アフターダーク

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評判

アフターダークの評価:

3.48/5点 レビュー 468件。 C ランク

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平均点3.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全225件 201〜220 11/12ページ
No.25
(3pt)

他の春樹作品とは異質。それを好きになれるかどうかだけだと思います。

『世界のハルキ』に大変失礼な感想を申し上げるのですが、私の読後感は、「村上春樹に憧れる作家志望の人が書いた小説みたいだな。」でした。
複数のシチュエーションをパラレルに進行させ、それらがだんだんとまとまりを持ち始めた時にある熱を帯びた塊のようなものが表面に現れてくる、私などは今までそこに氏の世界観を他の作品では感じたものでしたが、何と言いますか、本作品ではそれが極めてぼんやりとしか見えてこない気がしました。
ただそれは、新しい表現を目指そうとした村上氏の意図を私が読み取れないだけかもしれません。氏が何かのエッセイで語っていましたが、『読者の誤読の集積が作品を形作る』いう観点から見れば、こんな作品もあっていいとは思います。いずれにしても村上作品の中では異質だと思います。
林真理子氏は他の作家の作品解説で、『作家が自身について書く時は、自身の他の作品と異質でありながら本質をついている表現になる』と書いていました。もしかしたらこの作品で描いた世界が、村上春樹という『人間の』本質なのかもしれません。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.24
(3pt)

饒舌なカメラ・アイ:たまには三振するさ。

 この作品では、村上春樹はテレビ・カメラのような視点を地の文に導入し、読者と語り手の視線を統合しようとしている。例えば、以下の冒頭の一節のように。
 「私たちは「デニーズ」の店内にいる。(中略)私たちは店内をひととおり見まわしたあとで、窓際の席に座った一人の女の子に目をとめる。どうして彼女なのだろう?なぜほかの誰かではないのだろう?その理由は分からない。しかしその女の子はなぜか私たちの視線をひきつける―とても自然に。」
 語り手と読者の視線は本来全く別のものだ。だから、その溝を埋めようと思うと、勢い白々しく、また饒舌にならざるを得ない。その結果、テレビ・カメラのような透明な存在でなく、全く逆に、極めて不自然な「主体」に読者を強引に縛り付けなくてはならず、それが読み手の僕を窮屈にさせた。例えば、上の引用部では最後の「とても自然に」という部分に、作者の苦悩の後が透けてみえる。僕らの視線をデニーズにいる女の子に引っ張ることは、作家の「意図」であり、「自然」なことでも何でもないからだ。
 また、この作品は、読者と語り手の境界の他にも、幽界(のようなもの)と現実、一般人の生活と犯罪の世界の間の、境界の薄さを行ったりきたりしようとしている。テレビの画面と内と外を使ったこの往復運動のアイデアは中々だったが、残念ながら、それ以外は陳腐なデキだった。(特に犯罪の描写。中国人の売春組織とかバイクに乗ったマフィアとか、わざとらしすぎませんかね。)
 カメラ・アイの導入にても、村上龍「海の向こうで戦争が始まる」やW.バロウズの方が鮮やかだった。アスリートのように一作一作、新しい試みをしようとする作者の姿勢は尊敬するけど、やっぱり三割バッターでも三振することはあるんだよね。相対評価では、これはそんな作品だと思う。
 
 
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.23
(3pt)

リーダブルではあるが……

相変わらず読みやすい。読みやすくて分かりやすい文体だった。 比喩も凝っているとはいえ難解すぎることもない。 ただ、読みやすい割に作品を通して伝えたいことを読み取るのに苦労する。 村上春樹という作家を知らなければ、読みやすい文体に隠された本当に思考をめぐらせるべき部分に気づけるのかが疑問。 好きな人には堪らないといった感じだろうか? ただ、世の中の村上春樹好きの全てが本当に作品を理解できているのか?私の身の回りにもミーハーが多い気がする…… しかし、この人の作品の登場人物は、揃いも揃って考え方やら何やらが格好良すぎると思う。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.22
(3pt)

カメラ目線で描かれたパートは

読むのしんどかったなぁ。
こういうのやらないほうがいいよ、春樹くん。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.21
(3pt)

物語の序章オムニバス

たくさんの人物の物語が同時進行していく。
はじめはその関係がわからないが、次第に明らかになっていく。
この本に出でくる登場人物はどれも人物像、考えがしっかりしていて魅力的であり、誰が主人公でもおかしくないほどである。
そのそれぞれの物語は完結はしない。この本は物語の序章をオムニバスで展開した作品である。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.20
(3pt)

