アフターダーク

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評判

アフターダークの評価:

3.48/5点 レビュー 468件。 C ランク

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平均点3.48pt

Amazonレビュー一覧

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全225件 181〜200 10/12ページ
No.45
(3pt)

個人的な感想

~暴力は、どんな無垢なものをも、それに対する強い防御と感覚をもたねば、怪我し損ね、傷つけ、奪い取ろうとしてきます。台風、地震、雷、交通事故、殺人、病気、金、もろもろのこと。子供たちがいま布団の中で、家の中で、門と壁と鍵に守られた中で、僕のささやかな力と、目に見えない者たちの守りの中で生かされていることを感じながら、明日消えてしま~~うともわからないはかない生き物である自分自身と、家族のことを思いながら、死と別れをよく心に刻み込んで、今を温かな光の心で接していきたいと、そんなふうに思いました。~
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.44
(3pt)

期待外れ

 初期の小説と違って、ファミレスとか邦楽とかコンビニなど小物は 現実っぽいんだけど、登場人物は皆、春樹しゃべり。 無理して現代の若者を描こうとしても、会話が春樹独特だからおかしい。「神の子供たちはみな踊る」のときに、「voiceの書き分けができた」 という発言が村上氏からあったが、全然できてませんって!! どうしても、物の見方が主観的。 だから、群像劇とか書けないんだよ。 初期の「僕は~」語りの一人称小説の方が面白いのに。 それと、今回もテーマが一緒ですか。「ある地点をすぎると後戻りできない」しつこいです。今回は文章も下手ですし。中高生や、普段あまり本を読まない人を獲得しようとして書いたんでしょうか。春樹作品をずっと追いかけている読者からすれば、手抜き小説と感じられます。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.43
(3pt)

アフターダーク

悪くないです。”映画的な小説”、と一言で言ってしまって良いと思います。だけど、なんかもう一つグッとこないのは否めません。それは僕が今迄の村上春樹作品の熱烈なフリークだからです。実際、技術的には凄いと思います。複数の3人称の使い方とか、映画のカット割りのように読み手の視点を誘導する表現とか。一人称”私たち”の使い方も秀逸だと思います。小説自体の尺が少し短い分、話に膨らみが無いのが残念です。もう少しボリュームを持たせてもっと長い小説にしたらグッと良くなるような気がします。全体的な雰囲気も今迄の春樹作品とはチト異なります。それはきっと、短い言い切り文や体言止めを多様しているからだと思います。ですから、今迄の”村上春樹的世界”を求めている人が読むと、ガクッとしてしまうと思います。そこにこだわらずに読める人であれば、それなりに楽しめると思います。村上春樹は確かに新しいステップを踏みはじめているようです。この作品は春樹の新境地へのスケープゴートなのかもしれませんね。気が早いかもしれませんが、次回作が楽しみです。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.42
(1pt)

なんともいえない

昨今取り出さされる恋愛小説なんかと一線を画して浮ついた文学界に天辺から“どすん”と重りを落としてくれるんじゃないかなって思ってただけにショックが大きかった。表層的なストーリーしかまだ読み取ってはいないのからかもしれないけれど今までの本ならそれだけども満足させるだけのことはできたはずなのに。こちらは映画的な視点なんかまるで求めていないし映像化などしてはいけない価値ってあると思う。羊をめぐる冒険でいうところの鼠との会話シーンのように。文体が映像を超えるところを期待して私は本を読んでます。ことさら村上春樹に関しては。また昔の本を引っ張り出して再読する日々が続きそうです。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.41
(3pt)

村上春樹は既に古典なのか?

