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魔性
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魔性の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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推理小説はよくよみます、犯人がすぐわかってしまうのですが、なかなかわかりにくく楽しめました。 | ||||
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渡辺容子さんは題材に関して非常に情報を集めているなぁと感心していました。 結末への強引さ、偶然の多さ、会ったばかりなのにやたらと協力的な人々など 欠点は目立つものの、それらを凌ぐ展開の面白さと主人公の成長に心を奪われていました。 前作までは。 この作品では申し訳ないけれど、上記の著者の欠点ばかりが目立ってしまって 良いところが失われていました。 さらには会話文の不自然さ。 特に殺される少女の話言葉が異常で、これならギャル設定の方が まだましだったのでは…。 そしてただ混乱させるためとしか思えない登場人物の多さ。 本当に残念でした。 次回の作品を楽しみにしています。 | ||||
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いまいちというのが率直な感想です。渡辺容子さんの作品は何冊が読みましたが、彼女なら同じ題材でもっと面白い物ができたのでは?と思えるくらい。展開の以外さや、描写の緻密さなどに欠けます。引きこもりの元OLが殺人事件を解決する過程で人間の表と裏の顔を表現していくのですが、ストーリーの組み立ても登場人物の設定もどうも幼稚に感じます。惰性で読み切りましたが、これが初めて読む作品だったら他の作品には進まなかったと思います。面白い作品が多いだけに残念でした。 | ||||
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決してスラスラ読める軽い感じの小説ではありません。 このスラスラ読める軽い感じではないというのはとても いい意味でのことなので誤解しないでもらいたい。 トリックがどうとか、そういうものではなく ひとりひとりジックリ探っていくかんじの文章がよかったです。 この作品で一番好感を持てたのは主人公の感情がこれでもか!と言うほど 詳細がキッチリしてますよね。だから物語の進行は決して早くはないですが、 時間をかけて、一行ずつゆっくり、じっくり読んでほしい作品です。 | ||||
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著者の本は、他に読んだことがありません。この「魔性」という新作は人から勧められて読みました。推理小説としては特に優れたものとは言えません。しかし読んでよかったと思いました。主人公のものの考え方や移り変わる心理があまりに自分とは違い、それでいて「こうもありうるだろうな、人間は」という感慨を強く抱きました。500ページある本を何日か持ち歩いて電車の中などで読み続け、飲み屋のカウンターではバイト嬢に「何読んでるの」と聞かれました。あらすじを説明すると、「けっ」という顔をされるのですが、主人公が自宅の掃除を始め、ゴキブリの死骸を捨て、やっと床が見えてくるあたりをかいつまんで話すと「読んでみようかな」と言い出しました。女性(の全部ではなく一部)に、タナトスをうまくうっちゃる天賦の才があるのではないか、それが描写の細部に現われているのではないか、と感じます。そうでなければ、読者はこのストーリーとプロットだけで長編を読み通せるものではありません。 | ||||
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デビュー以来、面白い作品を連発してきた渡辺容子だが、5年ぶりの新刊本とのことで、期待して読んだ。結論から言うと、ちょっとがっかり。引きこもり症になり、自堕落な生活を送っている29歳独身女性の主人公が、唯一の生き甲斐であるサッカーのサポーター活動を通じ、知り合った女子高生の友達が何者かに殺されてしまったので、その真犯人を見つけようとするストーリー。謎解きを主体にしているというよりは、その過程において主人公が自堕落な生活から抜け出て前向きに生きようとする心の変化、そして、一見幸せそうな人生を送っているように見える周りの善人たちも色々な裏の顔を持っており、誰もが表の顔と裏の顔の間の葛藤を多かれ少なかれ持ちながら苦労して生きていることなど、人間そのものを描写しようとしている。まあ、ソコソコには面白いのだが、どうも展開に強引なところがあったり、間延びしているところがあったりと、いつもの渡辺容子小説のメリハリと描写のキレが欠けている感じ。期待値が高過ぎたためにこのような感想を持っているのかもしれない。 | ||||
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