(短編集)

制服捜査

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評判

制服捜査の評価:

4.16/5点 レビュー 49件。 A ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全69件 41〜60 3/4ページ
No.29
(5pt)

秀逸ミステリー

作者が得意とする北海道警察を舞台としたミステリーで、5編からなる短編集。北海道の農村の駐在所に勤務する主人公。一見、平穏な町で起きるいくつかの事件。それぞれの事件が最後の事件に結びついていく。ミステリーの完成度は非常に高く、短編それぞれのつながりが巧みです。短編ひとつを読んだら、必ず次の短編を読んでしまいます。そして、結局最後まで読んでしまいました。時間つぶしに短編をひとつずつ読むつもりではなく、1冊続けて読む覚悟で読んでください!
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.28
(4pt)

悪が巣食うところとは…

とても面白い。主人公の川久保篤は優秀な警察官であり、“普通”の感覚を持っている。ただ、“普通”は、地域が変わったり、時代が違えば“異端”となる。本書は、そういった点を、警察小説という枠組みを使いながら、巧みに描いていると思う。本書で描かれたように、北海道警が行う人事異動は、実は道民に対する見せかけの誠意にしかすぎない。また、志茂別町の地域のボス(特に防犯協会)たちが行っている行為の一部は、本来の防犯活動ではなく、実際は隠蔽にしかすぎない。こういったような、欺瞞的行為は、おそらく日本全国どこにいってもあることなのだろう。たまたま、作者が北海道と志茂別町を舞台にしただけに違いない。良質なエンターテインメントの中に、作者の心の奥にある“怒り”が見えるようだ。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.27
(4pt)

悪が巣食うところとは…

とても面白い。主人公の川久保篤は優秀な警察官であり、“普通”の感覚を持っている。ただ、“普通”は、地域が変わったり、時代が違えば“異端”となる。本書は、そういった点を、警察小説という枠組みを使いながら、巧みに描いていると思う。本書で描かれたように、北海道警が行う人事異動は、実は道民に対する見せかけの誠意にしかすぎない。また、志茂別町の地域のボス(特に防犯協会)たちが行っている行為の一部は、本来の防犯活動ではなく、実際は隠蔽にしかすぎない。こういったような、欺瞞的行為は、おそらく日本全国どこにいってもあることなのだろう。たまたま、作者が北海道と志茂別町を舞台にしただけに違いない。良質なエンターテインメントの中に、作者の心の奥にある“怒り”が見えるようだ。
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.26
(4pt)

悪が巣食うところとは…

とても面白い。主人公の川久保篤は優秀な警察官であり、“普通”の感覚を持っている。
ただ、“普通”は、地域が変わったり、時代が違えば“異端”となる。本書は、そういった点を、警察小説という枠組みを使いながら、巧みに描いていると思う。
本書で描かれたように、北海道警が行う人事異動は、実は道民に対する見せかけの誠意にしかすぎない。また、志茂別町の地域のボス(特に防犯協会)たちが行っている行為の一部は、本来の防犯活動ではなく、実際は隠蔽にしかすぎない。こういったような、欺瞞的行為は、おそらく日本全国どこにいってもあることなのだろう。たまたま、作者が北海道と志茂別町を舞台にしただけに違いない。
良質なエンターテインメントの中に、作者の心の奥にある“怒り”が見えるようだ。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.25
(4pt)

悪が巣食うところとは…

とても面白い。主人公の川久保篤は優秀な警察官であり、“普通”の感覚を持っている。
ただ、“普通”は、地域が変わったり、時代が違えば“異端”となる。本書は、そういった点を、警察小説という枠組みを使いながら、巧みに描いていると思う。
本書で描かれたように、北海道警が行う人事異動は、実は道民に対する見せかけの誠意にしかすぎない。また、志茂別町の地域のボス(特に防犯協会)たちが行っている行為の一部は、本来の防犯活動ではなく、実際は隠蔽にしかすぎない。こういったような、欺瞞的行為は、おそらく日本全国どこにいってもあることなのだろう。たまたま、作者が北海道と志茂別町を舞台にしただけに違いない。
良質なエンターテインメントの中に、作者の心の奥にある“怒り”が見えるようだ。
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.24
(4pt)

悪自体が沈静化するエゴに付き合わされた

のどかな農村へと単身赴任してきた駐在さんが主人公。平和であるように思えて、えげつないことになっちゃう連作短篇集。ややもすると
過剰に演出しすぎの感もあるが、土地柄特有の濃密な人間模様が面白い。そう面白い。読み物としての側面を重視しているから、変てこな
潔癖精神で水をささない。ハードボイルドと言えばそうだが、一種の逆説的道徳も働く。まあそれだけだったら何てことないかもね。
ただこの人のクリエイティビーは頭ごなしじゃなくていい。頭ごなしの悪じゃない。単純に白と黒を交錯させるだけでは満足しない。灰色へ
交流させてから切り刻む。よって浮かび上がる悪の形に読者は戸惑うのだ。そんなシリアスに問いかけてくる魅力的な警察小説。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.23
(4pt)

