虚夢

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評判

虚夢の評価:

4.21/5点 レビュー 70件。 B ランク

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平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全116件 81〜100 5/6ページ
No.36
(4pt)

もっと枚数をかけて描き込んだものも読んでみたい。

「天使のナイフ」では少年法・少年犯罪について、「闇の底」では女児への性犯罪
について書いてきた作者が次に選んだテーマは、刑法第39条・心神喪失者の犯罪に
ついて。
本当に毎回興味深いテーマを選んでくる。
また、導入部からの引き込むスピード、展開力の巧みさには毎度の事ながら感心する。
飽きさせずに読ませることにかけてはなかなかのものだ。

ただ、これは前作の「闇の底」の時にも感じたことだが、デビュー作の「天使の
ナイフ」に比べて、作り込みの浅さを感じてしまう。このテーマであれば、もっと
枚数をかけて描き込んだ作品を読んでみたいと思うし、それが出来る作家さんだと
思う。

前作のような後味の悪さが無かったのは良かった。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.35
(4pt)

もっと枚数をかけて描き込んだものも読んでみたい。

「天使のナイフ」では少年法・少年犯罪について、「闇の底」では女児への性犯罪
について書いてきた作者が次に選んだテーマは、刑法第39条・心神喪失者の犯罪に
ついて。
本当に毎回興味深いテーマを選んでくる。
また、導入部からの引き込むスピード、展開力の巧みさには毎度の事ながら感心する。
飽きさせずに読ませることにかけてはなかなかのものだ。

ただ、これは前作の「闇の底」の時にも感じたことだが、デビュー作の「天使の
ナイフ」に比べて、作り込みの浅さを感じてしまう。このテーマであれば、もっと
枚数をかけて描き込んだ作品を読んでみたいと思うし、それが出来る作家さんだと
思う。

前作のような後味の悪さが無かったのは良かった。
虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.34
(4pt)

一気読み

「総合失調症」という精神の病が軸となった事件に、
少しのミステリ要素を足した物語は、
著者の読みやすい文章も手伝って、
一気読み間違いなしです。
母親の姿があまりにも痛々しくて哀しい。
強い意志による行動は、
何物も止めがたいのだろうなとつくづく思いました。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.33
(4pt)

一気読み

「総合失調症」という精神の病が軸となった事件に、
少しのミステリ要素を足した物語は、
著者の読みやすい文章も手伝って、
一気読み間違いなしです。
母親の姿があまりにも痛々しくて哀しい。
強い意志による行動は、
何物も止めがたいのだろうなとつくづく思いました。
虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.32
(5pt)

一気読み!

個人的には最近話題の作家を、この作品に限り著者は凌駕しています。

切なさの深さがある作品に仕上がってます。

ラストが圧巻。

是非お勧めいたします。
虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.31
(5pt)

一気読み!

個人的には最近話題の作家を、この作品に限り著者は凌駕しています。切なさの深さがある作品に仕上がってます。ラストが圧巻。是非お勧めいたします。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.30
(5pt)

刑法39条を考える

今回も犯罪被害者の家族がテーマになっている。
個人的にこの重いテーマが好きなので、読み始めてすぐに夢中になった。
主人公は娘を殺害された夫婦。犯人は統合失調症という精神病であり「刑法39条」により
「責任能力の無い者」と判断され、不起訴となった。
遺族の夫妻の苦悩が読む者を苦しくするほど丁寧に描かれている。

確かに、現実の事件でも「心神喪失ってなに?」「心神喪失なら何をしてもいいの?」「その境目はどこにあるの?」と疑問に思うことも多々ある。

しかし、この作品がすごいのは、ただ、「刑法39条」を批判だけしているのではないところだ。
加害者の青年の心理状態もリアルに表現されていて、
私たちが知ることのできない「統合失調症」という病気が
どんなものなのか、どれほど彼を苦しめているのかがつぶさにわかる。

その上で、読者は「刑法39条」をどう考えるかと問いかけられているのだ。
一方的に声高に社会の不条理への怒りをぶつけるのではなく
被害者、加害者の両面を丁寧に描くことによって
そして、被害者の妻の考え抜かれた行動によって
この法律の不備を明らかにしていく。

感情的にも、とても動かされる物語であったと同時に
読み終えた後、ではどうするべきなのか?と真剣に考えたくなった。
虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.29
(5pt)

刑法39条を考える

今回も犯罪被害者の家族がテーマになっている。
個人的にこの重いテーマが好きなので、読み始めてすぐに夢中になった。
主人公は娘を殺害された夫婦。犯人は統合失調症という精神病であり「刑法39条」により
「責任能力の無い者」と判断され、不起訴となった。
遺族の夫妻の苦悩が読む者を苦しくするほど丁寧に描かれている。
確かに、現実の事件でも「心神喪失ってなに?」「心神喪失なら何をしてもいいの?」「その境目はどこにあるの?」と疑問に思うことも多々ある。
しかし、この作品がすごいのは、ただ、「刑法39条」を批判だけしているのではないところだ。
加害者の青年の心理状態もリアルに表現されていて、
私たちが知ることのできない「統合失調症」という病気が
どんなものなのか、どれほど彼を苦しめているのかがつぶさにわかる。
その上で、読者は「刑法39条」をどう考えるかと問いかけられているのだ。
一方的に声高に社会の不条理への怒りをぶつけるのではなく
被害者、加害者の両面を丁寧に描くことによって
そして、被害者の妻の考え抜かれた行動によって
この法律の不備を明らかにしていく。
感情的にも、とても動かされる物語であったと同時に
読み終えた後、ではどうするべきなのか?と真剣に考えたくなった。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.28
(5pt)

素晴らしい本でした!みんなに薦めたい!

