ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編

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評判

ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編の評価:

4.08/5点 レビュー 132件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.08pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全204件 121〜140 7/11ページ
No.84
(5pt)

ねじまき鳥ワールドに圧倒

 第3章では主人公がクミコを取り戻そうとする強い意志が感じ取れました。
 ラストは非常にサバサバとしたものですが、壮大なパズルを組み立てているかのような錯覚を覚えるほど、夢と現実、過去と今とが複雑に絡み合う。最後まで読み進め、ねじまき鳥ワールドに圧倒された。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.83
(5pt)

ねじまき鳥ワールドに圧倒

 第3章では主人公がクミコを取り戻そうとする強い意志が感じ取れました。
 ラストは非常にサバサバとしたものですが、壮大なパズルを組み立てているかのような錯覚を覚えるほど、夢と現実、過去と今とが複雑に絡み合う。最後まで読み進め、ねじまき鳥ワールドに圧倒された。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.82
(5pt)

ねじまき鳥 現代への警鐘の声

「暴力」はこの作品の大きなテーマの一つです。
間宮中尉やナツメグの物語に登場する、戦時下での「巨大な暴力」。
もはや誰にも止められない凄惨で虚しい暴力を、村上春樹は見事に描き切っています。
それだけでなく、「その暴力はどのようにして巨大化してしまうのか」も、ボリス・綿谷ノボルの巧妙な戦略とそれに追従してしまう人々を通じて、しっかり書かれています。
この綿谷ノボル的な、「巧妙に人々を取り込んでいく暴力性と、それを受け入れてしまう人々」・・・という動きを、おそらく村上春樹は、日本の中にもアメリカの中にも
(この本は作者がアメリカ在住時に書かれた)強く感じ、危惧していたのではないでしょうか。
「彼らはテレビの言うことをそのまま信じているのだ」と、作者はわざわざ太字で書いています。
ボリスだけでは、綿谷ノボルだけでは、「巨大な暴力」は成り立たない。それを許してしまう多くの人々によって、それは巨大化し、止められない凄惨な流れになってしまう。
笠原メイはバイク事故を自ら起こし人を死なせ、クミコは自分で自分を汚す行動をとります。
一見不可解なのですが、誰にでも「闇・エアポケット」があるということ、暴力性の種を持っていること、時にはそれに「魅せられてしまう」・・・ことが書かれている様にも思えます。
その無意識の領域に、作者は踏み込んでいます。
妻を奪われた主人公はこの暴力に立ち向かいます。そこがこの第三部の大きな読みどころです。
この本が出されて10年以上経ち、テロやイラク戦争が起こり、日本では9条改正のみならず核保有なんて事まで言及される時代になりました。
「彼らはテレビの言うことをそのまま信じているのだ」という言葉は、私自身への反省として受けとめたい、注意しなければ・・・と思います。
暴力は本当に巨大化してしまってからでは遅い。この本は今の時代への警鐘として、私は受けとめています。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.81
(5pt)

ねじまき鳥 現代への警鐘の声

「暴力」はこの作品の大きなテーマの一つです。
間宮中尉やナツメグの物語に登場する、戦時下での「巨大な暴力」。
もはや誰にも止められない凄惨で虚しい暴力を、村上春樹は見事に描き切っています。
それだけでなく、「その暴力はどのようにして巨大化してしまうのか」も、ボリス・綿谷ノボルの巧妙な戦略とそれに追従してしまう人々を通じて、しっかり書かれています。
この綿谷ノボル的な、「巧妙に人々を取り込んでいく暴力性と、それを受け入れてしまう人々」・・・という動きを、おそらく村上春樹は、日本の中にもアメリカの中にも
(この本は作者がアメリカ在住時に書かれた)強く感じ、危惧していたのではないでしょうか。
「彼らはテレビの言うことをそのまま信じているのだ」と、作者はわざわざ太字で書いています。
ボリスだけでは、綿谷ノボルだけでは、「巨大な暴力」は成り立たない。それを許してしまう多くの人々によって、それは巨大化し、止められない凄惨な流れになってしまう。
笠原メイはバイク事故を自ら起こし人を死なせ、クミコは自分で自分を汚す行動をとります。
一見不可解なのですが、誰にでも「闇・エアポケット」があるということ、暴力性の種を持っていること、時にはそれに「魅せられてしまう」・・・ことが書かれている様にも思えます。
その無意識の領域に、作者は踏み込んでいます。
妻を奪われた主人公はこの暴力に立ち向かいます。そこがこの第三部の大きな読みどころです。
この本が出されて10年以上経ち、テロやイラク戦争が起こり、日本では9条改正のみならず核保有なんて事まで言及される時代になりました。
「彼らはテレビの言うことをそのまま信じているのだ」という言葉は、私自身への反省として受けとめたい、注意しなければ・・・と思います。
暴力は本当に巨大化してしまってからでは遅い。この本は今の時代への警鐘として、私は受けとめています。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.80
(5pt)

