還るべき場所

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評判

還るべき場所の評価:

4.53/5点 レビュー 49件。 C ランク

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平均点4.53pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全94件 41〜60 3/5ページ
No.54
(5pt)

1/3を越えた所からページをめくる手が止まらない。

山岳小説といえば著名な登山家が自身の経験を元に、または綿密な取材を重ねたドキュメント形式という物が多いが
この本では登山と言う舞台の上で活気あふれる人間同士のやりとりを通じ「生き様」という物語が何度も何度も押し寄せ読者を圧倒する。
必然的に話題になる本の中の一冊。

 登山部分だけを抜き出すとリアリティはいささか薄れるがメインターゲットである読者層もそのあたりを求めて購入するでのあろうし
そうでは無かった私自身も読んで良かったと思える。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.53
(5pt)

1/3を越えた所からページをめくる手が止まらない。

山岳小説といえば著名な登山家が自身の経験を元に、または綿密な取材を重ねたドキュメント形式という物が多いが
この本では登山と言う舞台の上で活気あふれる人間同士のやりとりを通じ「生き様」という物語が何度も何度も押し寄せ読者を圧倒する。
必然的に話題になる本の中の一冊。

 登山部分だけを抜き出すとリアリティはいささか薄れるがメインターゲットである読者層もそのあたりを求めて購入するでのあろうし
そうでは無かった私自身も読んで良かったと思える。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.52
(5pt)

死と向かい合うこと × 生と向かい合うこと

笹本稜平の「還るべき場所」

大迫力の山岳小説。
とにかく圧倒的なスケール感がモノを言わせる。
分厚い本なのに読み出したら止められない。

単なる山岳小説ではない。
この小説は8,000m級の登山に関する描写が精緻であるところもすごいのだが、
死を常に意識しなければならない状況に身を置く登場人物たちが
それぞれの人生観、死生観を丁寧に筆致せれているところに価値がある。

以下の言葉に引っかかりが見つかれば
この本は、読むことをお薦めします。

<以下抜粋>

「そもそも人生というのはつまらんものだ。若いうちなら勢いで突っ走れる。なんにでも夢中になれる時期がある。それがそのうち惰性になり、世間のしがらみに絡めとられて、なにが面白いかわからなくなる。しかしな、本当の勝負はそこから始まるんだ。つまらん人生に花を咲かせるのが本当の才覚で、モチベーションが希薄になったなんて愚痴を言っているうちはまだ半端者だ。砂漠のような人生に、大輪の花を咲かせることのできる人間こそ一流だ」(主人公翔平の父の叱咤)

「人間は夢を食って生きる動物だ。夢を見る力を失った人生は地獄だ。夢はこの世界の不条理を忘れさせてくれる。夢はこの世界が生きるに値するものだと信じさせてくれる。そうやって自分を騙しおおせて死んでいけたら、それで本望だとわたしは思っている」

「死ぬ前にぜひK2の頂を踏みたい。これは勝つとか負けるとかの問題じゃない。長い人生で一度くらいは、魂の糧になるようなことをやってみたいんだよ。さもないとわたしは魂のレベルで飢えたまま死ぬことになる。(中略)山に登るという行為自体のなかにそれ(魂の糧)がある。(中略)『山がそこにあるから』というマロリーの言葉は、『なぜ山に登るか』という質問への答えではなく、それが回答不能な問いであることを示したにすぎないと。(中略)まさに卓見だ。私が求めている魂の糧とは、きみが言う『生きることによってしか表現できないなにか』そのものだ。それは無償の生という土壌からしか生まれない、この世でもっとも美しい花かもしれない」(60歳すぎてからヒマラヤ登山に人生を賭ける世俗の勝利者たるオーナー社長神津の弁)

人生とはやり直しのできない一筆書きのようなものだと思う。一度描いてしまった線は修正がきかない。できるのはその先をさらに描き続けることだ。たとえ予期せぬ手先のぶれで意図とは違う方向に筆が走ったとしても、そこから思いもよらない未来が開けることもある。(オーナー社長の秘書であったが社長失脚後も山のパートナーとなる大学山岳部出身の竹原の思い)

真の答えは登るという行為のなかにしかない。そしてそれは登山に限ったことではない。人生そのものの意味さえ、生きるという行為のなかでしか見出せないものだということを竹原は悟った。(中略)思わぬ方向にぶれた人生の一筆書きが、これからどんな図柄を描き出すのか。予断は必要ない。恐れることもない。勇気を持ってもう一度、自分の人生を生きてみることだ。お仕着せの人生はもう終わった。(竹原の思い)

「どんな目標への挑戦でも、いや人生そのものに対しても、絶望というピリオドを打つのは簡単なことだ。しかしそれは闘い抜いての敗北とは意味が違う。絶望は闘いからの逃避だよ。あるいは魂の自殺行為だ。(中略)絶望によって前に進もうという意志にピリオドを打つたびに、人は自らの生の品位を貶める。それを繰り返すたびに人生は腐っていく」(神津から主人公翔平への叱咤)

