ノルウェイの森

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

ノルウェイの森の評価:

3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全213件 141〜160 8/11ページ
No.73
(3pt)

もはや使い古されてしまったのかもしれない

この作品を今現在、何の先入観も持たずに評価するというのは非常に難しいのだろう。それはもちろん、ベストセラーになった作品でノーベル賞候補の理由にもなっているなどの名声が故だ。そして、この作品から感じ取れる虚無感や不器用さが、この作品以降、多くの場所で取り込まれているのも理由であると思う。 文章は非常に上手で、比喩もユニークな表現が多い。ただ、それだけだ。そこにある空気感を伝えることにおいて、ここにある多くの描写は必要なものかもしれないが、残念ながらそれらはストーリーにおいて、また作品の個性を主張することにおいては役に立っていない。意味のわからない会話でも、登場人物のキャラクターを描く上で重要になったりする場合はよくあるが、この作品においては単純に、「ちょっと変わった奴」という程度の認識しか受けない。ただこの作品を読むと、パートナーがいる人は必ずその人を抱きしめたくなるのではないだろうか。人の愛情とは、その温もりを通して伝わるものなのかもしれない。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.72
(3pt)

名作とは思わないが、非難されるものでもないでしょう

読後に「さすが世界的な人気作家の作品!」という感激はないが、面白くなくもない。この作品を好きな人がけっこういるのも解る気はする。舞台設定は1970年前後だが内容にその時代性は全くない。学生運動の記述もほんの少しはあるがリアリティはなく、どちらかと言うと全体的に1980年代を感じる。内容的には、社会から逸脱した人達にどこか憧れている普通の若者である主人公の若き日の青春ストリー。大学を出た後、具体的にやりたい事がある訳でもなくもちろん将来の目標もない、かと言って完全に社会からのハミダシ者になる決心もできない、そんな立ち位置が何もない不安な状態を、心に傷があり現実社会から逸脱している他人を通し、自分も傷ある仲間達と同じ人種であり、そのために「ダメ人間」であるという立ち位置を見つけようとする・・・そいういう若者の話のように思える。そう「僕はしょせん皆と違う人間だから、しょうがないのです。」という心の解放感が聞こえてきそう。現実世界でも、そういう人達は少なくはないので、彼ら彼女らに自分自身の理由付けをくれる最良の書として愛される作品と思う。但し現実はこの主人公のようにその手の異性がすぐ周りに集まる事はないだろうからそこまでも期待するのはいくらなんでも人生に楽観的すぎるとは思うが・・・。その世界に悩みつつも満足しどこに行くかも解らない主人公・・・ビートルズの「ノルウエイの森」のように、「目が覚めると 僕は独りぼっち、可愛い鳥はいなくなってた。それで 僕は暖炉の火をおこしたのさ」という感じでしょうか?登場人物は善人と思っていると人格的にどうかと思うシーンがあったり、それまでちょっと小洒落た言い回しをしていた人物があるシーンではいきなり陳腐な表現を使い違和感があるところもあるが、、それはよく考えれば社会から隔離されて(と言うか望んで隔離した)人達の言動と思うと逆にリアルさは有る。ただ、全体に自殺者が多すぎるのは話を綺麗に解決しすぎでそこはいまいち。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.71
(3pt)

名作とは思わないが、非難されるものでもないでしょう

読後に「さすが世界的な人気作家の作品!」という感激はないが、面白くなくもない。この作品を好きな人がけっこういるのも解る気はする。舞台設定は1970年前後だが内容にその時代性は全くない。学生運動の記述もほんの少しはあるがリアリティはなく、どちらかと言うと全体的に1980年代を感じる。内容的には、社会から逸脱した人達にどこか憧れている普通の若者である主人公の若き日の青春ストリー。大学を出た後、具体的にやりたい事がある訳でもなくもちろん将来の目標もない、かと言って完全に社会からのハミダシ者になる決心もできない、そんな立ち位置が何もない不安な状態を、心に傷があり現実社会から逸脱している他人を通し、自分も傷ある仲間達と同じ人種であり、そのために「ダメ人間」であるという立ち位置を見つけようとする・・・そいういう若者の話のように思える。そう「僕はしょせん皆と違う人間だから、しょうがないのです。」という心の解放感が聞こえてきそう。現実世界でも、そういう人達は少なくはないので、彼ら彼女らに自分自身の理由付けをくれる最良の書として愛される作品と思う。但し現実はこの主人公のようにその手の異性がすぐ周りに集まる事はないだろうからそこまでも期待するのはいくらなんでも人生に楽観的すぎるとは思うが・・・。その世界に悩みつつも満足しどこに行くかも解らない主人公・・・ビートルズの「ノルウエイの森」のように、「目が覚めると 僕は独りぼっち、可愛い鳥はいなくなってた。それで 僕は暖炉の火をおこしたのさ」という感じでしょうか?登場人物は善人と思っていると人格的にどうかと思うシーンがあったり、それまでちょっと小洒落た言い回しをしていた人物があるシーンではいきなり陳腐な表現を使い違和感があるところもあるが、、それはよく考えれば社会から隔離されて(と言うか望んで隔離した)人達の言動と思うと逆にリアルさは有る。ただ、全体に自殺者が多すぎるのは話を綺麗に解決しすぎでそこはいまいち。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.70
(3pt)