心に焼き付く☆

一言では言い表せないような奥深さのある物語だと思います。
強く引き込まれました。
どこか奇妙で不可思議な話でありながら、あくまでリアリティを失わず、自分に近いものとして感じさせてくれました。
誰の中にもある「悪」「暴力」といったもの(それが人を変え、多くの人を損なっていくということ)について、「そこにある本当の脅威」、また「人と人との関わり」をとてもパワーがあることして描いているのが興味深いところです。
主人公・オカダトオルに対して、それぞれに心の闇を背負った登場人物達の結びつき、また様々な挿話やモチーフがリンクして、大きな迫力と深いパワー、説得性を持った物語が築かれていきます。
それは完璧に計算されたような物語というよりは、生き物のように動く、生々しさと感情を持っているように感じました。
特にそれが膨らんでいったのが、この第三部ではないでしょうか。
主人公は、闇の象徴のような「ワタヤノボル的な世界」から、そこに取り込まれてしまった妻を取り戻すために、しっかりそれと向かい合い戦います。その姿は強く、とても人間的でした。
何が何と全てをはっきりと言える訳ではありませんが、読み終わって(読んでる最中に)、とても考えさせられたり、感動みたいなものが大きかったのは確かです。
今でも思い出すと焼き付いているのがわかる私にとって特別な作品です。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.79
(5pt)

心に焼き付く☆

一言では言い表せないような奥深さのある物語だと思います。
強く引き込まれました。
どこか奇妙で不可思議な話でありながら、あくまでリアリティを失わず、自分に近いものとして感じさせてくれました。
誰の中にもある「悪」「暴力」といったもの(それが人を変え、多くの人を損なっていくということ)について、「そこにある本当の脅威」、また「人と人との関わり」をとてもパワーがあることして描いているのが興味深いところです。
主人公・オカダトオルに対して、それぞれに心の闇を背負った登場人物達の結びつき、また様々な挿話やモチーフがリンクして、大きな迫力と深いパワー、説得性を持った物語が築かれていきます。
それは完璧に計算されたような物語というよりは、生き物のように動く、生々しさと感情を持っているように感じました。
特にそれが膨らんでいったのが、この第三部ではないでしょうか。
主人公は、闇の象徴のような「ワタヤノボル的な世界」から、そこに取り込まれてしまった妻を取り戻すために、しっかりそれと向かい合い戦います。その姿は強く、とても人間的でした。
何が何と全てをはっきりと言える訳ではありませんが、読み終わって(読んでる最中に)、とても考えさせられたり、感動みたいなものが大きかったのは確かです。
今でも思い出すと焼き付いているのがわかる私にとって特別な作品です。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.78
(5pt)

長い

主人公のクミコに対するセリフに鳥肌がたちました。個人的に村上春樹作品の中で一番好きです。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.77
(5pt)

長い

主人公のクミコに対するセリフに鳥肌がたちました。個人的に村上春樹作品の中で一番好きです。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.76
(5pt)

無意識領域でのコミットメント

村上春樹の大作であり意欲作。
それまでの村上氏ならば、第2部の虚無を残した結末で終わりにしてしまうようなところを、本作に於いては、さらに第3部にまで踏み入って、主人公オカダトオルが、「僕がクミコを取り戻す」という領域にまで手を伸ばしたことには、それまでの氏の作品に於けるテーマであった、諦念やノスタルジーといったものから立脚して、現実の問題に対して諦めずに格闘しようという、氏の新たな意欲が感ぜられた。
無関係と思われた様々な挿話や人物が、最終的に錯綜しつつも重なり合い、カタルシスを生むわけだが、現実の世界とは異なりながら、密接にその現実の世界と関連している、もうひとつ向こう側の世界というものの描写、すなわち「井戸」からの「壁抜け」の描写が、やはり印象に深い。
どんなに身近で解かり合えていると思っている人でも、その人の中には、必ずや深き「井戸」があり、過去があり、つまりはその人を十全に理解することとは、実は困難なのであり、<本当の自分>というものが何なのか、それぞれ自分自身でさえも解からずとも、いや寧ろそうであるからこそ、互いの奥の「井戸」を掘り上げつつ、<無意識領域でのコミットメント>というものを大事にしていくべきであるということを、筆者のメッセージとして受け取った。
釈然としない曖昧性を読者に残すことはいつものことだが、村上作品の中では、一番迫力を感ぜられる作品であるということは、間違いない。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.75
(5pt)

