ノルウェイの森

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評判

ノルウェイの森の評価:

3.82/5点 レビュー 818件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.82pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全628件 421〜440 22/32ページ
No.208
(2pt)

希薄な存在感

映画が話題になっていて興味を持った。村上作品は今まで読んだことがない。上巻はあまりにテンポが遅く、途中で挫折しそうになりながらも下巻に突入。下巻も3分の2に達しようという頃から一気に引きずり込まれた。さすがにこれだけの支持を集める作家だけのことはある。素晴らしい文章力、ぐいぐい引き込まれ、ワタナくんとレイコさんが行なう直子の葬式の場面では思わず落涙してしまった。しかし、最後の最後でこけてしまった。主人公は上巻の冒頭部分でドイツの空港に着陸していたのではなかったか。そういうエピソードを持ち出すなら、きちんとループするのが常道だろう。それなのに、このワケのわからん終わり方は一体何?性=生という捉え方は理解できる。しかし、名もない女の子とは気軽に(何も考えずに)セックスするのに、直子や緑に対して「挿入」にこだわるセックス感はいかがなものか?「挿入」が「種まき行為」=生殖行為として意味をなすものなら、行きずりの女と寝てしまう行動はいかにも矛盾している。また、登場人物が相次いで自殺するのには閉口してしまった。こんなに自分の命を粗末にしてはいけないよ。直子には最後まで共感できず、印象も薄かった。主人公が彼女にこれまで引きずられてしまったのかも理解できないままだった。生きることに執着し、恥をさらしても生き抜く作品に共感する私は、恐らく村上作品はもう読まないと思う。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.207
(3pt)

駄作ではないが、不朽の名作とも思えない。

最初に断っておくが、本書を読んだ時点で拙者が読み終えていた春樹作品は、「アフターダーク」「風の歌」「ビンボール」「ねじまき鳥」「スプートニク」であった。いきなり本書に行かなかったのは、春樹作品にある程度慣れてから代表作である本書に行きたかった為である。全然春樹を知らない訳ではないが、ハルキストでもない、ヌルめのミーハーの言と受け取って頂ければ幸いである。成る丈率直に読後感を書いてみる。結論を先に書くと「決して駄作ではないが、ここまでウケている理由は分からなかった」である。もっとも濃密に描かれていたのは、主人公の青年と彼を取り巻く人々とのコミュニケーションのモヤモヤであるように感じた。そのモヤモヤを晴らそうとする手段として(結局巧くゆかないのだけれども)、性交が用いられているように思われた。出版社の付した「100パーセントの恋愛小説」というレッテルは作品に合っていなかった。主人公は口では直子を愛していると言うけれども、直子でなければならない必要性が分からなかった。なぜそう私が感じたかと言うと、直子の魅力が月並みの娼婦と月並みの白痴の美しさ以上のものに思われなかったからである。ワタナベ氏は直子を入院前から愛していた訳だが、入院後に描かれた娼婦と白痴の美以外の魅力が私には分からなかった。メンヘラの女の子が服を脱ぎ出す場面に立ち会ったらドキドキするかもしれないが、そのドキドキは恋愛感情ではない。直子の死に方はアッサリし過ぎている印象だったし、その後で「生死は対極にあるのではない」と改めて言われても、慰め以上のものではないように感じた。最後に直子の服を着たレイコさんと交わるのも意味合いは分かるが寂しかった。小説的な物語展開としてはアリだと思うのだが、最初ヒロイン扱いされていた女の末路としてはどうなのだろう。それよりも緑である。彼女とワタナベ氏のやり取りは純粋に面白かった。少々淫売過ぎる気はするものの、素直に彼女の人間的魅力を楽しめた。下巻の表紙の色となったのも頷ける。キズキと直子は死後の世界で結ばれ、生者の世界でワタナベと緑は結ばれる(可能性が高い)。この最終的な二つのカップルの線引きこそがこの作品の示した文学的可能性……なのだろうか?
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.206
(1pt)

何処が良いのかわからない

私は日頃かなりの本を読むのですが、ノルウェイの森を読み始めてから上巻の中間辺りでやめてしまいました。高校生の時、国語便覧を参考に読書しまくっていたのですが、この本だけは読破するまで読みたいとは思えなかった。がっかりしました。ストーリーも、人物も私にとって何の魅力もなかったので、BOOK・OFFに売ってしまった。今後、読み直してみたいとは思わなさそう。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.205
(1pt)