悪自体が沈静化するエゴに付き合わされた

のどかな農村へと単身赴任してきた駐在さんが主人公。平和であるように思えて、えげつないことになっちゃう連作短篇集。ややもすると
過剰に演出しすぎの感もあるが、土地柄特有の濃密な人間模様が面白い。そう面白い。読み物としての側面を重視しているから、変てこな
潔癖精神で水をささない。ハードボイルドと言えばそうだが、一種の逆説的道徳も働く。まあそれだけだったら何てことないかもね。
ただこの人のクリエイティビーは頭ごなしじゃなくていい。頭ごなしの悪じゃない。単純に白と黒を交錯させるだけでは満足しない。灰色へ
交流させてから切り刻む。よって浮かび上がる悪の形に読者は戸惑うのだ。そんなシリアスに問いかけてくる魅力的な警察小説。
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.22
(4pt)

もったいない、一気に読んでしまった。

詳細は他の方が書かれているので省略します。
ただ一言。
おねがいだ〜川久保篤を小日向文世でドラマ化してくれい。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.21
(4pt)

もったいない、一気に読んでしまった。

詳細は他の方が書かれているので省略します。
ただ一言。
おねがいだ〜川久保篤を小日向文世でドラマ化してくれい。
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.20
(5pt)

味のある警察小説、お薦めです

刑事課の経歴が長いベテラン、川久保篤巡査部長は、道警不祥事を受けた刷新人事により、北海道道東の駐在所に異動、単身赴任となった。
人口わずか6000人。寒村の歴史と人々の裏に流れるおもいとは…。
初めて読んだ著者の作品。右も左もわからぬ初赴任の地で、町のことを何でも知る元郵便局員の片桐にそれとなくストーリーを語らせる無理のない設定、不自然さを感じないディテール、細部の描写、作りこんだ、という勢いを感じさせない文体、どれも好感がもてました。
衝撃的な警察小説、というわけではうりませんが、大変味のある読後感で、私はいいとおもいます。
連作5短編となっていますが、個人的には4作目、連続放火の謎にせまる『感知器』がすきです。
今後の作品を楽しみにしています。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.19
(5pt)

味のある警察小説、お薦めです

刑事課の経歴が長いベテラン、川久保篤巡査部長は、道警不祥事を受けた刷新人事により、北海道道東の駐在所に異動、単身赴任となった。
人口わずか6000人。寒村の歴史と人々の裏に流れるおもいとは…。
初めて読んだ著者の作品。右も左もわからぬ初赴任の地で、町のことを何でも知る元郵便局員の片桐にそれとなくストーリーを語らせる無理のない設定、不自然さを感じないディテール、細部の描写、作りこんだ、という勢いを感じさせない文体、どれも好感がもてました。
衝撃的な警察小説、というわけではうりませんが、大変味のある読後感で、私はいいとおもいます。
連作5短編となっていますが、個人的には4作目、連続放火の謎にせまる『感知器』がすきです。
今後の作品を楽しみにしています。
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.18
(4pt)

安心して読める警察小説

 この街では犯罪がないのではなく、犯罪者を出さないようにする・・・。一見、警察から表彰されそうな街をイメージするが、実は住民結束の強い
田舎町にある何もかも自分たちで解決してもみ消す街だった。
 短編集が一つにつながって最後に街の正体が明らかになるような展開はドキドキさせられ、ページをめくる手が止まりません。決して大きな意外性
がある訳ではありませんが、もはや定番の傑作警察小説と言ってもいいでしょう。安心して読める1冊です。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.17
(4pt)

安心して読める警察小説

 この街では犯罪がないのではなく、犯罪者を出さないようにする・・・。一見、警察から表彰されそうな街をイメージするが、実は住民結束の強い
田舎町にある何もかも自分たちで解決してもみ消す街だった。
 短編集が一つにつながって最後に街の正体が明らかになるような展開はドキドキさせられ、ページをめくる手が止まりません。決して大きな意外性
がある訳ではありませんが、もはや定番の傑作警察小説と言ってもいいでしょう。安心して読める1冊です。
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.16
(4pt)

暴雪圏を読む前にどうぞ

5つの短編でだいたい1つあたりが60ページなので読みやすかった。
もう少し他の短編との絡みがあればもっと面白かったと思う。
短編を通して大きな謎が解ける展開があって欲しかった。
人間の感情表現がうまく書かれていて、最後の盛り上げ方はうまいな〜と思えた。
続編の暴雪圏を読む前に読むことができてよかった。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.15
(4pt)