無意識領域でのコミットメント

村上春樹の大作であり意欲作。
それまでの村上氏ならば、第2部の虚無を残した結末で終わりにしてしまうようなところを、本作に於いては、さらに第3部にまで踏み入って、主人公オカダトオルが、「僕がクミコを取り戻す」という領域にまで手を伸ばしたことには、それまでの氏の作品に於けるテーマであった、諦念やノスタルジーといったものから立脚して、現実の問題に対して諦めずに格闘しようという、氏の新たな意欲が感ぜられた。
無関係と思われた様々な挿話や人物が、最終的に錯綜しつつも重なり合い、カタルシスを生むわけだが、現実の世界とは異なりながら、密接にその現実の世界と関連している、もうひとつ向こう側の世界というものの描写、すなわち「井戸」からの「壁抜け」の描写が、やはり印象に深い。
どんなに身近で解かり合えていると思っている人でも、その人の中には、必ずや深き「井戸」があり、過去があり、つまりはその人を十全に理解することとは、実は困難なのであり、<本当の自分>というものが何なのか、それぞれ自分自身でさえも解からずとも、いや寧ろそうであるからこそ、互いの奥の「井戸」を掘り上げつつ、<無意識領域でのコミットメント>というものを大事にしていくべきであるということを、筆者のメッセージとして受け取った。
釈然としない曖昧性を読者に残すことはいつものことだが、村上作品の中では、一番迫力を感ぜられる作品であるということは、間違いない。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.74
(5pt)

井戸の中と風呂の中。

井戸の中で僕(主人公)が延々と考えたり、夢を見たり、あっちやこっちの世界で事件と関わる。そして、様々な人たちと出会って話をする。心の中の出来事と現実の出来事がシンクロして話は進んでいく。この小説は、ひとつの精神世界で、つくったのは「村上春樹」なんだけど「村上春樹」はそのきっかけと入口を開いたんだと思う。そこに読者が入っていくと、自分も井戸の底に降りて僕(主人公)といっしょに考えることになる。すると、その深い心情が時折痛く自分に触れてくる気がする。全部は分からないし、理解できたわけでもないのだがしみじみと何かを感じる。僕(自分)は毎日約二十分、自宅の風呂に浸かりながらこの長い物語に浸った。今回が二度目の読了なのに最後まで飽きない自分がいちばん不思議だった。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.73
(5pt)

井戸の中と風呂の中。

井戸の中で僕(主人公)が延々と考えたり、夢を見たり、あっちやこっちの世界で事件と関わる。そして、様々な人たちと出会って話をする。心の中の出来事と現実の出来事がシンクロして話は進んでいく。この小説は、ひとつの精神世界で、つくったのは「村上春樹」なんだけど「村上春樹」はそのきっかけと入口を開いたんだと思う。そこに読者が入っていくと、自分も井戸の底に降りて僕(主人公)といっしょに考えることになる。すると、その深い心情が時折痛く自分に触れてくる気がする。全部は分からないし、理解できたわけでもないのだがしみじみと何かを感じる。僕(自分)は毎日約二十分、自宅の風呂に浸かりながらこの長い物語に浸った。今回が二度目の読了なのに最後まで飽きない自分がいちばん不思議だった。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.72
(4pt)

村上春樹の作品は初めてだったのですが。。。

他のありふれた小説と比べるととても抽象的で主題が捕らえにくい感じでした。
なので最近の若い人には読むのはちょっとキツいんじゃないかなって思います。
何が面白いって聞かれたら答えられないけど、どんどん読み込んでいってしまう不思議な感じ。そのような自分もすでに作者の世界観に引き込まれているのかもしれません。
読んで感じることは人それぞれだと思います。ちなみに自分は「目に見えない圧力」でした。。。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.71
(4pt)

村上春樹の作品は初めてだったのですが。。。

他のありふれた小説と比べるととても抽象的で主題が捕らえにくい感じでした。
なので最近の若い人には読むのはちょっとキツいんじゃないかなって思います。
何が面白いって聞かれたら答えられないけど、どんどん読み込んでいってしまう不思議な感じ。そのような自分もすでに作者の世界観に引き込まれているのかもしれません。
読んで感じることは人それぞれだと思います。ちなみに自分は「目に見えない圧力」でした。。。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.70
(5pt)

渾身の力作ではないでしょうか?

