シリウスの道

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評判

シリウスの道の評価:

4.10/5点 レビュー 59件。 B ランク

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平均点4.10pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 41〜60 3/4ページ
No.30
(4pt)

そうだ、仕事をやるときゃ、その姿勢でいつも胸を張ってろ。

 大手広告代理店の営業局副部長辰村は、今の仕事を続けることに疑問を感じはじめていた。
 そこへ大手の弱電メーカー大東電気から名指しで競合の申し込みがあり、本来担当していない辰村の営業局が指定されてきた。
 大東電気には辰村が個人的に会いたくない人物がいて、それは、幼い頃の思い出がからんでいる。
 広告代理店の競合の様子にあわせて、主人公の幼い頃の事件が織り込まれ、お話が展開していきます。
 主人公の仕事のさばき方や、部下のやりとり、手腕を発揮する女性上司の様子など、現実味を帯びていて、とても面白く読めます。 
シリウスの道〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈上〉 (文春文庫)より
4167614030
No.29
(5pt)

男の理想像

テロリストのパラソルをはじめ、著者の書く主人公は格好いい。男がこうありたいと望む理想像だ。
物語中の言葉にも考えさせられるものがある。
・背筋を伸ばせ胸を張れ。
・職業に貴賤はないがプロと素人はいる。
・省略とは重要な能力。
・満足に自己満足以外のものがあるか。
・やっかいに利息はつきものだが複利のケースがある。
広告業界を題材にしたビジネスのやり取りも、スピード感があって楽しめた。力作である。
シリウスの道〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈下〉 (文春文庫)より
4167614049
No.28
(4pt)

そうか。そういう男か。そら良かった

 大東電気のプレゼンの準備を進める中、もうひとつの大手取引業者「オードリー化粧品」のCMタレントの不祥事が起こり、立花部長はそちらの専任と成らざる得なくなる。
 辰村は幼馴染の勝哉を自分で探しはじめるが、途中で思わぬ障害が入る。
 部下の戸塚は目覚しい成長を見せはじめる。
 社内に怪文書が流れるなど、次々と障害が入ってくるなか、京橋十二営は大東電気のプレゼンテーションの準備を進める。
 競合のプレゼンテーションだけでもワクワクする展開があるのですが、辰村の幼馴染の行方、そして、社内の派閥人事のよこやりなど、次々と話が展開して最後まであきません。
シリウスの道〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈下〉 (文春文庫)より
4167614049
No.27
(4pt)

藤原伊織の総決算的な作品

  「ひまわりの祝祭」の絵画、「てのひらの闇」の広告、「蚊トンボ白鬚の冒険」の株取引といった素材を再投入、さらには、酒以外にはホットドッグしか出さないバーを舞台装置として「テロリストのパラソル」の世界観、登場人物に接続する総決算的な作品となっている。「テロリストのパラソル」のアル中バーテンダー島村と著者自身を足して2で割ったような主人公の造形といい、広告業界の内情の踏み込んだ筆致といい、なりふり構わぬ全力投球ぶりは、本書の中の言葉を借りれば“未来永劫”を考えない腹の据わりを感じさせる。退職、癌宣告といった著者の私生活と決して無縁ではないだろう。本著には著者略歴が記載されていないが、本作自体が著者プロファイル、といった趣がある。主人公の38歳という年齢が、藤原伊織本人で言えば「ダックスフントのワープ」でデビューした時期に当たっていることも興味深い。
 藤原作品の主人公は、ハードボイルド作品の常としてダンディズムを身につけている。その“美学の中味”には正直辟易する部分もあるのだけれど、“やせがまんの矜持”だけではなく“弱さ”も自覚しているところに共鳴する。主人公は“赤の他人に自分の弱点を無条件に晒すことのできる”人間には結局勝てないと実感している。本書の評価は、弱さを晒さずに現実の虚飾を生きてきた団塊世代(主人公の実年齢と乖離はあるけど)が、「あの時代にもどれるとしたら...」「どんなに貧しくても、あの時代にみんながもどれたらいい」と本音を漏らすことの是非によっても分かれるだろう。
 メール、Webといった新しいメディアと電話の使い分け、プレゼン案のディテールのリアリティなどはさすが。吉田修一の「パークライフ」の舞台だった日比谷公園がこの小説でも印象的な場面で使われているが、大手町、銀座からほどない距離のあの場所は、現実から過去への回路なのかもしれない。
シリウスの道〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈上〉 (文春文庫)より
4167614030
No.26
(5pt)