純文学という名のカモフラージュをした性描写の多い恋愛ライトノベル

上下読みました。何も心に残らない。色々な女性キャラクターとの性描写が豊富なので、男性には青春時代のファンタジーが小説になったようで、楽しめるのかも知れません。私には、登場人物達の浅く見える思考や言動の多くが不可解、時に不快でさえありました。文章は綺麗ですが、それは宝石のカタログの文章みたいなのもので、本質とは全然関係ないけど、読んでいて何となくおしゃれな気分に酔わせてくれるもの、ぐらいの表面的なものしか感じる事ができませんでした。文章として優れた技巧やテクニックや暗喩は理解できますが、ただそれは表面上のもので、そこに本質的な深いメッセージや意味や哲学を感じ取ることができませんでした。主人公の思考があまりにも曖昧で、他人はこんなに曖昧な思考で日常生活を送っているのかと、その点で唯一発見がありました。あまり深い造詣のある本を読んだ事がない人々、もしくは人生で本当の苦悩を経験したことない人々(特に若年層)が、おしゃれな純文学を読んでる自分に酔い知れたい時にはぴったりの小説なんだろう、という印象を受けてしまいました。曖昧模糊とした主人公の一人称形式や、自殺といった要素が純文学の要素なのでしょう。また、性描写やおしゃれな文章も、読者を楽しませる要素でしょう。でも、深さや、哲学や、とにかく心に響くものが何もなかった。思考欠如の曖昧さが文学なのだろうか、という疑問さえ浮かんだ。たぶん、作者と私の感性に接点が一切ないので、共感できる要素を発見できず、とても退屈で浅い小説にしか思えませんでした。男性にとって都合の良い、「純文学という名のカモフラージュをした性描写の多い恋愛ライトノベルって感じです。ファンの人、すいません。大学時代に、当時好きだった男性がこの本を好きだと言っていたので、読んでみました。読んで良かったです。その男性とは感性が合わないことが良くわかったので、それ以来、その男性への興味が薄れました。誰かに「この本の良さを理解できない君は、この文学の深さや哲学、繊細さを持ち合わせていないのだ」と言われれば、喜んで「はい、そういう感性は持ち合わせておりません」と答えたい。そういう感性を持ちたいとも、思えないのです。映画化で再評価されているので、「この本がつまらなかった私の感性は腐っているのだろうか」と疑問に思いアマゾンのレビューを見ました。賛否両論で、私同様につまらないとおっしゃってる方も多く、正直安心しました。アマゾンさん、沢山のレビューを読めるシステムを作ってくれてありがとうございます!話がそれますが、映画「アルマゲドン」もしかり。この映画に感動したという人は、私の中では、思考欠如か、よほど映画を見ていない人、薄っぺらい感動に酔う単純な人、という判断をしてしまいます。それと同じように、この「ノルウェイの森」に感動した人は、私の中では「いい人だろうけど、薄っぺらい感動に流されたり、人の意見に流されたり、物事に対して深い洞察を持たない人」と思わざるを得ない。申し訳ないけど。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.204
(1pt)

No way!

しっかり読みましたが、残ったものはこの小説、色んな意味で浅くね? でした。フィクションとはいえ、全てが嘘っぽく感じるのは、一つに登場人物の背景の説明がなさすぎるからではなかろうか?(まぁそれが狙いなのかもしれないけど)賞を取ったものが良いとは限らないし、星を5つつけるなんてぶっちゃけ不思議でしょうがない。ってか面白い。
ノルウェイの森(上) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(上)より
4062035154
No.203
(2pt)

