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警察庁から来た男
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警察庁から来た男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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重厚なストーリー。 バラエティに富んだ魅力的な登場人物。 とても面白かったけど。 ラストが雑に感じたのは自分だけ?? | ||||
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途中からスピード感が増し、一気に読んでしまいました。各キャラクターがとても魅力的です。 | ||||
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本の中が外れていた | ||||
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北海道警察シリーズは面白く一気に読むことができた。良いと思います。 | ||||
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傑作だった「笑う警察」に続く第2弾ですが、これも秀作です。 ストーリー展開が丁寧に描かれていて、それに時々ハッとさせられる表現方法の巧さには脱帽です。 道警シリーズの空気感が大好きです。それに登場人物の佐伯、津久井、小島も、こういう人達と一緒に仕事がしたいと思わせる魅力的な人達です。 | ||||
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北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。藤川は、半年前、道警の裏金問題の為に百条委員会でうたった(証言した)津久井刑事に監察の協力を要請した。一方、札幌大通署の佐伯刑事は、ホテルでの部屋荒らしの捜査を進めていた。被害者は、すすき野の風俗営業店で死んだ男の父親だった。大通署に再捜査の依頼の為、そのホテルに泊まっていたのだという。佐伯は、部下の新宮と事故現場に向かうのだが…。『笑う警官』に続く道警シリーズ第二弾。 | ||||
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「わらう警官」と比べるとやや軽く、さくさくと読める。話自体に躍動感があり、読んでいて楽しかった。「警察庁から来た」キャリアの監察官の人物が面白かった。 | ||||
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警察庁から監察官が道警本部にやってきます。 そして、前作に続いて今回も道警の不祥事が明るみになってきます。 冒頭、警官の悪徳ぶりに怒りを覚えましたが、 次第に彼らが追い詰められていく様は痛快極まりないです。 警察小説では珍しいタイプの小説ですね。 道警シリーズでも、この巻だけ異色な気がします。 | ||||
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九州に住んでいるので、舞台の北海道は行ったことがなくとても興味をもって読んでいます。 「笑う警官」の続編でしょうが、とても良い仕事をする警察庁のキャリアと共に正義の味方が活躍して安心感を持たせてくれました。 | ||||
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踊る大北海道警。って感じです。 うたう警官の続編。っていうか、まるっきりまたフレッシュな 気分で読める。 何より文章が読みやすい。分かりやすい。構図がはっきりしている。 細かいストーリー説明なんか要りません。 お読みください。 不思議なのは、これが佐々木さんの作品を読むのは3冊目になるの ですが、いずれも主人公がはっきりしないこと。 平等に出てくる登場人物が、いずれもきっちりと役割をこなしていく。 この作品では、佐伯さんがやっぱり主人公なんでしょうねえ。 もはや始まった当時のテイストを失った踊る....よりも、臨場感。 警察が警察を暴く、裁く、制裁を与えるって言う正義。 90点。お勧めします。佐伯さんじゃないけど、グッジョブ!!! | ||||
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「笑う警官」を読んで、面白かったので 第二弾となるこちらを読んでみた。 こちらもなかなか面白かった。 北海道には一度も行ったことがないが、 著者の作品を読んでいると一度は行ってみたくなる。 | ||||
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道警シリーズ第2弾。「警察小説の佐々木」といわれるようになる名シリーズだ。 佐々木氏は警察ものでこのミス1位も直木賞も手にすることになる。 まあ戦記物で山本周五郎賞も取ってるんで、それ以外でも一流なんだけど。 しかし本作は面白い。警察内の不祥事をただすという変則的な内容だが、 前回の主役・佐伯と、前回は中心人物ながら活躍できなかった津久井が、鮮やかに活躍する。 組織をとるか正義を取るか、という社会に時々ある構図だからわかりやすい。 特に、懲罰人事で冷や飯を食わされていた津久井の不屈ぶりがいい。 今回はキャリアにも善玉を配し、前回とはまた違った展開で読者を楽しませてくれる。 | ||||
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佐々木譲さんの作品はこれで9作目です。 いつも、堅実で緻密な作品を読まさせて頂いています。 ともすれば、”役所の退屈な間違い”になってしまいそうな題材を、適度に複雑で、適度にスリリングなストーリーに仕上げて下さったと思います。 マイナス1ポイント分は”ここで終わっちゃうの?”と思ったからです。もう少し先まで話を続けて欲しかったです。 他の作品を読むのが楽しみです。 | ||||
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北海道警察本部に特別監査のため、警察庁キャリアが送り込まれる。すすきのの風俗店に勤める外国人と暴力団に絡んだ事件を追う。前作で大活躍した佐伯と津久井が、今回も見せます。警察庁キャリアが典型的パターンかと思いきや、なかなか熱い共感できる好人物。警察上層部が腐った人間ばかりではないことを示してくれます。ラストで体を張るシーンも良い。次回作以降にも登場してほしいキャラクターです。東京の警視庁が舞台の作品が多い中、シリーズ化されたこの道警シリーズに北海道が舞台ならではの事件や展開を期待します。 | ||||