約10年ぶりに読み返しました。作者渾身の力作だと、いま思います。
作者独特の節回しで、パラレルな世界にひそみ、そしてこの世界にも繋がり、顕在する、暗く暴力的なものと最後まで逃げずに戦っています。
ねじまき鳥の声を聞き、井戸を潜り、ノモンハンを抜け、最後にたどりつくクライマックスは作者の作品の中でも独特なものでは無いでしょうか、主人公のセリフに背中が痺れました。
この作品を通り抜け、海辺のカフカにいたるまで随分と時間がたっているのだな、と再確認しました。でもそれは当然のように必要な時間だったのでしょう。
長い3部作ですが、一気に読ませます、すごくおもしろかった。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.69
(5pt)

渾身の力作ではないでしょうか?

約10年ぶりに読み返しました。作者渾身の力作だと、いま思います。
作者独特の節回しで、パラレルな世界にひそみ、そしてこの世界にも繋がり、顕在する、暗く暴力的なものと最後まで逃げずに戦っています。
ねじまき鳥の声を聞き、井戸を潜り、ノモンハンを抜け、最後にたどりつくクライマックスは作者の作品の中でも独特なものでは無いでしょうか、主人公のセリフに背中が痺れました。
この作品を通り抜け、海辺のカフカにいたるまで随分と時間がたっているのだな、と再確認しました。でもそれは当然のように必要な時間だったのでしょう。
長い3部作ですが、一気に読ませます、すごくおもしろかった。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.68
(4pt)

文学の捧げもの

悪者に誘拐された恋人(妻)を奪還しようとする話…。古典的な勧善懲悪の活劇パターンを、村上春樹が料理するとこんなに複雑で、意味深で、謎めいた物語になるのかぁと、ため息を禁じえませんでした。
どこがどう面白いのかわかりませんが、読み出したらとまらない。本の中では「想像することがここでは命取りになるのだ」というのが一つのキーワードとして出てきますが、あれこれ想像せずにはいられなくなります。
推理小説の種明かしのように、ストンストンと腑に落ちて爽快!という読後感ではありませんが、当分身の周りに春樹ワールドが漂っているような不思議な気がします。しかもそれが心地よい。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.67
(4pt)

文学の捧げもの

悪者に誘拐された恋人(妻)を奪還しようとする話…。古典的な勧善懲悪の活劇パターンを、村上春樹が料理するとこんなに複雑で、意味深で、謎めいた物語になるのかぁと、ため息を禁じえませんでした。
どこがどう面白いのかわかりませんが、読み出したらとまらない。本の中では「想像することがここでは命取りになるのだ」というのが一つのキーワードとして出てきますが、あれこれ想像せずにはいられなくなります。
推理小説の種明かしのように、ストンストンと腑に落ちて爽快!という読後感ではありませんが、当分身の周りに春樹ワールドが漂っているような不思議な気がします。しかもそれが心地よい。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X
No.66
(5pt)

村上春樹の真骨頂

村上春樹ファンの人にとってはマスト的な一冊。彼の作風には、現実的で切ないものと、メタファーを駆使した一読では作品を把握しづらいものの二種がある。ねじ鳥に関してなら確実に後者に相当するだろう。難解で訳分かんなくて二千ページ以上読んでも結局謎だらけで終わってしまう小説だが、つまらないという事はけしてない(私はすでに三回も読んでいる)。レディオヘッドのトムヨークも絶賛の長編なのでぜひ一読されたし。ハルキムラカミの不思議な世界へご招待。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編 Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編より
4103534052
No.65
(5pt)

村上春樹の真骨頂

村上春樹ファンの人にとってはマスト的な一冊。彼の作風には、現実的で切ないものと、メタファーを駆使した一読では作品を把握しづらいものの二種がある。ねじ鳥に関してなら確実に後者に相当するだろう。難解で訳分かんなくて二千ページ以上読んでも結局謎だらけで終わってしまう小説だが、つまらないという事はけしてない(私はすでに三回も読んでいる)。レディオヘッドのトムヨークも絶賛の長編なのでぜひ一読されたし。ハルキムラカミの不思議な世界へご招待。
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)より
410100143X