希薄な存在感

映画が話題になっていて興味を持った。村上作品は今まで読んだことがない。上巻はあまりにテンポが遅く、途中で挫折しそうになりながらも下巻に突入。下巻も3分の2に達しようという頃から一気に引きずり込まれた。さすがにこれだけの支持を集める作家だけのことはある。素晴らしい文章力、ぐいぐい引き込まれ、ワタナくんとレイコさんが行なう直子の葬式の場面では思わず落涙してしまった。しかし、最後の最後でこけてしまった。主人公は上巻の冒頭部分でドイツの空港に着陸していたのではなかったか。そういうエピソードを持ち出すなら、きちんとループするのが常道だろう。それなのに、このワケのわからん終わり方は一体何?性=生という捉え方は理解できる。しかし、名もない女の子とは気軽に(何も考えずに)セックスするのに、直子や緑に対して「挿入」にこだわるセックス感はいかがなものか?「挿入」が「種まき行為」=生殖行為として意味をなすものなら、行きずりの女と寝てしまう行動はいかにも矛盾している。また、登場人物が相次いで自殺するのには閉口してしまった。こんなに自分の命を粗末にしてはいけないよ。直子には最後まで共感できず、印象も薄かった。主人公が彼女にこれまで引きずられてしまったのかも理解できないままだった。生きることに執着し、恥をさらしても生き抜く作品に共感する私は、恐らく村上作品はもう読まないと思う。
ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈下〉 (講談社文庫)より
4061848933
No.202
(3pt)

駄作ではないが、不朽の名作とも思えない。

最初に断っておくが、本書を読んだ時点で拙者が読み終えていた春樹作品は、「アフターダーク」「風の歌」「ビンボール」「ねじまき鳥」「スプートニク」であった。いきなり本書に行かなかったのは、春樹作品にある程度慣れてから代表作である本書に行きたかった為である。全然春樹を知らない訳ではないが、ハルキストでもない、ヌルめのミーハーの言と受け取って頂ければ幸いである。成る丈率直に読後感を書いてみる。結論を先に書くと「決して駄作ではないが、ここまでウケている理由は分からなかった」である。もっとも濃密に描かれていたのは、主人公の青年と彼を取り巻く人々とのコミュニケーションのモヤモヤであるように感じた。そのモヤモヤを晴らそうとする手段として(結局巧くゆかないのだけれども)、性交が用いられているように思われた。出版社の付した「100パーセントの恋愛小説」というレッテルは作品に合っていなかった。主人公は口では直子を愛していると言うけれども、直子でなければならない必要性が分からなかった。なぜそう私が感じたかと言うと、直子の魅力が月並みの娼婦と月並みの白痴の美しさ以上のものに思われなかったからである。ワタナベ氏は直子を入院前から愛していた訳だが、入院後に描かれた娼婦と白痴の美以外の魅力が私には分からなかった。メンヘラの女の子が服を脱ぎ出す場面に立ち会ったらドキドキするかもしれないが、そのドキドキは恋愛感情ではない。直子の死に方はアッサリし過ぎている印象だったし、その後で「生死は対極にあるのではない」と改めて言われても、慰め以上のものではないように感じた。最後に直子の服を着たレイコさんと交わるのも意味合いは分かるが寂しかった。小説的な物語展開としてはアリだと思うのだが、最初ヒロイン扱いされていた女の末路としてはどうなのだろう。それよりも緑である。彼女とワタナベ氏のやり取りは純粋に面白かった。少々淫売過ぎる気はするものの、素直に彼女の人間的魅力を楽しめた。下巻の表紙の色となったのも頷ける。キズキと直子は死後の世界で結ばれ、生者の世界でワタナベと緑は結ばれる(可能性が高い)。この最終的な二つのカップルの線引きこそがこの作品の示した文学的可能性……なのだろうか?
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.201
(1pt)

何処が良いのかわからない

私は日頃かなりの本を読むのですが、ノルウェイの森を読み始めてから上巻の中間辺りでやめてしまいました。高校生の時、国語便覧を参考に読書しまくっていたのですが、この本だけは読破するまで読みたいとは思えなかった。がっかりしました。ストーリーも、人物も私にとって何の魅力もなかったので、BOOK・OFFに売ってしまった。今後、読み直してみたいとは思わなさそう。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.200
(1pt)