警察小説の秀作

これは面白かった。
この作家の小説は初めて読んだのだが、味わい深い警察小説だった。
北海道警の不祥事が発覚したその後の警察の対応で、北海道警全体が移動の嵐に翻弄された。
犯罪捜査を専門としてきた川久保も、札幌からここ釧路方面志茂別駐在所へ移動させられ25
年の警察官人生で初めての駐在勤務となった。
専門性が重視される職場の移動は、各部署での混乱を生んでいった。
ベテランの強行犯係りの刑事が運転免許の更新業務に回されたり、長く地元で駐在勤務してき
た信頼されている警察官が、なれない鑑識仕事にたずさわったり、警察内部の矛盾も描かれ読
者を引き込んでいく。
川久保も家族を残しての単身赴任を決め志茂別駐在所にやってくるが、なんと初日から地元有
力者の訪問を受け無理やり酒を飲まされてしまう。
このコップ一杯の酒を拒めなかったために、後に川久保は後悔をすることになる。
こうして忸怩たる思いをした最初の事件から始まった駐在所の生活が、淡々とした筆致で描か
れていく。
「逸脱」
「遺恨」
「割れガラス」
「感知器」
「仮装祭」
5つの短編からなる連作である。
どの章も北海道の片田舎に起きた事件の裏が暴き出されていくところに読み応えがある。
過去の秘密や、覆い隠されていた様々な人間関係が元になって起きる事件。
片田舎の人間模様が丁寧に描かれ、小さな村の腐敗や恥部が暴かれていく。
最後の「仮装祭」は圧巻。
淡々とした語り口が、一転臨場感溢れる筆致となり息も尽かさぬ展開に引き込まれる。
読者は祭りの只中に取り残されたような気持ちを味わう事となり、賑やかなお囃子、人ごみの
ざわめき、埃っぽい祭りの空気を体験させられる。
警察小説の傑作として記憶に残る作品だった。
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.14
(5pt)

読後感の良さ

警察小説として横山秀夫と比較されますが、横山作品の結末がやりきれなさを感じる事が多いのに対して、わずかでも希望が見えるように思われます。基本的に著者の得意な冒険小説のバリエーションとして、一気に読めてしまう爽快感があると思われます。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.13
(4pt)

身近な名前

存在しない志茂別は別にして、広尾やその他の町は実在し、リアルな感じだ。
十勝の雄大な自然の中で次々と起こる事件は、駐在さんの範疇を超えるのだ。
連作の中で描かれる日常の考え方のズレ。
それが重なることで犯罪が発生するのだろう。
制服捜査 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 制服捜査 (新潮文庫)より
4101223211
No.12
(4pt)

テンポの良い展開

駐在警官が主人公の短編集で、田舎町の闇の部分に切り込んでゆくストーリーは爽快の一言です。どの話も中盤までの地味な流れとは対照的にクライマックスの盛り上がりは目を見張るものがあり、読後感も良いです。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.11
(4pt)

読後感が良かった

道警の不祥事の為に駐在所勤務の制服警官となった元強行犯係。
捜査の主導権を握ることはないが、警察官の本分をわきまえ自分でできる範囲の仕事を忠実にこなして行く。
駐在所勤務の警察官が主役である為か短編の読み物になっているが、主人公に好感が持て、読後は爽やかな印象を受けた。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045
No.10
(5pt)

『踊る大捜査線』より深い闇

道警不祥事をめぐる一斉配置転換のあおりで、強行犯係の捜査員から一転、単身赴任の駐在勤務となった巡査部長の川久保。一見すると平和で健全な田舎町で起こる微かな異変に、彼の元刑事としての勘が反応した・・・「犯罪発生率、管内最低」の実態は、「犯罪が発生しない」ということではなく、「犯罪が表沙汰にならない」ということだったのだ・・・・・・
駐在の聞き込み情報を軽視する所轄の捜査員や、よそ者を嫌い犯罪や不祥事を隠蔽しようとする地元有力者に苦しめながらも、僅かな手掛かりを基に、地道かつ執拗に事件の真相を追及する主人公の(派手さとは無縁な)泥臭い奮闘が眩しい、極めてリアルな警察小説。「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」とは『踊る大捜査線』で本庁の傲慢と無責任に憤る青島俊作巡査部長の名言であるが、本作では所轄署に翻弄される駐在という、更に下のレベルでの悲哀が描かれている点(警察ものではあるが刑事が主役ではない点)に最大の特質がある。また日本的ムラ社会に潜む腐臭という舞台設定も巧妙である。
連作短編形式となっており、最後の中編では、これまでの短編での不完全燃焼ぶりを晴らすかのように川久保が見事な活躍を見せ、爽快な読後感がある。
制服捜査 Amazon書評・レビュー: 制服捜査より
4104555045