 かつて村上春樹は時代を超越したところにいた。「アフターダーク」を読み終えた今となっては時代からズレていた、というべきか。僕は「アフターダーク」を読みながら、1,024回ほど「ダサっ!」と心の中でつぶやいた。 「アフターダーク」は村上春樹節が288ページに渡って続く「短編小説」。ジャン・リュック・ゴダールにデューク・エリントン。CDではなく、LPレコード。四半世紀の間、変わらない事が村上春樹。村上春樹は2004年に生きてはいるけれど、彼自身は1980年のままだ。 独特の静謐感は健在。現代の「動」の世界を舞台に「静」を描く。だけど、残念ながら今回はそれが成功していない。時代を超越した村上春樹ではなく、「時代に取り残された村上春樹」がここにはいる。村上春樹は既に「古典」なのか。 村上春樹は1949年生まれ。50歳半ば。現代の夜の渋谷を舞台にした小説を書くには無理がある。「世界のこちら側とあちら側」。若い読者である僕たちは「あちら側」にいて、村上春樹は「こちら側」にいる。文学は残酷だ。 アフターダークはこれまでの村上作品と比較すると難解さはない。すらすらと一気に読める。容易であるが故に、僕は違和感を憶えた。リアルな物語なのに、リアルとの乖離が大きい。「冒頭の10行めまで」は、★★★★★。かつての村上春樹に敬意を表し、厳しめの評価。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.40
(2pt)

混乱、こんらん、コンラン

映画の脚本のような文体。これまでにないまったく新しいストーリーの組み立て方。いわゆる「村上春樹ワールド」からの一層の遊離。だが今までの作品に共通するテーマも存在する。そういった全てを含んだ今作品。前作の「海辺のカフカ」から(いや「ねじまき鳥クロニクル」からだろうか)、村上春樹の方向性の変化が大きな話題になっていた。村上春樹自身も、自分はまだ発展途上なのだといった。しかし、彼は一体どこに向かっているのだろう?読んでいる間も読み終わった今も、私の中ではこの疑問がふくらみ続けている。まるで制御を失ったある種のエネルギー装置みたいに。今の私の気持ちを表現するとこうなる。混乱、こんらん、コンラン。私たちは考えていたよりも、もっとずっと長い目で村上春樹を見つめ続けなければいけないのかもしれない。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.39
(1pt)

アフター リーディング

感想を一言でいうと、無理をしすぎているという感じだった。村上春樹は以前『海辺のカフカ』について、「登場人物にあまりリアリティを求めすぎてはいけない。細部ではなく物語全体を見て欲しい」というようなこと語っていたことがあったが、セリフや行動などあまりにも現実の若者とかけ離れてすぎていて、自分にはこの作品に対する入り口を見つけることができなかった。そこまで現実から乖離した人物像を無理をして描いてまで訴えようとするものは一体何なのだろうか。彼がいう「ボイスの獲得」はいまだ不十分なままであるような気がする。演劇のスクリプト風の描写や第三者的な語り、硬い心理描写と柔らかい情景描写の織り交ぜなど手法には意欲的な面が見られるものの全体としては詰めが甘くまとまっていないような印象を受ける。私は思うのだが、なぜ村上春樹は等身大の自分をモチーフに描こうとしなくなったのだろうか。私は少なくとも彼が描く「50代の男の物語」が見たいと思っている。それともそこには語るべき物語はもうないのだろうか。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.38
(1pt)

次回作に期待

とても「ノルウェーの森」を書いた作者の作品とは思えない。控えめにいうならば、本作品はより難解な文学への挑戦だったのかもしれないが、だとすれば完全に失敗している。体現止めのオンパレード、視点不明な状況描写、非現実的なできごと、意味不明な行動は、作者の意図や伏線としてはある程度許容されるべきものである。しかし、それらが読者に喚起されぬ場合は、ただ単に意味不明なものとして受け取られるだろう。本書の印象は、「異教徒が見た、(キリスト教の)宗教画」のようなものである。映画「2001年宇宙の旅」のラスト、や、カフカの小説を思い出させる内容である。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.37
(3pt)