純文学という名のカモフラージュをした性描写の多い恋愛ライトノベル

上下読みました。何も心に残らない。色々な女性キャラクターとの性描写が豊富なので、男性には青春時代のファンタジーが小説になったようで、楽しめるのかも知れません。私には、登場人物達の浅く見える思考や言動の多くが不可解、時に不快でさえありました。文章は綺麗ですが、それは宝石のカタログの文章みたいなのもので、本質とは全然関係ないけど、読んでいて何となくおしゃれな気分に酔わせてくれるもの、ぐらいの表面的なものしか感じる事ができませんでした。文章として優れた技巧やテクニックや暗喩は理解できますが、ただそれは表面上のもので、そこに本質的な深いメッセージや意味や哲学を感じ取ることができませんでした。主人公の思考があまりにも曖昧で、他人はこんなに曖昧な思考で日常生活を送っているのかと、その点で唯一発見がありました。あまり深い造詣のある本を読んだ事がない人々、もしくは人生で本当の苦悩を経験したことない人々(特に若年層)が、おしゃれな純文学を読んでる自分に酔い知れたい時にはぴったりの小説なんだろう、という印象を受けてしまいました。曖昧模糊とした主人公の一人称形式や、自殺といった要素が純文学の要素なのでしょう。また、性描写やおしゃれな文章も、読者を楽しませる要素でしょう。でも、深さや、哲学や、とにかく心に響くものが何もなかった。思考欠如の曖昧さが文学なのだろうか、という疑問さえ浮かんだ。たぶん、作者と私の感性に接点が一切ないので、共感できる要素を発見できず、とても退屈で浅い小説にしか思えませんでした。男性にとって都合の良い、「純文学という名のカモフラージュをした性描写の多い恋愛ライトノベルって感じです。ファンの人、すいません。大学時代に、当時好きだった男性がこの本を好きだと言っていたので、読んでみました。読んで良かったです。その男性とは感性が合わないことが良くわかったので、それ以来、その男性への興味が薄れました。誰かに「この本の良さを理解できない君は、この文学の深さや哲学、繊細さを持ち合わせていないのだ」と言われれば、喜んで「はい、そういう感性は持ち合わせておりません」と答えたい。そういう感性を持ちたいとも、思えないのです。映画化で再評価されているので、「この本がつまらなかった私の感性は腐っているのだろうか」と疑問に思いアマゾンのレビューを見ました。賛否両論で、私同様につまらないとおっしゃってる方も多く、正直安心しました。アマゾンさん、沢山のレビューを読めるシステムを作ってくれてありがとうございます!話がそれますが、映画「アルマゲドン」もしかり。この映画に感動したという人は、私の中では、思考欠如か、よほど映画を見ていない人、薄っぺらい感動に酔う単純な人、という判断をしてしまいます。それと同じように、この「ノルウェイの森」に感動した人は、私の中では「いい人だろうけど、薄っぺらい感動に流されたり、人の意見に流されたり、物事に対して深い洞察を持たない人」と思わざるを得ない。申し訳ないけど。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.199
(1pt)

No way!

しっかり読みましたが、残ったものはこの小説、色んな意味で浅くね? でした。フィクションとはいえ、全てが嘘っぽく感じるのは、一つに登場人物の背景の説明がなさすぎるからではなかろうか?(まぁそれが狙いなのかもしれないけど)賞を取ったものが良いとは限らないし、星を5つつけるなんてぶっちゃけ不思議でしょうがない。ってか面白い。
ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森〈上〉 (講談社文庫)より
4061848925
No.198
(2pt)

希薄な存在感

映画が話題になっていて興味を持った。村上作品は今まで読んだことがない。上巻はあまりにテンポが遅く、途中で挫折しそうになりながらも下巻に突入。下巻も3分の2に達しようという頃から一気に引きずり込まれた。さすがにこれだけの支持を集める作家だけのことはある。素晴らしい文章力、ぐいぐい引き込まれ、ワタナくんとレイコさんが行なう直子の葬式の場面では思わず落涙してしまった。しかし、最後の最後でこけてしまった。主人公は上巻の冒頭部分でドイツの空港に着陸していたのではなかったか。そういうエピソードを持ち出すなら、きちんとループするのが常道だろう。それなのに、このワケのわからん終わり方は一体何?性=生という捉え方は理解できる。しかし、名もない女の子とは気軽に(何も考えずに)セックスするのに、直子や緑に対して「挿入」にこだわるセックス感はいかがなものか?「挿入」が「種まき行為」=生殖行為として意味をなすものなら、行きずりの女と寝てしまう行動はいかにも矛盾している。また、登場人物が相次いで自殺するのには閉口してしまった。こんなに自分の命を粗末にしてはいけないよ。直子には最後まで共感できず、印象も薄かった。主人公が彼女にこれまで引きずられてしまったのかも理解できないままだった。生きることに執着し、恥をさらしても生き抜く作品に共感する私は、恐らく村上作品はもう読まないと思う。
ノルウェイの森 下 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 下 (講談社文庫)より
406274869X
No.197
(3pt)