名作とは思わないが、非難されるものでもないでしょう

読後に「さすが世界的な人気作家の作品!」という感激はないが、面白くなくもない。この作品を好きな人がけっこういるのも解る気はする。舞台設定は1970年前後だが内容にその時代性は全くない。学生運動の記述もほんの少しはあるがリアリティはなく、どちらかと言うと全体的に1980年代を感じる。内容的には、社会から逸脱した人達にどこか憧れている普通の若者である主人公の若き日の青春ストリー。大学を出た後、具体的にやりたい事がある訳でもなくもちろん将来の目標もない、かと言って完全に社会からのハミダシ者になる決心もできない、そんな立ち位置が何もない不安な状態を、心に傷があり現実社会から逸脱している他人を通し、自分も傷ある仲間達と同じ人種であり、そのために「ダメ人間」であるという立ち位置を見つけようとする・・・そいういう若者の話のように思える。そう「僕はしょせん皆と違う人間だから、しょうがないのです。」という心の解放感が聞こえてきそう。現実世界でも、そういう人達は少なくはないので、彼ら彼女らに自分自身の理由付けをくれる最良の書として愛される作品と思う。但し現実はこの主人公のようにその手の異性がすぐ周りに集まる事はないだろうからそこまでも期待するのはいくらなんでも人生に楽観的すぎるとは思うが・・・。その世界に悩みつつも満足しどこに行くかも解らない主人公・・・ビートルズの「ノルウエイの森」のように、「目が覚めると 僕は独りぼっち、可愛い鳥はいなくなってた。それで 僕は暖炉の火をおこしたのさ」という感じでしょうか?登場人物は善人と思っていると人格的にどうかと思うシーンがあったり、それまでちょっと小洒落た言い回しをしていた人物があるシーンではいきなり陳腐な表現を使い違和感があるところもあるが、、それはよく考えれば社会から隔離されて(と言うか望んで隔離した)人達の言動と思うと逆にリアルさは有る。ただ、全体に自殺者が多すぎるのは話を綺麗に解決しすぎでそこはいまいち。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.69
(3pt)

下巻を読んで読み方が変わる

有名な作家の代表作ということで、手にした本。下巻まで読むんなんて私にはきわめて珍しい。 上巻に続いて、正直、何を言いたいのか、はっきりと言い出せない感じがした。 やはりこれは芸術作品なのだろう。正解はない。これが一番、作者の言いたかったことという「正解」はなく、おそらく、今の社会に対して、あれもこれも言いたいことがある、言いたいことをありったけ入れ込んでみようというような思いで描かれていたのではないか。 だから、正解なんていうのはなく、自分自身が読んで何を感じ取ったのか、その部分が唯一の自分にとって正解なのだと思う。読んで不思議な気持ちになった。 ただ、上巻と違って、下巻を読んで私が感じたのは、ワタナベ君を表現する、文中の「僕」の言葉が、次第に読み手、すなわし私自身であるかのような錯覚をしながら読んでしまう点。 だから、正直、心に響くものがあった。なんか、人間社会というのは、きれいさっぱり、分かりやすい形ではなく、人間の心もものすごくいろいろなパターンがある。そういった矛盾、人間の心の奥にある繊細な部分に関して「僕」は、壊れやすい心をもちながらも一生懸命、向き合っている。何よりも、何か、正しいもの、人生の正解を見つけに、探しぬいている。そんな姿を「僕」に感じた。この「僕」は決して、ワタナベ君のことではなく、私自身のことでもある。そういう読み方をさせた村上春樹という人物の、筆力は、やはりすごいものがあるのではないかとも思った。ほかの人の感想をぜんぜん、読んでいなかく、この作品がなんなのか、正直、型どおりの理解はまったくしていないのだが感じたままに書いてみた。青春期の葛藤という部分で、恋、肉体関係などがはずせないテーマではあるのだが、私自身も昔の恋や大切だった人を思い出し、思わず恋慕した。 とりあえず、この作品は松山ケンイチが主人公で映画化されたが、どのように表現するのか、かなり興味がある。内容的にポルノ的な部分の描出ってかなり必要だとも思うし、なんか展開的に起承転結みたいな感じの作品じゃないから、映画向きではまったくないだろうに、それを映画させたのだから、映画の内容が気になります。映画を見れば、作者が何を言いたかったのか、一応、世間的な常識は分かるかもしれない。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.68
(3pt)

