静かな黄昏の国

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静かな黄昏の国の評価:

3.71/5点 レビュー 17件。 A ランク

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平均点3.71pt

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全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(4pt)

怖い!怖すぎる!

個人的に面白かったのは、「小羊」「一番抵当権」
そして、表題の「静かな黄昏の国」。
「小羊」は、映画「アイランド」によく似た話ですが、
よく見ると、アイランドより古いんですね。

表題作は、フィクションだと分かっているのに、
まるで未来の日本を見ているようで、本当に怖かったです。
モンスターや幽霊が出てくるホラーより、よほど怖い!
「日本も調子に乗ってると近い将来こうなる!」
と断言されているかのようです。
出来れば、自分が生きてる間、こんな日本になりませんように。

静かな黄昏の国 Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国より
4048734210
No.9
(4pt)

怖い!怖すぎる!

個人的に面白かったのは、「小羊」「一番抵当権」
そして、表題の「静かな黄昏の国」。
「小羊」は、映画「アイランド」によく似た話ですが、
よく見ると、アイランドより古いんですね。
表題作は、フィクションだと分かっているのに、
まるで未来の日本を見ているようで、本当に怖かったです。
モンスターや幽霊が出てくるホラーより、よほど怖い!
「日本も調子に乗ってると近い将来こうなる!」
と断言されているかのようです。
出来れば、自分が生きてる間、こんな日本になりませんように。
静かな黄昏の国 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国 (角川文庫)より
4041959055
No.8
(4pt)

森と奇形の動植物に囲まれた安逸な余生

酸性雨で植物は枯れ果て,弱くなった円では本物の野菜等の食べ物すら高価で入手困難になった近未来。なのに,終身介護施設リゾートピア・ムルでは,本物の緑と,生鮮食料品が手に入る。魚は奇形だし,なぜか皆鼻血等を流して早死にしてしまうのだが・・・。
 表題作の「静かな黄昏の国」が不気味だった。
 何が不気味かといって,奇形魚を食べることではなく,この施設から逃げ出すと,次のような死を迎えざるを得ないこと(体中に癌細胞が広がっている人の場合)。

≪「手も足も,内臓のほとんども切り取られ,お願いだから楽にして,と叫ぶこともできず,ただ涙を流し続けるだけになっても,脳に通じる血管にだけは強制的に血液が送り込まれて,意識を持ったまま生かされるのが,今の週末医療なのよ。そうしなければ医者が殺人罪で罰せられるんだから」≫(342頁)


静かな黄昏の国 Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国より
4048734210
No.7
(4pt)

森と奇形の動植物に囲まれた安逸な余生

 酸性雨で植物は枯れ果て,弱くなった円では本物の野菜等の食べ物すら高価で入手困難になった近未来。なのに,終身介護施設リゾートピア・ムルでは,本物の緑と,生鮮食料品が手に入る。魚は奇形だし,なぜか皆鼻血等を流して早死にしてしまうのだが・・・。
 表題作の「静かな黄昏の国」が不気味だった。
 何が不気味かといって,奇形魚を食べることではなく,この施設から逃げ出すと,次のような死を迎えざるを得ないこと(体中に癌細胞が広がっている人の場合)。
≪「手も足も,内臓のほとんども切り取られ,お願いだから楽にして,と叫ぶこともできず,ただ涙を流し続けるだけになっても,脳に通じる血管にだけは強制的に血液が送り込まれて,意識を持ったまま生かされるのが,今の週末医療なのよ。そうしなければ医者が殺人罪で罰せられるんだから」≫(342頁)
静かな黄昏の国 Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国より
4048734210
No.6
(5pt)

甘美な絶望

八篇の短編集であるが、すべての作品が悲劇的であり、甘美とも言える狂気性を感じる。
それぞれの作品の着想自体に、既に非凡さを感じるが、内容を読むと、さらに唸らされる。
いくつかの作品を検証してみると、
長編とも言える長さの作品「ホワイトクリスマス」はロールプレイングゲームを扱っている。
作品では、本当にゲームをしている様な感覚になるが、この主人公は、なりきってしまう。
結末の悲劇性は、どこか甘美だが、それに至る過程が面白い。
「リトル・マーメイド」を支配する狂気性は見物だ。
小さな軟体動物を飼っている男は、その軟体動物に性的興奮を覚え、そして、ついには、、、。
この作品が描く「甘美な」狂気性を伴った主人公の心理描写は、著者渾身の表現上の境地だ。
「一番抵当権」は比較的短い作品であるが、そのホラー性が面白い。
やたらと金遣いが荒くて、借金ばかりを繰り返す男に持ちかけられたアルバイトとは?
表題作「静かな黄昏の国」はSF的であり、日本の近未来を描いている。
ただ、この物語を単なるフィクションとは思えない様な、独特な後味の悪さがある。
著者にはいくつかの短編集があるが、本書の作品群は傾向が異なる。
甘美とも言える狂気性悲劇性に引き込まれ、全作品を、寝食を忘れて読み進んだ。
エンターテインメント作品ではあるが、純文学的な香りも感じる。
静かな黄昏の国 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国 (角川文庫)より
4041959055
No.5
(4pt)

やっぱり、怖い

表題作、静かな黄昏の国は怖かった。篠田 節子らしい短篇のように思えた。しかし、もっと短篇としてしまうには、おしいテーマのような気がした。終わり方にも、いまいち腑が落ちない。他の作品もいいが、やはり、浅いのはしかない気がするが、不気味な、見たくないのに、チラッとみてしまうような、そんなリアル的恐怖感は出ていた。
静かな黄昏の国 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国 (角川文庫)より
4041959055
No.4
(2pt)

イマイチ

最後のタイトル作品だけは面白かったですが後がイマイチイマ2。
他の作品がすごく面白いだけに、この本は期待はずれ。
静かな黄昏の国 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国 (角川文庫)より
4041959055
No.3
(4pt)

人類の行く先

「ホラー」とひとことで言っても、おどろおどろしいものや目を背けたくなるような残忍なもの、さまざまだと思いますが、本書は私達人類が行きつく先が描かれていて、「ありえないこと」でないだけに、読後ずっと引きずってしまう怖さがあります。
表題作の「静かな黄昏の国」はまさに人願のエゴが生み出した核や文明により滅んでいく人類の姿を、とても日常的なものとして描いた、恐ろしい作品です。
この怖さはちょっと他では味わえないですね。
静かな黄昏の国 Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国より
4048734210
No.2
(2pt)

奇談な短編集

近未来への夢も希望もなくなるような短編そして、人の心の闇を見せられるようで気が滅入りましたそれも、著者の持つ筆力にほかならないのですが8作品の中で「子羊」はクローン問題にかかわる話ですが未来のために行動する意志に唯一救いを感じた作品でした
静かな黄昏の国 Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国より
4048734210
No.1
(4pt)

日常の延長上を幻想的に描いた短編ホラー集

 本書は、日常の延長上を幻想的に描いた短編ホラー集。最初に収録されている「リトル・マーメイド」と「一番抵当権」、そして巻末の表題作は特に印象に残りました。作品を読み終えた後にゾクゾクとする恐怖感があり、篠田節子のホラー作品は久々のように思いますが、それぞれの短編で幻想ホラーを味わえました。
静かな黄昏の国 Amazon書評・レビュー: 静かな黄昏の国より
4048734210