<以上抜粋>

この本を読んで
僕は「死」と向かい合っているか、それとも、「生」と向かい合っているか。
そう自問自答してみた。
正直、生死を意識して毎日を過ごしてはいない。
それだけ幸せだと言えば聞こえはいい。

でも、魂が満たされているか? という問いには
「満たされていない」と答えざるを得ない。
満たすための「魂の糧」とはなんだろうか?
ゆっくり考えてみようと思う。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.51
(5pt)

死と向かい合うこと × 生と向かい合うこと

笹本稜平の「還るべき場所」

大迫力の山岳小説。
とにかく圧倒的なスケール感がモノを言わせる。
分厚い本なのに読み出したら止められない。

単なる山岳小説ではない。
この小説は8,000m級の登山に関する描写が精緻であるところもすごいのだが、
死を常に意識しなければならない状況に身を置く登場人物たちが
それぞれの人生観、死生観を丁寧に筆致せれているところに価値がある。

以下の言葉に引っかかりが見つかれば
この本は、読むことをお薦めします。

<以下抜粋>

「そもそも人生というのはつまらんものだ。若いうちなら勢いで突っ走れる。なんにでも夢中になれる時期がある。それがそのうち惰性になり、世間のしがらみに絡めとられて、なにが面白いかわからなくなる。しかしな、本当の勝負はそこから始まるんだ。つまらん人生に花を咲かせるのが本当の才覚で、モチベーションが希薄になったなんて愚痴を言っているうちはまだ半端者だ。砂漠のような人生に、大輪の花を咲かせることのできる人間こそ一流だ」(主人公翔平の父の叱咤)

「人間は夢を食って生きる動物だ。夢を見る力を失った人生は地獄だ。夢はこの世界の不条理を忘れさせてくれる。夢はこの世界が生きるに値するものだと信じさせてくれる。そうやって自分を騙しおおせて死んでいけたら、それで本望だとわたしは思っている」

「死ぬ前にぜひK2の頂を踏みたい。これは勝つとか負けるとかの問題じゃない。長い人生で一度くらいは、魂の糧になるようなことをやってみたいんだよ。さもないとわたしは魂のレベルで飢えたまま死ぬことになる。(中略)山に登るという行為自体のなかにそれ(魂の糧)がある。(中略)『山がそこにあるから』というマロリーの言葉は、『なぜ山に登るか』という質問への答えではなく、それが回答不能な問いであることを示したにすぎないと。(中略)まさに卓見だ。私が求めている魂の糧とは、きみが言う『生きることによってしか表現できないなにか』そのものだ。それは無償の生という土壌からしか生まれない、この世でもっとも美しい花かもしれない」(60歳すぎてからヒマラヤ登山に人生を賭ける世俗の勝利者たるオーナー社長神津の弁)

人生とはやり直しのできない一筆書きのようなものだと思う。一度描いてしまった線は修正がきかない。できるのはその先をさらに描き続けることだ。たとえ予期せぬ手先のぶれで意図とは違う方向に筆が走ったとしても、そこから思いもよらない未来が開けることもある。(オーナー社長の秘書であったが社長失脚後も山のパートナーとなる大学山岳部出身の竹原の思い)

真の答えは登るという行為のなかにしかない。そしてそれは登山に限ったことではない。人生そのものの意味さえ、生きるという行為のなかでしか見出せないものだということを竹原は悟った。(中略)思わぬ方向にぶれた人生の一筆書きが、これからどんな図柄を描き出すのか。予断は必要ない。恐れることもない。勇気を持ってもう一度、自分の人生を生きてみることだ。お仕着せの人生はもう終わった。(竹原の思い)

「どんな目標への挑戦でも、いや人生そのものに対しても、絶望というピリオドを打つのは簡単なことだ。しかしそれは闘い抜いての敗北とは意味が違う。絶望は闘いからの逃避だよ。あるいは魂の自殺行為だ。(中略)絶望によって前に進もうという意志にピリオドを打つたびに、人は自らの生の品位を貶める。それを繰り返すたびに人生は腐っていく」(神津から主人公翔平への叱咤)

<以上抜粋>

この本を読んで
僕は「死」と向かい合っているか、それとも、「生」と向かい合っているか。
そう自問自答してみた。
正直、生死を意識して毎日を過ごしてはいない。
それだけ幸せだと言えば聞こえはいい。

でも、魂が満たされているか? という問いには
「満たされていない」と答えざるを得ない。
満たすための「魂の糧」とはなんだろうか?
ゆっくり考えてみようと思う。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.50
(5pt)