下巻を読んで読み方が変わる

有名な作家の代表作ということで、手にした本。下巻まで読むんなんて私にはきわめて珍しい。 上巻に続いて、正直、何を言いたいのか、はっきりと言い出せない感じがした。 やはりこれは芸術作品なのだろう。正解はない。これが一番、作者の言いたかったことという「正解」はなく、おそらく、今の社会に対して、あれもこれも言いたいことがある、言いたいことをありったけ入れ込んでみようというような思いで描かれていたのではないか。 だから、正解なんていうのはなく、自分自身が読んで何を感じ取ったのか、その部分が唯一の自分にとって正解なのだと思う。読んで不思議な気持ちになった。 ただ、上巻と違って、下巻を読んで私が感じたのは、ワタナベ君を表現する、文中の「僕」の言葉が、次第に読み手、すなわし私自身であるかのような錯覚をしながら読んでしまう点。 だから、正直、心に響くものがあった。なんか、人間社会というのは、きれいさっぱり、分かりやすい形ではなく、人間の心もものすごくいろいろなパターンがある。そういった矛盾、人間の心の奥にある繊細な部分に関して「僕」は、壊れやすい心をもちながらも一生懸命、向き合っている。何よりも、何か、正しいもの、人生の正解を見つけに、探しぬいている。そんな姿を「僕」に感じた。この「僕」は決して、ワタナベ君のことではなく、私自身のことでもある。そういう読み方をさせた村上春樹という人物の、筆力は、やはりすごいものがあるのではないかとも思った。ほかの人の感想をぜんぜん、読んでいなかく、この作品がなんなのか、正直、型どおりの理解はまったくしていないのだが感じたままに書いてみた。青春期の葛藤という部分で、恋、肉体関係などがはずせないテーマではあるのだが、私自身も昔の恋や大切だった人を思い出し、思わず恋慕した。 とりあえず、この作品は松山ケンイチが主人公で映画化されたが、どのように表現するのか、かなり興味がある。内容的にポルノ的な部分の描出ってかなり必要だとも思うし、なんか展開的に起承転結みたいな感じの作品じゃないから、映画向きではまったくないだろうに、それを映画させたのだから、映画の内容が気になります。映画を見れば、作者が何を言いたかったのか、一応、世間的な常識は分かるかもしれない。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.67
(3pt)

下巻を読んで読み方が変わる

有名な作家の代表作ということで、手にした本。下巻まで読むんなんて私にはきわめて珍しい。 上巻に続いて、正直、何を言いたいのか、はっきりと言い出せない感じがした。 やはりこれは芸術作品なのだろう。正解はない。これが一番、作者の言いたかったことという「正解」はなく、おそらく、今の社会に対して、あれもこれも言いたいことがある、言いたいことをありったけ入れ込んでみようというような思いで描かれていたのではないか。 だから、正解なんていうのはなく、自分自身が読んで何を感じ取ったのか、その部分が唯一の自分にとって正解なのだと思う。読んで不思議な気持ちになった。 ただ、上巻と違って、下巻を読んで私が感じたのは、ワタナベ君を表現する、文中の「僕」の言葉が、次第に読み手、すなわし私自身であるかのような錯覚をしながら読んでしまう点。 だから、正直、心に響くものがあった。なんか、人間社会というのは、きれいさっぱり、分かりやすい形ではなく、人間の心もものすごくいろいろなパターンがある。そういった矛盾、人間の心の奥にある繊細な部分に関して「僕」は、壊れやすい心をもちながらも一生懸命、向き合っている。何よりも、何か、正しいもの、人生の正解を見つけに、探しぬいている。そんな姿を「僕」に感じた。この「僕」は決して、ワタナベ君のことではなく、私自身のことでもある。そういう読み方をさせた村上春樹という人物の、筆力は、やはりすごいものがあるのではないかとも思った。ほかの人の感想をぜんぜん、読んでいなかく、この作品がなんなのか、正直、型どおりの理解はまったくしていないのだが感じたままに書いてみた。青春期の葛藤という部分で、恋、肉体関係などがはずせないテーマではあるのだが、私自身も昔の恋や大切だった人を思い出し、思わず恋慕した。 とりあえず、この作品は松山ケンイチが主人公で映画化されたが、どのように表現するのか、かなり興味がある。内容的にポルノ的な部分の描出ってかなり必要だとも思うし、なんか展開的に起承転結みたいな感じの作品じゃないから、映画向きではまったくないだろうに、それを映画させたのだから、映画の内容が気になります。映画を見れば、作者が何を言いたかったのか、一応、世間的な常識は分かるかもしれない。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.66
(3pt)

