まごころを、君に

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まごころを、君にの評価:

3.57/5点 レビュー 7件。 E ランク

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平均点3.57pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1〜6 1/1ページ
No.6
(2pt)

独りよがりで置いてけぼり

デビュー2作目,1作目からのシリーズ扱いになっています.

主人公の通う学校が舞台で,文化祭や登場人物にも学生が多いため,
にぎやかなやり取りなど,学園ミステリという雰囲気になっています.

ただ,1作目と同じく『専門知識』への数ページに渡る長いセリフ,
さらに遺伝学や生態学,シェイクスピアからの引用(英文)の多用,
また,物語を動かす大きな事件が中盤あたりまで起きないこともあり,
読んでいてつらく感じることが多く,なかなかページを進められません.

もちろんこれらは真相に繋がり,意味もわかるにはわかるのですが,
先にむずかしい『専門知識』があり,事件や謎はあとづけされた印象.
重要人物に隠されていた秘密や心理も,確かにうまく持ってきたものの,
ちょっとキレイにハマりすぎてというか,強引なように感じてしまいます.

特定の分野に絞った作風は,これはこれで悪くはないと思うのですが,
今のところ独りよがりで,読み手側は置いてけぼりを喰らっているよう.
自分が無学のせいもあるにせよ,もう少しわかりやすくお願いしたいです.

なお,シリーズものですが,作中で人物や背景などがほどよく語られます.
そのため,1作目を読んでいなくても詰まったりすることはないと思います.
まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス)より
4061825925
No.5
(3pt)

次回作に期待。

この作者の二作目の本。
「死神」と呼ばれる引きこもりの兄と名探偵高校生の弟という双子を主人公にしたシリーズ。

前作は「クローズドサークル」な無人島に行っちゃって、そこで殺人事件が起きて云々、とわざとらしく「ミステリの定石」をなぞった「おかしな展開」を、「もっとおかしなキャラクター」で台無しにするような皮肉の効いた作品で、そこが結構好きだった。

対して、本作は「おかしなキャラクター」は健在だが、少なくとも前半においては展開はほぼなく、驚くほど平凡な日常。
個人的には主人公ふたりの心情に寄り添うのは難しく、そのために平凡な展開だと何を楽しんでいいのか分からず、読みづらかった。
そして日常の高校生活で油断していたところに、突然の爆弾テロ。
それに対する主人公たちの反応は、やはり読者が彼らの心に寄り添うのを拒否するような感じで……うーむ。

前作ではしつこいくらいに双子の異常さを強調してくれた語り手である刑事が、本作では双子の心情の方に傾いていて(曰く、「慣れてしまった」)、双子と一緒に読者を置いていってしまったのが痛い。
彼の存在で、辛うじて物語とつながっていた気がするんだけどなぁ。

とはいえ、とにかく読ませてくれる文章力の高さと魅力的な人物描写は健在。
他にも何冊か作品が出ているので、次回作に期待しよう。
まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス)より
4061825925
No.4
(3pt)

前作よりは・・・

薀蓄の多さ、長さは相変わらず。ただ、前作に比べ本編に絡ませて語って
いるので無意味ではない。私はこういった薀蓄を読むのがあまり苦痛ではないが、人に
よっては話がなかなか進まないとイライラするかもしれません、
 作風は前作からどういう方向に持っていくのか興味があったが結局、前作同様
ミステリ部分はおまけ程度でキャラクター小説として作者は書いていくつもりのようですね。
 推理小説のお約束に対する挑戦(否定かな?)は健在なので、ある程度割り切って読めば
悪いもんではないと思うし楽しめるのではないでしょうか。
まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: まごころを、君に THANATOS (講談社ノベルス)より
4061825925
No.3
(3pt)

次回作に期待。

この作者の二作目の本。
「死神」と呼ばれる引きこもりの兄と名探偵高校生の弟という双子を主人公にしたシリーズ。

前作は「クローズドサークル」な無人島に行っちゃって、そこで殺人事件が起きて云々、とわざとらしく「ミステリの定石」をなぞった「おかしな展開」を、「もっとおかしなキャラクター」で台無しにするような皮肉の効いた作品で、そこが結構好きだった。

対して、本作は「おかしなキャラクター」は健在だが、少なくとも前半においては展開はほぼなく、驚くほど平凡な日常。
個人的には主人公ふたりの心情に寄り添うのは難しく、そのために平凡な展開だと何を楽しんでいいのか分からず、読みづらかった。
そして日常の高校生活で油断していたところに、突然の爆弾テロ。
それに対する主人公たちの反応は、やはり読者が彼らの心に寄り添うのを拒否するような感じで……うーむ。

前作ではしつこいくらいに双子の異常さを強調してくれた語り手である刑事が、本作では双子の心情の方に傾いていて(曰く、「慣れてしまった」)、双子と一緒に読者を置いていってしまったのが痛い。
彼の存在で、辛うじて物語とつながっていた気がするんだけどなぁ。

とはいえ、とにかく読ませてくれる文章力の高さと魅力的な人物描写は健在。
他にも何冊か作品が出ているので、次回作に期待しよう。
まごころを、君に THANATOS (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: まごころを、君に THANATOS (講談社文庫)より
4062769948
No.2
(3pt)

前作よりは・・・

薀蓄の多さ、長さは相変わらず。ただ、前作に比べ本編に絡ませて語って
いるので無意味ではない。私はこういった薀蓄を読むのがあまり苦痛ではないが、人に
よっては話がなかなか進まないとイライラするかもしれません、
 作風は前作からどういう方向に持っていくのか興味があったが結局、前作同様
ミステリ部分はおまけ程度でキャラクター小説として作者は書いていくつもりのようですね。
 推理小説のお約束に対する挑戦(否定かな?)は健在なので、ある程度割り切って読めば
悪いもんではないと思うし楽しめるのではないでしょうか。
まごころを、君に THANATOS (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: まごころを、君に THANATOS (講談社文庫)より
4062769948
No.1
(2pt)

独りよがりで置いてけぼり

デビュー2作目,1作目からのシリーズ扱いになっています.

主人公の通う学校が舞台で,文化祭や登場人物にも学生が多いため,
にぎやかなやり取りなど,学園ミステリという雰囲気になっています.

ただ,1作目と同じく『専門知識』への数ページに渡る長いセリフ,
さらに遺伝学や生態学,シェイクスピアからの引用(英文)の多用,
また,物語を動かす大きな事件が中盤あたりまで起きないこともあり,
読んでいてつらく感じることが多く,なかなかページを進められません.

もちろんこれらは真相に繋がり,意味もわかるにはわかるのですが,
先にむずかしい『専門知識』があり,事件や謎はあとづけされた印象.
重要人物に隠されていた秘密や心理も,確かにうまく持ってきたものの,
ちょっとキレイにハマりすぎてというか,強引なように感じてしまいます.

特定の分野に絞った作風は,これはこれで悪くはないと思うのですが,
今のところ独りよがりで,読み手側は置いてけぼりを喰らっているよう.
自分が無学のせいもあるにせよ,もう少しわかりやすくお願いしたいです.

なお,シリーズものですが,作中で人物や背景などがほどよく語られます.
そのため,1作目を読んでいなくても詰まったりすることはないと思います.
まごころを、君に THANATOS (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: まごころを、君に THANATOS (講談社文庫)より
4062769948