デニーズで夜更かししたい

私は多くを期待せずにこの作品を手にした。
きっと初期の作品を凌駕するほどの意外感や
共感は得られないだろうと無意識のうちに
決めつけていたからだと思う。
読み進めても登場人物や設定に共感する
ところが少なく、所々流し読みしてしまった。
読み終えた後ももう一度最初から読み直して
みようかという気は起きなかった。
真夜中に焦点を当てた設定は悪くないと思ったが、
率直に言ってしまうと新鮮さがない。
私が本レビューで言いたいことは、
氏の作品に興味を抱いてこの作品を手に取った方が、
こんなものかと興味を失ってしまったとしたら
あまりにもったいない、ということだ。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.19
(2pt)

よくわからんかった

初めて村上春樹の小説を読んだのですが・・・
終わり方が物凄い中途半端なんですが。
それとも余韻を楽しむものなのかなあ。
僕にはよく分かりませんでした。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.18
(3pt)

何これ?

初の村上春樹でしたが読後の気持ち「何これ?」スッキリしなかったです。
想像の余地を残す作品言い方を変えれば「意味の無いものが好き」が好きな読者は気に入るかもしれない。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.17
(2pt)

どうなんでしょう?

むう。村上 春樹さんの実験的作品。
しばらくぶりに読んでみましたが、とっかかりが少ないです。私は春樹さんに好意的な方だと思いますが、この作品の目指す所がワカラナイ。
固有名詞の含有率を高くした事で、文章からの、あるいは文体(3人称多数というか、神の視点ですらなく、あえて名づけるなら「映画カメラ的」視点)からもヒロガリを狭めた、想像する遊びの部分が(今までの村上 春樹作品と比べて)極端に少なく、まるで春樹さんの後追いの作家さんが書いた小説の様です。
ストーリーとしても特に起伏が少なく感じました。残念。時間を空けての2度目の通読でも特に評価に変わりなし。残念。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.16
(2pt)

面白く、ない・・

『海辺のカフカ』とは反対に、
物語性を極限まで削ぎ落としてみたら、
やはり面白くはならなかったという感じ。
エリがこんこんと眠り続ける理由や、
画面の中の透明なマスクをつけた男の存在、
白川が中国人娼婦を殴るに至った過程など、
本書には思わせぶりな設定がいくつもあって、
これらについては結局、何の説明も与えられないままなのだが、
かといって、謎本を誘発するような面白さや惹き込まれる感じもなく、
ただ思いつきで中途半端に放り出されただけという印象が強い。
本書がダメな理由は、ほかにもいくつかある。
まず、高橋が初登場する場面で、
ファミレスのチキンが体に良くない理由をマリが説明すると、
高橋が、「わお!」「ジョージ・オーウェル風チキンサラダ」
などと反応するのだが(p.14)、
実際にこんな男がいたら、単なるバカである(笑)。
ほとんど初対面に近いのにこんな反応を見せる男とは、
一刻たりとも一緒に居たくないと思うのが普通だろうし、
何よりも、今までは音楽をやっていて、
これからは司法試験に向けて法律を勉強しようかという、
20歳そこそこの男の語彙や教養の中に、
「ジョージ・オーウェル」が平気な顔で入っていることの
不自然さに気づけない村上春樹は、
やはり脇が甘過ぎると言わざるを得ない。
また、コオロギがマリにする打ち明け話にしても、
宮部みゆきの『火車』の迫力には到底及ばないのだが、
これはおそらく、彼女が逃げている理由が曖昧なままぼかされていて、
結局は作者もよく考え抜いてはいないらしい、
という印象を与えてしまうせいだろう。
同様に、この街が具体的にはどこなのかをはっきり書いたほうが、
(渋谷のようではあるが、とくにどことは書かれていない)
少しは話に深みが出たのではないかという気がする。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.15
(2pt)

今ひとつ・・・?

評価はあまりよくないと聞いたが、一応読んでみた。
実際読んでみてはじめから(村上春樹っぽくない文体だな〜)と思った。
読み終わると何一つ解決していないことに物足りなさを感じた。
しかし、もうすこしじっくり読んでみると何か得られるものがあるのかもしれないのかなあ。と思ったりもした。
また、視点をかえて読んでみたいと思う。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.14
(3pt)

小説とは

小説というものは文章力を問うものか、それとも内容を問うものなのか。
映画に例えれば、何度も映画にされた歴史上の出来事を
その監督なりに表現することで表現力の部分を評価するのか、
それともパルプフィクションのように全くオリジナルなものを生み出す能力を評価するのか。
私は後者を支持したい。そしていまだにノーベル文学賞賞は安部公房がとるべきだったと私は思っている。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.13
(2pt)