素晴らしい本でした!
私が日ごろ、疑問に思っていたことに答えてくれる本でした。
薬丸さんの本はすべて読んでいますが、私は個人的にはこの本が一番好きでした。
人を殺して、罰せられない人がいていいのか?
いつも無差別殺人などの事件に触れると思ったことでした。
自分の家族が殺されたりしたら、
殺人犯が、特定されているのに、死刑にならない、それも罰せられもしない現実を知ったら、絶対に赦せないと思います。
そんな気持ちを共有してくれる本でした。
悲しい話だったけれど、
最後はなんだかちょっとスカッとしてしまいました。
決してこれはいいことではないのでしょうが・・・・・
気持ちがわかるだけに、とてもとてもつらくもなりました。
虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.27
(5pt)

素晴らしい本でした!みんなに薦めたい!

素晴らしい本でした!
私が日ごろ、疑問に思っていたことに答えてくれる本でした。
薬丸さんの本はすべて読んでいますが、私は個人的にはこの本が一番好きでした。
人を殺して、罰せられない人がいていいのか?
いつも無差別殺人などの事件に触れると思ったことでした。
自分の家族が殺されたりしたら、
殺人犯が、特定されているのに、死刑にならない、それも罰せられもしない現実を知ったら、絶対に赦せないと思います。
そんな気持ちを共有してくれる本でした。
悲しい話だったけれど、
最後はなんだかちょっとスカッとしてしまいました。
決してこれはいいことではないのでしょうが・・・・・
気持ちがわかるだけに、とてもとてもつらくもなりました。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.26
(4pt)

感慨深い内容。オススメできる一冊。

刑法39条、心神喪失での責任能力の是非。
同じテーマでありながら、作品の表現する世界観は全く異なります。
より現実に近くストーリープロットも本作の方が上ですね。
ただ、考えさせられるという意味では「無痛」が強いです。さらっと読めないところが特に。
どちらも感慨深い内容でおすすめです。
虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.25
(4pt)

感慨深い内容。オススメできる一冊。

刑法39条、心神喪失での責任能力の是非。
同じテーマでありながら、作品の表現する世界観は全く異なります。
より現実に近くストーリープロットも本作の方が上ですね。
ただ、考えさせられるという意味では「無痛」が強いです。さらっと読めないところが特に。
どちらも感慨深い内容でおすすめです。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.24
(4pt)

面白かったです!

面白かった

薬丸 岳さんの小説はテーマが重いけれど、とにかく読みやすい、そしてわかりやすい。

序章からぐいぐいと引き付けられて、先が気になって一気に読める

現実にも起こり得る内容なので、果たして自分ならどうするか…と考えてしまった。

絶対次の作品も読みたくなる作家です。
虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.23
(4pt)

面白かったです!

面白かった
薬丸 岳さんの小説はテーマが重いけれど、とにかく読みやすい、そしてわかりやすい。
序章からぐいぐいと引き付けられて、先が気になって一気に読める
現実にも起こり得る内容なので、果たして自分ならどうするか…と考えてしまった。
絶対次の作品も読みたくなる作家です。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.22
(4pt)

おかしなことだらけの現実

日本はおかしなことだらけになった。
その最たるものを描いたのがこの本である。
国民のまっとうに生きる権利を奪ったものは、病気であろうとなかろうと等しく裁かれるべきである。
ところが、昨今の殺戮者たちのほとんどが簡単に弱者扱いされ、刑を免れ社会に戻ってくる。

この物語はある意味架空の話ではない。
誰にでも起こりうる恐ろしい災厄であり、もし被害者になったら誰でもこの母親のような塗炭の苦しみの中に放り出されるのだ。
あるいは、家族の誰かが、親族が、もしかしたら自分がこの犯人とおなじ加害者となる日を迎えるかもしれないのだ。
配慮を欠いた刑法が放置されているのは司法の怠慢であり、こうしたことに及び腰のマスコミや国の態度を物語は明快に責めてゆく。