ポスト「海辺のカフカ」

著者の作品に「神の子どもたちは皆踊る」というのがある。その英訳版のタイトルが「アフター・ザ・クエイク」である。今作のタイトルが「アフターダーク」とされているのを見てどうしてもそのことを考えないわけにはいかなかった。もしや今作は「神の子どもたち~」の続編なのでは、とも思っていたのだが、それは少し飛躍しすぎの考え方だったようである。しかし続編ではなくとも、氏がしばしば用いる「向こう側の世界」というモチーフが有無を言わせない事象によって表現されているところでは通じるものがあると言える。それが「神の子どもたち~」では地震であり、今作では夜になればそこかしこに生まれる暗闇なのである。この物語は明らかにその「向こう側」の物語だ。タイトルの示すとおり、物語は夜が十二分に深まり終えた深夜十二時の少し前から始まる。さて、本作品は前作「海辺のカフカ」と同様に数字によって各章に分けられている。構成も似ていて、一人称での文体で語られる章と三人称でつづられる章にわかれている。だがもちろん、そこにひねりがないわけがなく、一人称は一人称でも一人称複数で語られるのだ。さらに、数字で分けられた章とは別に時刻ででも章が分けられている。時に一つの数字の章の中で何度も時刻が代わり、それに伴って場面が変わる。そういった構成上のことから考えると、この作品には非常に前衛的な印象を感じる。正直な話、前作とは大分赴きの違う話であるし、「ねじまき鳥」以前の話とも随分違う。完成度は「ノルウェイの森」には遠く及ばない。だが産みの苦しみが感じられる作品だ。ポスト「海辺のカフカ」とでも言えばいいのだろうか?おそらく我々が村上春樹氏の次の作品を目にするとき、今作のポジションがよりはっきりするだろう。その時を心待ちにしながら本作を何度も読み直すこととしよう。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.36
(3pt)

アドリブ

25年前の風の歌が聞こえてくるようだ。勝手な想像をしてみるなら、特にこのお話にはモチーフはない。主人公さえいない。そういうものとしてこれは産み落とされた。アフターダーク。背景に静かに流れているのはそれだけ。渋谷と少女。それだけであとは静かに情景が過ぎていく。暗くなって静かにフィルムが回り始める。音もなく。幻想もなく、現実もなく。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.35
(3pt)

はっきりしない

読後「もやもや」「ふーん、」「なんだったんだろう」という感覚が残りました。登場人物の誰にも感情移入できませんでした。私の読解力が足りないだけかもしれませんが、少なくとも分かりやすいとは言えないんじゃないかしら?にもかかわらず、一気に読んでしまいました。のめり込むとか、興奮するとか、考えさせられるとか、感動するとか、そういう楽しみ方ではない、読書の楽しみ方を発掘してくれた本です。今はきちんと言葉で説明できないけれど、日をおいてもう一度読んだらまた違う印象を与えてくれそうな作品です。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.34
(3pt)

どうだろうか。

ファンゆえに、こころ苦しいのだが、この長編は、「海辺のカフカ」の延長として期待して読んでみて、いささか残念であった。セリフは冗長に無味乾燥であり、ストーリーも起伏がなく、退屈ですらある。伏線は意図的に解明されないままだが、もちろんミステリーではないのだから、解明などなくてもよいが、終盤が淡白すぎる気がする。しかしながら一気に読ませるストーリーテリングの手腕はさすが。みるべきところはあるが、次回に期待したいと思う。春樹ファンならば、おさえておいていいと思います。ファンではない方は著者の、他の長編を個人的にはお薦めいたします。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.33
(3pt)

良かったです。

村上さんの深夜の描写がとても好きです。自分は深夜の新宿を何度か彷徨った事があったので、「わかるわかる」と思いながら読んでいました。時間軸に沿って進んでいく点も面白いです。作者特有の不思議な世界は今回も健在です。例によって意味不明でしたが…
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.32
(3pt)

あと30円高ければよかった?

相変わらず「春樹語」がずらずらと出現します。(作家名は挙げませんが)文章が異様に下手な大ベストセラーで、映画化もされた作品より、この本の文章はスラスラと読み取れます。これまで小説などというものを読んだことがない若い人がハマる理由もこのあたりにある気がします。流行りの人気作家の小説は、あまり読まない方なのですが、知り合いから小額の図書券を頂いて、買える範囲で買った本でした。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.31
(3pt)