大学生の日常に展開される、特殊な世界

1969年、東京。19歳の大学生、ワタナベは学生寮で 周囲と距離を置いた生活を送っていました。 そんな彼が、周りの人との出来事を通じ、様々なことを感じます。 それはどこか不思議な、特殊な感覚でした。 有名なベストセラーの下巻です。分量は262ページ、所要3時間程度です。 この巻では、ワタナベの友人の彼女だった直子や同級生緑など彼の同世代の異性を中心にしたドラマが展開されます。 上巻同様、きれいな文学的表現が多いです。例えば、「まるで特殊な果汁を頭から浴びたような鮮やかな赤だった。」「春の闇の中の桜の花は、まるで皮膚を裂いてはじけ出てきた爛れた肉のように僕には見えた。」などです。 内容について語るのはこれも難しいですが、展開上、上巻よりも人間の喪失感が強く描かれていると思います。それを描こうとするゆえに、上巻より特殊な世界が構築されていると思います。その世界観を共有できるかどうかで、この小説の好き嫌いが分かれるような気がしました。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.65
(3pt)

大学生の日常に展開される、特殊な世界

1969年、東京。19歳の大学生、ワタナベは学生寮で 周囲と距離を置いた生活を送っていました。 そんな彼が、周りの人との出来事を通じ、様々なことを感じます。 それはどこか不思議な、特殊な感覚でした。 有名なベストセラーの下巻です。分量は262ページ、所要3時間程度です。 この巻では、ワタナベの友人の彼女だった直子や同級生緑など彼の同世代の異性を中心にしたドラマが展開されます。 上巻同様、きれいな文学的表現が多いです。例えば、「まるで特殊な果汁を頭から浴びたような鮮やかな赤だった。」「春の闇の中の桜の花は、まるで皮膚を裂いてはじけ出てきた爛れた肉のように僕には見えた。」などです。 内容について語るのはこれも難しいですが、展開上、上巻よりも人間の喪失感が強く描かれていると思います。それを描こうとするゆえに、上巻より特殊な世界が構築されていると思います。その世界観を共有できるかどうかで、この小説の好き嫌いが分かれるような気がしました。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.64
(3pt)

大学生の日常を通して投影される、特殊な感覚

1969年、東京。19歳の大学生、ワタナベは学生寮で 周囲と距離を置いた生活を送っていました。 そんな彼が、周りの人との出来事を通じ、様々なことを感じます。 それはどこか不思議な、特殊な感覚でした。 有名なベストセラーの上巻です。分量は302ページ、所要3時間程度です。 この巻では、ワタナベと彼を取り巻く主要な登場人物がすべて登場し 複雑なドラマが始まり、展開されます。 きれいな文学的表現が多いです。例えば、「まるで春を迎えて世界にとびだしたばかりの 小動物のように瑞々しい生命感を体中からほとばしらせていた。」 「初秋の太陽が彼女の頬の上にまつ毛の影を落とし、 それが細かく震えているのが見えた。」などです。 内容について語るのは難しいです。現実的かどうかと言われれば、 非現実的だと思います。ただ、まったく否定できるものではなく 誰もが持っている感情を、小説という作られた舞台を通じて表現した作品、 という感じでしょうか。 その感情に共感できるかどうかで、この小説の好き嫌いが分かれるような気がしました。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.63
(3pt)