駄作ではないが、不朽の名作とも思えない。

最初に断っておくが、本書を読んだ時点で拙者が読み終えていた春樹作品は、「アフターダーク」「風の歌」「ビンボール」「ねじまき鳥」「スプートニク」であった。いきなり本書に行かなかったのは、春樹作品にある程度慣れてから代表作である本書に行きたかった為である。全然春樹を知らない訳ではないが、ハルキストでもない、ヌルめのミーハーの言と受け取って頂ければ幸いである。成る丈率直に読後感を書いてみる。結論を先に書くと「決して駄作ではないが、ここまでウケている理由は分からなかった」である。もっとも濃密に描かれていたのは、主人公の青年と彼を取り巻く人々とのコミュニケーションのモヤモヤであるように感じた。そのモヤモヤを晴らそうとする手段として(結局巧くゆかないのだけれども)、性交が用いられているように思われた。出版社の付した「100パーセントの恋愛小説」というレッテルは作品に合っていなかった。主人公は口では直子を愛していると言うけれども、直子でなければならない必要性が分からなかった。なぜそう私が感じたかと言うと、直子の魅力が月並みの娼婦と月並みの白痴の美しさ以上のものに思われなかったからである。ワタナベ氏は直子を入院前から愛していた訳だが、入院後に描かれた娼婦と白痴の美以外の魅力が私には分からなかった。メンヘラの女の子が服を脱ぎ出す場面に立ち会ったらドキドキするかもしれないが、そのドキドキは恋愛感情ではない。直子の死に方はアッサリし過ぎている印象だったし、その後で「生死は対極にあるのではない」と改めて言われても、慰め以上のものではないように感じた。最後に直子の服を着たレイコさんと交わるのも意味合いは分かるが寂しかった。小説的な物語展開としてはアリだと思うのだが、最初ヒロイン扱いされていた女の末路としてはどうなのだろう。それよりも緑である。彼女とワタナベ氏のやり取りは純粋に面白かった。少々淫売過ぎる気はするものの、素直に彼女の人間的魅力を楽しめた。下巻の表紙の色となったのも頷ける。キズキと直子は死後の世界で結ばれ、生者の世界でワタナベと緑は結ばれる(可能性が高い)。この最終的な二つのカップルの線引きこそがこの作品の示した文学的可能性……なのだろうか?
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.196
(1pt)

何処が良いのかわからない

私は日頃かなりの本を読むのですが、ノルウェイの森を読み始めてから上巻の中間辺りでやめてしまいました。高校生の時、国語便覧を参考に読書しまくっていたのですが、この本だけは読破するまで読みたいとは思えなかった。がっかりしました。ストーリーも、人物も私にとって何の魅力もなかったので、BOOK・OFFに売ってしまった。今後、読み直してみたいとは思わなさそう。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.195
(1pt)