一級の作品

2006年度版このミス10 6位。
2005年文春ミステリーベスト10 7位。
大手広告代理店の副部長、辰村がこの作品の主人公である。
25年前の大阪で友人明子のためにおこした事件とそれに関連した脅迫事件を軸に、新規ネット証券会社のCM獲得のための活動、女性上司との恋、新入社員の成長をうまく絡めて、一級の作品に仕上げている。
作者が広告業界出身のせいか、その内幕を読むだけでも十分に楽しめる作品である。一方、作品の前半部分では一般人にはなじみの薄い広告業界用語が登場人物の説明無くぽんぽん使われており、内容をつかむのがすこし難しかった(なぜか作品の途中からこの問題は解消する)
作品のエンディングもありきたりの終わり方でないのがよい。
シリウスの道〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈下〉 (文春文庫)より
4167614049
No.25
(5pt)

十分に楽しめる作品

2006年度版このミス10 6位。
2005年文春ミステリーベスト10 7位。
大手広告代理店の副部長、辰村がこの作品の主人公である。
25年前の大阪で友人明子のためにおこした事件とそれに関連した脅迫事件を軸に、新規ネット証券会社のCM獲得のための活動、女性上司との恋、新入社員の成長をうまく絡めて、一級の作品に仕上げている。
作者が広告業界出身のせいか、その内幕を読むだけでも十分に楽しめる作品である。一方、作品の前半部分では一般人にはなじみの薄い広告業界用語が登場人物の説明無くぽんぽん使われており、内容をつかむのがすこし難しかった(なぜか作品の途中からこの問題は解消する)
作品のエンディングもありきたりの終わり方でないのがよい。
シリウスの道〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈上〉 (文春文庫)より
4167614030
No.24
(5pt)

強い余韻を残すすぐれた小説

予算18億の競合と、掘り起こされた過去に関する脅迫がどんな決着をみるか、一時も気の抜けない下巻。両者が乖離することなく緊張を保った筆致で描かれ、終盤にむけて胸苦しさをおぼえるほどである。
両者の結果はきっちり示されるが、この作品のすぐれたところは、読者を牽引してきたふたつのストーリーの結末がすべてではないこと。読み終えて、実に様々な内容が胸に刻みつけられているのに気づく。それらが合わさって深い余韻となり、たびたび思い返すことになるのだが、心に浮かぶ印象がその時々で異なる。たとえば、はかなさ、無念さ、潔さ。諦念、哀切、無常観、ある種の爽快感、希望と呼びたいもの。絆の強さがもたらす感銘、あるすさまじい人物の放つ清冽さ、意思の力、止めようのない心の揺れ・・・ 一見矛盾するような語句を並べたが、単一でない色合いの余韻を読者の胸に残す作品なのだと思う。
また本書には、『テロリストのパラソル』に描かれた浅井という人物が登場する。彼が両作品を緩やかにつなぎ、新たなる展開を期待させる。
上巻のレビューに「入り口の広い作品」と書いた。その印象は変わらない。ただし、「奥行きの深い作品」でもあった。
藤原伊織氏はご病気治療中でいらっしゃる。ご本復を心よりお祈りしてやまない。
シリウスの道〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈下〉 (文春文庫)より
4167614049
No.23
(5pt)

夢中で読める一篇のすぐれた小説として

本書は藤原伊織氏の小説の中で、もっとも入り口の広い作品だ。全共闘って?蚊トンボが頭に入り込むって何?と思った人も、本書なら抵抗を感じないだろう。かつて藤原作品になじめなかった人、ピンとこなかった人に、ぜひとも読んでみていただきたい。
広告業界を舞台にした小説。大手広告代理店の副部長・辰村祐介のもとに、電機メーカーから新規事業(ネット証券)の競合案件が舞い込む。予算18億。それは彼が封印したはずの過去が呼び込んだ仕事だった・・・
藤原氏が電通社員だったことが存分に活かされた設定で、業界の内幕〜緊迫感漲る競争の苛烈さ、社内の軋轢などがたっぷりと読める。細部に至るまで書き込みつつも、スピード感を落とさず活写する手際はさすが。文章の味わい、会話のうまさ、人物の魅力はやはり突出している。現在と25年前の過去パートの書き分けも見事だ。
人物にふれると、とびきり有能ながら組織からははみ出し、自分の魅力にまったく無頓着な主人公(こんな人一度お目にかかりたい!)、敵対する人物と彼を認めサポートする男たち、優秀な美貌の女性(上司)、突飛だがまっとうで才能溢れる女の子・・・こうした人物は藤原作品ではお馴染みとも言える面々で、そこにひっかかる向きもあろう。だがそれはマイナス要因ではなく、もはや様式美の域。気にせず藤原ワールドに浸ろう。さらに本作では、主人公の部下として清々しい青年が登場!! 要注目だ。
本作は、2005年の「このミス」6位。ミステリともハードボイルドとも、企業小説、青年の成長物語とも読める。この際ジャンルにこだわらず、夢中で読める一篇のすぐれた小説として、ぜひお手にとっていただきたい。
シリウスの道〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈上〉 (文春文庫)より
4167614030
No.22
(4pt)

