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崩れる日なにおもう
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崩れる日なにおもうの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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古本の印象でしたが、何ら困ることなく、読破できました。 | ||||
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阿佐田の坊や哲も好きだったけれど。。この作品は何故か泣けてくる切なさが。。 | ||||
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姫子って言う女性は主人公梨田にとって無くてはならない実に素晴らしい女性ですね 金銭的にもパトロンであり肉体的精神的支柱になってます 背中の菩薩の彫り物が素敵に描かれて、ちょっと疼くかな・・・・ 冒頭でやはり姫子からの旅立ちで始まってます 姫子が梨田に言ってます「私はマー君が遠くに行くとは思ってない、嫌になったらいつでも帰って らっしゃい」って優しい言葉をかけてます なんて、やさしい年上の女性なんでしょうね・・・・ それに引き換え梨田は、ヘタレな中途半端さが抜けきらなくて 姫子を心配させるのです。 さて大阪のS電機会社へ行くのですが(Sって三洋電機でしょうね)窮屈な寮生活だとは思わず 現実に落胆する主人公です 前章でも少しだけ出てましたが、大阪における賭博麻雀の地「赤トンボ」まぁ凄い賭けマージャン ですがここから梨田の第二のマージャン人生の始まりです。 もれなく女性が登場しますが・・・・赤とんぼのオーナーで年の離れたオヤジと夫婦で経営してます 姫子みたいに素敵な女じゃないけれど、でも梨田に因縁をもたらす重要な女性です。 しかし、こんな無茶苦茶レートの高いブー麻雀ってどうなんでしょう さすが主人公梨田はお金をどうにか都合付けて空鉄砲打たずにこれまた度胸で勝負するのですが いつもながら、弱気の虫がうずいてまたもやトイレで唸ってます。(笑) しかし、ここで描かれているマージャンってイサカマ麻雀あたりまえの世界ですね。 文中でも言ってますが、お金をやり取りするためだけのイカサマ麻雀賭博そのものです。 なにはともあれ、麻雀荘赤トンボの女性「和枝」を中心にあくの強いジャン荘出入りの面々たち とのバトルが斬って落とされます | ||||
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最後は切ないエンディングですね 後書きでも著者も書いてましたが、続編の要望が読者からあればって言ってたけど・・・ ヒリヒリ痺れる勝負の世界に身を置いて生きたいと梨田は麻雀賭博に嵌り込んでいきます 退屈な人生は生きたくないと、やっぱり案の定会社を退職していきます。 まぁ、入りたくて入ったわけじゃないので未練は全く無いのですが ただ、殺した香澄には心で謝ってます。 和枝との関わりの中で、レートの高いお金のやり取りをしながら自堕落な生きざまをしていく主人公の梨田 は、マージャンから商品相場(ここでは大手亡と言う商品)と言う世界に場所を変えて色々な人を巻き込みながら嵌っていくのです。 流星の宴でも扱ってましたが相場の世界は、マージャンと違って扱う金額が二桁三桁違いますね またもや姫子から金を借りて疎遠だった、永田とも再会をして相場の道へお互いを突き進んでいきます 男たちは退屈な人生は生きるに及ばずみたいな人生観をもっている奴ばかり登場するけど こう言う男たちに読者は自らを投影してしまうのかもしれないなぁ・・・ | ||||
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この小説で著者は「あらかじめ定められた人生は生きる価値がないか」という問いかけを読者に対して投じている。主人公は、それを自ら実践して証明しようとして、大手の会社を辞め、新しい人生を歩むための修練を積むために敢えて不確定で嘘と策略と欺瞞に満ちた相場の世界に身を投じる。その結果、どうなったかを知るには、この小説の中に身を置く以外にはない。惰性と習慣の中で生きることを余儀なくされている現代人にとって、この小説を読むことによってある種の疑似体験が得られることは間違いない。しかし、そこから何を学ぶかは個々人に委ねられている。作者の次作が大いに期待される。 | ||||
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