物語は半ばでやや中だるみになる。
風俗に勤める少女の設定に少し違和感を感じる。
だが、一人娘を殺された母親が人生を引き換えにして犯人を追う痛ましさがそれを補ってあまりある。
国も司法も医者もマスコミも夫でさえ頼みにならず、たった一人で娘の命を奪った男にふさわしい罰を与えるために命をかける母親の姿はあまりにも痛ましい。
いとしい娘を失った母親の至極まっとうな思いを愚かしいとは言えまい。
物語は精神の病で苦しむ側の苦悩も同時に描いている。
そちら側の苦しみも存在する以上、人は行いを等しく裁かれるべきで、一方だけを放免するのは新たな苦しみの連鎖を生んでゆくだけだ。

この難しいテーマをごく普通の人の視点でわかりやすく描いたことがこの本の成功につながっている。
読みやすいのでいろいろな人に読んでもらいたい。








虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.21
(4pt)

おかしなことだらけの現実

日本はおかしなことだらけになった。
その最たるものを描いたのがこの本である。
国民のまっとうに生きる権利を奪ったものは、病気であろうとなかろうと等しく裁かれるべきである。
ところが、昨今の殺戮者たちのほとんどが簡単に弱者扱いされ、刑を免れ社会に戻ってくる。
この物語はある意味架空の話ではない。
誰にでも起こりうる恐ろしい災厄であり、もし被害者になったら誰でもこの母親のような塗炭の苦しみの中に放り出されるのだ。
あるいは、家族の誰かが、親族が、もしかしたら自分がこの犯人とおなじ加害者となる日を迎えるかもしれないのだ。
配慮を欠いた刑法が放置されているのは司法の怠慢であり、こうしたことに及び腰のマスコミや国の態度を物語は明快に責めてゆく。
物語は半ばでやや中だるみになる。
風俗に勤める少女の設定に少し違和感を感じる。
だが、一人娘を殺された母親が人生を引き換えにして犯人を追う痛ましさがそれを補ってあまりある。
国も司法も医者もマスコミも夫でさえ頼みにならず、たった一人で娘の命を奪った男にふさわしい罰を与えるために命をかける母親の姿はあまりにも痛ましい。
いとしい娘を失った母親の至極まっとうな思いを愚かしいとは言えまい。
物語は精神の病で苦しむ側の苦悩も同時に描いている。
そちら側の苦しみも存在する以上、人は行いを等しく裁かれるべきで、一方だけを放免するのは新たな苦しみの連鎖を生んでゆくだけだ。
この難しいテーマをごく普通の人の視点でわかりやすく描いたことがこの本の成功につながっている。
読みやすいのでいろいろな人に読んでもらいたい。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.20
(5pt)

非常によく出来ている

精神鑑定によって不起訴になった加害者、家族を殺された被害者と、その関係者、
といういくつもの視点で話が進んでいく。
非常によく構成されていて、混乱なく一気に読める。
加害者サイドの物語によって
刑法39条について、単純な批判をするのではなく、意味を考えさせられるのが
この小説の優れた点だろう。
伏線も張り巡らされて、ミステリーとしても成立しているし、
それがすべて「刑法39条」を考える材料になる。

人物たちが多少ステレオタイプだとは思うが、
これだけの内容と構成で1冊に収めたのだから仕方がないと思う。


虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.19
(5pt)

非常によく出来ている

精神鑑定によって不起訴になった加害者、家族を殺された被害者と、その関係者、
といういくつもの視点で話が進んでいく。
非常によく構成されていて、混乱なく一気に読める。
加害者サイドの物語によって
刑法39条について、単純な批判をするのではなく、意味を考えさせられるのが
この小説の優れた点だろう。
伏線も張り巡らされて、ミステリーとしても成立しているし、
それがすべて「刑法39条」を考える材料になる。
人物たちが多少ステレオタイプだとは思うが、
これだけの内容と構成で1冊に収めたのだから仕方がないと思う。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416
No.18
(5pt)

被害者の憎しみ、悲しみ、葛藤が丁寧に描かれていた

精神鑑定によって起訴を免れた加害者に対する被害者の想いに正面から向き合った作品で一気に読んでしまった。もし自分の大事な家族を殺した加害者を街で見かけたら…というびっくりするようなシチュエーションから物語が始まり一気に引き込まれた。物語は被害者の視点と加害者の関係者の視点で交互に展開されていき、最後に被害者と加害者の視点が交わるのだが、最後まで目が離せない展開だった。被害者の憎しみ、悲しみ、葛藤が丁寧に描かれていて痛いほど伝わってきた。
虚夢 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚夢 (講談社文庫)より
4062769719
No.17
(5pt)

被害者の憎しみ、悲しみ、葛藤が丁寧に描かれていた

精神鑑定によって起訴を免れた加害者に対する被害者の想いに正面から向き合った作品で一気に読んでしまった。もし自分の大事な家族を殺した加害者を街で見かけたら…というびっくりするようなシチュエーションから物語が始まり一気に引き込まれた。物語は被害者の視点と加害者の関係者の視点で交互に展開されていき、最後に被害者と加害者の視点が交わるのだが、最後まで目が離せない展開だった。被害者の憎しみ、悲しみ、葛藤が丁寧に描かれていて痛いほど伝わってきた。
虚夢 Amazon書評・レビュー: 虚夢より
4062147416