大学生の日常に展開される、特殊な世界

1969年、東京。19歳の大学生、ワタナベは学生寮で 周囲と距離を置いた生活を送っていました。 そんな彼が、周りの人との出来事を通じ、様々なことを感じます。 それはどこか不思議な、特殊な感覚でした。 有名なベストセラーの下巻です。分量は262ページ、所要3時間程度です。 この巻では、ワタナベの友人の彼女だった直子や同級生緑など彼の同世代の異性を中心にしたドラマが展開されます。 上巻同様、きれいな文学的表現が多いです。例えば、「まるで特殊な果汁を頭から浴びたような鮮やかな赤だった。」「春の闇の中の桜の花は、まるで皮膚を裂いてはじけ出てきた爛れた肉のように僕には見えた。」などです。 内容について語るのはこれも難しいですが、展開上、上巻よりも人間の喪失感が強く描かれていると思います。それを描こうとするゆえに、上巻より特殊な世界が構築されていると思います。その世界観を共有できるかどうかで、この小説の好き嫌いが分かれるような気がしました。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.62
(3pt)

美しい文体だが分からない

夏だし、何か深みのある作品に触れたいと思い、まだ読んだことのなかった村上春樹の作品の代表作の上巻だけを読んでみた。アマゾンでも高評価だったし。 読んでみて、何よりも引きつけられたのは、表現力の豊かさで、私の薄い読書体験の中でも、最もきれいで、思わず情景が浮かぶ表現を使う作家だと思った。 内容の深さという点は、よく分からない。何を言いたいのかが分からない。小説も芸術作品の一つだから、論理性よりも、自らの感性で感じるものなのだから、分からないと思うのも当たり前なのだが。 分からないなりに、考えてみる。 「歪み」と表現されているように、何か社会とうまく付き合えなくなった人に焦点があたって物語が進行していく。でも、主人公のワタナベくんはその、社会とうまく付き合えなくない人に魅力を感じ、愛するようになる。精神的におかしく、壊れてしまうのは、決して本人たちが悪いのではなく、世間、社会の方に何か「歪み」があるのではということを暗にほのめかしている作品、ということは言えるのかもしれない。 分からないなりに。村上作品を一度だけ読めたことが、私の人生経験にとっては、何か自信になる気がする。だから下巻も読んでみるが、感想は変わるかも知れない。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.61
(3pt)

美しい文体だが分からない

 夏だし、何か深みのある作品に触れたいと思い、まだ読んだことのなかった村上春樹の作品の代表作の上巻だけを読んでみた。アマゾンでも高評価だったし。
 読んでみて、何よりも引きつけられたのは、表現力の豊かさで、私の薄い読書体験の中でも、最もきれいで、思わず情景が浮かぶ表現を使う作家だと思った。
 内容の深さという点は、よく分からない。何を言いたいのかが分からない。小説も芸術作品の一つだから、論理性よりも、自らの感性で感じるものなのだから、分からないと思うのも当たり前なのだが。
 分からないなりに、考えてみる。
 「歪み」と表現されているように、何か社会とうまく付き合えなくなった人に焦点があたって物語が進行していく。でも、主人公のワタナベくんはその、社会とうまく付き合えなくない人に魅力を感じ、愛するようになる。精神的におかしく、壊れてしまうのは、決して本人たちが悪いのではなく、世間、社会の方に何か「歪み」があるのではということを暗にほのめかしている作品、ということは言えるのかもしれない。
 分からないなりに。村上作品を一度だけ読めたことが、私の人生経験にとっては、何か自信になる気がする。だから下巻も読んでみるが、感想は変わるかも知れない。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.60
(3pt)

美しい文体だが分からない

 夏だし、何か深みのある作品に触れたいと思い、まだ読んだことのなかった村上春樹の作品の代表作の上巻だけを読んでみた。アマゾンでも高評価だったし。
 読んでみて、何よりも引きつけられたのは、表現力の豊かさで、私の薄い読書体験の中でも、最もきれいで、思わず情景が浮かぶ表現を使う作家だと思った。
 内容の深さという点は、よく分からない。何を言いたいのかが分からない。小説も芸術作品の一つだから、論理性よりも、自らの感性で感じるものなのだから、分からないと思うのも当たり前なのだが。
 分からないなりに、考えてみる。
 「歪み」と表現されているように、何か社会とうまく付き合えなくなった人に焦点があたって物語が進行していく。でも、主人公のワタナベくんはその、社会とうまく付き合えなくない人に魅力を感じ、愛するようになる。精神的におかしく、壊れてしまうのは、決して本人たちが悪いのではなく、世間、社会の方に何か「歪み」があるのではということを暗にほのめかしている作品、ということは言えるのかもしれない。
 分からないなりに。村上作品を一度だけ読めたことが、私の人生経験にとっては、何か自信になる気がする。だから下巻も読んでみるが、感想は変わるかも知れない。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.59
(3pt)

