序章はまたあとで響いてくる。状況の中、殆ど死にに行くような状況。その前のやすらぎはあったのだろうか、という感じか。心理描写が細かく、清永や折笠のささやかな関係だったり、戦争に行く前の状況を細かく書かれている。このあたりは福井らしいディティール。 分からないことが多いが、これからがより楽しみだと気付かせてくれるには十分な1巻。軍事的なこともあり専門用語も十分すぎるくらいだがストーリーの壮大さとこれから分かってくると思うが圧倒されたら作家の勝ちだろう。 これからどのように始まるのか。タイトルの意味するものは何か。あるべき終戦の形とはどのようなことなのだろうか。民族が生き残るために、祖国のために、死んでも戦い抜くというのはどのようなことか。問題提起にあふれている中十分にエンターティンメントとしても楽しませてくれるだろう。
終戦のローレライ(1) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ(1) (講談社文庫)より
4062749661
No.75
(4pt)

良作だが、少し長い

えー、ページ数が多いです。読むのに少し疲れます。しかし、良作であることには変わりありません。戦闘シーンは、それほど多くないですが密度が濃く、なかなか楽しませてくれます。椰子の実の歌が聞きたくなる小説です。映画の予告編がよい出来なので、ぜひ一度見ることをおすすめします。
終戦のローレライ 上 Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ 上より
406211528X
No.74
(4pt)

歯ごたえのある。

まず「長い」と言おう。それもそのはず、映画等のジャンルでは割愛されざるを得ない脇役的人物ひとりひとりの背景・思いが切々と書き連ねられている。その分読者にも負担はあるが、敵・味方のどちらにも感情移入してしまう分、勧善懲悪ではない、純粋な命のやり取りにこそ相応しい悲哀を疑似体験する。人間ドラマが濃い。軍人でありつつ人間であるからこそ人の生き死にを直視することへのやりきれなさ。敵艦を破壊する度に、「何故」と問い続けられる人間兵器となったヒロインの姿がいじましい。2005年度に映画化されるという事を耳にしたので読んでみた。読み終わった後は、映画館でもう一度ローレライの乗組員ぶるのも悪くない。
終戦のローレライ 上 Amazon書評・レビュー: 終戦のローレライ 上より
406211528X