村上春樹にしては・・・

作品に作者らしい雰囲気は感じましたが、
村上春樹にしては、こころを揺さぶる何かは
なかったです。
次回の作品を期待したいところです。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.12
(3pt)

続編が出てくれることを期待します

ノーベル文学賞の呼び声も高い村上春樹の新作である。
村上作品において、日常生活と非日常が交錯することが多いが、今回の作品も日常と非日常が交錯する。今回の作品で特徴的なのは「視点の動き」である。我々読者が視点となって動き回る。テレビの中の異空間に移ったり、果ては宇宙空間まで飛んで地球を見下ろす。ダイナミックな視点の移動を通じて「想像力」のすごさというものを実感する。
今回の作品は表現を懲りすぎて、一般の読者には理解が難しい部分が多い。文学的な表現と題材が少しミスマッチのような感を受ける。
あと、登場人物は個性的であるが、生かしきれていない感がある。登場人物同士の人間関係が始まったところで結末を迎える。続編が出ることを期待したい。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.11
(3pt)

不思議です

巨大な都市の夜明けまでの話。家出娘、眠り姫、売春婦、中国マフィアなど色々な人物の話。ミステリーというか、ほんとに意味不明な設定だとか、登場人物の複雑な身上は結局最後までよく分からず。ヤマ場もなければオチもなく、作品のテーマもよくわからない。やたら映画や音楽の名前が出てくるけど、そんなの知らないしどうでもいい。ボロクソ言ってますけどとにかく内容がないんです。ただ、だからと言って途中で放り投げてしまうことなく最後までスラッと読めてしまう。不思議ですけど、やっぱりそこが村上春樹さんのすごいところなんでしょうね。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.10
(2pt)

煮え切らない

村上春樹らしい文体と構成ですが、残念ながら大して盛り上がる展開もなく、
そしていつも以上に、これで終わりなの?っていう結末です。
私にとっては、村上作品の中で非常にがっかりする作品に該当しました。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.9
(2pt)

ステレオタイプ化された現代社会批判

村上春樹は現代についていけないのかな。
10年前ぐらいで頭がストップしてるんじゃないかな。
10年前にこの本を出せば、意義が見出せるが、
今、この本を出しても、ステレオタイプ化された従来の典型的現代社会を描いているだけで、
本当の現代社会を映す鏡になりえていない。
現代人の心の病みたいなものを都市生活者のさまざまな人物を出して表し、
現代社会を問うというようなことがテーマなんだろうけど、
それにしては随分稚拙なデキだなと思う。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.8
(2pt)

辻褄の合わないような、納得いかないような変な小説

ノーベル賞をもらえそうだと聞いて、何か読まなければと思い、村上春樹さんの本を始めて読んだのがこの作品。
第一印象から変な感じがした。登場人物も普通でないし、表現のスタイルも小説というより、ト書きと会話だけの
演劇か映画の脚本のよう、一晩だけの時間刻みの話というのも劇場向きだが、わざとらしい。一番納得できる人物は主人公の若い女性だが、饒舌ないつもハイ気分の高橋という男とのカップルは不自然だし、似合わない。どこか歪んでいる。ファンタジーでないのに
異次元への移動があったり、白川という役割の分からない男の描写に時間を割いたり、わざと歪めてあるのだろうが、理解できない。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.7
(3pt)

なぜなんだろう・・・。

面白いか面白くないかでいえばそれなりに面白い。けれど、すごく面白くはない。
ところどころに、さすがだなと思う箇所はあるが、全体的にはまあまあ。会話のニュアンスとか、小手先の技術だけでごまかしている印象さえ受ける。もし読後感想文を書けと言われても頭を抱えてしまうだろう。なぜなら、印象に残っている場面がほとんどないから。
かつての、『ダンス・ダンス・ダンス』、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』、『ノルウェイの森』等を読んだときの感動を求めて、あいかわらず村上春樹作品を買い続けているが、最近は失望感が大きい。『モーニング・グローリー』の輝きを求めて、オアシスの最新アルバムを買っては、がっかりしているのとまったく同じ状況。
はたしてあの感動を再び味わうことはできるのだろうか?
今後も一縷の望みを抱き、読み続けてはいくけれど・・・。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.6
(2pt)

やはり...

はじめに想像をめぐらせる期待が大なだけに
後半その期待がどこかへ飛んでいってしまう空白感があります
村上春樹さんの本だと思えば大いなる謎も
解ける作品なのでしょう…。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X