冬のオペラ

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評判

冬のオペラの評価:

3.84/5点 レビュー 25件。 C ランク

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平均点3.84pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全23件 21〜23 2/2ページ
No.3
(3pt)

心に染みるミステリ

北村薫の作品は、トリックの妙というよりも、もっと地味な部分。物語の中にひっそりと紛れ込んでいる人々の存在や、ほんの何げない場面の心に染みるような描写にこそ真価を発揮していると思います。というわけでこの作品なんですが。北村薫の作品としては、やや面白味に欠けているというのが正直なところです。最初の短編2編はあっさりと終わってしまいますし、最後の表題にもなっている中編も、加害者の心理の揺れに感情移入することができないままに終わってしまいました。同じ作家によるもので「空飛ぶ馬」をはじめとする円紫シリーズというのがありますが、こちらのほうが絶対のお薦めです。
冬のオペラ (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 冬のオペラ (中公文庫)より
4122035929
No.2
(2pt)

違和感

職業が「名探偵」の探偵が登場する。
ほとんどその設定だけが他の作品と違っているだけで、あとは北村節。
この人の作品が息苦しいのは、まるで修道院のような禁欲的な空気が流れているせいもあるのかもしれない。
探偵とその助手以外の登場人物は、その俗物さで群を抜いているだろう。まるで昼ドラの憎まれ役のように「ありえな〜い」ってくらい俗物だ。
それでもって主人公たちの静謐さを際立たせようとしてるのだろうか。
不愉快。
ただ、教科書的な人生に対する憧れのようなものは常にあって、深酒女遊びに耽溺している人物が座禅組みたがるような、そ〜ゆ〜欲求を満たす作品のような気がする。
自分にもそんなところがあるしな。
どっちにしても、ご飯の中に小石が混じっていたような違和感を残すものだった。
北村薫は『水に眠る』が一番好き。
ミステリじゃない分、悪人登場数が少ない(笑)
やっぱり北村薫には「悪いことする奴は悪い奴」って解釈しかないんだろうな。それって健康?本当に?
冬のオペラ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 冬のオペラ (角川文庫)より
4043432054
No.1
(3pt)

後輩K、ありがとう。

表紙が後輩にそっくりだった上、探偵・巫氏の描写が上司そっくりだったのでウケて購入。内容も良く、馴染みのある地名がいくつか出てきたのも非常に楽しめました。特に上野・本郷近辺にお住まいの方にお薦めします。(限定・「蘭と韋駄天」)円紫師匠シリーズよりも犯罪色が濃い目なところも好み。殺人に推理小説のカタルシスを求めるのは間違いだとは思いますが・・・。夏から冬にかけての物語ですが、巫氏の現代に生まれてしまった名探偵ゆえの哀しみ。それを見届けようとするあゆみ嬢の距離感。そして、事件たちが持つ言いようのない寂しさに、期せずして、表紙絵にあるような、音もなく降る雪を見上げているような心持になります。
冬のオペラ (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 冬のオペラ (角川文庫)より
4043432054