心は冬山に・・・・

この小説を読んでいる最中は、完全に「冬山」に身も心も置いている感じでした。
リアリティがありましたし、登山の経験のない方でも充分に感情移入できます。
根底にテーマとして流れる「ラブストーリー」も「登山小説」としての内容を邪魔しておらず、実に自然に受け止められます。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.49
(5pt)

心は冬山に・・・・

この小説を読んでいる最中は、完全に「冬山」に身も心も置いている感じでした。
リアリティがありましたし、登山の経験のない方でも充分に感情移入できます。
根底にテーマとして流れる「ラブストーリー」も「登山小説」としての内容を邪魔しておらず、実に自然に受け止められます。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.48
(5pt)

山とビジネスと人間を見抜いた一冊

単なる登山小説の域を超え、ビジネスの本質を見抜き、
結局、人間の生きる意味といった壮大なテーマが語られる一冊。

読み出したら止まらない、久しぶりに良い小説に出会えた。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.47
(5pt)

山とビジネスと人間を見抜いた一冊

単なる登山小説の域を超え、ビジネスの本質を見抜き、
結局、人間の生きる意味といった壮大なテーマが語られる一冊。

読み出したら止まらない、久しぶりに良い小説に出会えた。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.46
(5pt)

本好きにはたまらない傑作です

とにかく圧倒的なスケール感!登場人物それぞれの人生に学ぶことがあり、山を知らない私でも、夢中で読み進められました。特に後半部分の展開は秀逸!何度読み返しても、清々しい気持ちなります。本好きの人に勧めたい本です。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.45
(5pt)

本好きにはたまらない傑作です

とにかく圧倒的なスケール感!登場人物それぞれの人生に学ぶことがあり、山を知らない私でも、夢中で読み進められました。特に後半部分の展開は秀逸!何度読み返しても、清々しい気持ちなります。本好きの人に勧めたい本です。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.44
(4pt)

人の熱いパワーを感じる小説

始めての山岳小説でした。それも超長編でした。
暑い夏に読む雪山場面でしたが、涼しさを感じるのに丁度良かったです。
山に取り憑かれる人の気持ちが、少しわかったような気になりました。
人の熱いパワーを感じる小説でした。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.43
(4pt)

人の熱いパワーを感じる小説

始めての山岳小説でした。それも超長編でした。
暑い夏に読む雪山場面でしたが、涼しさを感じるのに丁度良かったです。
山に取り憑かれる人の気持ちが、少しわかったような気になりました。
人の熱いパワーを感じる小説でした。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.42
(5pt)

特に問題なし。

特に問題ありませんでした。文字数制限をするのはおかしいと思う。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.41
(5pt)

特に問題なし。

特に問題ありませんでした。文字数制限をするのはおかしいと思う。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.40
(5pt)

一息に読み進めてしまう

作者の手法として個々ばらばらの人物のストーリーが次第に寄り合わされ壮大なスケールで一本の物語になっていく。ミステリーとして読んでいてもおもしろく、また、山岳小説として読んでもおもしろい。この本を読むと雪山に行ってみたくなってしまう。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.39
(5pt)

一息に読み進めてしまう

作者の手法として個々ばらばらの人物のストーリーが次第に寄り合わされ壮大なスケールで一本の物語になっていく。ミステリーとして読んでいてもおもしろく、また、山岳小説として読んでもおもしろい。この本を読むと雪山に行ってみたくなってしまう。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.38
(5pt)

充実

有名どころの山岳小説を読んできましたが
こんなのを読みたかった!
作者は、どっぷりと山に身も心も置き
書き抜いてくれていました。

「中途半端」に色恋や仕事の話を山に絡めてきたりせず嫌み無く(夢枕のと比べてしまいます)
真っ直ぐ貫いて、ひとつのでっかい山みたいでした。

自分の読んだ文庫本には作者あとがきも無くきれいさっぱり。

読み終わるのがもったいなく後半は、少しづつ読み進めてしまいました。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.37
(5pt)

充実

有名どころの山岳小説を読んできましたが
こんなのを読みたかった!
作者は、どっぷりと山に身も心も置き
書き抜いてくれていました。

「中途半端」に色恋や仕事の話を山に絡めてきたりせず嫌み無く(夢枕のと比べてしまいます)
真っ直ぐ貫いて、ひとつのでっかい山みたいでした。

自分の読んだ文庫本には作者あとがきも無くきれいさっぱり。

読み終わるのがもったいなく後半は、少しづつ読み進めてしまいました。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201
No.36
(5pt)

これこそ山岳小説

冒頭から山の中にいるかのような錯覚に襲われる作品です。笹本さんの世界に引き込まれました。
還るべき場所 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 還るべき場所 (文春文庫)より
4167684039
No.35
(5pt)

これこそ山岳小説

冒頭から山の中にいるかのような錯覚に襲われる作品です。笹本さんの世界に引き込まれました。
還るべき場所 Amazon書評・レビュー: 還るべき場所より
4163271201