「僕」以外の客観的な視点

渋谷での夜(11:56PM)から朝(6:57AM)までの、ある少女と家で寝ているその姉を取り巻く物語。
この本は村上春樹のやや実験的な試みを読み取ることができる。
物語を語るのは、特定された誰でもない。
空から、空間から、壁から人々を見つめる、実体のない「視点」が物語る。
その視点の推移によって、読者は場面を同じように転換させる。
いつものように、はっきりとした結末はない。
彼の作品は今までだって明確な結末はなかった。
ファミレス、ラブホテル、売春、暴力、引きこもり、ドロップアウト、家庭。
こうして、この物語のキーワードを抜き出すと、現代の縮図が浮かび上がるようでもあり、見えにくかった物語のテーマも明らかになるような気がする。
実は今日だって、この物語と同じ様な事態が渋谷では展開していてもおかしくない。
いや、きっと似た様な状況が展開しているんだろう。
外見からは想像出来ないような暴力を働いたあとで、早朝にエリートらしき男はセブンイレブンで牛乳を手にする。
朝までバンドの練習をし続けた若者が、朝飯を仕入れるためにセブンイレブンで牛乳を手にする。
まったく異質なものが、とある一点で無意味に交わる。
二本に交錯した線は、その後も交わることはない。
都会には様々な線が入り乱れている。
そこ(渋谷)で朝まで過ごすことがあれば、まれにいろいろな線に交わることがある。
太い線、細い線、赤い線、グレーの線、歪んだ線。
深夜(アフターダーク)には、明るい光で見え難くなっている線が、それぞれ鈍い光を放ってうごめいている。
この本を読むとカーティス・フラーの「ファイブスポット・アフターダーク」を無性に聞きたくなる。
これが「ひしひしと」いいんだ。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.30
(1pt)

つまらない。

流石にこれでは読者に対して解釈を丸投げしているだけのように思う。
変に偉そうな調子の文体はアリだとは思うが、私は好きにはなれない。
ラブホテルでの少女と従業員のやり取りの場面など、
雰囲気的には悪しからぬ場面もあっただけに、全体的な脈絡の訳分からなさは残念。
さてこういう感想を抱く読者の僕の頭が足りないのか、それとも……。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.29
(1pt)

駄作

村上春樹作品の中では一位二位を争う「駄作」だと思います。
文体も彼特有の読者をグイグイと引き込む感じが全くなく、本当に村上春樹が書いた作品かい?と疑いたくなる程です。彼の才能の枯渇を感じずにはいられませんでした。
でも1Q84で挽回してくれたので良しとします。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.28
(3pt)

村上春樹、はじめて読みました

実は1Q84があまりに話題になっているので、村上春樹を全く知らないことが少し恥ずかしくて、まずはこの本を読んでみました。もともと小説はあまり読まないので、これが村上春樹の世界なのかという特徴がわかりませんでした。感想としては、村上龍がハードなら、春樹はソフト。そんな印象を受けた。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.27
(1pt)

こんなものをSFとは呼ばせない

読み終わった瞬間にゴミ箱に投げ捨てました。
態度があまりに卑怯。現代文学に迎合し過ぎ。
果たしてこれを出版する必要があったのでしょうか?
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X
No.26
(3pt)

ありふれた夜

プロの姿(技)を見ていると「簡単そうだな」と思ってしまうことがある。
野球やサッカー、スケートやゴルフなどのスポーツから、
楽器の演奏や、漫才などのお笑いまで。
しかし、それら全てを実際に行ってみると、
ほとんどのものが、驚くほどに出来ない。
頭の中のイメージとは全く異なり、できなさ加減に唖然とすることもある。
「アフターダーク」は、読みやすく、シンプルなストーリーだった。
そして、つい、思わず自分にも書けそうな、ある意味単調な話だなとも思った。
都市に暮らす人々、その中の出来事。それぞれの想い。
エリの深い眠りも、ただの夢の中のこと。
出会い、音楽、売春、暴力、夢、過去・・・。
どれも特別なものはない。
夜は徐々に深くなり、やがて朝を迎える。
人の数だけ物語があり、それがたまに交差する。
日常は、その繰り返しである。
しかし、小説においても、自分にもできそうという想いは、
見事に砕かれるのだろう。
アフターダーク (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: アフターダーク (講談社文庫)より
406275519X