純文学という名のカモフラージュをした性描写の多い恋愛ライトノベル

上下読みました。何も心に残らない。色々な女性キャラクターとの性描写が豊富なので、男性には青春時代のファンタジーが小説になったようで、楽しめるのかも知れません。私には、登場人物達の浅く見える思考や言動の多くが不可解、時に不快でさえありました。文章は綺麗ですが、それは宝石のカタログの文章みたいなのもので、本質とは全然関係ないけど、読んでいて何となくおしゃれな気分に酔わせてくれるもの、ぐらいの表面的なものしか感じる事ができませんでした。文章として優れた技巧やテクニックや暗喩は理解できますが、ただそれは表面上のもので、そこに本質的な深いメッセージや意味や哲学を感じ取ることができませんでした。主人公の思考があまりにも曖昧で、他人はこんなに曖昧な思考で日常生活を送っているのかと、その点で唯一発見がありました。あまり深い造詣のある本を読んだ事がない人々、もしくは人生で本当の苦悩を経験したことない人々(特に若年層)が、おしゃれな純文学を読んでる自分に酔い知れたい時にはぴったりの小説なんだろう、という印象を受けてしまいました。曖昧模糊とした主人公の一人称形式や、自殺といった要素が純文学の要素なのでしょう。また、性描写やおしゃれな文章も、読者を楽しませる要素でしょう。でも、深さや、哲学や、とにかく心に響くものが何もなかった。思考欠如の曖昧さが文学なのだろうか、という疑問さえ浮かんだ。たぶん、作者と私の感性に接点が一切ないので、共感できる要素を発見できず、とても退屈で浅い小説にしか思えませんでした。男性にとって都合の良い、「純文学という名のカモフラージュをした性描写の多い恋愛ライトノベルって感じです。ファンの人、すいません。大学時代に、当時好きだった男性がこの本を好きだと言っていたので、読んでみました。読んで良かったです。その男性とは感性が合わないことが良くわかったので、それ以来、その男性への興味が薄れました。誰かに「この本の良さを理解できない君は、この文学の深さや哲学、繊細さを持ち合わせていないのだ」と言われれば、喜んで「はい、そういう感性は持ち合わせておりません」と答えたい。そういう感性を持ちたいとも、思えないのです。映画化で再評価されているので、「この本がつまらなかった私の感性は腐っているのだろうか」と疑問に思いアマゾンのレビューを見ました。賛否両論で、私同様につまらないとおっしゃってる方も多く、正直安心しました。アマゾンさん、沢山のレビューを読めるシステムを作ってくれてありがとうございます!話がそれますが、映画「アルマゲドン」もしかり。この映画に感動したという人は、私の中では、思考欠如か、よほど映画を見ていない人、薄っぺらい感動に酔う単純な人、という判断をしてしまいます。それと同じように、この「ノルウェイの森」に感動した人は、私の中では「いい人だろうけど、薄っぺらい感動に流されたり、人の意見に流されたり、物事に対して深い洞察を持たない人」と思わざるを得ない。申し訳ないけど。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.194
(1pt)

No way!

しっかり読みましたが、残ったものはこの小説、色んな意味で浅くね? でした。フィクションとはいえ、全てが嘘っぽく感じるのは、一つに登場人物の背景の説明がなさすぎるからではなかろうか?(まぁそれが狙いなのかもしれないけど)賞を取ったものが良いとは限らないし、星を5つつけるなんてぶっちゃけ不思議でしょうがない。ってか面白い。
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森 上 (講談社文庫)より
4062748681
No.193
(3pt)

やめられない やめたくない

映画化、ということで話題になっており、その流れに誘われてこれだけのベストセラー作品を今回初めて読んだ。内容に関しては、「テンポが遅すぎる」「難しい」「感情移入できるわけがない」これに尽きる。村上春樹氏の著書は『1Q84』を手にしたが、どうしても我慢できず、申し訳ないが挫折した経験がある。今回もそうなるかもしれないと思いながら読み進めた。事実、何度も何度ももう読むのなんてやめてしまおうとした。しかし、やめることができなかった。し、やめたくなかった。読み終わって何が得られたかと聞かれても答えることはできそうにない。好きな登場人物はと聞かれたら永沢だ。「俺は空を見上げて果物が落ちてくるのを待ってるわけじゃないぜ。俺は俺なりにずいぶん努力をしている。お前の十倍くらい努力してる」人間というものが理解し合うのはとても難しいし、不可能に近い。それでも私たちはこの不完全な世界の中で生きていかなければならないのだ。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.192
(3pt)

喪失の再生の狭間

現代文学の最高峰と名高いこの小説のテーマでのもある限りない再生と喪失。でも私は、この小説からは果てしなく続く喪失しか感じ取れませんでした。本能で愛し合い、惹かれあい、悲しみの果てにまた愛し合い。人間らしさといえばらしさかもしれないのですが、そこに読者がどうやって感情を移入し、共感できるかが大きく関わってくるのではないかと思います。この小説が当時、一大ブームを巻き起こしたのには、この作品の内容以上に村上春樹という小説家が今までとは違う作風を世に送り出したということが大きかったんじゃないかと思えます。でもやはり、現代文学史の中で名を轟かす人物が書く小説なので文体は美しく、とても綺麗で、作品に吸い込まれていきます。私は村上さんの作品は世界の終わりやねじまき鳥などのハードボイルド系が好みなのもあるのであえてこの評価にいたりました。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.191
(3pt)