アウトロー

東邦広告京橋営業局で営業に従事する辰村のもとに,銀座営業所が担当するクライアント
大東電機から広告コンペの話が持ち上がる。主人公には25年前,大阪で幼なじみの3人しか
知らない秘密を持つが,現在3人に面識はない。しかし,このコンペは3人の過去に関係し,
現在の3人を引き寄せていく…
読み始めが少し話の展開が急で広告業界の専門用語を多用しているため取っつきにくい
感じがある。全体的にはアウトローな主人公辰村を中心に部長の立花,部下の戸塚など
の個性豊かな登場人物達が物語を盛り上げ,人間ドックの間に一気に読み終えてしまった。
会話の中に
「それはあなたの自己満足でしょう?」
「満足に自己満足以外の満足があるんですか」
と言う部分があり,思わずニヤリと笑ってしまった。現実にはありえないとは思うが,
渋い主人公であった。
シリウスの道〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: シリウスの道〈下〉 (文春文庫)より
4167614049
No.21
(4pt)

藤原ワンダーランド

会社ハードボイルド、ギャンブル好きで崩れた主人公に仕事もルックスも完璧な
女性がなぜか惹かれる、でもなぜか一線は超えない、ゴールデン街で飲んで
そのまま出社・・・
これだけ見ると夕刊フジのサラリーマン小説かと思いますが、そこは藤原伊織
ワンダーランドとしか言いようのない世界で、もう読者は好きか嫌いかの二択しか
ありません。
私はもちろん大好きです!理由を聞かれても困りますが。
ちなみに鉄道員では泣けないけど、雪が降るでは泣けるタイプです。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.20
(4pt)

しびれました

ハードボイルドは苦手なのですが、この筆者の描く人物には
なぜか母性本能をくすぐられてしまう。
頑固さ、無鉄砲さ、純粋さ。そしてダメさ加減が絶妙。
登場人物同士の、しっかりかみあった会話のテンポも
すごく心地よかった。こんな会話、少なくとも自分の日常生活には
ありえないな、と思いつつ。
今回の作品は、企業小説としてもじゅうぶん興味深かった。
広告業界の中身が、まるでドキュメンタリーのよう。
テレビドラマ向けの題材ではないでしょうか。
どこかでドラマ化するといいなあ。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.19
(4pt)

藤原伊織の総決算的な作品

  「ひまわりの祝祭」の絵画、「てのひらの闇」の広告、「蚊トンボ白鬚の冒険」の株取引といった素材を再投入、さらには、酒以外にはホットドッグしか出さないバーを舞台装置として「テロリストのパラソル」の世界観、登場人物に接続する総決算的な作品となっている。「テロリストのパラソル」のアル中バーテンダー島村と著者自身を足して2で割ったような主人公の造形といい、広告業界の内情の踏み込んだ筆致といい、なりふり構わぬ全力投球ぶりは、本書の中の言葉を借りれば“未来永劫”を考えない腹の据わりを感じさせる。退職、癌宣告といった著者の私生活と決して無縁ではないだろう。本著には著者略歴が記載されていないが、本作自体が著者プロファイル、といった趣がある。主人公の38歳という年齢が、藤原伊織本人で言えば「ダックスフントのワープ」でデビューした時期に当たっていることも興味深い。
 藤原作品の主人公は、ハードボイルド作品の常としてダンディズムを身につけている。その“美学の中味”には正直辟易する部分もあるのだけれど、“やせがまんの矜持”だけではなく“弱さ”も自覚しているところに共鳴する。主人公は“赤の他人に自分の弱点を無条件に晒すことのできる”人間には結局勝てないと実感している。本書の評価は、弱さを晒さずに現実の虚飾を生きてきた団塊世代(主人公の実年齢と乖離はあるけど)が、「あの時代にもどれるとしたら...」「どんなに貧しくても、あの時代にみんながもどれたらいい」と本音を漏らすことの是非によっても分かれるだろう。
 メール、Webといった新しいメディアと電話の使い分け、プレゼン案のディテールのリアリティなどはさすが。吉田修一の「パークライフ」の舞台だった日比谷公園がこの小説でも印象的な場面で使われているが、大手町、銀座からほどない距離のあの場所は、現実から過去への回路なのかもしれない。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.18
(4pt)

企業小説として見れば非常に面白い

各種ミステリランキングに入っていたため興味を惹かれ購入しました。広告代理店を描いた企業小説部分が非常に面白く、主人公の幼馴染に対する脅迫などミステリ部分が余計に思えるくらい。
現実の広告代理店がこんなプロ集団なのかはよくわかりませんし、こんなに凄い入社間もない新人や派遣社員がいるわけはないよと思いつつも、プレゼンをチームでつくり上げていく様はある意味感動的ではありました。
企業小説として読めば、非常に面白い作品だと思います。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.17
(3pt)