頭がおかしくなりそうな小説

昔、大ブームだった小説ですが、最近著者の新作がベストセラーになっていることもあり、読んでみました。
読後に特に一番印象に残ったのは、自ら死を選んだ人たちのこと。
心に病をもった人たちのついての記述は、私にもその気があることも影響しているのか、自分も本当にそうなりそうで、ちょっと恐怖感を感じました。卓越した著者の心理描写のせいでしょうか。特に京都の山奥の療養所での描写は、私もすっかりその気になってしまって、自宅の中から外出先まで、人工的な音ばかりの日常生活に非常に耐えがたい気分を覚えてしまい、ちょっと困りました。現代社会において、金を稼いで生活する必要がある以上、私にあのような贅沢な生活は許されませんから。
私の場合、サラリーマンになって20年以上経ちましたが、学生時代に自分がいくつかのことで深刻に悩んでいたことを思い出しました。そのうちの一つは「人間の生きる価値」について。人間誰しも、普段の日常生活に価値を見いだせないと、本当に生きているのがつらくなる人も多いのではないか?
現在の私は、人間に生きる価値を問うのではなく、生きることそのものが人間であって、他の生物同様、人間の生は、価値を問う対象ではないと思っている。自分自信が納得できるこんな結論出して以降、上記のような悩みはすっかり消えうせたが。。。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.58
(3pt)

主人公はただ流されているだけ

登場人物それぞれ個性があって読みやすい作品。 だけど個性が強すぎて現実からかけ離れた人間のように思えました。まぁ本の世界だからいいのですが…主人公は20前後の年齢設定で、言葉では知的で大人びて感じるけど、何かにつけて「寝る」「誰かと交わる」という行動が多すぎて好かない。 下の最後のレイコさんとの関係もあって薄っぺらい男で自己陶酔してるしか思えない。要は直子の事は本気で愛してなかったんだということ。自殺、性描写の多さと必要性が理解し難いかなぁと…不思議な作品です。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.57
(3pt)

喪失感とエロティシズムの小説

全編を通じて現代の喪失感、エロティシズムが漂っており、読後感は村上春樹の小説ならはで、独特の世界観があります。
再読でのコメントになりますが、この小説は頭で読むものではなく、感覚で読む小説ですね。
20代に読んだころは、登場人物に共感できず、何を伝えたい小説なのか全く理解できませんでしたが、
30代になって読み直すと、小説の中の会話や描写が描き出す独特の喪失感は、
現代の一側面を強調しつつ、抽出したものであり、その世界観をそれなりに楽しんでよむことができました。
メッセージとか希望、面白さを求める小説ではないです。余裕があるときに読むと楽しめる本と思います。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.56
(3pt)

魅力的な主人公です

有名な本なので一度は読んでみようと思い、購入しました。全くこの本に関しての知識がなかったので、きっとすごい名作なのだろうと思っていたのですが、それほど激しい感動はありませんでした。その点では残念でしたが、出てくる人物がいろいろと問題を抱えいながらも、皆とても魅力的だったので一気に読んでしまいました。
とくに渡辺さんの話す言葉や人柄に惹きつけられます。そしてビートルズの曲が聴きたくなりました。
ストーリーよりも、この作品の雰囲気や世界を楽しんだというのが私の感想です。また別の作品も読んでみたいと思います。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.55
(3pt)

むー

セックス描写がリアルすぎる
ポルノ小説ではないんだから、さらっとながして
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.54
(3pt)

読後のやりきれなさ

上巻のレビューにも書いたのですが、
やはり私には「再生」が感じられなかったというのが
率直な感想です。
そして何より、情緒不安定な人は絶対に読まないでほしい。
世界に引き込まれて、精神的に追いつめられ、
バランスを失う危険性が潜んでいると思います。
本当に危ないです。
裏を返せば、それほど強い作品ということなのですが・・・。
作品の評価は人によって大きく分れるところだと思います。
私は作品としては優れていると思いましたが、
読後のやりきれなさがどうしても乗り越え難く、
辛かったので星を減らしました。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X