もはや使い古されてしまったのかもしれない

この作品を今現在、何の先入観も持たずに評価するというのは非常に難しいのだろう。それはもちろん、ベストセラーになった作品でノーベル賞候補の理由にもなっているなどの名声が故だ。そして、この作品から感じ取れる虚無感や不器用さが、この作品以降、多くの場所で取り込まれているのも理由であると思う。 文章は非常に上手で、比喩もユニークな表現が多い。ただ、それだけだ。そこにある空気感を伝えることにおいて、ここにある多くの描写は必要なものかもしれないが、残念ながらそれらはストーリーにおいて、また作品の個性を主張することにおいては役に立っていない。意味のわからない会話でも、登場人物のキャラクターを描く上で重要になったりする場合はよくあるが、この作品においては単純に、「ちょっと変わった奴」という程度の認識しか受けない。ただこの作品を読むと、パートナーがいる人は必ずその人を抱きしめたくなるのではないだろうか。人の愛情とは、その温もりを通して伝わるものなのかもしれない。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.190
(1pt)

文章を読ませる力があるも、何も残らない

期待値が大きかったせいか、残念な気持ちで読み終わってしまった。村上春樹特有の言い回しで文章を読ませる力は感じられるも内容に乏しいと感じてしまったのと、書いた時代の古臭さを感じてしまう。病に関する事や性に関する受け止め方が古く、現代の感覚とのズレが生じてしまい、素直に感情移入出来なかったのかも。一昔前なら良かったのですが…という残念な結果でした。またもう少し時間がたてば違う取り方になるかもしれません。 ノルウェイの森 上 (講談社文庫) ノルウェイの森 下 (講談社文庫)
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162
No.189
(3pt)

下巻を読んで読み方が変わる

有名な作家の代表作ということで、手にした本。下巻まで読むんなんて私にはきわめて珍しい。 上巻に続いて、正直、何を言いたいのか、はっきりと言い出せない感じがした。 やはりこれは芸術作品なのだろう。正解はない。これが一番、作者の言いたかったことという「正解」はなく、おそらく、今の社会に対して、あれもこれも言いたいことがある、言いたいことをありったけ入れ込んでみようというような思いで描かれていたのではないか。 だから、正解なんていうのはなく、自分自身が読んで何を感じ取ったのか、その部分が唯一の自分にとって正解なのだと思う。読んで不思議な気持ちになった。 ただ、上巻と違って、下巻を読んで私が感じたのは、ワタナベ君を表現する、文中の「僕」の言葉が、次第に読み手、すなわし私自身であるかのような錯覚をしながら読んでしまう点。 だから、正直、心に響くものがあった。なんか、人間社会というのは、きれいさっぱり、分かりやすい形ではなく、人間の心もものすごくいろいろなパターンがある。そういった矛盾、人間の心の奥にある繊細な部分に関して「僕」は、壊れやすい心をもちながらも一生懸命、向き合っている。何よりも、何か、正しいもの、人生の正解を見つけに、探しぬいている。そんな姿を「僕」に感じた。この「僕」は決して、ワタナベ君のことではなく、私自身のことでもある。そういう読み方をさせた村上春樹という人物の、筆力は、やはりすごいものがあるのではないかとも思った。ほかの人の感想をぜんぜん、読んでいなかく、この作品がなんなのか、正直、型どおりの理解はまったくしていないのだが感じたままに書いてみた。青春期の葛藤という部分で、恋、肉体関係などがはずせないテーマではあるのだが、私自身も昔の恋や大切だった人を思い出し、思わず恋慕した。 とりあえず、この作品は松山ケンイチが主人公で映画化されたが、どのように表現するのか、かなり興味がある。内容的にポルノ的な部分の描出ってかなり必要だとも思うし、なんか展開的に起承転結みたいな感じの作品じゃないから、映画向きではまったくないだろうに、それを映画させたのだから、映画の内容が気になります。映画を見れば、作者が何を言いたかったのか、一応、世間的な常識は分かるかもしれない。
ノルウェイの森(下) Amazon書評・レビュー: ノルウェイの森(下)より
4062035162