人気ありますね!でも、広告業界の説明がくどいかも

新聞をとるのを辞めてから、新聞の書評や広告で本を選ぶことがなくなったんですが、珍しく新聞でみて面白そうだと思い読みました。
個人的にすごく気になったのは、社長の御曹司の描写がちょっと類型的に感じたことです。
著者は広告代理店勤務だったそうなんで、実際にいろいろな社長さんや役員の方に会った経験から書いているかと思うのですが、
歴史ある一流上場企業はやっぱりこんな感じの人が多いのかな?
以前レディージョーカーを読んだときの印象を思い出しました。
そういう類型的なキャラクターとしての設定だからそれでいいといえばいいんだけど、何か気になりました。
良く考えれば、再開した幼馴染の描写もありがちだったような…
ただ、ありがちなキャラクターを適所に配し、ストーリーを安心して楽しめるようにするという意味では優れた本でした。
今度、テロリストのパラソルも読んでみます。新宿公園の爆発って良くわからなかったし。
逆だね読むの。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.16
(5pt)

「テロリストのパラソル」とあわせて読め!

舞台は、大手広告代理店。ご本人が勤務先の電通を退職したことで、ようやくその世界を書けるようになったとは、どこかのインタビューで語っていたこと。営業部に属する副部長・辰村は、無頼とも見える男だが仕事は出来る。彼の部署に飛び込んできたのが18億もの扱いになる大規模な競合案件だった。しかし、その裏には辰村の過去が密接に関わっていたのだった…。貧しかった大阪での少年時代と当時密接につきあった友人たち。その影に潜んでいた悲惨な事件。人間の業とも呼べそうな過去と広告という現代的なビジネスが絡み合ってストーリーは進む。江戸川乱歩賞受賞作「テロリストのパラソル」の登場人物も姿をあらわし、濃密な世界が描かれる。全編一挙に読めるくらいの面白さだが、この作家についてはいつも感じるように、エンディングがさりげなさ過ぎるかな。逆に言えば、拍子抜けするような終わり方。もう少し、余韻が楽しめると嬉しいのにね。しかし、エンターテインメントとしては最上級でしょうね。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.15
(5pt)

面白い

大手広告代理店の副部長、辰村がこの作品の主人公である。25年前の大阪で友人明子のためにおこした事件とそれに関連した脅迫事件を軸に、新規ネット証券会社のCM獲得のための活動、女性上司との恋、新入社員の成長をうまく絡めて、一級の作品に仕上げている。作者が広告業界出身のせいか、その内幕を読むだけでも十分に楽しめる作品である。一方、作品の前半部分では一般人にはなじみの薄い広告業界用語が登場人物の説明無くぽんぽん使われており、内容をつかむのがすこし難しかった(なぜか作品の途中からこの問題は解消する)作品のエンディングもありきたりの終わり方でないのがよい。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.14
(2pt)

う~ん

いまいち、主題が絞りきれていないような話でした。何を一番の柱にして書いたのかちょっとぼやけているような感じでした。広告業界は全くわからないから読んでいて???って所もありました。でも藤原さんの本はかなり面白いので、個人的にはファンです。シリウスの道はいまいちだったけど、また次回作に期待したいです。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.13
(3pt)

藤原伊織なのに。

今私が一番好きな本は何年か前からテロリストのパラソル。もう、この一冊に限る!!切なさと愛おしさとハードボイルドが見事にマッチして、それはそれはすごい本でした。だから、ちょっとだけ、期待し過ぎたのかなという感じ。お話自体はよく書けているし、広告業界の裏面が見えて面白い。そして、やはりどこかハードボイルドな主人公が出て来る。あのバーもホットドッグも出て来るし何も言う事はないのだけれども、テロリストほどの感動はない。というかもうあの作品を超えるものはきっと誰にも書けないのではないかと思います。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.12
(4pt)

次から次へと事件がてんこ盛り

次から次へと事件が起こり、本から手が離せません。ここまでてんこ盛りにしなくてもという気もしますが面白かったです。業界出身だけにすごく詳しいです。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209
No.11
(3pt)

作者の意図が見えない。

藤原伊織の最大の魅力は、「登場人物の語り、セリフの描写」がとても旨く、印象的である点であると私は思うが、その点において、本作は傑作テロパラ以降、その特筆すべく描写テクニックを十二分に楽しめる佳作に仕上がっている。但し、結果的に経済小説として読むべきなのか、ハードボイルド小説として読んで欲しかったのか、作者の意図が自分にはわからなかった。作者が長年仕事をしてきた広告業界の表、裏を見事に描いた作品ではあるが、器用貧乏的な中途半端さから読後感は消化不良をおこしてしまった。ちょっと残念。
シリウスの道 Amazon書評・レビュー: シリウスの道より
4163240209