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道警シリーズの二作目です。この作品も前作同様に不祥事を暴くという体裁。もちろん愛すべきキャラクター達も引き続き登場しますが、 表題通りここでの主人公は警察庁から来た男と言っていいでしょう。監察官としてやってきたまだ若い警視正。彼という異分子が、巧妙に 仕組まれた異物をえぐりだす。一つ一つは取るに足らないもののように見えて、実は背後にある大きなものへと繋がっている。 その過程で垣間見せるキャリアの神経(ルール)とノンキャリアの信念(スピリット)が激突しながらも結合していく。そのさまが実に スリリングな魅力となって最後まで飽かせることがない。問題提起を主題に置くと往々にして暗くなっちゃうけど、そんなことないのが 凄いよね。冷ややかな目線を持ちながらも、やる時は力技でやってしまうところがある意味誰にでも優しいな。この重いテーマで、この爽快 な読後感を演出できるところに拍手だ。 | ||||
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道警シリーズの二作目です。この作品も前作同様に不祥事を暴くという体裁。もちろん愛すべきキャラクター達も引き続き登場しますが、 表題通りここでの主人公は警察庁から来た男と言っていいでしょう。監察官としてやってきたまだ若い警視正。彼という異分子が、巧妙に 仕組まれた異物をえぐりだす。一つ一つは取るに足らないもののように見えて、実は背後にある大きなものへと繋がっている。 その過程で垣間見せるキャリアの神経(ルール)とノンキャリアの信念(スピリット)が激突しながらも結合していく。そのさまが実に スリリングな魅力となって最後まで飽かせることがない。問題提起を主題に置くと往々にして暗くなっちゃうけど、そんなことないのが 凄いよね。冷ややかな目線を持ちながらも、やる時は力技でやってしまうところがある意味誰にでも優しいな。この重いテーマで、この爽快 な読後感を演出できるところに拍手だ。 | ||||
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警察小説によく出てくる厭味なキャリアと違って、これに出てくるキャリア監察官藤川にはすごく共感できた。最後の藤川と犯人のやりとりの場面でグっときた。もちろん佐伯、新宮、津久井、小倉の活躍も見逃せない。 | ||||
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作者の佐々木譲氏は、去る1月14日、『廃墟に乞う』で第142回直木賞(2009年下半期)を受賞した。同じ北海道に住む人間として、この大きな賞を受けたことを非常に喜ばしく思う。それはさておき、この小説は『笑う警官』(07年,ハルキ文庫)に次ぐ、架空の存在である“札幌大通署”の警察官達の活躍と悲哀を描いた作品だ。前作でも警察内部の腐敗に焦点を当てていたが、本作でも北海道警察内のノンキャリア達を中心とした「裏組織」の不正をテーマとしている。 佐々木氏が道警の生安(生活安全)部門を「警察小説」の題材として取り上げているのは、一つに02年、道警の生活安全特別捜査隊に所属する、銃器取締りのエキスパートであった現職警部が覚せい剤取締法違反で逮捕される、という衝撃的な事件、そして何より、03年に露呈した「道警不正経理問題」に係る元釧路方面本部長の「内部告発」などが背景となっているようだ。この元方面本部長は、生活安全部長の前身である防犯部長も歴任し、佐々木氏と対談も行っている。 今はもう無いと信じたいが、生安以外の部門でも取締対象団体等との癒着や相互依存・利用の話を、小耳に挟んだことがある。それはもはや「情報収集」の域を遙かに越えるものであった。さらに「不正経理」…現場の捜査員達は、必要な捜査費(国費)や捜査用報償費(道費)等を執行できず、自腹を切って協力者を運用し、手弁当で捜査活動を行っていた。そういった「現場」の“やりきれなさ”も、本書の中で佐伯宏一警部補に「回転寿司」を通じてさりげなく語らせている。 | ||||
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前作の半年後が舞台。 他のレビューにもあるとおり、前作を知らなくても問題はないけどやはり知っていたほうが面白さは増します。 ストーリーとしては、道警内部に腐敗があるのではないかと疑った警察庁から一人のキャリアとノンキャリアが乗り込んできて徹底的に過去の事件を洗い出すんですが、その助っ人で前作の登場人物が活躍します。 また、主人公ともいうべき佐伯刑事は過去に事故で片付けられた風俗ビルの転落事故の遺族の訴えを聞いたことから洗い直しをはじめます。 犯人にそこそこ意外性もあり、真相はまぁ若干拍子抜けしなくもないんですが、このページ数でこの内容なら十分満足できると思います。 暇つぶしにお勧めです。 また、警察内部の描写が細かく警察小説が好きな人なら満足するのは間違いないのではないでしょうか? | ||||
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笑う警官の続編。この作品だけ読んでもOKだけど、せっかくなら笑うを読んでから読んでほしい。 2つの作品につながっている事件の背景が解明されるから。 笑うより大部スマートで読みやすい。事件の展開が分かりやすい。 興味深いのは前作が巨大警察組織に立ち向かい同僚の無実を証明する若き戦士たちの活躍を描いていたのに対し、今回は、これまでどちらかというと組織側の代表で悪の象徴的な立場の「キャリア官僚」を正義の味方に変え、前回同様に警察組織の悪をあばく若き戦士たちの「指揮官」として活躍させている点。 なぜ、キャリア官僚を一転正義の味方にしたのか?? 著者の何が心変わりしたのか?? こんな若きキャリア官僚がいるとは想像しがたい。道警に監察に来たこの官僚を古い方法で接待する道警幹部の姿の方が実にリアルに感じる。 捜査関係者のすぐ近くでおきる殺人や最後の犯人逮捕の際の発砲は、前回にはない劇場型の盛り上がりに進化している。事件が読み手のすぐ近くで起きている感がある。 ただし、今回の道警の闇は、最初に大きく広げた割には小悪人的な闇であり、事件の背景としては少し拍子抜けの感はある。 前作同様、全体としていいんだけど、期待すると逃げられるという印象である。 手軽に読める警察小説としての地位はこれで確立させたのではないだろうか。 | ||||
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